平成24年 第3回水巻町議会定例会(第2回継続会)会議録
更新日:2021年2月17日
議事日程
日程第1 一般質問について
- 新緑会(美浦喜明・池田稔臣・入江弘)
- 吉田ぼた山跡地隣接の霊園開発について
- 公共下水道の進捗状況について
- 学校におけるいじめ問題について
- 公明党(川本茂子・松野俊子・志岐義臣)
- 本町における防災と防災教育について
- 9月議会での水道事業統合に向けての取り組みについて
- 精神障がい者福祉施設建設について
- 吉田ぼた山隣接の町有地侵奪について
- オランダ国際交流について
- いじめ対策について
出席議員
1.出席議員
- 1番:川本 茂子
- 2番:廣瀬 猛
- 3番:津田 敏文
- 4番:出利葉 義孝
- 5番:井手 幸子
- 6番:岡田 選子
- 7番:松野 俊子
- 8番:志岐 義臣
- 9番:柴田 正詔
- 10番:舩津 宰
- 11番:小田 和久
- 12番:美浦 喜明
- 13番:池田 稔臣
- 14番:入江 弘
- 15番:白石 雄二
- 16番:吉武 文王
2.欠席議員
なし
3.議場に出席した議会事務局の職員
- 局長:手島 圭吾
- 係長:大辻 直樹
- 主任:野村 剛史
4.地方自治法第121条の規定により、議場に出席したもの
- 町長:近藤 進也
- 教育長:太田 俊夫
- 総務課長:堺 正一
- 企画財政課長:篠村 潔
- 管財課長:原田 和明
- 産業建設課長:荒巻 和徳
- 上下水道課長:原田 利春
- 学校教育課長:中西 豊和
- 生涯学習課長:村上 亮一
- 福祉課長:内山 節子
- 健康課長:吉田 奈美
- 住民課長:佐竹 直彦
- 税務課長:入江 浩二
- 会計管理者:古賀 貴志枝
- 図書館・歴史資料館館長:佐藤 久義
議事録
平成24年9月11日
午前10時 開会
議長(川本茂子)
出席16人、定足数に達していますので、ただ今から平成24年第3回水巻町議会定例会第2回継続会を開会いたします。
日程第1 一般質問について
議長(川本茂子)
日程第1、一般質問について。これより一般質問を行います。1番、新緑会、池田議員。
13番(池田稔臣)
新緑会を代表して、一般質問いたします。
最初に吉田ぼた山跡地隣接の霊園開発について。吉田ぼた山跡地隣接の霊園開発については、業者が無断で町有地8,800平方メートルを開発し、水巻町は甚大な被害を受け、警察は水巻町役場を捜査して約2年を経過しています。警察も、近藤町長に被害届を出すように言われながら、近藤町長は被害届を出さずに現在に至りました。町民の皆さんも、これはおかしいと多くの方が言われています。そこで、次の質問をします。
1番、町有地の山林(8,800平方メートル)が無断で業者に造成され、町有地を守らなければならない近藤町長は、なぜ、被害届を出さないのか。早く警察に被害届を出してください。
2番、私達9人の議員が折尾警察署に告発して早や1年半。警察が水巻町役場を捜査して約2年。近藤町長が被害届を出さないから、まったく進展がなく、境界についても、近藤町長は業者と覚書を交わしているが、覚書通りになってない。どうなっているのですか。
2番目、公共下水道の進捗状況について。公共下水道については、もう十数年前から取組まれ、町民の大きな要望です。田中町政・矢野町政は他の町に追いつくため、先行投資をされてきました。
最近は、先行投資も減額されているようですが、町民の声として、水道事業に多額の投資をするなら、公共下水道にも先行投資をして頂きたいとの声を多くお聞きしています。そこで質問します。
1番、水巻町全体の公共下水道の進捗状況は、どのようになっていますか。
2番、近年、公共下水道の先行投資が、削減傾向でありますがなぜですか。公共下水道の借金60億円あると聞いていますが、今後の財政状況の見通しについて、お聞きしたい。
3番、町民の方から、水道事業に多額の投資をするなら、公共下水道にも多額の先行投資をし、早急に町民の要望である、公共下水道100%目標達成してほしい。近藤町長はどのような考えですか。
3番、学校におけるいじめ問題について。大津市立中学校でのいじめ問題をはじめ、小中学校等におけるいじめ、それに伴う自殺者の問題が全国で取りざたされ、テレビ・新聞で報道されています。
子ども同士のいじめだけではなく、教職員等もそれに加担するなど、いじめを受けている生徒は、逃げ道がなく自ら命を絶つという、痛ましい状況が全国で多発傾向にあります。そこで、以下の点について質問いたします。
水巻町内の学校における、いじめ等の把握とその対策についてどのようになっていますか。
2番、北九州市については、今月いじめ問題について、すべての生徒を対象にアンケート調査を行おうとしていますが、水巻町としてはアンケート調査を実施されますか、お尋ねします。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
新緑会の池田議員の質問にお答えします。
はじめに、吉田ぼた山跡地隣接の霊園開発についての質問にお答えします。
1点目の、町有地の山林が無断で業者に造成され、町有地を守らなければならない近藤町長は、なぜ被害届を出さないのか、早く警察に被害届を出してくださいとのお尋ねですが、顧問弁護士に相談して、実際に現地が切土、盛土されていることによる経済的な損失はない、との見解を得ていますので、被害届を出す必要がないと考えております。
法的に被害を訴えるとなると、その行為によって受けた経済的損失に対することになると思いますが、今回の場合、山や谷が平地になることで利用価値が上がったり、隣接地への枝葉の侵入による剪定費用などの維持管理費の軽減もあり、自然破壊による損失などと比較した場合に被害として訴えるだけのものでないと考えます。
2点目の、私達9人の議員が折尾警察署に告発して早や1年半、警察が水巻町役場を捜査して約2年、近藤町長が被害届を出さないから、まったく進展がなく、境界についても、近藤町長は業者と覚書を交わしているが、覚書通りになってない、どうなっているのですか、とのお尋ねですが、開発者に対して、平成23年3月31日締結の「町有地の返還についての覚書」を踏まえて、町で復元した警察境界位置に変更するように、平成24年1月31日に「永久杭変更の申し入れ」を配達証明付郵便にて通知いたしました。
その後、平成24年2月23日に、相手方より内容証明郵便が届きました。内容は、境界位置の差異が具体的にどのように違うのか、また、平成23年5月2日の双方の立会の協議はどのような内容であったのか、最後に今回の町の申し入れについては、いかなる法的根拠に基づいているのか、という趣旨の回答文でした。
再度、顧問弁護士に相談をしまして、平成24年3月7日に2回目の申し入れの通知を行いました。内容は、法的根拠につきましては町の所有権に基づき行うものであり、平成24年4月2日までに回答もしくは申し入れ事項が履行されない場合は、法的手続きをとることになりますと申し添え、内容証明郵便にて通知いたしました。
その後、平成24年4月2日に開発者本人が文章を持参されました。内容は、平成24年2月23日到着の回答文の趣旨が町に十分に理解してもらえていないこと、また境界は双方の立会の元で行われるのが当然であること、最後に私の申し入れが不承知の場合、当方としても弁護士を持って対応していく所存でございます、となっておりました。
その後、顧問弁護士に相談し境界確定裁判の訴訟を起こす準備を進めてまいりましたが、相手方の代理人である弁護士から、再度現地立会の申し入れがありましたので、現在対応を検討しているところです。
次に、公共下水道の進捗状況についての質問にお答えします。
1点目の、水巻町全体の公共下水道の進捗状況は、どのようになっていますか、とのお尋ねですが、平成23年度末の当町の進捗状況は、計画区域面積804ヘクタールの内、下水道処理可能区域である下水道処理面積は395.75ヘクタール、全世帯数1万2千834世帯の内、供用開始世帯は9千300世帯、また、下水道処理世帯である水洗化世帯は供用開始世帯の内、8千127世帯、人口的には、行政人口2万9千588人の内、下水道処理可能人口である処理人口2万1千398人、また、下水道処理人口である水洗化人口は、処理人口の内1万8千866人となっており、下水道普及率は72.3%となっております。
この下水道普及率について、全国では75.8%、福岡県では77.4%となっており、政令指定都市を除く福岡県の平均は、57.2%であります。
全体計画としましては、福岡県、中間市、鞍手町、遠賀町、水巻町で施行しております遠賀川下流流域下水道事業 において、計画目標年次を平成32年度としておりましたが、昨年度末に下流流域全体の進捗状況や行政人口を基に、将来の計画人口、計画汚水量等諸元を見直し、計画目標年度を平成37年度に変更いたしました。
これに伴い、この下流流域に属しています当町も遠賀川下流流域下水道事業に合わせ、事業の計画目標年度を平成37年度とし、整備を進めております。
2点目の、近年、公共下水道の先行投資が、削減傾向ですがなぜですか。公共下水道の借金が60億円あると聞いていますが、今後の財政状況の見通しについてお聞きしたい、とのお尋ねですが、近年、公共下水道事業に対する国の補助金が削減傾向にあり、昨年度は、要望額の約60%しか補助金が配分されず、今年度も要望額の約80%しか配分されておりません。
以前どおりの規模を維持しながら整備を進めたいところではありますが、町の財政を考えた場合、工事に対する町の単独費用は少しでも抑えなければなりませんので、今後も国の補助金の動向を見ながら、整備を進めていきたいと考えております。
また、公共下水道では、平成23年度末で約61億円の企業債残高を有しております。この金額は、今後整備が続く間増加していき、平成37年度には約69億円に達すると予想されます。
現在、公共下水道会計には、一般会計から年間3億1千万円の繰入をしており、町の財政事情を考慮すると、これ以上の金額を繰り出すことは難しいと思われます。
今後は、少しでも一般会計からの繰出金を減らせるように下水道の接続率を高めるための普及啓発を行っていきたいと考えております。
3点目の、町民の方から、水道事業に多額の投資をするなら、公共下水道にも多額の先行投資をし、早急に町民の要望である、公共下水道100%目標達成してほしい、近藤町長はどのような考えですか、とのお尋ねですが、公共下水道は、まだ整備段階でありますので、計画的かつ効率的に進めていくことが必要であり、限られた人員で安全に整備を行うためには、現在の事業量が適切であると考えております。
しかしながら、1日でも早く公共下水道100%となるよう整備を進めていきたいと考えております。
学校におけるいじめ問題については、教育長に答弁をさせます。以上です。
議長(川本茂子)
教育長。
教育長(太田俊夫)
学校におけるいじめ問題について、ご質問にお答えいたします。
1点目の、水巻町内の学校における、いじめ等の把握とその対策についてどのようになっていますか、とのお尋ねですが、まず、いじめ等の把握についてですが、福岡県教育委員会が策定した「いじめ早期発見・早期対応の手引」に示されている、教師のための「いじめの早期発見のためのチェックリスト」を活用するよう学校に指導しております。
このチェックリストは、児童生徒の登校時から下校時までの1日の学校生活を時系列で8分割してとらえるようにし、それぞれに必要な児童生徒を捉える視点と、それに対する教師自らが児童生徒を見る具体的なポイントおよび教師自らを振り返るポイントをチェックするものです。
このチェックリストを活用することにより児童生徒が発するどんな小さなシグナルも見逃すことがないよう、いじめの早期発見、早期対応に繋げていきたいと考えております。
また、もし、いじめ等が発見された時の対策ですが、児童生徒に対しては、いじめられた側、いじめた側それぞれに事情聴取および確認を行い、いじめの実態の詳細を把握しております。
被害児童生徒に対しては、心のケアを含め、きめ細やかな援助を行い、加害児童生徒に対しては、単に叱責や謝罪だけでなく、いじめを受けた児童生徒の気持ちになって、自分を深く見つめさせ、自分の責任をしっかり捉えさせるよう指導しております。
さらに、保護者への対応といたしましては、いじめの状況、学校の指導方針や具体的な取組みを正確に保護者に伝え、学校と保護者の信頼関係の構築を図っております。
2点目の、水巻町としてはアンケート調査を実施されますか、とのお尋ねですが、児童生徒に対するアンケートといたしましては、いじめの早期発見や児童生徒の心の状態と心配事の把握を目的として、1学期毎に1回以上、定期的に実施しております。
このほかに、学校側への注意を促す目的で、「いじめの問題への学校の総点検について」と題して、チェックリストを活用した、いじめ早期発見の取組みや、学級活動、道徳の時間を活用した啓発授業などを実施しております。
議長(川本茂子)
これより、再質問をお受けいたします。はい、入江議員。
14番(入江弘)
14番、入江です。私は、ぼた山の隣接の霊園開発、これについて質問したいと思います。
町長の答弁を見ますと、顧問弁護士に、町有地が、山林が無断で業者が造成されて、面積も8,800平方メートル、これを無断で造成されたのに、顧問弁護士に相談して、現地に多分行かれて切土、盛土がされていることを経済的損失はない、こう回答されているわけなんですけれど、要は被害届出す必要なない、顧問弁護士が言われてます。
それで町長にお聞きしたいのは、私の1点目に質問の無断で業者がブルドーザーで町有地8,800平方メートルを押されて、そして顧問弁護士は、このことについて、どういう見解をされたかをお聞きしたいと思います。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
