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広報みずまき2021年9月10日号(特集)

更新日:2021年9月7日

あなたと町をつなぐ 高齢者支援センター

人生100年時代といわれるなか、住み慣れた自宅でいつまでも安心して暮らしていけるよう設置された高齢者支援センター。しかし、昨年町が実施したアンケートではセンターの認知率が30%にも満たないことが分かりました。高齢者にとってセンターが行うサービスは有難いものばかりです。今すぐに利用することはないかもしれませんが、自分や家族のためセンターが行っている内容を確認してみましょう。

問い合わせ

役場高齢者支援係 電話番号:201-4321

支援センターの人々画像

南部障がい者支援センター(写真上):谷川奈々さん(左側)緒方隆文さん(中央)前田祐子さん(右側)
中部高齢者支援センター(写真中央):元岡あけみさん
北部高齢者支援センター(写真下):瀬口竜作さん

支援センターの縮図

高齢者支援センターとは町が地域の高齢者を支援するため、地元の医療機関や介護施設に運営を委託している機関です。センターは、役場の組織の一つである地域包括支援センターの支所として、さまざまな支援活動を行っています。

昨年、町が実施した「町に住んでいる40歳以上の3千人」を対象にしたアンケート調査では、「高齢者支援センターを知っている」と答えた割合が65歳以上で29・2%、40歳から64歳で25・8%でした。センターは介護・福祉・医療の専門知識をもった職員が、24時間体制でさまざまな相談にのってくれます。「小さな悩みで役場に聞くまでもない」「今は健康だけど、認知症のことを知りたい」「一人暮らしの親が心配でどうしたらいい」など、まずは気軽に電話で相談してください。

65歳以上が対象 無料で24時間年中無休

Q場所は

地域住民をより密接に支援できるよう町を3つの地域に分割して、猪熊・頃末北・吉田南に設置しています。

Q主な仕事は

見守りのための定期訪問や介護などさまざまな相談への助言、役場に行けない人のために訪問して自宅で手続き(代行申請)ができるようにしています。

Q利用できる人は

町に住んでいるおおむね65歳以上の人やその家族です。障がいを持っている人については、住んでいる地域や年齢にかかわらず南部高齢者・障がい者支援センターを利用してください。

Q相談できる時間・費用は

24時間・年中無休で相談できて、費用は無料です。センターは町と契約して公的な活動をしているため、相談内容が外部に漏れることは絶対にありません。

Q役場に相談するのと何が違う

センターの職員は介護・福祉・医療の知識をもった専門の相談員でより迅速に専門的な対応が可能です。また、センターでは日頃から各地域の民生・児童委員と連携しながら手厚い支援を行っています。

高齢者支援センターができること

見守り訪問

本人や家族、近所の人から相談を受け、定期的に訪問して日常に変わりがないか確認しています。

見守り例

  • 1人暮らしで心臓病などの持病を患っていて、発作がいつ起きるか分からない人
  • 1人暮らしをしている親が心配なので、定期的に確認してほしいと家族から依頼を受けた人
  • 家族が認知症を患って、自宅での生活をどうしたらいいのか困っている人

実態把握

65歳以上のみの世帯を対象に、新規で訪問して見守りが必要な世帯なのか、聞き取り調査をしています。事前に世帯の状況や緊急連絡先などを町が把握することで、将来の緊急時に備えています。また、訪問時に相談に乗ったり、利用できそうな町の

福祉サービスの紹介もしています。

代行申請

「介護保険や高齢者サービスを申し込みたいが、体が不自由で役場まで行けない・交通手段がない」人を対象に、センター職員が訪問して自宅で手続きを行っています。

電話相談

介護に不安がある・高齢になったときが不安・町の福祉サービスを詳しく教えてほしいなど、どんな小さなことでも相談を受け付けています。

支援の円グラフ

利用者の声 センター担当者が紹介

高齢者支援センターの魅力を利用者にインタビュー。今回は利用者からの評判の声が多い「見守りサービス」や「あんしん情報名簿の登録」、「代行申請」を紹介します。

センターは利用者の状況や要望に応じて、本人に合ったさまざまなサービスを提案しています。どんなに小さな悩みでも気軽にセンターに電話相談してください。自分に合った解決策がきっと見つかります。

北部高齢者支援センター

電話番号:202-8990

ところ

猪熊1丁目6-40 わくわくデイサービス内

担当地区

猪熊、樋口東、樋口、おかの台、高松、梅ノ木団地、古賀2丁目

中部高齢者支援センター

電話番号:201-1314

ところ

頃末北4丁目2-30 うちわ内科クリニック横

担当地区

古賀1丁目・3丁目、高尾、頃末北、頃末南、中央、えぶり、緑ケ丘、美吉野、鯉口、立屋敷、下二東1丁目・2丁目、下二西

南部高齢者・障がい者支援センター

電話番号:201-8826

ところ

吉田南2丁目9-1 福祉松快園内

担当地区

伊左座、下二東3丁目、二東、二西、吉田東、吉田西、吉田南、吉田団地、宮尾台

センターは私の一番の話し友達(見守り)

