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広報みずまき2022年4月10日号(特集)

更新日:2022年4月7日

令和4年度 予算まちづくりを知ろう

令和4年度の一般会計予算額は、前年度から3億3500万円増額して、106億3500万円となりました。町がどういった事業に取り組むのか、予算の内容を見てみましょう。

個人・法人町民税が回復し、自主財源が2億円増

歳入を財源別に前年度と比較すると、町独自の収入である「自主財源」は2億4411万円増額の総額39億7085万円となっています。前年度の新型コロナの影響から少しずつ回復の兆しがみえ、個人町民税や法人町民税などの増収や、ふるさと応援寄附金を前年度から2・5倍の増収を見込んでいます。

補助金や町の借金からなる「依存財源」は9089万円増えて、66億6415万円となっています。これは、社会福祉費や高齢者保健福祉費など行政サービスへの住民の需要の高まりを受け、地方交付税が増額されたこと、新型コロナワクチン接種対策などに対する国庫支出金の増額が要因です。

扶助費が増加 普通建設事業費が減額

歳出を性質別で前年度と比較すると、扶助費が障害者福祉費関連、児童福祉費関連が増額したほか、子ども医療費の無償化の対象を18歳までに拡充したこと、大学生世代を対象に3万円を給付する「次世代エール給付金」を新規計上したことで3億7323万円増加し、27億3035万円となっています。

また、安全な通学路確保のためのいきいきほーる北側のJR高架下道路の拡幅工事やJR水巻駅周辺整備事業が完成をむかえるなど、普通建設事業費が1億4299万円減って9億3101万円となっています。

一般会計歳入

  • 一般会計歳入の表

一般会計歳出

  • 一般会計歳出の表

用語解説

歳入

  • 自主財源 国や県に頼らず町が独自に確保できる財源
  • 依存財源 国や県からの補助金や借金など他に依存する財源
  • 繰入金 町の貯金である基金から取り崩すお金
  • 使用料および手数料 施設利用者などが負担するお金
  • 地方交付税 どの市町村に住んでいても、一定水準の行政サービスが受けられるように、国から市町村へ交付されるお金
  • 国庫・県支出金 特定の事業を行う際、国や県から町に交付されるお金
  • 町 債 財源不足などを補うために借り入れるお金

歳 出

  • 扶助費 児童や高齢者、障がい者などの支援に使われるお金
  • 人件費 町長や教育長、町職員の給与など
  • 補助費等 各種団体への助成金や一部事務組合への負担金
  • 物件費 旅費や交際費、需用費のような消費的な性格を持つ経費
  • 繰出金 一般会計から国民健康保険事業特別会計などへ繰り出すお金
  • 普通建設事業費 道路や学校、図書館などの建設工事に使われるお金
  • 公債費 町の借金(町債)の返済に使われるお金

一般会計予算額の推移

昨年度、一般会計の予算額は減少しましたが、扶助費や積立金などの増額で、令和4年度は増加に転じています。

  • 一般会計予算額の推移の表

その他の会計

特定の財源でその事業を行う場合は、一般会計とは別に管理することができ、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療特別会計、公共下水道事業会計があります。

令和4年度予算

国民健康保険事業特別会計

32億5,600万円(+ 2.9%)

自営業者や退職者などの医療制度を支えるための会計です。主な歳入は国保加入者が納める保険税や県の支出金で、歳出は保険給付費や県への納付金となっています。

後期高齢者医療特別会計

4億6,200万円(+ 1.1%)

75歳以上の人の医療制度を支えるための会計です。運営は、県内の全市町村が加入する福岡県後期高齢者医療広域連合が行っています。

公共下水道事業会計
  • 収益的収入 7億7,688万円(+ 0.8%)
  • 収益的支出 8億2,248万円(- 1.3%)
  • 資本的収入 7億3,663万円(- 3.0%)
  • 資本的支出 9億2,697万円(- 3.4%)

公共下水道の整備や促進などの事業を行う会計です。財政状況を分かりやすくするため、一般企業と同様の企業会計制度を採用しています。

問い合わせ

役場財務係 電話番号:201-4321

令和4年度当初予算 ~住みよき水巻の実現へ~

平成30年度から10年間の事業計画を定めた第5次総合計画では、私たちの町「水巻」をさらに住みやすくするための基本構想が掲げられています。この構想の中心である5つの「になる宣言」をもとに、新しい事業や取り組みを強化した事業を中心に紹介します。