8,800平方メートルというのは、それはマスコミの発表であって、事実がどうであったのかということはまったく調査もしていませんし、わかっておりません。
境界を越えて造成をしたということは、当時の執行部は造成を許可したわけですから、その継続の元に私が引き継いだわけですから、その境界の確定を急ぐということが、私の責任だというふうに思っております。
細かい点につきましては、当時を振り返って過去の議事録、あるいは以前も言ったか言わないのか言い間違いみたいなものを、ここでテープを流されましたけども、そのようなことを同じように確認をされて、その8,800が弁護士に聞く必要があったのかどうかも含めて、ご検討していただきたいと思います。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
町長、私が質問しているのは、8,800平方メートルの内容じゃないんですよ、5,000平方メートルでもいいんですよ。今、8,800平方メートルは警察がマスコミに公表した面積なんですよ。
そして、私が今、質問したのは、あなた顧問弁護士に聞かれて、ブルドーザーで押されても経済的な損失はない。こういうことでこの顧問弁護士のことを何回でもここで報告されているんです。
ところが、じゃあ我々が悪いのか、そこを私聞きたいから、あなたが、私の言ってる無断業者に造成された、一方的に何もわからなく、これを顧問弁護士に聞かれて、なんていう返事があったかというその質問なんですよ、それを答えてくださいよ。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
質問の趣旨がですね、私の回答とは噛み合わないということは、以前からの承知のことだと思いますが、あくまでも私どもは、あったことの事実について、顧問弁護士にこれまでも相談してまいりました。
だけども、私どもの解決に向けての取り組みと、あなたのおっしゃることとは、まったく逆行しておりまして、まったくすれ違いばかりでございます。
あくまでも顧問弁護士の見解によりますと、新聞報道による8,800は、そこにマスコミのタイトルも、たいへんな誤解を生むような、霊園の4割は町有地であるというふうなタイトルが載せられましたけども、中身をよく読んでくださいと、私は言いましたよね。
その当時の中身には、そういう疑惑だと、都市計画法違反の疑いありと、霊園の4割が町有地だなんていうことは、まったくありません。
そういうことからも、5,000であろうと、8,800であろうと、そこに関知するものは、当時の町長、そして執行部が造成を許可したところから始まってますので、そこに原点振り返って、調査をするということになりますと、調査特別委員会は議会の権利ですから、調査権を行使して、関係者を呼んで、百条委員会を開催し、そこに私も含めて、すべて、そこで明白になるんではないかと思います。
そういった証人喚問なりをやっていただいた方が、より明確になろうかというふうに思います。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
私の質問の内容がわからないと、町長。私はあなたが顧問弁護士を、わざわざ行って、入江が無断業者で造成されたのを、あなたどう思いますか、その答えだけを求めるだけなんですよ。何も尾ひれ広げて話す話じゃないから、改めてお聞きします。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
そちら側からの質問によります回答は冒頭申し上げたとおりでございます。
あくまでも弁護士に相談し、見解を述べたに過ぎませんんので、それは弁護士に相談しろという議会の要求もありましたし、私どもとしましては、即座に弁護士でなくても、これまで過去にも無断使用の経過がありましたので、それにならって協議をしながら進めているのが実情でございます。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
まったく町長との意見のかみ合いが、合わないっていうよりも、むしろ私の質問に簡単に答えられるだけでいいんですよ。
あなたが我々、新緑会に出された回答を見てもね、顧問弁護士に切土、盛土をされて経済的な損失、要は顧問弁護士は経済的な損失がなければ、罪になりませんよ、こういうこと言われたと思うんですよ。
ところが山や谷が平地になって、それによって近藤町長が利用価値が上がったって、これ顧問弁護士が言われてるんですよ。
あるいは枝葉が侵入してきて、それによる清掃、また自然破壊による損失などと比較したときに、被害として訴えるだけのものじゃない、自然破壊、何が自然破壊があるんですか、あそこで。
それと比較して、金銭的にこれから比べればはるかに今のがいいですよというような回答ですけど、再度、顧問弁護士に入江が町有地の山林、無断で業者に造成されたと、このことの話があったと思うんですよ。
私は1点目でしとるから。だから、それの回答だけを求めるだけです。それだけで簡単なもんです。話をされたかされなかったか、あるいは顧問弁護士がどういう話をされたか、それだけです。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
冒頭に申し上げたとおりでございます。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
そしたら、この町有地に山林が無断で業者に造成された、このことに対して顧問弁護士は、いや、これは罪やないよと、こう言われたんですか。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
そういったことを質問通告書に上げていただかないと、弁護士に再確認できませんので、今後はそのように改めていただきたいと思います。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
あくまでも、あなたがこれ回答したんですよ。町長自ら回答されたんでしょう、これ自分で書いて、そうでしょう。それなのに、私が枝葉を付けたですか。
1点目の町有地の山林が無断で業者に造成され、町有地を守らなければならない近藤町長はなぜ被害届を出さないのですか、早く警察に被害届を出してください。
そしたら、この事件、2年になるけど、警察が入っていけば、それなりにすべてのことがわかりますから、解決するんですよ。
だから、私が言ってるように無断造成されたことを顧問弁護士に相談されましたか、聞かれましたかって聞いてるんですよ。あなたは、この文章は、その部分が抜けてるんですよ、完全な部分が。
そして顧問弁護士に相談したって、これを出すことによって、我々を、惑わかす言葉なんですよ。
そして、実際に現地に行って、切土、盛土、これは経済的にどうですかって言われたときに、弁護士はこうしか答えられませんよ。
ところが、あなたの前半の私の無断で業者に一方的に造成されたっちいう言葉が抜けとるんですよ。だから、そこを聞きたいっていうんですよ。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
毎回、お答えさせていただいておりますけども、無断、無断て言いますけども、無断じゃないんですよ。実際にちゃんと造成許可を前町長が出しておりまして、それに基づいて工事が行われました。
本来なら完成図面なり、その経過についても、管理監督を怠ってきた、それは前回も怠慢だったという執行部が認めてるわけですから、当時の方が。
その後、完成して、私に完成の届がきたとか、いろいろなこと言われますけど、それまで、まったく私に知らせることなく、前任者がすべてを把握していたということは実態でございます。
造成を許可して完成をするまでに、行政が町有地を管理監督しなかった責任は、どうなるんですか。
そこを問わずして、8,800、あるいは5,500か知りませんけども、そういったことをマスコミが発表したといっても、それは新聞紙上のことで、実際にマスコミは片方の話だけを聞いて、一方の話だけを聞いて、私の方には誰も尋ねて来ない。
警察が入ったといいますけども2年になりますが、当然被害届を出さなくても、警察が調査して2年たっているわけですから、それは調査結果を待つということが筋ではないかと思います。以上です。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
私ね、そんな話は聞いてないんですよ、顧問弁護士の見解だけを求めよんです。それを、あなた枝葉つけて紛らわしい言葉で、私の意見をすり替える、こういう考え方なんですよ。
顧問弁護士というのは、これ誰ですか、水巻町の顧問弁護士のことですか、それともお宅の顧問弁護士ですか、答えてください。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
水巻町で何十年にわたる顧問弁護士と契約いたしております。今だ契約は続行しておりますので、その弁護士に相談を申し上げている次第です。以上です。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
今、水巻町の顧問弁護士に、この町有地の山林、無断で業者に造成された、このことを聞かれたんですか。なぜ、これを聞かれなかったんですか、無断造成を。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
実は、各関係者は警察および検察庁の方に呼び出しを受けまして、今まで何をしてたのかと行政は。その瑕疵責任は非常に問われてまいりました。
そして昨年からも、他の議員からその当時の執行部は何をしてたのかという指摘も受けました。当然、その瑕疵責任は問われるわけですから、そこにいたるまでには、私はその当時の執行部の責任をとがめているわけではありません。
上からの命令なり指示があって、その指導に従ったものと思いますので、その当時の担当者の課長が、すべての責任を押し付けてるというわけでもありません。
だから、いまだに私は、何も処分もしてませんし、その取扱いについては、告発をされなくても、その半年も前に警察が入って調査をしまして、2年はたつけども、その経過を私は待っているのでございます。
そちらから急かされなくても、どうぞ警察の告発をされた皆さんですから、その結果をお待ちになった方がよろしいかと思います。以上でございます。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
議長に何回でも、私質問するんですけれど、肝心な顧問弁護士に何を相談、町長がしたかっていうことが、これは弁護士が一方的な一つの部分だけで相談すると、それに対する回答っていうのは経済的な損失があるかないか、これによって罪、あるいは私の言ってる町有地の山林を無断で業者が造成された、いわゆる不動産侵奪罪ですよ。
これにあたるっていうのを、あなたはこの事実を、まだ55分ありますよ、隠して、なおかつ、部分的なことで弁護士に聞かれたから、こういう回答がでてきたんです。
これ、顧問弁護士に町有地を無断で造成されて、このまま言われると回答をどう言われますか、町長。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
無断、無断と言われましても、話をすげ替えているのはどちらか、それは良く考えていただきたいと思います。何も私は話に枝葉を付けたりしてません。
事実を率直に述べさせていただいて、そして、議会も執行部も双方一体となって、一緒に解決に導くという方向が望ましいのではないかと思います。
見解の違いばかりをお互いに述べても、解決には至りませんので、不毛な議論はすることなく、どうかいっしょに特別調査委員会を開いていただいて、そこで証人喚問なり、関係者を全員お呼びになった方が、得策ではなかろうかと思います。以上です。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
あなたはさっきから百条委員会の設置を町長自らたてなさいと、こんな町長おらんですよ、回答で。全国であなただけですよ、百条委員会たててやれというのは。
これは、我々議員が数名の方が告発して、それから百条委員会たてるんですよ。ところが、あなた自身も議員のときに言われてないですか、警察に入ってきてるんですよ。
これについて百条委員会認められないって。立てる必要もないんですよ。
またね、前矢野町長は、私も、ちょっと記憶は定かやないですけれど、983平方メートルそれプラスあれで千何百平方メートル、これについて期限付きで許したんですよ。
ところがあなたが町長になった途端、8カ月過ぎて、平成23年に何が来たですか、お礼状が来とるやないですか。これはあなたが許可したからお礼状が来たんやないですか。
だから、こういう経済的な損失という言葉がでてくるんやないですか、その点どうなんですか。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
質問の意図がよく理解できておりませんので、要点だけを質問していただければ答えられるかと思います。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
質問の趣旨じゃなく、私はあくまでも顧問弁護士の話をしているから、ところがあなたは、それを話をすり替えて、やれ前矢野町長が全部やってしもうたんや、ところが、これが終わった時点のお礼状が届いたのが平成22年7月21日ですよ。
あなたが町長になったのは平成21年11月14日なんですよ。この何か月か後に一斉に造成が行われてるんですよ。
