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広報みずまき2020年4月10日号(特集)

更新日:2021年2月11日

令和2年度予算まちづくりに必要なお金

令和2年度の一般会計予算額は、106億2,000万円となり、前年度から3億5,000万円増加しました。

令和2年度に、町がどういった事業に取り組むのか、予算書の内容を見てみましょう。

  • 問い合わせ 役場財務係 電話番号:(代表)093-201-4321

繰入金や国庫支出金は増額 分担金および負担金が減額

歳入を財源別に前年度と比較すると、自主財源全体では1,063万円の増額の40億7,080万円となっています。これは、消防ポンプ自動車の購入やえぶり小学校・頃末小学校体育館内部改修工事などの影響で、町の貯金である基金からの繰入金が増えています。また、幼児教育・保育の無償化や公立保育所施設型給付費の計上を見直したことにより、分担金および負担金が減額となっています。

依存財源全体では3億3,937万円増額の65億4,920万円となりました。これは、JR水巻駅周辺整備事業や二・吉田町営住宅外部改善工事などの実施に伴い国から工事費や事業の一定割合を補助金として受け取る国庫支出金が1億5,010万円増額となったことが大きく影響しています。

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人件費、建設費は増額 物件費が減額

歳出総額を性質別で前年度と比較すると、人件費が2億2,015万円増額の16億755万円となりました。これは、法改正のため、現在採用している臨時職員を会計年度任用職員に変更し、賃金などを物件費から人件費に組み換えたことで、人件費は増額し、物件費は減額となっています。

普通建設事業費では、前ページに挙げたJR水巻駅周辺整備事業や二・吉田町営住宅外部改善工事などのほか、通学路安全対策工事、道路改良工事、頃末小学校体育館裏山の防災工事などの事業で、1億6,679万円増額の13億9374万円となっています。

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一般会計予算額の推移

平成27年度から一般会計の予算額は増加傾向にあります。これらは主に、公共施設の老朽化に伴う施設改修費やJR水巻駅周辺整備事業などの普通建設事業費が年々増加していることが原因と考えられます。

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その他の会計

特定の財源でその事業を行う場合は、特別会計を設けて一般会計と別に管理することができます。町の特別会計には、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計があります。

公共下水道事業は、経営状況を明確化するため、公共下水道事業会計を設けています。

【令和2年度予算額】

  • 国民健康保険事業特別会計
    自営業の人や退職者などの医療費を給付する会計です。医療費を支える歳入は、保険税や県の支出金、歳出は、保険給付費と県への納付金が大部分を占めています。
    32億8,500万円
  • 後期高齢者医療特別会計
    75歳以上の人の医療制度を支えるた
    めの会計です。運営は、県内の全市町村が加入する福岡県後期高齢者医療広域連合が行っています。
    4億3,800万円
  • 公共下水道事業会計
    公共下水道の整備や促進などの事業を行う会計です。財政状況を見える化するため、一般の企業と同様の会計制度を採用しています。
    • 収益的収入 7億7,553万円
    • 収益的支出 8億2,141万円
    • 資本的収入 8億7,793万円
    • 資本的支出 10億3,088万円

用語解説

【歳入】

  • 自主財源 国や県に頼らず、町が独自に徴収する財源
  • 依存財源 国や県から町に受け入れる財源
  • 繰入金 町の貯金である基金から、必要に応じて取り崩すお金
  • 使用料および手数料 施設利用者などが負担する料金収入
  • 地方交付税 どの市町村に住んでいても、一定水準の行政サービスが受けられるように、国から市町村へ交付されるお金
  • 国庫・県支出金 国や県が特定の事業への使い道を指定して、町に交付するお金
  • 町債 財源不足などを補うために借り入れるお金

【歳出】

  • 性質別分類 予算・決算を分析するための分類で、人件費などの性質別に分類したもの
  • 扶助費 高齢者や障がい者、児童などの支援に要する経費
  • 物件費 旅費や交際費、需用費のような消費的な性格を持つ経費
  • 補助費等 団体への助成金や、一部事務組合への負担金
  • 繰出金 一般会計から特別会計などへの支出
  • 普通建設事業費 道路、学校などの建設事業にかかる経費
  • 公債費 借り入れたお金(町債)を返済するための経費

 

令和2年度当初予算

町の魅力を増やしていきます みんなが住みたい、戻ってきたい町へ

平成30年度から10年間の事業計画を定めた第5次総合計画。

その中心である5つの「になる宣言」をもとに、新しく取り組む事業や取り組みを強化した事業を中心に紹介します。

  • 問い合わせ 役場財務係 電話番号:(代表)093-201-4321

学びあう町になる

  • ICT教育の推進 4,909万円

小学校・中学校の無線LAN環境整備、電子黒板やタブレット端末、プログラミング教材などの導入を行っています。より教育効果の高い学びを実現するため、引き続きICT支援員を配置し、ICT教育の推進に取り組みます。

