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広報みずまき2021年4月10日号(特集)

更新日:2021年4月7日

令和3年度予算 まちづくりを知ろう

令和3年度の一般会計予算額は前年度から3億2000万円減少して103億円となりました。町がどういった事業に取り組むのか、予算の内容を見てみましょう。

新型コロナの影響で個人・法人町民税が大きく減

歳入を財源別に前年度と比較すると、町独自の収入である「自主財源」は3億4407万円減って総額37億2673万円となっています。これは新型コロナの影響で個人町民税や法人町民税などの町税が大幅に減ったことが原因です。また、経常経費を見直したことで、財政調整基金など町の貯金である基金からの取り崩し(繰入金)を減らしています。国などからの補助金や町の借金からなる「依存財源」は2407万円増えて、65億7327万円となっています。国庫・県支出金は、福祉関係事業費が増えたことで国などからの補助金が増えて、地方消費税交付金も大幅に増えています。

普通建設事業費が減り借金返済・医療介護費が増

歳出を性質別で前年度と比較すると、「普通建設事業費」が3億1973万円減って10億7400万円となっています。これは継続して実施している、いきいきほーる前のJR線路下道路拡幅工事やJR水巻駅南口整備事業などの工事費が昨年より大きく減ったことが原因です。町の借金返済にあたる「公債費」は、平成30年度・令和元年度に借りたお金の返済が新たに始まるため、3170万円増えて7億984万円となりました。また、町民の高齢化が進んでいることで後期高齢者医療や介護保険事業への「繰出金」が増加しています。

  • 一般会計歳出
  • 一般会計歳入

令和2年度からの繰越予算

令和2年度予算として配分していたものの事業が完了しなかった予算を令和3年度にまわします。

  • 予算額合計:7億596万円
事業名 予算額
新型コロナワクチン接種事業 1億9,423万円
生活支援商品券発行事業 1億5,494万円
JR線路下道路拡幅工事 1億 540万円
JR水巻駅南口整備事業 1億5,990万円
学校施設等改修事業 6,330万円
その他 2,819万円

一般会計予算額の推移

ここ数年、一般会計の予算額は増加傾向にありましたが、普通建設事業費や人件費などの減少で、令和3年度は減少に転じています。

予算額の推移

その他の会計

令和3年度予算

国民健康保険事業特別会計
  • 31億6,500万円(- 3.7%)

自営業者や退職者などの医療制度を支えるための会計です。主な歳入は国保加入者が納める保険税や県の支出金で、歳出は保険給付費や県への納付金です。

後期高齢者医療特別会計
  • 4億5,700万円(+ 4.3%)

75歳以上の人の医療制度を支えるための会計です。運営は、県内の全市町村が加入する福岡県後期高齢者医療広域連合が行っています。

公共下水道事業会計
  • 収益的収入 7億7,067万円(+ 2.0%)
  • 収益的支出 8億3,346万円(+ 1.5%)
  • 資本的収入 7億5,971万円(-13.5%)
  • 資本的支出 9億5,998万円(- 6.9%)

下水道の整備や促進などを行う会計です。財政状況を分かりやすくするため、一般企業と同様の会計制度を採用しています。

用語辞典

歳入

  • 自主財源
    国や県に頼らず町が独自に確保できる財源
  • 依存財源
    国や県からの補助金や借金など他に依存する財源
  • 繰入金
    町の貯金である基金から取り崩すお金
  • 使用料および手数料
    施設利用者などが負担するお金
  • 地方交付税
    どの市町村に住んでいても、一定水準の行政サービスが受けられるように、国から市町村へ交付されるお金
  • 国庫・県支出金
    特定の事業に対して、国や県から町に支出されるお金
  • 町債
    町債財源不足などを補うために借り入れるお金

歳出

  • 扶助費
    児童や高齢者、障がい者などの支援に使われるお金
  • 人件費
    町長や教育長、町職員の給与など
  • 補助費等
    各種団体への助成金や一部事務組合への負担金
  • 物件費
    旅費や交際費、需用費のような消費的な性格を持つ経費
  • 繰出金
    一般会計から国民健康保険事業特別会計などへ繰り出すお金
  • 普通建設事業費
    道路や学校、図書館などの建設事業に使われるお金
  • 公債費
    町の借金(町債)の返済に使われるお金

令和3年度 重点的な事業

令和3年度平成30年度から10年間の事業計画を定めた第5次総合計画。この計画では、私たちの町「水巻」をさらに住みやすくするための基本構想が掲げられています。この構想の中心である5つの「になる宣言」をもとに、新しく取り組む事業や取り組みを強化した事業を中心に紹介します。

戦略1 子育てにやさしい町になる

第二保育所

【継続】 クラブの充実

  • 9,625万円

小学校6年生まで受け入れている児童クラブは、放課後の児童の見守りと健全な育成を目的として全小学校に設置しています。昨年度から運営を業者に委託して預かり時間を延長できるなど、保護者が働きやすい環境を支援しています。