私は見に行ったことありませんけれど、あなたは、すべてこの出された書類の中から捜査しながら考えて、町長とやってるんですけど、あなたがこの問題を枝葉広げたから、私がそれにつっこんだだけのことですよ。
私はあくまでも顧問弁護士に町有地の無断造成されたのをブルで押してこられて、これは罪にならんのか、この1点だけですよ、答えてください。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
警察の捜査が入ったから百条委員会が開かれないと申されましたけども、これは2006年度の6月の新聞のコピーなんですが、当時、測量費の未払い事件が起こりました。そして、職員の着服事件もありました。
その当時、告発をしているので、その時に呼ばれた元の町長、そして執行部、そういう方々が、証人喚問を受けております。
その時に警察に告発されている以上、その当時の証言は、すべて皆さんは黙秘でございました。
そういった捜査に支障を及ぼすので、お答えすることができませんということにおいて、それを良しとしていたのは、そちらではなかったでしょうか。
そういったところから、特別委員会、百条委員会が設置できないなどというようなことは、ありえないと思います。
そういうことから、いくら私が見解を申しましても見解の相違と、それから弁護士の回答は一方通行、一方通行と申しましても、そういう弁護士は長年にわたって水巻町のことを詳しい方でございます。
この問題については、本来は早く解決できる問題ですが、なにぶん議会と町長との確執があるから、なかなか難しいでしょうねと、弁護士からもそのように言われましたけども、すべてをここでお答えするわけにはいきませんが、これは内部で調査をし、顧問弁護士に相談しながら、解決に向けての取り組みを行っている最中でございますので、あまり横からいろいろ言われましても単なる足引っ張りにしか、私は感じないんですが、あくまでも警察の告発をされているわけですから、その結果をお待ちになった方がよろしいんではないかというふうに思っております。
もう2年もたっておりますので、そろそろ警察の方も回答がでるんではなかろうかというふうに思っております。
無断でしたかどうかにつきましては、当時の執行部が許可をして、長年、完成するまで野放しであったということが事実だったわけですから、その怠慢も認めた以上、そこの責任の所在は、最終的にどう解決させるか、そして今後、どのように対応していくのか、2度とこういうことが起こらないようにしていくということが、私の責任でございますので、それ以上責めを受けましても、私の責任の他にとりようがございません。
どうか見解の違いにつきましては、再度、ご検討をいただきたいと思います。以上です。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
私は、あなたが言われる百条委員会、この一般質問の中でも、私の求めてる意見をあなた言われないやないですか。
百条委員会立ててもまったく同じことですよ。百条委員会の方がまだ悪い。だから一般質問の中で、顧問弁護士がなんて言ったか答えてくださいって言われる。これまったく百条委員会たてたって同じことじゃないですか。
今言えないのが百条委員会の中でなんで言えるんですか。そうでしょう現実的に。あなたいつも尾ひれ尾ひれっち言って、私を責めるっていうけど、私は責めてないんですよ、あなたに質問してるんですよ。
一般質問でわざわざ新緑会で出して、なおかつ、これ回答がないから、それを求めるだけなんですよ。責めてないんですよ、私は。顧問弁護士に言われたとおり言ってくださいよ、どうだったか。
不動産侵奪罪にあたりますよ、あたりませんよ、それだけ言われると、私、顧問弁護士に行って聞きますよ。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
言葉を返すようですが、どなたの弁護士であっても、依頼人の利益に反するような答弁はないかと思います。あなたはあなたの弁護士に相談なさっても結構ですし、町は町の専属の顧問弁護士がございます。
あくまでも私が相談に行くんではなく、担当者が顧問弁護士と話し合ってきております。その受けた依頼については、弁護士は適切に回答をよこしていただいたというふうに私は判断をいたしております。
その質問に、あなたのおっしゃる質問の内容が含まれていたかどうかは別にして、新たにことごとく質問が増えてまいりますと、当初からそういったことが上がっておりましたら、通告書が上がっていたら、当然、私どもも調べていたと思います。
その見解につきましては、あくまでも弁護士と、私ども執行部との見解でございますので、すべてが議会に報告できることかどうかは、私は、それは弁護士が報告していいと、そういう許可をいただいたものについてのみ、これまでも報告をさせていただきました。
その顧問弁護士を疑ってらっしゃるんだったら、顧問弁護士を解任せざるをえないと思います。以上でございます。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
私はそんな尾ひれつけて、顧問弁護士をクビにしたらいいって、そんなこと私言ってませんよ。
私の言ってるのは、あなたが顧問弁護士に相談されて、町有地が無断造成されたことについてどう聞かれましたか、その回答を求めるだけなんです。私は、それだけを求めようだけです。
だからあなたが、いや、これは弁護士が不動産侵奪罪にあたりますよって言われれば、早急にあなたが被害届出せればいいじゃないですか。
さっき2つ目の私の回答に対して、この事件について早急に解決したいって、こういうことを私に今言われたでしょう。だったら被害届出してくださいよ、早く。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
被害届、被害届って言いますけども、私は過去の例に倣って、話し合いで解決していくと、これ行政のスタンスでございます。
あくまでも不動産侵奪罪という罪を行政が押し付けるものではありません。あくまでも、そこには許可した経過がございます。それから長年、そこの現場を管理監督をしてきた責任もあります。
切土、盛土も行われるということは、当然、谷を埋めるわけですから、承知していたと思います。その土はどこから運んでくるのか、そういった一連の経過をすべて担当者は把握していたと思いますし、そのことは当時の町長も、すべて報告済みだというふうに思っております。
まったくそういったことが、私のときに報告なく、引き継ぎもなく、そのような経過措置を知らなかったということから、その旨は検察庁の方でも不思議に思って、確認をされているというのが実態でございます。
どうか、そういった私の責任ばかりを申し立てるのではなく、なぜ、こういうことが起こったのかというところに焦点を当てていただければ、おのずと浮かび上がってくるのではないかというふうに思っております。以上でございます。
議長(川本茂子)
美浦議員。
12番(美浦喜明)
12番、美浦です。この問題は1年半の告発、警察来て2年と、この一般質問で新緑会としては、度々町長に委員会での資料等をそろえて、そして質問してまいりました。
6月は税務課が平成の、ここ持っていますけど、22年の1月に航空写真を撮った、この図面について、いろいろ町長にも質問いたしました。
町長の答弁は前町長の云々と、自分は引き継ぎが無かったというようなことで、いろいろ言われておりますが、これの元々の何がこれが1番問題なのかというのは、確かに前町長の時代に造成協力の許可をしたと、しかし、それを逸脱して、それ以外のところを開発、無断でしたと、これが大きな、我々町民の財産を、議会も行政もそうですが、守らなくちゃいけない。
それが大きな問題であって、顧問弁護士が、私たちの質問に町長が自ら顧問弁護士に相談して、切土、盛土と言われるから、入江議員が先ほどから言われるように、ただ、その1点だけを見れば、町が了解して盛土したんならば、経済効果もあったかわかりませんが、そういう文書的に協力の中に盛土、それから切土、そういう契約はなかったと思ってます。
もともと町が協力をしたのは進入道路の1カ所と、それから沢のところの造成許可と、その2点だけです。
その2点で業者の方もきちっと、水巻町との紳士協定で造成協力まで、水巻町はしてやっとるんですから、それを守ってさえいていただければ、こういう問題はまず起こらなかったということです。
だから、今町長がどうしてこうなったかというのは、業者側が水巻町との造成協力を逸脱して、造成を行ったということが事の発端やないかと。
元々それを自分の土地と町の造成協力さえ守っていただければ、何らこういう問題は起こらなかったし、民間の活性化にもつながったんだろうと、私はそういうふうに認識しています。
そういう中で、近藤町長が前町長の監督不行届きと、今言われているわけですが、この22年の1月の航空写真を見る限りにおいては、あなたが就任して、早11月ですから、2カ月後の写真です。
そして境界の立会の5月ですか、それからあなたに報告があって、お礼状来たという22年の経過をみる。
そういう中で、私が聞く範囲では、この図面から見ると2カ所の造成協力以外に重機が今置いておりますが、ここなんかは全然造成協力と関係ないところ、そういうところが許可もなく、あなたに言わせれば行政の監督が問題だと。
だから、そういうことも含めて、あなたがそれを引き継いだ人間として、我々議会もそうですが、町民の代表として、この町有地の財産がなぜこうなったのか、そんな前町長に1回でも尋ねられましたか。
前副町長にしてもそうです。その当時の担当者のことを、いろいろ言われますが、やっぱり前町長、副町長、許可をしたのはそこら辺でしょう。
だから、あなた自身が前町長に、前副町長に事の真相、あなたは確か引き継ぎなかったから知らん顔と、それじゃあ北九州市との水道問題も引き継ぎなかったですよ。
でも、きちっと職員が何十回として、そしてようやく職員の力で、前町長の礎の中で、行革の中でできたんです。
この霊園、隣接のぼた山も同じことですよ。あなたが引き継いだ、そして、それじゃあ前町長に、なぜこうなったのかと。
そしてあなたの時代に我々が去年の3月の26日に9人、過半数の議員が告発して、あなたは、その後すぐに相手と覚書をしてる。
この覚書の3つありますわね、境界のこと、それから工作物を完全に撤去すること、樹木などを撤去すると。
この覚書、少なくともこの航空写真から見る限りでは、樹木の植栽はこの中にありません。あなたが就任した後に植栽が、はっきりと、ここで証明できる。
それから工作物も少なくとも、重機があるところは何もあってない。
この覚書も、もう1つは警察が測量した境界を基にと、これも71万も公費を使って、そして、いまだに解決に至っていない。
また私たちの2番目の質問にありますけど、相手方の弁護士が、どうだこうだといろいろありますが、やはり、きちっとこの覚書も含めて境界、そして、あなたの時に起こった植栽、工作物、それも認識した中で、あなたが了解したわけやないでしょう、植栽の植えることを。でも、あなたの任期中にこの植栽はこの図面から見るとなってる。
そして工作物も、重機は上の段においては、まだなかった。その後に工作物がなってる。
ということは、あなた自身が引き継いだところで、無断とか無断やない以前の問題で、この覚書の内容は、あなたのほとんど在任中ですね。
そういう認識はあなたにはないかなと思うんです。
だから、私は質問したいのは、まず、この覚書の件、あなたの時代に起こったのがほとんどやないんですか、お答えください。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
私のときに何が起こったのかもまったく理解しておりません。それを知っているのは、当時の課長であり、現地には何度も足を運んでいると。
それから先ほども言いましたように造成を許可して、まったく黙認をするというのは許可したのと同じで、しかも現地には何度も足を運んでおりました。
それは事績を確認しまして、結果がでてきたんですが、前総務課長が今年の3月にその報告書を上げていただきました。
それを見ましても、当時の担当課の方は何度も現地に足を運んでいたと、そして完成後に、私のところに報告があったということでございますので、私はその経過についてはすべて知る由がございません。あくまでも報告に基づく対応をいたしているところでございます。
議長(川本茂子)
美浦議員。
12番(美浦喜明)
それじゃあ、このあなたが広報まで出した、この広報の覚書が締結しましたと、町民の方に報告してますけど、認識してない、理解してないで、よくこういう覚書が広報に載せられましたね。これ誰が作ったんですか、この覚書。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
私の責任において作っております。実はその覚書を町民の皆さんに心配をかけないように作成したのは、その手前において怪文書が多く出回っておりました。
あまりの怪文書に町民が戸惑っておりましたので、町としては、これは放置せずにちゃんと対応してますよということで、経過報告として進捗状況を町民の皆さんに知っていただこうと、取り越し苦労のないように心配のないようにということの措置でございます。
議長(川本茂子)
美浦議員。
12番(美浦喜明)
怪文書かどうか知りませんが、私たちの見解では町長が広報に4月の10日号ですか、強引に職員の制止を振り切って、そしてガリ版刷りか何刷りか知りませんが、そういう自分の何か言い訳か何からしいような文書を全戸に配布した。それも私は納得いかない。
ちょうど我々の選挙、去年の4月に改選時期に議会にも何も報告もなしに、少なくともこの覚書ですら、議会に報告をして、そして、こういう締結をしますと、少なくとも、この水巻の議会は委員会が中心ですから、文厚産建委員会で先方とこういう覚書をしたいが、皆さんのご意見はどうかと、それが町長として、行政を預かるものとしての責任と私は思うんですよね。