その他 水巻いいね!と言われるための戦略

次世代エール給付金 3,150万円 (新規)

新型コロナの影響を受けている大学生世代を支援するため、1人3万円を給付します。

住宅を取得しやすい環境づくり 3,100万円

町内で新たに住宅を取得した世帯に最大30万円の定住促進奨励金を交付します。また、住宅新築のために古家を解体する人に最大60万円の古家解体支援補助金を支援します。

シティプロモーション 160万円

毎年好評の町のPRポロシャツを販売します。詳しくは広報みずまきなどで順次お知らせします。また、町の公式キャラクターみずまろを積極的に活用し、町の魅力を発信していきます。

居心地のいい 町になる

道路・橋の改良工事など 2億3,494万円

老朽化した道路や橋の補修などを行います。また、交差点の改良や歩道整備など通学路の安全対策に努めます。平成29年度から実施してきた、いきいきほーる北側のJR高架下道路の拡幅工事が今年度完了します。

JR水巻駅周辺整備事業 1億6,682万円

水巻駅南口のロータリーや歩道、駐車場の整備を行い、駅周辺の車両混雑の解消や利便性の向上、歩行者の安全を確保します。平成30年度から始まった当事業も今年度で完成となります。

高松町営住宅の外壁改修工事 2億1,750万円

安全な暮らしが維持できるように老朽化した外壁を改修 します。

吉田町営住宅住替事業 5,468万円

吉田町営住宅1棟から36棟までの入居者を対象とした住替事業を実施します。

災害への備え 901万円 (新規)

遠賀川の水位を監視するカメラの設置し、町のホームページからリアルタイムで確認できるようにします。

またえぶり小学校に防災用の備蓄品を保管する防災倉庫を設置し、災害に強い町づくりに努めます。

安全で美しい町づくり 500万円

老朽化して倒壊の恐れや著しい破損がある危険な空き家などを解体する費用を、最大50万円補助する老朽家屋等解体支援事業を引き続き実施し、住環境の改善や良好な景観の維持を図り、安全安心な「住みよき水巻」の実現に努めます。

学びあう 町になる

小学校・中学校施設改修 2,879万円 (新規)

伊左座小北校舎増築工事設計や猪熊小駐車場整備工事、水巻中バックネット改修工事、吉田小教室後方棚改修工事などそれぞれの学校の実情に応じた教育環境を整備していきます。

小学校・中学校運営の充実 787万円

子どもたちの健やかな成長を支援するため、スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー、感染症拡大防止のためのスクールサポートスタッフを引き続き配置します。また、全国でバスケットゴールの事故が報告されているため、小学校・中学校で点検し、児童の安全確保に努めます。

働ける 町になる

商工業者への支援 3,683万円

働ける場所の維持拡大に繋がる町内商工業者への支援として、制度融資資金・保証料の補助を継続します。

農業用水の安定送水 1,200万円

農業用水送水管の老朽化で漏水箇所が年々増加しているため、引き続き県の農村整備総合事業補助金を活用して計画的な改善を行い、農業用水の安定供給を図ります。

子育てにやさしい 町になる

子ども医療費の無償化 1億2,500万円

これまでは中学校3年生までが対象だった医療費の無償化を、令和4年度から18歳までに拡充することで、子育て世帯の負担軽減を図り、子育てにやさしい町の実現に努めます。

施設の改修工事 3,724万円

老朽化している猪熊児童クラブや第二保育所の改修工事を行い、子どもたちが安全に過ごせる環境を整備します。

健やかで 支えあえる 町になる

障がい福祉サービス事業 6億5,000万円

障がいのある人が住み慣れた地域でいきいきと生活できる町を目指します。ホームヘルパーの介護が受けられる居宅介護や介護者が病気になったときなどに利用する短期入所などさまざまなサービスを実施します。

高齢者健康推進事業 2,841万円 (新規)

町内に開業した水巻天然温泉「いちょうの湯」の入浴料の助成や施設の利用体験事業を行い、高齢者の健康増進を図ります。

障がい者用駐車場の整備工事 1,452万円 (新規)

中央公民館に屋根付きの障がい者専用駐車場を整備し、利便性の向上を図ります。

問い合わせ

役場財務係 電話番号:201-4321

このページの担当部署

企画課 広報係
電話番号:(代表)093-201-4321