北部高齢者支援センター × あふれる笑顔

私が初めてセンターを利用したのは2年前で、庭の枝切りを町に頼んだときです。町に依頼すると、センターの方が来てくれて手続きの書類を作ってくれたんです。始めは私がセンターにときどき電話してたんですけど、途中からは1人暮らしの私を心配してセンターが毎月来てくれるようになったんです。

今の担当者の瀬口さんは来てくれる度に「体調に変わりはない?」「ごはんはしっかり食べれてる?」「薬飲み忘れてない?」って聞いてくれます。「最近物忘れがひどい」って相談したら、「病院に行く日を忘れないように」って居間のカレンダーに大きく書き込んでくれました。中でも、瀬口さんの一番の魅力はすごく聞き上手なところ。だから私の世間話をずっと聞いてくれてます。今では私の1番の話し友達で、瀬口さんが来てくれるのをいつも楽しみにしています。

大貝タミエさん(84歳・猪熊)

見守り画像

北部 瀬口竜作さんの画像

北部 瀬口竜作さん

訪問したときは、笑顔で話しかけて相手が話しやすい雰囲気づくりが大事です。健康だけじゃなく、「趣味」や「大切にしていること」の話しも聞いて、相手から何でも話してもらえる存在になれるように心掛けています。世間話もすごく大事で、定期的に話しをして接していると、ちょっとした変化にも気付いてあげられるんです。

センターは命のアドバイザー(あんしん情報名簿)

中部高齢者支援センター × つなぐ気持ち

元岡さんとの出会いは去年の12月です。11月から病気で入院していて、退院するとすぐに自宅を訪ねてくれたんです。入院していた病院が1人暮らしの私を心配して、頼んだそうなんです。

元岡さんは始めに「あんしん情報名簿の登録」を勧めてくれました。私の緊急連絡先や持病、かかりつけ病院を書いた紙を冷蔵庫に入れようって言うんです。私が倒れた時は、消防隊員がこれを確認してくれるらしいんです。その時は勧められるがまま書いて、専用の筒ごと冷蔵庫に入れていました。

そうしたら今年の5月と7月、意識がもうろうとして2回も救急車を呼んだんです。今回は消防隊員と何とか話ができたけど、今となっては情報名簿があって良かった。勧めてくれた元岡さんに感謝です。私のように1人だと、倒れた時私の状況を伝えてくれる人がいないので、情報名簿はいざという備えに役立ってます。

大野正雄さん(78歳・鯉口)

あんしん情報名簿画像

元岡あけみさんの画像

中部 元岡あけみさん

あんしん情報名簿に登録すると役場でもその情報を管理して、緊急時や災害時に活用できるようにしています。

大野さんは最近、介護保険サービスを利用するようになって、ケアマネが身のまわりのケアをしています。ケアマネが付けば一安心なので、私たちの仕事はちょっと不安がある人や体が悪くなりかけた人を専門職につないでいくことです。

センターは私の知恵袋(代行申請)

南部高齢者・障がい者支援センター × 支援の入口

私自身、実家がパン屋で結婚した後もずっと学校への配達の手伝いをしていました。配達は重い荷物を持って、毎日いろんな高校の売店まで階段を上っていたので足腰はすごく強かったんです。だけど3年前、スーパーの駐車場の車止めでこけてから急に足が悪くなったんです。

そんな不自由な生活をしていたとき、センターが見守りで来てくれて、介護保険の手続きをしてくれたんです。正直、体が不自由で病院には行くけど、他にどこに相談すれば良いか分からなくって。センターの方は話を聞いてくれて、いろんなことを教えてくれました。勧めてくれた介護保険のおかげで玄関やトイレに手すりを付けてもらって、生活がすごく楽になりました。私は足が不自由で簡単に役場に行けないので、手続きの書類を自宅に持ってきてくれて、書き方まで教えてくれるセンターはありがたいです。 新洞純子さん(80歳・吉田東)

代行申請の画像

緒方隆文さんの画像

南部 緒方隆文さん

代行申請で伺ったときは、依頼されたこと以外にも困っていることがないか、話しをよく聞くようにしています。そうすることで相手の本当に困っていることが見えてきて、それを改善するサービスもあわせて提案しています。あと、1回だけの関係で終わるのではなく、今後困ったことがあれば連絡を頂けるよう、相手から信頼される丁寧な対応を心掛けています。

このページの担当部署

企画課 広報係
電話番号:(代表)093-201-4321