ただ町民の皆さんに心配だから、怪文書がでたから、その前に議会に報告すべきでしょう。
この覚書は、私たちは後から知りましたよ、それを、今あなたは一方的に怪文書と町民の皆さんへ、だからと言って何をしていいということでもないです。
4月の10日号に、あなたの何か知らないが、個人的な感想かどうか知りませんが、それを前後に無理無理、間に合わんとこに入れさせ、そして6月の広報には、この覚書、議会が何も相談なく勝手にされてる。
それが行政のトップとしての仕事だろうかと。まして、この覚書の認識はないけど、責任は私にある。これは矛盾しとるんじゃないですかね。
少なくとも、この覚書を理解して、議会の方にも実はと、まあいろいろ縷々あるが、こういうふうに私としては、先方と覚書をしたいんだと、まして、その当時はすでに警察も入ってたんじゃないですかね、その前の年の10月に、そしてその当時総務課長は異動になったと聞いておりますがね、やはりこの大事な覚書に事件を収拾しようという、あなたの心だろうと思いますけど、逆に何もできてない。
まだ、この境界においては、公費を71万使って、そしていまだに、その決定もなされてない。これは、ある程度、法的に解決するのが1番ベストだろうと、私は思っております。
お互いの何もない資料で、ここがどう、ここら辺が境界だろうと言われても、みんな議会も町民も納得しない。
やはり、これは法的にきちっと、この境界は警察の杭で打ったところが水巻の境界だと、水巻町が主張して、そして先方が、それを不服であれば、裁判するんじゃないかなと、思っております。
だから、私は、あなたの今の答弁をこう聞くと、ぼやけるんですよね。つっこむと、いや私は知りません、理解してません。
そして今度は能弁良く前町長、前担当が見過ごしたから、だから見過ごしたらイコール許可をしたと、そんな荒っぽい話はないと思いますよ。
少なくとも、これがあなたの山で、あなたの個人のあれなら、それでいいでしょう。
少なくとも、3万人口の町民の財産を預かる行政のトップ、そして我々は、その代表として、行政をチェックしていく。
予算にしても、そういうものに対して、そういう中で、あなたが見過ごしたから、見過ごしたということは了解してるんだと、そんな荒っぽい理屈にはならないと思うんですよね。
まして、ここが5坪とか10坪程度、ちょっと境界を越したんですよとか、こういう話であれば、あなたの話も理解できんこともない。
少なくとも、私たちもあなたも現地に行ったと思うんですけど、全然関係ないような一山が削られて、そして行政が見過ごしたから、もうこれは許可したものと同じじゃないかと、そういうことで町民の皆さんに説明がつきますかね、あなたの今の答弁で。
私は少なくともあなたが広報のこの覚書を出して、この内容を俺は理解してないんだと、ただ最後は責任俺なんだと、荒っぽい形で、あなたは能弁だから町民の高齢者にも立派な町長さんと、弁が立ってあれやなと、よく評判聞きますよ。
であれば、こういう大事な問題もきちっとすべきだと思うんですよ。ましてこの覚書を締結したのは、あなた。
そして内容は俺は理解していない。そうやけど、あなたが言った言葉ですよ、私が言ってない。
そして行政が見逃したら、もう造成の許可を認めたようなもんだと、その度合いというものがありますよ。
それは、ちょこっとならば、ある議員さんも言った、山の境界は50センチ、10センチずれたってなんちゃあるかと。それもごもっともな話やと。
何もなければそれもいいでしょう。だけど、町が許可した以外を、紳士協定を破って、それ以外のところを造成されたから、今日の大きな問題になっているんじゃないですかね。
まして、無会派の方が明日か、される、顧問弁護士さんと会って、まず、水巻町の町民に断りを言うべきじゃないかとか、そういうようなことを、この一般質問の中で書かれ、あなたたちの答弁の中では、そんなことは必要ないと、それこそ失礼じゃないかなと。
少なくとも水巻町側が仕掛けたんならいいですけど、水巻町側は少なくともきちっと書類的に処理をし、そして協力もし、そして挙句の果ては前町長、前担当課長たちが全責任であぶって叩かれるようなものやないですか。
それを逸脱したところは、いや、そうじゃないんだよと、行政の怠慢なんだよと、そういうあなたがよく言われる、良いことも悪いことも私が引き継ぐんだと、そしてやっていくんだと、最初の頃よく言われていた。
それが今、なにか水道の方は強引に予算を組まれてやっているみたいですけど、それなら同じこの霊園も強引に、少なくとも真相解明、前町長が悪いなら前町長が責任取るべきでしょう。
それには我々議員に百条委員の手の届かない、そこまで調査ができないから、少なくとも司直の手できちっとした形でやったら、少なくとも議会も町民の皆さんも、ましてや、あなたは町民の方に、私はあの霊園関係ないんですよという発言もされてる。
関係ないなら、きちっと被害届出して、少なくとも警察署に相談して、真相解明して、そして1日でも早く、我々もだらだらだらだら一般質問して、これを延ばしていいとは誰も思ってませんよ。
少なくとも解決をしていくには、議会も町民も納得させないと。今の町長の姿勢では納得できませんよ。
顧問弁護士が経済的に被害がないからいいんだとか、それから前町長、前職員が見逃したから、もう造成協力許可したものと同じものだとか、そういうことで一般の町民の方、有識者もいっぱいおられますよ。
それで、あなたの話が通りますか。これが議事録として、インターネットで、私も6月、3月とあなたの答弁、私の質問、行き過ぎはないかと、今日は冷静に対応していこうと思ってる。
6月、3月、あなたの答弁に対して、あなたもそうでしょうけど、感情的に言い過ぎた言葉もあったかもわかりません。しかし、私は考えたんですよ。
もう、水道の事業も10月5日には事業統合になる。そろそろ、この霊園問題もそろそろ片づけていくべきだろうと。
あなたが見解の相違と、平行線じゃない、みんな言うか言わんかですよ。相手方に配慮もするでしょう。別に悪いとは言いません。
だけど、解決をしていくということは、一歩、きちっと明確に精査して、それは前町長が悪ければ、前町長が断りを言わないけん。前担当者もそう、あなたが処分もせないけん。
あなたも引き継いでの、私が最初から説明しているように、覚書の内容のほとんど、あなたが就任しての話ですよ。
新規の話で、前町長の尻拭いを、この覚書であなたがしているわけやない。
この航空写真が証明しているように、あなたが在任して2カ月後に撮った写真で、植栽もなければ、重機のところは工作物も何もない。
この境界線については、造成協力の中で、業者側が業者側の負担で永久杭を打つと、そういうことになってるんでしょう。
それを、そういう風にルールを守っておれば、警察に再度、復元をしたり、71万の公金を使ったり、外柵に十何万も使ったり、文厚委員会その他の委員もいっしょになって現地を何回も行って、そういうこともしなくていい。
あるいは、私たちが質問して云々くんぬんとか言うことやなくて、1つは行政の姿勢であなたが早く片付けろうと、有耶無耶のままじゃ議会も納得いかんと思うんですよ。
少なくとも9人の議員が、あなたも見られたかもわかりませんが、私たちは出してる。少なくとも号外として6月に公明党の3人の方、少なくとも議員の6人の方が、1万枚近く、町民の皆さんに知っていただきたいといって、こういう活動もやっている。
あなたも当然、情報通ですから、ご存じでしょうけど、やはり、これを解決していかなくちゃ、あなたも努力しなくちゃ、議会に対して。我々に理解を求めていくべきでしょう。
私は、そういう姿勢をあなたに、それは、私は今まで縷々言うたけども、見解の相違もしたけれども、いいですよ、境界を早く、警察の復元した杭で、先方に理解していただき、きちっとし、そして、今後どうするのか、やはり他の会派の方が言われるように、本当に町が悪いんですか。町はきちっと許可を降ろしただけですよ。協力しただけですよ。
それを逸脱したのは先方じゃないんですかね。それを見逃したからとかいう話にならないと思う。
だから、私はあなたが、この霊園問題をきちっと解決する姿勢あるんですかね、そこら辺を、話は長くなりましたから、簡単でいいからお答えください。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
本当に解決する考えがあるんであれば、お互いに譲り合うとか譲り合って話合いができたと思うんですよね。
これまで長引いたのは、非常に冷静を装っているかのようにお話をされましたけども、本来の協議はそうではなかったかと思いますが、かつての町長の時代は、造成を許可したことすら議会は知りませんでした。
その後の平成21年1月15日に発行しております、その埋め立てしたところの買受願いを当時の町長に出しておりますが、これについても、ぼた山全体の計画があるので有効に活用したいと、だから、今は売りませんよと。
造成ができてるにも関わらず、売るか売らないかの話をされてるのはどういうことですか。これでさえ議会に報告ないんですよ。
そして、これまでの造成許可が出された以上、谷を埋めるにあたって、どこを切ったり埋めたりしてるのかも、それも監督しないっていう行政がありますか。
ことさら私だけにあなたは責めますけども、私が知らないのは、当然、私のところに正確な情報が上がってこないからですよね。そういったものが、じゃあ、あなたの方にだけ情報が入るんですか。
それから、いろいろと怪文書のことも申しますが、れっきとした議員の名前で出される文書にしても、写真の線引きだって間違っていますよね。
正確な情報をきちんと市民に知らせていただかないと、私どもも執行部から、今までの経過を正しい情報を、私どもに上げていただかないと、あなたのおっしゃる質問にも正確に答弁ができないのではないかというふうに思います。
見解の違う中で、しかも立場が違う中で、顧問弁護士のあり方も含めて、その対応ぶり、そして71万5千円のことを執拗におっしゃいますけども、あくまでも当時の担当委員会からの要請を受けて執行した予算でございますから、私がなんでも勝手に独断でやるというようなことは、以前の行政に比べたら、随分明るい風通しのいい行政になってるんではないかと、私は自負をいたしております。以上です。
議長(川本茂子)
美浦議員。
12番(美浦喜明)
自己自賛は、あんまりされん方が聞き苦しく思いますので忠告しておきます。
それで、先ほどの中で、買受願いが出てきたと、私はあっこの見たら行政として、きちっと文書で断っている、立派なもんやないですか。
何も隠したりなんとかしてないし、何回か買受と、ちゅうことは先方は町有地ということを知ってて、買受をお願いしたと。
その中で許可してないところを勝手にしたという、もっとまた、返って今あなたの発言で買受を業者の方がされてたと、それは5千平方メートル未満の話でしょう。
何回か文書でしたけれど、時の町長が、全体のことがあるからダメだよということを、きちっと断った。
ちゃんとした姿勢じゃないですか、何も悪くないと思いすよ。
行政として、皆さんと判断されてしたと、ということは逆に払い下げの依頼を出したということは、そこは町有地ということを認識されてきとると、その5千平方メートル近くの土地が、今の開発されてるとこだろうと思うんですけど、それを町有地わかっとって開発許可以外のところを、あなたが言う顧問弁護士が言うた、切土してなんして、ああ被害がない、かえって有効になったじゃないかと、そんなことで今の水巻の町民の皆さんが納得できないでしょ。
だから、あなたが悪いとか、前町長が悪いとかやない。
これはあくまでも、きちっと真相を解明して、議会にも町民の皆さんにも、ここまで警察も動いて、そして少なくとも9人の議員が、過半数以上ですよ、9人っちゃ。
議員があなたが動かないから告発をして、告発をすれば覚書じゃ、なんかここにありますがあなたが入れたチラシ、それから、この覚書、これで町民の心配をかけんように私は最善の努力をしたと。
しかし、中身を俺は理解しておらん、最後は俺が責任を持つという、あなたの矛盾したようなところが多々あるけども、少なくとも今あなたが言った中で買受の件についても、きちっと向こうから申し入れがあって、行政としては断ってる。
これがなんら悪いことは何もないですよ。町有地わかっとって、造成協力以外を無断でしたところの方が、私は重いと思うんですよ。
どうですかね、町長さん。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
あなたの見解は見解として受け止めておきます。しかし、行政は行政としてやるべきことはきちんとやっております。
実際に山の造成においては、買受願いがあったから、それは正しいではないかと、そのやり取りをしてることが、さも正しいかのように言いますけども、じゃあ、そのことが今までなぜ議会に報告されなかったのか。
それから造成が違法にされてますよというんであれば、なぜ当時に被害届を出さないんですか。
そのことにだけ目をつぶってきてですよ、ことさら私のときのように、あなた方が今責めてきますけども、その責めを私が受ける必要がどこにあるのかと、私にとっては私の立場で、答弁させてもらってますので。
あなた方の質問に対して的確に答えることはできません。何を答えても否定されるわけですから、そのような不毛な議論はできないというふうに私は考えております。
以上でございます。
議長(川本茂子)
美浦議員。
12番(美浦喜明)
何もかも否定にして、そういうふうな話じゃないでしょう。少なくとも議論をやっているんであって、あなたに喧嘩を売ってるわけでも、あなたに責任をなすりつけてるわけでもない。
だから前町長、前担当が悪ければ、きちっと精査してすべきでしょう。