【拡充】保育体制の支援強化

  • 4,345万円

保育士の不足は待機児童の増につながるため、各園が採用した保育補助者などの賃金を補助し、保育士の奨学金返済を支援することで、保育士の働きやすく確保しやすい環境を整備します。また、待機児童解消のため、保育定員を増やす目的で施設改修を行う園に対し、工事費を支援します。

戦略2 学びあう町になる

タブレットを使用した学習

【拡充】ICT教育の推進

  • 5,388万円

小中学校の児童生徒1人につき1台のタブレット端末を使用して、分かりやすい効果的な授業を実施します。また、各教室への電子黒板の設置を進めます。

【継続】小・中学校施設改修

  • 4,688万円

伊左座小学校の屋上防水工事や吉田小学校の体育館改修工事、小学校のグラウンド改修や中学校の部室改修に伴う設計など、教育環境を整備します。

【拡充】小・中学校運営の充実

  • 475万円

地域学校協働推進員を配置し、地域・保護者とともにより良い学校運営を目指します。

戦略3 健やかで支えあえる町になる

すまいる*すまいる健康体操

【継続】障がい福祉サービス事業

  • 6億円

障がいのある人が住み慣れた地域でいきいきと生活できるよう、ヘルパーによる介護や家事援助、施設での生活介護や訓練など、さまざまなサービスを実施しています。

【継続】子ども医療費の無償化

  • 1億1,536万円

平成28年10月から中学校3年生までの子ども医療費を無償化しています。今後も子どもたちが安心して過ごせるよう、引き続き子育て世代の支援に取り組みます。

【新規】中学生異文化交流の推進

  • 150万円

今年度から夏休みに中学生が留学生との異文化協働体験事業を行います。

戦略4 居心地のいい町になる

水巻駅南口駅前広場計画図

【継続】JR水巻駅南口整備事業

  • 2億4,907万円

駅周辺の車両混雑の解消や歩行者の安全を確保するため、平成30年度から令和4年度の計画で駅南口のロータリーの整備や道路の改良を行っています。今年度はロータリーの工事や駅南口駐輪場の整備、歩道の拡幅、交差点の改良などを行います。

【継続】通学路の安全対策

  • 2億6,300万円

子どもの安全を確保するため、いきいきほーる北側のJR線路下道路の拡幅工事や歩道がない通学路への歩道整備など安全対策を実施します。

【継続】道路・橋の改良工事など

  • 1億800万円

町内の老朽化した道路や橋を計画的に補修して、安全なまちづくりを進めます。

【継続】災害への備え

  • 3,349万円

平成30年7月に土砂災害が発生した頃末小学校裏山の防災工事設計や備蓄食糧の購入など、災害に強いまちづくりを進めます。

【拡充】危険な空き家を減らす取り組み

  • 500万円

空き家など老朽危険家屋が放置されて、地域の安全や景観が損なわれないよう所有者に最大50万円の解体補助金を支援します。申請数が増えているため、昨年度より予算額を増額します。

【拡充】危険なブロック塀撤去を支援

  • 80万円

災害時の避難経路などの安全を確保するため、道路に面した危険性が高いブロック塀の撤去を支援します。今年度から助成額を最大16万円まで拡大します。

【継続】町営住宅の外壁改修工事など

  • 1億6,750万円

町営住宅は長期間に渡って、安全な暮らしが維持できるよう定期的に外壁を改修しています。今年度は高松・二町営住宅の外壁改修を行います。

【新規】吉田町営住宅住替事業

  • 8,700万円

吉田町営住宅1棟から36棟の入居者を対象に住替事業を実施します。

戦略5 働ける町になる

町内に家を建てる大工

【継続】商工業者への支援

  • 3,050万円

働ける場所の維持拡大につながる商工業者への支援として、低金利で保証料無料の融資制度を継続します。

【継続】農業用水の安定供給

  • 1,200万円

農業用送水管の漏水が年々増加しているため、県の補助金も活用しながら計画的な改善を行い、農業用水の安定供給を図ります。

【継続】プレミアム付き地域商品券事業

  • 500万円

昨年度も実施したプレミアム付き地域商品券事業を今年度も実施します。

その他  "水巻いいね”と言われるための戦略

家族

【継続】住宅を取得しやすい環境づくり

  • 3,150万円

他市町村と比較して、水巻町で住宅を取得しやすい環境を整えるため、新築や中古の住宅を取得した人に最大30万円の定住促進奨励金を交付します。また、中古物件を取得して2年以内に建て替える人には最大60万円の解体補助金を支援します。

【継続】グッズを活用したシティプロモーション

  • 300万円

毎年、好評である町のPRポロシャツを販売します。6月上旬から販売予定で、詳しくは広報みずまきなどで順次お知らせします。また、キーホルダーやベビーTシャツも引き続き販売し、町の公式キャラクター「みずまろ」を含めた町のPRに積極的に活用していきます。

このページの担当部署

企画課 広報係
電話番号:(代表)093-201-4321