広報みずまき2026年3月10日号(特集)
更新日:3月10日
遠賀郡・中間市合同企画 「ごみ」?それとも「資源」?
3月18日は「世界リサイクルデー」、30日は「ごみゼロ国際デー」です。
限りある資源をどう循環させるかは、世界共通の課題であり、私たちの身近な暮らしとも深く関わっています。
毎日の生活で何気なく捨てているものは、本当に「ごみ」でしょうか。それとも、まだ使える「資源」でしょうか。
この特集では、リサイクルを通じてごみとの向き合い方を考えます。
【リサイクル(RECYCLE)】

ごみや使い終わった製品を資源として再利用すること
遠賀郡・中間市のごみ事情
遠賀郡と中間市のごみは、遠賀・中間地域広域行政事務組合(以下「組合」)が処理を担っています。今回
は、ごみの現状を中心に、担当者の真崎聡(まさき さとし)さんと旗生憲一(はたぶ けんいち)さんに話を聞きました。
遠賀・中間地域広域行政事務組合

Q.ごみの量や処理方法などを教えてください
真崎:約13万人が暮らす遠賀郡と中間市では、家庭や職場、店舗などから多くのごみが出されています。令和6年度の排出量は、年間約3万5千トンで、そのうち約3万トンを占めるのが可燃ごみです。
1人が1年間に出すごみの量は、住民の皆さんのご協力により、年々減少傾向にあります。(グラフ1)
可燃ごみ、不燃ごみ、粗大ごみは、岡垣町にある遠賀・中間リレーセンターに集められます。
可燃ごみは焼却処理が必要ですが、組合では焼却施設を保有していません。そのため、焼却は施設を持つ北九州市に委託しています。
不燃ごみと粗大ごみは、リレーセンターで破砕処理を行い、取り出した金属は売却。どうしてもリサイクルできないくずのみ、岡垣町の最終処分場で埋め立てています。
一方、ビン・カンやプラスチック製容器包装、ペットボトル、紙パックなどのリサイクル可能な資源ごみは、中間市の中間・遠賀リサイクルプラザへ搬入。ここで分別と圧縮を行い、再資源化して収入にもつなげています。

ごみの処理は費用がかかる・資源ごみは収入になる
ごみ処理費用の単価は年々増加
Q.ごみの処理費用はどのような傾向ですか
真崎:ごみの処理には、運搬費や焼却費、人件費など、さまざまな費用が必要です。
さらに近年は、人件費や物価の上昇が続いています。1人が1年間に出すごみの量と処理費用を比べると、グラフ1のとおり排出量は減少している一方、グラフ2に示す処理費用はほぼ横ばいで推移しており、処理単価が年々高くなっていることが分かります。
こうした費用の財源は、ごみ指定袋の料金やリサイクルした資源ごみの売却による収入のほか、市や町からの負担金です。資源ごみのリサイクルを進めることが、各市町の負担軽減につながります。

捨てている資源ごみをリサイクルへ
Q.どうすればリサイクルを進めることができますか
旗生:家庭から出される可燃ごみの中には、資源として活用できるものが少なくありません。内訳を見ると、可燃ごみとしてしか出せないものは38.1%にとどまる一方、リサイクル可能な資源ごみが23.7%を占めており、分別によってリサイクルを進められる余地があることが分かります。(グラフ3)
中でもペットボトルは「きちんとリサイクルされている」というイメージを持たれやすい品目です。しかし実際には、可燃ごみに1.73%混入していると推計されています。これは飲み残しも含めた数値で、ペットボトル本体だけでなく、中に残った水分まで費用をかけて焼却しているのが現状です。このほか、紙類などが多
く混ざっています。(表1)
一つ一つの分別は、小さな行動に見えるかもしれません。しかし、その積み重ねが資源を無駄にしない循環を生み出していきます。
再生品“ 家具” を販売中!