あなたも水巻町の行政を預かる人として、町民の財産を預かる人として、きちっとこの問題は解決しないといけないんじゃないですかと。ただ覚書じゃなんじゃかんじゃと、あなたはいろいろとやってきておられますけど、私は作り話をしてるわけやない。
あなたたち委員会に執行部が出してきた資料に基づいて質問をしてるんであって、私が1人で絵を描いてあなたを陥れろうと思って云々してるわけやない。
だから前町長にも前担当者にも悪ければ処分すればいいじゃないですか。何もしてくれるなとか言ってない。
だから、あなたにも再度言いたいのは、前町長、前副町長に尋ねられたらいいんじゃないかと。そして私の時はこうだったと、あなたたちのときはどうなんですかと。
そういうことを進めていって、我々の方に前町長にも会いましたよと、そしてこういうふうなことやったですよと、そういうことが一歩ずつの前進じゃないんですかと、私はそう思うんですよね。
ただ、あなたが質問に対して理解できない見解の相違ということで、最後はそういうふうになってしまうんですけど、私はそうやない。
少なくとも我々新緑会として、随分と何回も何回も同じ質問と言われるけどしてきた。
そして今日は先ほど言いました冷静にあなたに対して、全体を含めて、解決の方向に進めていくのはどうなんかなと。
ただあなたがきちっと精査して、議会に委員会に報告しないと、この覚書1つとっても、杭の問題にしても、今、6月から今日までどうなっているかいきさつは、ただ向こうの弁護士さんが云々とかいうような回答がありましたけど、実際のところ最後に、私もう1回聞きたいんですけど。
水巻町の警察が打った杭、復元した杭は、水巻町の境界線、境界杭、永久杭として、町長は認めるんですか。それを認めるか認めんか教えてください。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
ただいま協議中でございます。
議長(川本茂子)
美浦議員。
12番(美浦喜明)
協議中って言われても、このやりとりは委員会、視察、前宇藤課長のときに現地調査のときからずっとあって、警察の杭がなかったもんだから、真相が明らかでないということで、復元をしたら、差異はでてますよね30平方メートルくらい。
ただ、私が言ってるのは、水巻町の立場として、検討してるのは相手方と境界のどうだこうだのやりとりはあるかもわかりませんが、あなた自身、水巻町は71万使って復元した、あなたも発言した警察の杭の上に境界杭を打ったんだと、何回も発言されてます。
これは皆さんが知ってる話です。私が作って言ってる話じゃない。
そうした中で、私が再度、今、どういったやりとりがあってるか私は知りませんが、あなた自身が少なくとも警察の復元した杭が、水巻町の永久杭というふうに思われてるのか、それとも復元した杭は、永久杭とは思ってないと、検討してるっていうことではなくて、水巻町の行政のトップとして、この境界が我々が議会へ要請して、杭を復元したですよね。
あなたもよく知ってる、後から議会から金使ったと言われんように、議会の皆さんきちっと了解しとってくださいよっちゅうて、あなたが予算を予備費かなんかでオッケーしてくれた。だから警察の杭の復元ができた。
その杭が、その警察の杭の上にあなたは、永久杭を打ったんだという発言を何回もされとる。
だから私は今でも、そのあなたの発言した警察が復元した杭が、水巻町の永久杭であり、この覚書である福岡県警察が測量した境界を基に双方が立ち会って決定し、永久杭を設置するというところと合致をするという認識でいいんですかね、お答えください。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
まったく議論がまたすぐ元に戻るんですが、境界については警察の依頼した業者の打った杭、それから開発業者が依頼した測量会社の杭と2つの杭がありまして、それを基に境界を定めたわけですから、当然、地権者の双方が立会をして確定をしたと。
しかし、それは登記はされてませんが、当時、町の担当課長が現地に赴いて相手方と協議した結果でございます。
しかし、それをまた再度、議会の方から現地確認したら、その境界が正しいのかどうかがわからないではないかと。
だから警察の依頼した業者と開発業者が依頼した業者の杭を元に戻せということでございましたけども、じゃあ、それが違法であれば、警察はなぜその杭をのけたのかということに問題になりますが、あくまでも調査の杭ということですから、それは誰がのけようと行政と隣の民地の開発者と境界を立会確認したわけですから、当然、必要のない杭は撤去いたします。
そして、そこを本杭として定めたわけですから、その後、その議会に報告をすれば、それは警察の杭に合わせろと、それは私の方も議会が納得をいただくように、その方向で相手に迫りますと、そのことで今、協議を進めております。
そして、そのことについて相手からは、冒頭にも申しました、その根拠を示しなさいと、お互い立会して決めたではないかと、それを、また再度やり直せとか、あるいは警察の依頼した業者の杭に定めよということを、私が申し上げるのは、いかなる根拠に基づいて、その要求をしているのかということを尋ねられてるわけですから、相手もその弁護士によって私に申し入れがきているわけですから、その対応を今協議している段階です。
ですから、あくまでもこちらの主張は、警察の依頼した業者と、私どもの復元した境界とが、一致するものはそのままでいいでしょう。
多少のずれが10センチであり、15センチであり、あるいは山の中ですから、中には40センチの狂いもあります。
そういったものを境界をどこに定めるかについては、もう1度相手が立会確認をしてもらわないと、行政の言い分ばかりでは納得いかないというのが相手が言ってるわけです。
水巻中どこ探しても、境界を逸脱しているところはかなりあります。そういったことも、話し合いですべて解決にいたる、その手続きを行政として執行いたしております。
かつて無断で使用してたものだって、議会に報告はありましたか、なかったでしょう。
そういったことからも、問題が発生すれば、当然、当事者を呼んで解決にいたると、その協議が整わなければ、法的手続きを取りますよということは、毅然とした態度で、私はこれからも挑んでまいります。以上でございます。
議長(川本茂子)
美浦議員。
12番(美浦喜明)
あなたが縷々そうして、結局、私が聞いていることと、また、あなたが新規にしんきしっぽりで戻すような話をする、だから平行線でなかなか前に進まない。
まずは境界から決めていかないと、そしたら、あの造成したところが何千平方メートル、あなたが8千平方メートルか知らないと、新聞報道しかない、境界が決まれば、開発された水巻町側が土を取られたところが確定できるわけでしょう。
境界が決まらんから、最終的に産業建設課長たちもはっきりとした答え―、大方のことは警察が測量してるんだから、大体、新聞報道あったもんだろうと思う。
しかし、水巻町として、あなたは知らないと。それはなぜかと言ったら、境界がしっかりしてないから。
だから、私が今言ってるのは、境界が、今みたいなあなたの話でいくと、最初に戻ったような話です。そして、お金も使わずに、そういうことだったんでしょう。
しかし、今までの委員会と視察の、それと元の担当課長が言った発言と、そういうものを考えると、少なくとも私だけじゃない多くの議員さんが警察の杭を基にということだから、復元をさせて、水巻町の主張は、あの警察の杭を復元した杭が永久杭だということを、ほとんどの議員さん認識してるんじゃないかと、私はそう思っているわけですよ。
そこで、あなたが最初に話を戻したから、私もう1回、話戻しましょう、4分あるから。そこで発言しきらんならしきらんで、しきりませんと担当課長、産業建設課長、言ってほしい。
顧問弁護士はこの境界について、どういうふうに今、この6月以降、あなたたちは顧問弁護士に相談にするというような発言をされとる、6月頃から今日までに顧問弁護士はどう言ってるんですか、逆に。
議長(川本茂子)
産業建設課長。
産業建設課長(荒巻和徳)
顧問弁護士の方は、訴訟をした方がいいという答えであります。以上です。
議長(川本茂子)
美浦議員。
12番(美浦喜明)
先ほどの顧問弁護士の話をさせてもらいますと、町長、顧問弁護士はそう言ってますけど、あなたはどうなんですか。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
私は理解しておりません。
議長(川本茂子)
入江議員。
14番(入江弘)
今、担当課長と町長の顧問弁護士について、美浦議員が説明されたんですけど、なぜ、近藤町長は、それを理解されないんですか。
議長(川本茂子)
町長。
町長(近藤進也)
私が理解をしていないと申し上げているのは、今もなお協議中でございます。
確定したものではありませんので、あくまでも弁護士と相談してるのは、境界を再度確定するにいたっては、裁判所の判断に従うかどうか、そのことで、法的手段に訴えた方がいいんではないかと、それは私どもで対応できないんであれば、裁判所に委ねて境界の確定をしていただくということでの争いでございますので、あくまでも境界以外の争いは、まったくございません。
議長(川本茂子)
暫時、休憩いたします。
午前11時30分 休憩
午後01時 再開
議長(川本茂子)
再開いたします。議員として発言をしたいので、職務を副議長と交代いたします。暫時休憩いたします。
午後01時 休憩
午後01時01分 再開
副議長(柴田正詔)
再開いたします。議長に代わり、公明党、質問終了まで議長の職務を行います。2番、公明党松野議員。
7番(松野俊子)
公明党を代表して一般質問いたします。
まず、本町における防災と防災教育について。
1、本年7月、北部九州で地域によっては、観測史上最高の集中豪雨が降り、その結果、河川の大氾濫を引き起こし、地域住民の方は甚大な被害を被る結果となりました。いくつもの河川を抱える本町の町長として、今回の災害をどのように感じておられるか、また、その後、本町職員と協議されたのか、お答えください。
2、国が管理する遠賀川、県が管理する曲川と堀川、そして町が管理する準用河川が、町内を流れていますが、近年の異常気象や台風の大型化に対し、これらの河川は果たして大丈夫なのかという町民の声を聞きます。
国や県が行っている河川改修工事の状況も含めて、町の見解をお聞かせください。
3、現実に町内で集中豪雨の際に、準用河川が溢れ、床下まで浸水する地域が、吉田西3丁目にあります。行政はどのような対策を立てていますか。
このほかの町内の浸水地域の現状はどのようなものですか。対策はとられていますか。
また、県道芦屋中間線のJR高架下がたびたび水没しますが、その対策はどうなっていますか。
4、防災には、河川や道路の改修などのハード面だけではなく、地域コミュニティへの教育や訓練などのソフト面が3.11以降注目されています。
本町の防災は、総務課の庶務係の管轄となっています。しかし、今後地域の防災力を高めるためには、他の自治体をしっかり研究して、例えば町民の参加したくなるようなさまざまな企画を立てたり、海抜表示シールを公共施設に表示して防災意識を高めたり、関係課とも協力して、その成果を上げることが期待されるのではないでしょうか。
このような防災の仕事を受け持つ部署はどこなのかも含め、町の考えをお尋ねします。
5、今後予想される災害から、町民の命と財産を守るために、町長は関係各課からの声や要望を聞き、積極的に予算化させる責任があると思われます。防災に対する予算について、町長の見解をお尋ねします。
次に、9月議会での水道事業統合に向けての取り組みについて、平成24年2月16日、北九州市との統合の協定が締結されました。
6月議会にて、水道会計の負債金9億3千万強の一括返済が決定し、可決されました。厳しい町財政ですが、町民の願いの1日も早い統合をという思いから、また25年間返済の1億円利子の事を考え、決断をしたのでした。
町報にも平成24年3月、5月、7月、8月と町民のみな様へメリット、デメリット、料金の支払方法等、周知徹底がされ、町民のみな様は、町広報紙を信じています。
1、ところで9月議会で新たな提案、設備資金投入が出ております。どのような結果になるかわかりませんが、今なぜ、政策変更をしようとしているのか、町執行部にお尋ねします。お答えください。
2、平成24年3月、5月、7月、8月、町広報紙の周知徹底を、無効にしようとしているのですか。町民のみな様の混乱をどうお考えですか。
3、新たな設備資金3億5,000万のうち、2億9,000万は財政調整基金、6,000万が水道会計から繰入となっています。裏付けは何を根拠としているのか、説明を求めます。
4、北九州市との覚書3条3、料金据え置きと謳われていますが、この整合性はどう北九州市に説明されるのですか。
5、本町の財政調整基金を取り崩して、本町の安心・安全、福祉の充実が成り立っていくのかどうか、また他町との財政比較はどうなのか、ご説明ください。
6、いつふりかかるかわからない災害に対して、準備基金は確保されているのか。先の集中豪雨災害は、対岸の火事ではありません。
もし県内で起こった災害が本町だったらどうなのか想定し、対策の確保資金は、いくらくらい準備すれば良いのかお知らせください。
7、今回の水道事業会計に関わる各課長のみな様は、どの様な発案で決断されたのか、お聞かせください。
次に、精神障がい者福祉施設建設について、水巻町内には、24年前より精神障がい者施設がありました。永い歴史の中で、家族会のみな様の努力の結果、NPO法人から現在、社会福祉法人はまゆう福祉会として認可されました。
町内の中には、精神の当事者家族の支援として遠賀郡4町の活動支援センターおよび就労支援センターが民家の中で運営されています。就労支援センターは、水巻南中学校横で就労しております。
