広報みずまき2026年8月10日号(特集)
更新日:8月10日
私たちのまちを守る消防団
町の安全を守る消防団

火災や河川の氾濫など、町で災害が起こったときに出動するのは、消防署の消防士だけではないこと
を知っていますか。日頃はそれぞれの生業を営みながら、いざというときに活動を行う、「消防団」がいます。
消防を職業としている消防士で組織される消防本部・消防署を「常備消防」、普段は別の仕事に就き緊
急時消防活動を行う団体を「非常備消防」と呼びます。水巻町消防団は、非常備消防に属します。団員は、会社員から個人事業主・主婦とさまざまな人が所属しており、その多くは消防団に入るまで消防とは無縁だった人たちです。
なぜ、火災などの現場に、消防士ではない消防団員が駆け付ける必要があるのでしょうか。
消防団は、常勤の消防士と違い、地域に住む・勤務する人々で構成されています。そのため、地元の地理や住民の状況をよく理解しており、災害が起きた現場にはどんな人が住んでいるのか、現場へはどの経路で向かうとよいのかなど、消火活動や人命救助に役立つ情報をいち早く消防士に伝えることができ
ます。地域をよく知る消防団員がいることは、迅速な消火・救助活動につながるのです。
また、消防署からの消防車が到着するまでの間、初期消火・避難誘導・応急手当なども行います。町民の命を守るために、地域にいるからこそできる役割を担っています。
その他にも、消防団は警戒巡視などの予防活動や、災害時に備えた訓練活動も定期的に行っています。
水巻町消防団には現在約70人の団員がいます。消防団は第1分団から第4分団までの4つの分団に分かれており、各担当区域を守っています。緊急時や訓練の際は、分団ごとに役割が分かれており、それぞれが役割に応じて動きます。
主な活動
火災時の消火活動
避難誘導
訓練活動
風水害や地震などの災害対応
もしものときは待ってくれない

水巻町消防団は、毎月訓練を行っています。消防車が到着するまでの間に、消火・避難誘導・応急手当などを行えるように、実践的な訓練を何度も繰り返し行います。
梅雨時期は土砂災害特別警戒区域の巡回、乾燥で火災が増える時期は火災の訓練や夜間の警戒活動など、時期により想定される災害に備えて活動の内容も場所もさまざまです。
もしものときは、いつ・どこでやってくるか分からないのです。
なぜ、何度も訓練を重ねるのでしょうか。坪井団長はこう語ります。「災害の現場では、人はどうしても慌ててしまい、混乱が生じます。だから、何度も繰り返し訓練をして、自分の役割の動きや連帯動作を体に覚えさせます。そして、チームワークと指揮系統の確立も重要な目的です。混乱する現場で誰が指示を出し、どう連携するのか、日頃から確認しておく必要があります。これは、町民の命だけでなく団員自身の命を守るためでもあります。訓練を繰り返すことの意図は、地域で災害に強い体勢をつくり、いざという時に迅速かつ、連携して人命と財産を守ることにあるのです」
6月21日は、水巻町図書館前の坂道を使った放水訓練を行いました。坂の上での火災を想定し、坂の下から中継して放水する訓練です。上に向かってホースを転がして伸ばし、団員たちが分担しながら放水場所まで走って引き上げていきます。その表情は真剣そのもので、訓練中は常に緊張感が漂います。迅速に放水場所に向かうと、合図で火災の想定場所へ勢いよく放水します。ホースの角度も細かく調整します。
こうした訓練が積み重なり、連携やどんな状況下でも対応できる力につながっています。
インタビュー

団員 礒嶋敦嗣(いそじまあつし)さん
団員歴 2年
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Q.団員になったきっかけを教えてください
礒嶋:祖父が消防団員だったこともあり、団員から誘われたことがきっかけです。生まれ育った水巻町に貢献したいと思い入団しました。
Q.消防団での活動中、心掛けていることはありますか
礒嶋:先輩団員の動きをよく見て一つ一つの行動を正確に覚えることです。現場では、1人の勝手な行動が危険を招くので、訓練の時からチームワークを大切にしています。
Q.大変なことはありますか
礒嶋:人数が少ない分団だと、少人数で対応せざるを得ないことです。仕事で来られない団員もおり、現場に集まれるのはおのずと少なくなります。1人いるかいないかで状況が変わることもあります。
Q.読者に一言お願いします
礒嶋:消防団と聞くと、ハードルが高く感じるかもしれませんが、温かい先輩が丁寧に教えてくれます。年齢や性別を問わず活躍できる場です。一緒に水巻町を守りましょう。
地域で備える

地域の状況を熟知している消防団がいることが、迅速な対応につながります。消防団の初動対応によって、町民の命・財産が守られることもあります。
現在、水巻町消防団は団員を募集しています。私たちの町を守る消防団に入団してみませんか。
災害は突然やってきます。私たちの安全な生活を脅かす「その日」に向けて地域で備えることが、私たちの安全で安心な生活につながっていきます。
問い合わせ
役場庶務係 電話番号:093-201-4321
このページの担当部署
企画課 広報係
電話番号:(代表)093-201-4321
