認知症支援(予防教室・認知症初期集中支援チーム・ケアパス)
更新日:2018年11月29日
水巻町では、認知症の人、その家族、介護をしている人が、安心して暮らせる地域づくりに取り組んでいます。
認知症は、いろいろな原因で脳の細胞の働きが失われたり、動きが悪くなったりして、記憶力や判断力などに障がいがおこり、生活に支障をきたす脳の病気で、誰にでも起こる可能性があります。
歳をとると誰でも忘れっぽくなりますが、これは「老化によるもの忘れ」です。この「老化によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」の区別が難しいため、「あれ?」と思ってもそのままにしてしまいがちです。
認知症を完全に治すことは難しいですが、医療機関で適切な治療をすることで、症状の進行を遅らせることはできます。そのため早期発見・早期対応が大切です。「あれ?」が、認知症のサインかもしれません。
少しでも気になったら、かかりつけ医や水巻町地域包括支援センターに相談してください。
からだも脳も若返り教室(認知症予防教室)
「最近もの忘れが気になってきた」という方にお勧めの認知症予防教室です。
教室に参加し、運動や頭の体操などで認知症を予防しましょう。
認知症家族交流会「おれんじファミリー水巻」
認知症の人を支える家族などが、互いに日々の悩みや想いを気軽に話したり、情報交換をできる場として、認知症家族交流会「おれんじファミリー水巻」を開催します。
「気分転換をしたい」「初めての介護が不安」など、気軽にご参加ください。
若年性認知症交流会
福岡県では、今年度も県内4カ所で、若年性認知症交流会を開催します。
交流会の場を通じて、若年性認知症の人やその家族同士で日頃の不安や悩みを相談したり、情報交換をしてみてはいかがでしょうか。
認知症初期集中支援チーム
認知症が疑われるが病院受診につながっていない、認知症の診断を受けたが介護サービスを拒否するなどの相談に対応します。医療職や介護職の専門職のでチームと地域包括支援センターの職員にて、その方にあったサービスにつなげるよう支援します。
認知症サポーター養成講座
認知症に対する正しい知識や理解を持ち、認知症の支援者となる方を養成しています。受講後にはサポーターの証となる「オレンジバッジ」をお配りします。
水巻町チームオレンジ「おれんじサポーター」
認知症サポーター養成講座を受けて「実際に認知症の人の手助けがしたい」と思われたサポーターには、もう少し詳しい認知症の知識が得られる「ステップアップ講座」も受講可能です。
ステップアップ講座受講修了者は「おれんじサポーター」としてチームオレンジで活動することができます。
徘徊高齢者等探索サービス、はいかい高齢者等SOSネットワーク
認知症等により行方不明となった場合に、地域の支援等を得て、早期に発見・保護ができることを目的としています。
水巻町認知症ガイドブック(水巻町認知症ケアパス)
認知症の進行や状態に応じて利用できるサービスの流れ(認知症ケアパス)を整理し、認知症ガイドブックとしてご紹介します。
≪以下【詳細はコチラ】の内容≫
認知症初期集中支援チーム
認知症になっても、本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域で暮らし続けることができるように、医療職や介護職の専門家でチームを組み、認知症が疑われる人やその家族に対し、早期診断・早期対応に向けた支援を行います。
活動の主な内容
- 訪問支援の対象者に対し、早期の支援を行うための訪問活動を行います。
- 訪問活動の中で、相談に応じ対象者の支援の方法を検討します。
- 対象者を適切な医療機関への受診に繋げたり、介護保険サービスや福祉サービスなどを利用できるように支援します。
訪問対象者
- 40歳以上で、在宅で生活しており、かつ認知症が疑われる人
- 認知症の人で次の1または2に該当する人
- 医療サービスや介護サービスを受けていない人、または中断している人で以下のいずれかに該当する人
- 認知症の診断を受けていない人
- 継続的な医療サービスを受けていない人
- 適切な介護サービスに結び付いていない人
- 認知症と診断されたが介護サービスが中断している人
- 医療サービスや介護サービスを受けているが、認知症による症状が強いため対応に困っている人
- 医療サービスや介護サービスを受けていない人、または中断している人で以下のいずれかに該当する人
認知症初期集中支援チームへの相談の流れ
- 認知症の鑑別診断を受けさせたいけど、本人が受診を拒否している
- 認知症の治療をしていたが、本人が勝手に中断して困っている
- 認知症の症状が強いのだが、介護サービスを拒否して困っている
- 物忘れが激しく、家の鍵や健康保険証・通帳など大切な物をよく紛失するようになった
- このような認知症に関連することで困っている場合は、水巻町地域包括支援センターに相談してください。
- 認知症初期集中支援チーム員が対象者の自宅を訪問します。
- 認知症初期集中支援チームと認知症地域支援推進員などで「チーム員会議」を開催し、対象者への支援の方法を話し合います。
- 支援方法に基づき、訪問して対象者の支援を行います。
認知症サポーター養成講座
認知症を正しく理解し、認知症の人やその家族を見守る応援者となるための「認知症サポーター養成講座」です。
認知症サポーターは特別な資格ではなく、困っている人がいたら声をかけるなど、自分のできる範囲で認知症の人の杖となる活動をするものです。
受講料
無料
参加人数
5人以上(要相談)
申し込み
水巻町地域包括支援センター(役場・包括支援係内)
電話番号(代表)093-201-4321
水巻町チームオレンジ
チームオレンジとは
「チームオレンジ」とは、認知症の方やその家族の生活支援ニーズ等とおれんじサポーターがつながる仕組みのことです。
国は令和元年に「認知症施策推進大綱」を策定し「共生」と「予防」を両輪とする施策を推進しています。そのもとで、令和7年までに全市町村でチームオレンジを整備するよう目標が設定されています。
水巻町では令和5年4月より、チームオレンジの活動が始まりました。
おれんじサポーターとは
認知症サポーター養成講座を受けて“実際に認知症の人の手助けがしたい”と思われたサポーターには、もう少し詳しい認知症の知識が得られる「ステップアップ講座」を準備しています。
ステップアップ講座受講修了者は「おれんじサポーター」としてチームオレンジで活動することができます。
チームオレンジの活動
(1) 認知症カフェでの交流
町内の認知症カフェへの参加、サロン等の企画・運営
(2) 研修等での普及啓発
小中学校向け認知症サポーター養成講座への企画・運営
(3) 地域での見守り・傾聴
地域の認知症の方や家族への見守り・話し相手など
認知症の人と上手に関わる自信がない場合でも、例えば「街中で道に迷っている認知症と思われる人を見かけたら声をかける」「近所の認知症の人を見守って、時々お話しする」それも立派なチームオレンジの活動です。日常生活の中で無理せずできる範囲のことで構いません。認知症の人もそうでない人も住みやすい町を目指しましょう。
水巻町認知症ガイドブック(水巻町認知症ケアパス)
水巻町では、「認知症になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができる社会」を目指して、認知症の人やその家族が「いつ」「どこで」「どのような」支援を受けることができるのか、認知症の進行や状態に応じて利用できるサービスの流れ(認知症ケアパス)を整理し、認知症ガイドブックとしてまとめました。ぜひ参考にしてください。
水巻町おれんじケアパス(認知症ガイドブック)
このページの担当部署
福祉課 包括支援係
電話番号:(代表)093-201-4321
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