精神疾患を患っている方々は、日本国内で急速に増えて、がん、心筋こうそく、脳こうそく、糖尿病の4大疾患から5大疾病と厚生省は指定しました。
精神疾患、心の病は誰にでもなりうる病気です。 40人に1人の発症率です。行政にも要望書、請願書等、施設建設は、議会の中でも承認されてきました。
ここに来て、施設建設が危ぶまれつつあります。そこで深い造詣のある当局のお考え、町長のお考えをお聞かせください。
1、町長は障がい者施設等にまた当時者に対して、深い理解を示されております。施設建設については、水巻町内に建設を、という、永い間、はまゆう福祉会の願いでした。町長は、町内建設について、どの様なお考えですか。お聞かせください。
2、はまゆう福祉会は、当水巻町吉田ヌメリ石に設立されてから、24年間、町行政とのかかわりの中から、家族会が中心となり、コツコツ努力をし、本年「社会福祉法人はまゆう福祉会」の認可をいただいたのです。
やっと動き出した施設建設が、一部の精神疾患に理解が薄い人たちのために、施設建設が危ぶまれそうです。町としてどうか力強いバックアップをお願い申し上げたいが、町長はいかがお考えですか。
3、はまゆう福祉会も全力で合意が得られるよう、お一人お一人に話を聞いていただく努力をしていかれております。町長の力量をどうか発揮されて、より良い方向に推進していただきたい、お知恵をお貸しください。
はまゆう会、理事長始め、全職員、家族会当事者が待っています。お考えをお聞かせください。
次、吉田ぼた山隣接の町有地侵奪について。
1、霊園開発業者に対しての永久杭変更の申し入れは、町として今後どのような対策を立てておられるのですか。
2、硫化水素発生場所の経緯についてと、その対応についてお聞かせください。
オランダ国際交流について、水巻町ではオランダ交流を十字架の塔を通じて、国際交流を日蘭平和交流事業で実施しています。
オランダ国関係者は水巻町の小学校を訪ねますが、このことに携わっている校長先生と懇談したおり、町の補助金が花束を贈る程度の3万円では少なく、補助金がない中、やり繰りしながら、学校PTA保護者の方々と校長先生の交流のある通訳の方たち・音楽関係のボランティアの方々、そして、PTA保護者からの支援によって、運営をしているとお聞きしました。このことを何とかならないかと国会議員にお願いしました。
そこで8月20日、参議院行政監視委員会において、取り上げていただき質問されました。外務省は本件事業で、次世代を担う若い世代との交流が行われていることを評価しますとともに、地域のボランティアの方々のご協力に心から感謝していますと答弁があり、小学校にご負担いただいた諸経費の一部を負担する方法で検討すると答弁がありました。
水巻町も、もっと補助金を出す考えはないのか、教育長答弁をお願いいたします。
いじめ対策について、いじめの苦しさから抜け出そうと、自らの命を絶つ子どもが後を絶ちません。こうした事件が起こるたび、メディアは責任論に終始しがちです。
しかし、真に問うべきは、関係者がいじめに真正面から対処しようとしたかという点です。子どもの悲痛な叫びを受け止めたか。そこを真摯に検証しなければ解決策は導き出せません。
滋賀県大津市で起きた中学2年生のいじめ自殺事件は警察捜査が入る異例の展開を見せ生徒たちへの心理的影響が心配です。
文部科学省によれば、小中高等学校での2010年度のいじめ認知件数は約7万8000件で前年度に比べ6.7%増加しています。
今後のいじめの未然防止とともに早朝発見と最悪の事態を回避する取り組みを強化すべきだと思います。
水巻町の小中学校においては、どのような対策がなされているのでしょうか。その上でお尋ねいたします。
1、いじめの兆候を早期に発見できる体制の構築。
2、実態調査を継続的に行う。
3、児童支援専任・生徒指導専任制度の充実。
4、被害者の保護や加害者への措置、両者の心のケア、再発防止などの徹底。
5、保護者と地域、学校が一体となっていじめを予防する環境づくりに取り組む。
6、文部科学省が設置している「24時間いじめ相談ダイヤル」は公明党の強い推進によって2007年2月からスタート。
「0570-0-78310」ナヤミイオウまで電話をかければ、夜間、休日を問わず全国どこからでも気軽に相談することができる。
この電話番号を記したカードは、学校を通じてすべての小中学生に配布されている。「いじめ電話相談」の電話を再度通知し、確認をお願いしていただきたい。
そして、どう実施し、具体的にどう対応していくお考えか答弁していただきたい。以上、よろしく申し上げます。
副議長(柴田正詔)
町長。
町長(近藤進也)
公明党の松野議員の質問にお答えします。
はじめに、本町における防災と防災教育についての質問にお答えします。
1点目の、九州北部の豪雨災害をどのように感じておられるか、またその後、本町職員と協議されたのかとのお尋ねですが、7月11日から14日にかけて発生した九州北部の豪雨は、気象庁により「平成24年7月九州北部豪雨」と命名され、九州北部各地で記録的な降水量を観測し、多数の死者、行方不明者のほか、住家の損壊、土砂災害、浸水害、停電被害、交通障害等の甚大な被害が発生いたしました。
まずは、今回の九州北部豪雨により被害に遭われた皆さんに心よりお悔みとお見舞いを申し上げます。
さて、本町においては、大雨警報が発令された7月14日午前1時ごろより災害警戒本部を設置し、情報収集や関係機関との連絡、町内巡回等を行いました。
町内では、14日午後5時ごろに激しい雨が降り、一時的に道路冠水等が発生しましたが、人的被害や河川の氾濫等の大きな被害は発生しませんでした。
しかし、今回の九州北部豪雨では、福岡県柳川市において矢部川の堤防が決壊するなど、予想を超える被害が発生しており、遠賀川をはじめ曲川、堀川などの河川を有する本町にとっても、対岸の火事ではなく、大雨災害のほか、地震などの自然災害への対策が非常に重要になってくると考えております。
近年は、気象変動の影響により、過去に例のないような災害が発生する可能性もあり、さらにこれからの季節は台風による災害も懸念されますので、防災担当部署である総務課庶務係には、関係機関との連携や災害発生時の情報収集、住民への情報伝達、避難対策等について改めて確認し、地域防災計画の見直しも含め十分な対策を講じるよう指示しております。
2点目の、近年の異常気象や台風の大型化に対し、町内の河川は大丈夫なのか、国や県が行っている河川改修工事の状況も含めて、町の見解をお聞かせくださいとのお尋ねですが、国が管理する遠賀川につきましては、概ね40年に1回の確率で発生する洪水規模に対応できるように河川整備事業が実施されており、本町内の整備区間は平成23年度で完了しております。
県が管理する曲川につきましては、治水能力の向上を目的に河床を掘り下げ川を深くする工事が実施されており、平成24年度の工事区間としましては、古賀、えぶり、立屋敷付近となっております。
今後の整備予定としましては、下二地区から中間市の上蓮花寺付近まで、概ね10年程度を目安に整備を進める予定であるとのことです。
この曲川改修事業が完了することにより、町内における浸水被害は大幅に軽減されるものと思われます。
また、町内には町が管理する準用河川が7水系あり、これらの河川が集中豪雨などにより氾濫すれば周辺地域に大きな被害をもたらすものと考えられますので、今後とも町民の皆さんの安心、安全な生活を確保するため、これら河川の適切な維持、管理に努めて参ります。
3点目の、現実に町内で集中豪雨の際に、準用河川が溢れ、床下まで浸水する地域が吉田3丁目にあり、行政はどのような対策を立てていますか、このほかの町内の浸水地域の現状はどのようなもので、対策はとられていますか。また、県道芦屋中間線のJR高架下がたびたび水没しますが、その対策はどうなっていますかとのお尋ねですが、吉田西3丁目地内において、平成21年7月の中国・九州北部豪雨の際に浸水した実績があることは確認しております。
この浸水は、集中豪雨により曲川の水位が急激に上昇し、曲川への排水ができなかったことが主な原因であると思われます。
今後は、河川改修事業の効果を踏まえつつ、浸水箇所での測量調査などを実施し、具体的な対策を検討したいと思います。また、このほかの町内の浸水地域の現状については、7月の九州北部豪雨の際に、一部道路冠水はあったものの、大きな浸水被害の確認はできませんでした。
次に、県道芦屋水巻中間線のJR鹿児島本線高架下の水没対策につきましては、この高架部分は県が施工しています街路事業により拡幅が予定されており、その際に排水対策として新たに県がポンプ施設を設置する予定となっています。
このポンプ施設の設置により、県へ支払う事業費負担金の増額は避けられませんが、安全な通行を確保するために必要な施設でありますので、町としましても街路事業の推進に協力して参りたいと考えています。
4点目の、地域の防災力を高めるためには、他の自治体をしっかり研究して、例えば町民が参加したくなるようなさまざまな企画を立てたり、海抜表示シールを公共施設に表示して防災意識を高めたり、関係課とも協力して、その成果を上げることが期待されるのではないでしょうか。
このような防災の仕事を受け持つ部署はどこなのかも含め、町の考えをお尋ねしますとのお尋ねですが、東日本大震災で生死を分けた要因に、常日頃から防災意識をもって、危険箇所の点検や避難訓練などを行っていた地域の人たちの命が多く助かっていることが挙げられており、自治会単位での自主防災組織を設立することが継続的な活動のためにも不可欠になってきていると言われています。
本町における自主防災組織の設立状況としては、婦人会が中心となっている水巻町女性防火・防災クラブの1団体のみとなっており、このクラブの活動は、主に家庭での防火防災の知識習得、啓発、避難所での炊き出しなどとなっています。
しかし、地域での防災力を高めるためには、自治会単位での自主防災組織の設立が最も効果的かつ急務であると考えており、福岡県が実施する自主防災組織設立促進モデル事業を今年度、本町で実施することが決まっております。
モデル事業の内容は、「わかりやすい」をテーマにした地域防災の取り組み方、自主防災組織の進め方で実績のある大学准教授や防災専門のNPO法人による講演会と災害図上訓練の演習を実施する予定で、災害予知・避難判断・避難所運営など、“いざというときに対応できる自主防災組織”の必要性を理解していただき、来年度の自治会での自主防災組織の設立を目指したいと考えております。
既に、このモデル事業には複数の自治会が参加することが決まっていますが、講演会には、参加する自治会以外の住民の方も参加しやすいように、平日午後7時から中央公民館大ホールにて開催することを企画しております。
自治会での自主防災組織設立後はモデル地区として、町として活動を支援しながら、他の自治会にも設立推進に向けて働きかけ、町内全域での展開を図っていきたいと思います。
また、東日本大震災で甚大な被害が出たことを受けて、福岡県において、福岡県地域防災計画の改訂が行われたことから、水巻町においても県との防災計画の整合性を図り、「水巻町地域防災計画」の見直しを行います。
防災計画の改訂は災害対策基本法に基づいて、条例により設置される水巻町防災会議に諮る必要があり、この会議には、町議会や区長会の代表者、国や県の関係機関、警察、消防、関係各課長などが参加するとともに、専門コンサルタントにも委託し、総合的に防災計画の見直しを行っていきます。
その中で、町民の方にとっても身近に感じられるように、分かりやすさ、見やすさということに配慮した計画のダイジェスト版を作成してホームページで公表し、さらに災害時の危険性検討資料としての町内地盤高を色分けした分布図の作成を予定しています。
また、住民の防災意識を高めていくために、町のホームページや広報紙での防災特集や9月1日の防災の日に合わせて庁舎1階ロビーに避難所や危険箇所などを掲載したハザードマップやパンフレットなどを準備した防災スペースを設けたり、明日12日にはジェイ・アラートの放送訓練などを予定しており、今後さらに住民の防災意識を高めることができるイベントや訓練を企画して、少しずつでも自治会単位での自主防災組織が自主的に組織されるように活動していきたいと考えております。
5点目の、防災に対する予算について、町長の見解をお尋ねしますとのお尋ねですが、本町の財政状況は非常に厳しい状況でありますが、その中でも町民の命と財産を守る防災関係予算については、防災計画や関係課の要望を十分に精査した上で必要なものを確保し、優先順位を考慮しながら効果的に執行していく必要があると考えております。
中期財政計画の協議の中でも、平成20年度から毎年実施している備蓄食糧の購入や平成26年度までの小中学校耐震化の完了、今年度の水巻町地域防災計画の見直しを基に、来年度以降は災害対策本部運営マニュアル、避難指示勧告発令基準マニュアル、避難所開設マニュアルなどの各種災害対策のマニュアル作りを予算化していく予定としています。
次に、9月議会での水道事業統合に向けての取り組みについての質問にお答えします。
1点目の、9月議会で新たな提案、設備資金投入が出ておりますが、今なぜ、政策変更をしようとしているのかとのお尋ねですが、北九州市との水道事業統合に伴い、水巻町が北九州市に負担する追加投資額7億9千万円のうち、設備投資費用5億9千万円については、統合後も引き続き水道料金を水巻町料金とすることで北九州市料金との差額をこの費用に充て、26年度中を目途に料金の平準化を行うとして、これまで議会および町民の皆さんにお知らせをしてまいりました。
