広報みずまき2022年6月10日号(特集)
更新日:2022年6月8日
移動販売スーパー「元気カー」 あなたの近所がスーパーマーケット!!
見て・触って・選べる 買い物の醍醐味がココに!
車がないけん買い物に行けん
こういった声が全国的に増えている中、水巻町でも「買い物に行きたいけど行けない」という買い物困難者が増えている状況です。
町の4人に1人が70歳以上
令和4年3月31日時点で、町の70歳以上の人口割合は25・8%で、4人に1人の割合となっています。町は買い物困難者を支援するため、平成28年度から移動販売車を使った買い物支援サービスを始めています。今回は移動販売スーパー「元気カー」の魅力にせまります。
300点以上の商品を販売
6年前、民生児童委員の要望から試験的に始まった買い物支援。町はグリーンコープ(頃末北)に協力を求め今では地元から要望のあった町内12カ所で移動販売を実施しています。
商品を積んで走る「元気カー」には肉や生魚、牛乳、卵はもちろん、産直野菜や冷凍食品、パン、お菓子、トイレットペーパーなど300点以上を準備し、うれしいことに販売価格は実店舗と同じです。仮に皆さんが求める商品がなかった場合は、注文を受け翌週お渡しするサービスも行っています。
買い物ができる喜びを永遠に
オススメ商品は、グリーンコープが厳選した新鮮な肉や魚。そして契約農家が栽培した旬な野菜です。1人暮らしのお客さんに配慮し、野菜のバラ売りや小分けした肉も販売しています。これ以外にも取材中よく売れていたのが惣菜に弁当にパン。たまには炊事を休みたいとの声が聞けました。グリーンコープによると、惣菜などはお客さんに飽きられないよう毎週メニューを替えて販売しているそうです。
利用者からは、「生協の通販などと違って、手に取って確認できる」や「普通のスーパーより新鮮でイイものが買える」「お店の人や友達とのお話しが好きでいつも来ている」など、喜びの声が上がっています。
私達には「元気カー」が不可欠!
元気カーの利用者と店主。それぞれの立場から意見を聞きました。利用している人だからこそ知っている元気カーの魅力や、店主が行う買い物支援以外の大きな役割について紹介します。
Voice1 利用者
通販では買えない生魚が手に入る
今は自転車で近所のスーパーまで買い物に行けるんだけど、行くことを考えるだけでストレスがかかるのよ。歩いていける猪熊公民館だと、何も気にしないで買い物に行けるので助かってます。
今も昔も生協のカタログ販売で、自宅まで配達してもらっているので、ここでは不足したものを買ってます。カタログ販売や通販だと、どうしても魚は冷凍で届いちゃうんですよね。ここに来れば新鮮な生の魚が買えるので、この移動販売はすごく助かってます。
Voice2 利用者
みんなとのおしゃべりが楽しみ
買い物は2週間に1回とか、定期的に子どもにスーパーに連れて行ってもらっています。この時、必要なものは買うんですけど、元気カーでは卵や生魚を買ってます。卵はやっぱり新しいものを使いたいし、ときどきお刺身とか、生の魚を食べたいんです。近所に新鮮なものを持ってきてくれるので、毎週来てます。
あと、ここに買い物に来て、近所のみんなとお話しをすることが好きなんですよ。いつも友達を誘って、ここに来てます。お
店の人も親切で楽しくお話しながら、買い物を楽しんでます。
Voice3 店主
お客さんの自宅に様子を見に行くことも
お店は買い物支援以外にお客さんの見守りも行ってるんです。お客さんとは積極的に会話して、会話でも楽しめるよう毎日「話題ネタ」を用意しています。もちろん商品も季節商品を多く入れて、楽しめる商品構成を意識しています。
お客さんを楽しませると毎週来てくれる。それが見守りにつながるんです。急に来店が止まってしまったときは他のお客さんに確認したり、分からない時は家まで様子を見に行ったりもするんですよ。
現在、移動販売をしている12カ所
曜日 | 時間 | 場所 |
---|---|---|
月曜 | 10:00 ~ 10:30 | グループホームなのはな(猪熊) |
10:40 ~ 11:10 | 猪熊公民館 | |
13:30 ~ 14:00 | ファミリーマート横(吉田西1丁目 | |
14:10 ~ 14:40 | 吉田公園(吉田西2丁目) | |
14:50 ~ 15:20 | 妙楽寺(吉田東4丁目) | |
15:30 ~ 16:00 | JR 東水巻駅東口 | |
火曜 | 13:30 ~ 14:00 | 吉田三区公民館 |
14:10 ~ 14:40 | 宮尾台公民館 | |
14:50 ~ 15:20 | サクラほーる | |
15:30 ~ 16:00 | 吉田二公民館 | |
木曜 | 14:30 ~ 15:00 | わくわくカフェ(猪熊1丁目) |
16:00 ~ 16:30 | 鯉口団地集会所 |
注:自治会の要望があれば、新たな場所で開店することもできます。
移動販売とは 憩いの場の提供 見守りの側面も
移動販売スーパー「元気カー」は、誰もがいつまでも「見て・触って・選べる」という買い物の楽しさを味わえるよう活動しています。また、買い物支援以外にも、「地域にコミュニケーションの場の提供」や「高齢者の見守り」の役割も担っています。
70歳を超えて、車の運転が不安になったものの、免許証の返納をためらっている人もたくさんいるのではないでしょうか。今回の取材中「最近、免許証を返納したけど、不便になった」という人に何人もお会いしました。そういった皆さんからは「家族から定期的に買い物に連れて行ってもらうけど、1人でゆっくり買い物がしたい」との話しも聞けました。
まずは皆さん、一度お試しください。このお店は毎週決まった場所・時間に開店します。多くの商品と気さくな店主が皆さんを虜にするはずです。
問い合わせ
役場高齢者支援係 電話番号:201-4321
このページの担当部署
企画課 広報係
電話番号:(代表)093-201-4321