中間・遠賀リサイクルプラザでは、ごみとして出された家具などを再生し、販売しています。年に1回の入札販売に加え、在庫品は常時販売中です。ぜひ一度、チェックしてみてください。
注意:令和7年度の入札販売は終了
- 中間・遠賀リサイクルプラザ(外部サイトにリンクします)
中間市垣生1300
電話番号:093-245-5374
各市町のイメージキャラクターたちが紹介!
正しい分別で資源ごみをリサイクル

資源ごみは、ごみ指定袋や地域の集団回収で出すほか、身近な公共施設やスーパー、コンビニエンスストアなどに設置している「拠点回収ボックス」も活用してみましょう。
拠点回収ボックスに出せるもの
ペットボトル


食品トレイ

トレイの出し方に注意!
トレイはレジ袋などに入れず、そのまま拠点回収ボックスに入れてください。プラスチック製の卵パックなどは、回収の対象外です。プラスチック製容器包装の指定袋で出しましょう。
紙パック


水洗いと乾燥の徹底を

拠点回収ボックスに出す資源ごみが汚れているときはありませんか。
汚れているとリサイクルできないだけでなく、周囲のきれいな資源ごみまで汚してしまいます。十分に水洗いし、乾かしてから入れてください。
コンビニエンスストアなどで購入し、その場で飲食した容器も、すぐにボックスへ入れず、一度持ち帰って洗ってから出すようにしましょう。

- 中間・遠賀リサイクルプラザに搬入された資源ごみは手作業で分別し、異物や汚れの混入を防ぎます。(写真右)
- せっかく資源ごみに出しても、汚れがひどいものは分別ではじかれ、可燃ごみなどで処理されます。(写真左)
「電池」は回収ボックスへ
スマートフォンなど、身近な家電に内蔵されている「リチウムイオン電池」。捨て方を誤ると発火し、大きな火災につながります。
遠賀・中間リレーセンターでは、こうした電池が原因と見られる発火が年間100件以上発生。作業中のごみ収集車から出火した事例もあります。
リチウムイオン電池などのあらゆる電池類は、ごみ袋で出さず、市役所や町役場、組合に設置している「電池回収ボックス」に入れましょう。
外せないときは小型家電回収ボックスに入れましょう。

岡垣町「びわりん&びわすけ」
他の主な資源ごみ、生ごみの出し方
プラスチック製容器包装


容器包装以外は“ 可燃ごみ” へ
素材はプラスチックでも、それ自体が商品であるものは容器包装ではありませんので、可燃ごみで出しましょう。

- バケツ・洗面器
金属製は不燃ごみ - 灯油ポリタンク
中身を使い切って可燃ごみ - 浴槽のふた
指定袋に入らなければ粗大ごみ
生ごみ

余った食品の“ 寄付” を受付中
寄付された食品は、支援を必要とする人に配布します。詳しくは問い合わせてください。
問い合わせ
役場環境係 電話番号:093-201-4321
古紙・雑がみ・古着

家庭ごみ分別ガイドブック

今回紹介したもの含め、詳しくはガイドブック(外部サイトにリンクします)に掲載しています。
今日の分別が、いつもの暮らしにつながる

ごみの分別は、むずかしいことではありません。忙しい日もあれば、余裕のある日もあります。できるときに、できる分だけで大丈夫です。「今日はここまで」。その気持ちで続けていくことが大切です。
きちんと分けられた資源ごみは、もう一度使われる道へ進みます。そのことで、ごみの処理にかかる費用を抑えることにもつながります。
毎日の分別は、気づかないうちに私たちの暮らしを支えている――。今日、分けたその一つも、大切な一歩です。
問い合わせ
- 役場環境係
電話番号:093-201-4321 - 遠賀・中間地域広域行政事
務組合 業務第1課
電話番号:093-293-3581
このページの担当部署
企画課 広報係
電話番号:(代表)093-201-4321