しかし、従前から私のもとには、少しでも早い時期に北九州市と同じ水道料金にしてほしいという町民の声が多く寄せられており、更に、6月議会におきまして、「水道事業統合と同時に水道料金を値下げすることを求める請願書」および「水道料金の値下げに関する請願書」が採択されたことから、請願の趣旨を尊重し、水道料金平準化の目標の時期を統合1年後に早めるための議案を提出させていただいたものであります。
2点目の、平成24年3月、5月、7月、8月、町広報紙の周知徹底を無効にしようとしているのですか、町民のみな様の混乱をどうお考えですかとのお尋ねですが、今年に入りまして、3月、5月、7月、8月と町の広報紙に水道事業の統合に関して、住民周知を行ってまいりました。今議会において、一般会計からの設備投資への追加負担が決定された場合には、町の広報紙等で、早急に今までの経緯と今後の予定を整理し、わかり易く町民の皆さんに周知を行いたいと考えております。
3点目の、新たな設備投資資金3億5千万円のうち、2億9千万円は財政調整基金、6千万円が水道会計から繰入になっています。裏付けは何を根拠としているのかとのお尋ねですが、今回、水道料金平準化の目標時期を統合1年後に短縮するための補正予算を計上させていただいておりますので、水巻町が北九州市に負担する設備投資額7億9千万円のうち、すでに水道事業会計から負担しています2億円を除く、5億9千万円から町民の皆さんに負担していただく水巻町料金と北九州市料金との料金格差の1年間分の見込額2億4千万円を差し引いた額、3億5千万円を現金資産として、北九州市に引き継ぐものであります。
しかしながら、水道事業会計では、今年度の決算剰余金が6千万円程度しか見込めませんので、その不足分を一般会計からの出資金で充てることとしております。
地方公営企業法では、地方公営企業の経費の負担は、独立採算を原則としており、地方公営企業法第17条の2の規定では、地方公営企業に要する経費のうち、一般会計等で負担する経費は政令によって明確に限定され、それ以外の経費は経営に伴う収入によってまかなわなければならないとされています。
ただし、同法第18条第1項に「地方公共団体は、第17条の2の規定によるもののほか、一般会計または他の特別会計から地方公営企業の特別会計に出資をすることができる。」と規定されていることから、統合に伴う設備投資のための資金として一般会計から出資するものでございます。
この一般会計から出資するための財源につきましては、補正予算に計上しておりますが、財政調整基金を取り崩して充当するものであります。
4点目の、北九州市との覚書3条の3、料金据え置きと謳われていますが、この整合性はどう北九州市に説明されるのですかとのお尋ねですが、費用負担に関する覚書第3条第3項では、設備投資費7億9千万円から水道会計が負担する2億円を差し引いた5億9千万円については水巻町の料金体系を据置き、料金差額をもって充てると記載されています。
しかしながら、第4条第2項により、「水巻町は料金平準化までの期間を短縮するため、統合時の負担額の増額を検討する。」と記しております。
水道法では、事業統合を行う場合、使用者へのサービスの公平性を確保する観点から、合理的な理由がない限り、原則として、統合時から水道料金を統一することが望ましいとされております。
当面は、設備投資費の負担のため水巻町の料金体系を維持しますが、できるだけ早い時期の統一料金を目指すことが必要であり、統合時の負担額の増額を検討し、その結果として負担額の増額を今議会に補正予算として計上するものであり、議会の議決をいただきましたならば、北九州市と早急に協議を進めるものであります。
5点目の、本町の財政調整基金を取り崩して、本町の安心・安全、福祉の充実が成り立っていくのかどうか、また他町との財政比較はどうなのかとのお尋ねですが、財政調整基金の状況としましては、23年度末の現在高約24億1千万円に23年度決算による歳計剰余金2億1千万円を加えた額から企業債償還の財源として4億9千万円、今議会の補正で計上している統合に伴う設備投資費用の財源としての2億9千万円を取り崩しますと残りは約18億4千万円となります。
今後の財政見通しとしましては、高齢化に伴う後期高齢者医療や介護保険事業に対する繰出金などの社会保障費や公共下水道事業への繰出金などが増加することが考えられることから、今後も財政調整基金からの取り崩しが見込まれますので、決して楽観できる状況ではないと考えております。
そのため、今後も安全安心な行政サービスを継続していくため、慎重な財政運営を行っていきたいと考えております。
また、他町との財政比較でございますが、23年度の経常収支比率で見ますと、水巻町が88.5%、岡垣町が86.8%、遠賀町が91.0%、芦屋町が92.8%となっており、水巻町は郡内で岡垣町に続き2番目に良い状況となっています。
逆に、23年度末の住民一人当たりの積立金現在高で見ますと、水巻町が14万5千円、岡垣町が17万円、遠賀町が24万7千円、芦屋町が25万3千円となっており、郡内で一番少ない状況となっております。
6点目の、いつふりかかるかわからない災害に対して、準備基金は確保されているのか。先の集中豪雨災害は対岸の火事ではありません。もし県内で起こった災害が本町だったらどうなのかを想定し、対策の確保資金はいくら準備すれば良いのかとのお尋ねですが、災害に対する準備基金につきましては、水巻町で災害が起こった場合は、水巻町財政調整基金条例第6条第2号において「災害により生じた経費の財源または災害により生じた減収をうめるための財源に充てるとき。」は、財政調整基金を取り崩すことができる規定となっていますので、その財源を充てることになります。
その他には、一部事務組合である福岡県市町村災害共済基金に2億円程度積み立てを行っていますので、それを取り崩すことが可能となっております。
次に、7月に起きた九州北部豪雨が水巻町で起こった場合の対策の確保資金についてですが、今回の豪雨災害における福岡県内の被害総額は、8月末集計で670億円に達しており、福岡県は、豪雨災害の復旧・復興対策費約220億円を盛り込んだ一般会計予算案を9月県議会に提案することとしています。
被害の大きかった柳川市や八女市の被害額等については、詳しい状況はわかりませんでしたが、水巻町の類似団体である広川町では、今回の災害対策に要する総事業費が2億2千万円程度が必要になるとのことでございました。
これらの復興財源については、国の補助金や特別交付税等で措置されるほか、起債の借り入れが可能となりますが、迅速な対応を行うためには、一時的に町費で支出することが必要なことから、そのための財源の確保が必要となってまいります。
また、東日本大震災の際は、1万人規模の町民が避難所への避難が必要になった場合は、非常食を確保するために、3日間で9千万円程度必要となり、更に、家財が流された人の中には、預金通帳や身分証明書を無くし、銀行からお金が下ろせないこともあったため、当面の生活費を用意したとのことでした。
大規模災害のための確保資金について、どれくらい必要かについては、具体的な試算はできておりませんが、仮設住宅の建設費等も考慮し、復興事業費として、先ほどの広川町の復興事業費の2倍の約5億円、当面の非常食の確保として約1億円、また、その年は町税の税収が落ち込むことが予測されることから、その他の経費として、水巻町の町税の決算規模の10%程度の2億円を合わせ、少なくとも8億円程度は、災害対策として確保する必要があると考えております。
7点目の、今回の水道事業会計に関わる各課長は、どのような発案で決断されたのかとのお尋ねですが、6月議会において水道料金値下げに関する請願書が採択されたことを受けまして、執行部としましても、これまでの方針で進めるのか再度確認する必要が生じましたので、町の重要な政策を審議する機関であります政策会議で協議を行いました。
会議の席で、私から「財政的な負担は増えることになるが、請願の趣旨を尊重し、少しでも早く事業統合のメリットを町民全体に還元をしたい。」との意思を表明し、各課長に意見を求めたところ、将来の町の財政状況を考えた場合、更なる財政負担は難しいとの意見や行財政改革において町民に負担をお願いしてきたので、その成果を還元できないかなどの意見が出されました。
最終的には、町民の要望に応えるため、当初計画を変更し、水道料金の平準化の時期を平成26年度中から統合後1年後の平成25年10月に目標を早める決定を行ったものであります。
次に、精神障がい者福祉施設建設についての質問にお答えします。
まず、当町の精神疾患者の推移としましては、精神障害者保健福祉手帳所持者が平成20年度末で155人であったものが、平成24年8月末で223人となっております。
また、精神疾患の治療のために医療機関に通院する場合に、医療費の自己負担分を一部公費で負担する制度の自立支援医療精神通院を利用している方は、平成20年度末で363人であったものが、平成24年8月末では443人と年々増加傾向にあります。
このような状況の中で、社会福祉法人 はまゆう福祉会は、精神疾患者が社会へ復帰するための就労支援事業を実施する事業所として、当町に就労継続B型事業所を2カ所、生活訓練事業所を1カ所、岡垣町に就労移行支援事業所を1カ所設置しています。
また、障害者自立支援法に規定される市町村事業の1つである、地域活動支援センター事業を遠賀郡4町から補助金を受け、当町で実施しているところであります。
そこで、1点目の、はまゆう福祉会が町内に精神障がい者福祉施設を建設することについて、2点目、3点目の施設建設に伴う町のバックアップ等についてのお尋ねにつきまして、一括してお答えします。
当町では、平成23年度末に障害者自立支援法に基づく「第三期水巻町障がい福祉計画」を策定し、障がい者福祉の向上に努めているところであり、同計画において、平成24年度末の就労移行支援のサービス量として16人、平成25年度末が20人、平成26年度末が25人を見込んでいます。
また、就労継続支援B型のサービス量として、平成24年度末が38人、平成25年度末が46人、平成26年度末が55人と見込んでいます。
これに対し現時点では、就労移行支援が13人、就労継続支援B型が44人となっている状況であり、今後も精神障害者保健福祉手帳所持者および自立支援医療精神通院受給者が増加していく傾向にあることから、精神疾患者の社会復帰に向けた就労支援事業のニーズはさらに増大していくことが見込まれます。
このような状況の中で、社会福祉法人 はまゆう福祉会が当町で実施している就労支援事業等は、精神疾患者の社会復帰に大いに貢献しており、地域課題に充分対応できる事業所であると認識しているところであります。
また、現在は各事業を別々の施設で実施していますが、今後のニーズ等にも対応していくために、当町にすべての事業を実施することができる拠点施設を建設されることは、各事業が効率的に実施されることや、利用者が互いに刺激されることにより就労への意欲が向上し、最終目標である就職に繋がっていくのではないかと大いに期待しているところであります。
今回の施設建設につきましては、平成20年12月に遠賀郡4町の議会で「精神障がい者の福祉施設の確保に関する請願」が採択されて以降、当町を含む遠賀郡4町において、公共空き施設の提供や既存施設の増築に伴う土地の提供などについて検討してまいりましたが、郡内に適当な空き施設がないこと、また、既存施設に隣接する水巻南中学校用地に中学校給食実施のための給食センターが建設されることになったことなどの理由により、なかなか建設用地の決定に至りませんでした。
そのため、平成22年10月に、はまゆう福祉会の代表者に対しまして、新たに水巻町内の町有地3カ所を施設建設のための候補地として提示し、最終的に1カ所について平成23年度末に候補地として回答させていただきました。
しかし、提示した建設用地では、狭いということと、建ぺい率、容積率の関係から、予定している建築面積が確保できないことから、平成24年5月に、はまゆう福祉会から用地貸与の辞退の申し出が提出されました。
その後、はまゆう福祉会において建築面積が充分確保できる民有地を当町内で探され、建設に伴う住民説明会を8月29日に開催されたところであります。
その住民説明会の中で、施設建設反対の意見が出たことは担当職員から報告を受けております。
当町としましては、精神障がい者等への住民の理解や障がい者福祉の向上のための啓発活動について、今後も根気よく実施し、水巻町障がい者プランの基本理念である「ともに支え合い、心の通う町 みずまき」の実現のため努力してまいりたいと考えております。
また、施設建設に伴う平成25年度障害者福祉施設整備に係る補助協議においても、国や県に、はまゆう福祉会が実施している就労支援事業について、必要性等を訴え施設建設に理解をしていただけるよう、最善の努力を行ってまいりたいと考えております。
市町村事業である地域活動支援センター事業部分に伴う建設費についても、遠賀郡4町で最大限補助ができるように協議を行いたいと考えております。
次に、吉田ぼた山隣接の町有地侵奪についての質問にお答えします。
1点目の、霊園開発業者に対しての永久杭変更の申し入れは、町として今後どのような対策を立てておられるのですかとのお尋ねですが、前回の一般質問で報告した平成24年4月2日に開発者本人が持参した回答書は、平成24年2月23日到着の回答文の趣旨が町に十分に理解してもらえていないこと、また境界は双方の立会の元で行われるのが当然であること、最後に私の申し入れが不承知の場合、当方としても弁護士を持って対応していく所存であることとなっておりました。
それに対して町としましては、顧問弁護士に相談し、境界確定裁判の訴訟を起こす準備を進めてまいりましたが、相手方の代理人である弁護士から、再度現地立会の申し入れがありましたので、現在、対応を検討しているところです。