  • 小学校・中学校施設改修 4,072万円

えぶり小学校・頃末小学校体育館内部改修工事、水巻南中学校グラウンド防球ネット増設工事など、それぞれの小学校・中学校の実情に応じた教育環境を整備します。

  • 小学校・中学校運営の充実 444万円

地域・保護者・学校がともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、子どもたちの成長を支えるため、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)の設立を目指します。また、教員の負担軽減や専門的な指導強化のため、部活動指導員の配置を継続し、吉田小学校では、水泳指導の民間委託を実施します。 

健やかで支えあえる町になる

  • 障がい福祉サービス事業 6億円

障がいのある人が住み慣れた地域で、いきいきと生活できる町づくりを推進します。ホームヘルパーの介護が受けられる居宅介護や介護者が病気になったときなどに利用する短期入所など、さまざまなサービスを実施しています。

  • 子ども医療の無償化 1億2,369万円

町内に住む中学校3年生までの子どもたちの医療費無償化を平成28年10月から行っています。今後も、子どもを産み育てやすい町として、子育て世代の支援に取り組みます。

  • 体育施設の充実 779万円

スライダープール塗装コーキング整備工事や多目的グラウンドベンチおよび支柱改修工事など、利用者の快適・安全なスポーツ環境の整備に努めます。

  • 運転免許証返納支援事業 321万円

平成31年4月以降に運転免許証を自主的に返納した人、更新しなかった人にタクシーチケットを交付し、高齢者の外出を支援します。

働ける町になる

  • 商工業者への支援 3,723万円

働ける場所の維持拡大に繋がる町内商工業者への支援として、制度融資資金・保証料の補助のほか、地域活性化イベント事業の補助を継続します。

  • プレミアム付き地域商品券事業 500万円

例年、実施しているプレミアム付き地域商品券の補助事業を今年も実施します。水巻町商工会や地元商工業者とともに地域の消費を喚起させ、地域の活性化を促し、働ける場所の維持拡大を図っていきます。

  • 農業用水の安定送水 1,620万円

農業用水送水管の老朽化で漏水箇所が年々増加しているため、引き続き県の農村整備総合事業補助金を活用して計画的な改善を行い、農業用水の安定供給を図ります。

  • 消費生活センターの充実 437万円

多様化する悪徳商法や複雑化する契約上のトラブルなどにスムーズな対応ができるよう消費者行政の充実に努めます。

 

子育てにやさしい町になる

  • 児童クラブの充実 1億297万円

全ての小学校に併設した児童クラブで小学校6年生まで受け入れ、待機児童ゼロで開所時間を延長します。そのために、運営を民間に委託し、保護者が働きやすい、子育てしやすい環境を提供していきます。

  • 保育体制の支援強化 746万円

保育環境の充実のため、保育士不足に悩む町内保育施設を支援し、保育士の業務負担の軽減や働きやすい職場環境を整備します。

居心地のいい町になる

  • 通学路の安全対策 3億6,674万円

いきいきほーる北側のJR高架の拡幅工事、交差点の改良や歩道整備など通学路の安全対策を実施します。

  • JR水巻駅周辺整備事業 3億602万円

水巻駅周辺の車両混雑の解消や歩行者の安全確保のため、詳細設計、ロータリーの工事や用地の確保などを行います。

  • 町営住宅の外壁改修工事など 1億7,500万円

町営住宅の経年劣化の改善や予防などを行い、二町営住宅などの外壁改修や車いす対応住宅の整備を行います。

  • 道路・橋の改良工事など 1億2,100万円

吉田ぼた山跡地への大型店舗出店に伴う交通量の増加が予想され、周辺道路を改良します。また、老朽化した道路や橋の補修を行います。

  • 防災への備え 8,000万円

平成30年7月に土砂災害が発生した頃末小学校体育館裏山の防災工事を実施します。

  • 消防対策の推進 4,488万円

町の消防力を強化するため、老朽化の進む消防団の消防ポンプ車両を2台購入し、安全・安心なまちづくりに努めます。

  • 定住促進奨励制度 2,200万円

町への定住を支援するため、町内で新たに住宅を取得した世帯に、最大30万円の奨励金を交付します。

  • 老朽危険家屋等解体支援制度 250万円

老朽危険家屋などを解体する所有者に最大50万円の補助金を交付し、住環境の改善および良好な景観の維持を図ります。

その他の事業

  • シティプロモーション 625万円

引き続き、町の魅力を発信していきます。また、好評である町のPRポロシャツを作成します。昨年、一昨年とポロシャツが早々に売り切れとなったため、今年は発注数を増やす予定です。住民の皆さんへの一般販売時期は6月中旬を予定しています。

  • 公共交通体系の調査 602万円

変化する町の交通事情を踏まえ、公共交通の現状と課題を分析し、目指すべき将来像の調査検討を行います。

このページの担当部署

企画課 広報係
電話番号:(代表)093-201-4321