2点目の、硫化水素発生場所の経緯についてと、その対応についてお聞かせくださいとのお尋ねですが、経緯につきましては、平成20年5月19日に開発者より吉田南5丁目90番および130番の一部371.1平方メートルの町有地を、開発に伴う山林の伐採と樹木および土砂の運搬、二次製品の搬入並びに動物霊園の通用道路の拡張工事の為の仮設道路として使用したいとの申請があり、町は平成20年6月1日から平成20年11月30日の間、土地の使用を許可いたしました。その後に開発者は、許可地を埋め立てして仮設道路を設置いたしました。
その後、付近住民から、埋立地からの湧水が汚濁し悪臭がするとの連絡があり、担当課は現地確認を行い、実際に湧水の汚濁と異臭があることを確認し、直ちに、調査会社に依頼して水質および臭気調査を行いました。
検査は全部で4回、平成20年9月19日、10月24日、11月20日、12月17日に実施した結果、原因は、硫化水素によるものと判明しましたが、発生の要因は特定されませんでした。12月17日の検査結果において硫化水素濃度は、それまでと比べて最も低い数値まで下がっており、特に問題はないとの報告を調査会社より受けております。
その後も、平成23年9月7日に再検査を行いましたが、硫化水素は検出されませんでした。今後も状況を確認し、必要があれば検査を実施していきたいと考えております。
オランダ国際交流について、そしていじめ対策については、教育長から答弁をしていただきます。以上です。
副議長(柴田正詔)
教育長。
教育長(太田俊夫)
はじめに、オランダ国際交流についてのご質問にお答えいたします。
現在、水巻町が行っているオランダ国との国際交流事業は、ノールドオーストポルダー市との中学生ホームステイ交流事業で、隔年で10人の中学生の受け入れと派遣を行っています。
水巻町では、この交流事業を通して、国際的視野での学習や異文化体験交流の機会を提供し、国際感覚を備えた人間づくりのための重要な事業として位置づけ、町が主体となって行っていますが、オランダにおける中学生交流事業は、ノールドオーストポルダー市のボランティア団体「日本友の会」が行政のサポートがほとんどない中で、この事業を継続していただいております。
ご指摘の日蘭平和交流事業は、外務省が主催するオランダ国の招聘事業のことであると考えてお答えします。
この招聘事業は、毎年、2つの団体の慰霊団が水巻町をはじめ、長崎や京都など日本各地を訪れる事業です。慰霊団の受け入れは水巻町ではなく「十字架の墓標 平和と文化を育む会」が行っています。
水巻町内における事業としては、十字架の塔での献花式のほか、主に小学校においてオランダ国慰霊団の方々との交流を行っています。学校では、歓迎行事のほか、子どもたちといっしょに書道や折り紙などの日本文化に触れたり、給食をいっしょに食べたりするなど、暖かい交流となっています。
この招聘事業は、外務省が主催する事業ですので、基本的には外務省からの依頼を受けてそれに協力することに対して必要な経費は、主催者である外務省が負担すべきものです。
しかし、学校でのオランダ国慰霊団の皆さんの受け入れに関して、経費の面も含めまして学校に多くの負担をかけておりますので、町でも予算を確保し、平成23年度から受け入れ経費を増額いたしております。
十分な予算とは言えませんが、その範囲内でやっていただくことが原則というふうに考えております。さらに当町の予算を増額することは考えておりませんが、外務省に対しては平和交流に大きな役割を果たしている学校の経費の負担をお願いしてきたところです。
議員からも外務省に働きかけを行っていただき、先般、外務省より学校に対して補助をいただけるとの連絡がございました。我々といたしましても、たいへん喜んでおります。
今後も、外務省から事業の受け入れ要請があれば、お互いに満足できる日蘭平和交流事業が行われるように、必要なものは要望しながら進めて参りたいと思います。
次に、いじめ対策についてのご質問にお答えします。
1点目の、いじめの兆候を早期に発見できる体制の構築についてのお尋ねですが、福岡県教育委員会が策定した「いじめ早期発見・早期対応の手引き」に示されている、教師のための「いじめの早期発見のためのチェックリスト」を活用するよう学校には指導しております。
このチェックリストは、児童生徒の登校時から下校時までの1日の学校生活を時系列で8分割してとらえるようにし、それぞれに必要な児童生徒を捉える視点と、それに対する教師自らが児童生徒を見る具体的なポイントおよび教師自らを振り返るポイントをチェックするものです。
このチェックリストを活用することにより児童生徒が発するどんな小さなシグナルも見逃すことがないよう、いじめの早期発見、早期対応に繋げていきたいと考えております。
2点目の、実態調査を継続的に行っているかとのお尋ねですが、いじめの早期発見や児童生徒の心の状態と心配事の把握を目的として、児童生徒に対するアンケートを1学期に1回以上、定期的に実施しております。
3点目の、児童支援専任・生徒指導専任制度の充実についてのお尋ねですが、児童支援、生徒指導専任の教員の配置についてのご質問として答弁いたします。
町内の小中学校においては、水巻南中学校と猪熊小学校に児童生徒支援加配教員が配置されており、また、水巻中学校と水巻南中学校には、生徒指導担当の教員が配置されております。
教育委員会といたしましては、特別に配慮を要する児童生徒が多く在籍する学校に対して、児童生徒支援加配教員を配置されるよう継続的に県教育委員会に要望してまいります。
4点目の、被害者の保護や加害者への措置、両者の心のケア、再発防止などの徹底についてのお尋ねですが、被害者の保護や加害者への措置といたしましては、被害児童生徒、加害児童生徒およびその他の児童生徒からの事情聴取、確認、それらの情報の共有化、次に指導方針の決定、次に実際に指導することであると考えております。
特に指導の場におきましては、被害児童生徒に対し、心のケアを含め、きめ細やかな援助を行い、加害者生徒に対しては、単に叱責や謝罪させるだけでなく、いじめを受けた児童生徒の気持ちにたって、自分を深く見つめさせ、自分の責任をしっかり捉えさせるよう指導することが重要であると考えております。
さらに、再発防止としましては、先に答弁いたしましたアンケート等を活用し、いじめの早期発見や児童生徒の心の状態と心配事の把握を行ってまいりたいと考えております。
5点目の、保護者と地域、学校が一体となっていじめを予防する環境づくりに取り組むとのお尋ねですが、水巻町教育委員会では、平成21年2月に社会教育委員より「子どもたちの健全育成のための方策について」の提言を頂きました。
この提言に基づき、一例として、平成22年度より「教育の日」を設け、地域に開かれた学校づくりに努めております。
今後も、家庭、地域、関係機関との連携を密にすることにより、いじめを予防する環境づくりを図ってまいりたいと考えております。
6点目の、「いじめ電話相談」の電話を再度通知し、確認をお願いしていただきたい、そして、どう実施、具体的にどう対応していくのかとのお尋ねですが、現在、設置されているいじめについての電話相談窓口は、文部科学省が主導し、各県教育委員会に設置している24時間対応の「子どもホットライン24」、法務局が設置している「子ども人権110番」、福岡県警察本部が設置している「ヤング・テレホン」、ボランティアが運営している「いのちの電話」等、数多くの相談窓口があります。教育委員会といたしましては、町内各学校にそれぞれの相談窓口の電話番号や内容を提示しておりますので、電話相談の積極的な活用を指導したいと考えております。
副議長(柴田正詔)
これより再質問をお受けいたします。志岐議員。
8番(志岐義臣)
8番、志岐です。時間がございませんので、端的にいいます。
今、教育長からお話しがございましたが、23年度から受け入れ経費を増額いたしておりますとありますが、おいくらでしょうか。
それから十分な予算とは言えませんが、その範囲内でやっていくということは原則と考えておりますということで、これは非常に冷たい言い方でございます。
小学校はPTAの方が15万円負担されて頑張っておられます。校長先生も、その中で、いろいろ熱心にされてPTAにご理解をいただいて頑張っておられます。
少ない予算では各学校は、受け入れるところはございません。その熱心な校長先生はこういうふうにやっておられるんです。
だから、オランダ交流の先ほどありましたけど、今年10人の中学生、そういう交流があるということで、この中学生の交流は、予算の総計はいくらでしょうか。
それと、今回、今年度、オランダ記念事業で、オランダヘ何人か出られました、誰が行かれたか、説明をお願いしたいと、その費用の掛かった予算がいくらか、それをお答え願います。
副議長(柴田正詔)
生涯学習課長。
生涯学習課長(村上亮一)
まず、小学校への補助金の額でございますが、平成23年度当初予算で、4万ほど組んでおりましたが、消耗品等が各小学校で増えましたので、最終的には5万7千円ということで、23年度から実質的には増えております。
24年度の予算につきましては、2校で6万ということで、予算を計上させていただいております。
ちなみに財務省の方からの補助金の決定額につきましては、2校で8万円、内訳は3万円と5万円ということになっておりますが、あとボランティア通訳の方に関しては1人2千円までということで、1校が8千円、もう1校につきましては2万8千円という額で大体1校あたり、高い方で8万円、あと6万円というような額で事業をしていただくということになろうかと思います。
事業につきましては、やり方によりまして、非常に内容に差はあるんですが、町の予算の範囲内でやれている小学校もございますので、その辺は予算の高い低いというのは、まったく低いというふうには考えておりません。
それと、今年の中学校の予算につきましては、今確認いたしますので、また、後程お知らせしたいと思います。以上でございます。
副議長(柴田正詔)
川本議員。
1番(川本茂子)
もう時間もありませんので、せっかく傍聴の方もみえてますので、私は精神の方の障がい者福祉施設の建設についてをお尋ねいたします。
本当に昨今ですね、国の方も大5疾病の1つにこの精神を入れてまいりました。
そういう意味で40人に1人の人が、どなたでも誰でもが、この心の病というのを患う、そういう生活環境といいますか、ストレスといいますか、そういう時代がきております。
その中で本当にはまゆう福祉会は、この24年間、皆さんご存知のようにヌメリ石の霊園の前の方に小さな民家がございました。
町職員の吉川さんという係長さんだったですかね、その方のお母さんが1人で住まわれて、もう今亡くなられましたけど、そこから始まった、家族会中心の福祉施設でございました。
初めて私も議員になって、そこの所長さんにご相談を受け、初めて私もそこに見に行きました。
びっくりしました。政治は何をしているんだろうかと。これこそ、こういう人たちに光を当てるのが、政治の役目じゃないかと、その時、本当に痛切に感じました。
本当に劣悪な環境の中で、みんなが体を寄せ合いながら、家族の人と明るく仲良く、1つのトイレを共有しながら男女いっしょのトイレの中で、細々と作業を行っておりました。
その所長さんからの申し入れで、県、また、1市4町の補助金が欲しいというところから始まり、私も一生懸命頑張って1市4町の皆さんの議会の議決がいただけるようになり、県の補助がきちっとくるように平成5年からなりました。
私もまさかと思っていた我が子が、2期目の挑戦のときに発病いたしまして、家族会に参加するようになり、この今現在、20年近くここと係わっております。そういう意味で皆さんが一生懸命、家族会から発進したこの福祉施設、やっと社会福祉法人の許可を取れたわけです。今年度、24年ぶりに。
やっと、これで念願だった、再三、町にも何回も要望書も出していますし、請願書も各4町でも採決されて、皆さんが心休まるそういう就労できる施設、また疲れたときにちょっと休憩する場所、家族がいつでも相談行ける場所、そういうところが欲しい、再三、町とか各行政に1市4町、申し合わせながら進めてまいりました。
そして、やっと目途がつき、本当に町長は一生懸命、この精神障がい者のために頑張って、何としても水巻町でつくろうということで協力していただきましたけども、なかなか福祉会との見合わない、そういう土地の問題とか、いろんなことがございまして、とうとう自己資金でやろうということで、今回、何とか目途がつきそうであるということで、この社会福祉法人ができ上がったことで、国からも援助がでるし、また県の援助もできる。
その足元である水巻町の1番、私は町長にお願いしたいことは、水巻町の中の精神に対する長年24年間、ここしかありません、遠賀4町の中では。行政が係わってる支援センター等は。
その中の水巻町でやっと家族会が頑張って、できつつある希望が持てたなというときに、そこの地域の区長さんたちも絶対大丈夫と思いますよということで、8月29日説明会が、まだ土地も購入、正式にはしてません。
さあ今からというときに、そこに来たわずかの数人の人たちの猛烈な反対、精神の人たちの差別語、そういう言葉を吐く人がいらっしゃいました。
こういうことです。「瓦礫は受け入れるのは想定内、でも精神障がい者の施設ができるなんて想定外」こういうことを言った人がいます。
これこそ人権侵害ではありませんか。私はこのとこを聞いて、本当に心の底より怒りを感じました。
なんて水巻町は心の狭い、思いやりのない、そういう町になってしまったのか。その声を発した人は、町長もご存じの人と思います。ここであえて名前は言いません。
その人は、特別法人、特別職として広域の行政の方に携わっている人です。なんていうことかと、町長と1番仲のいい人じゃないかと思いました。
どうぞ町長、そういう人たちの払拭をしてください。私はそれが1番の願いです。お答えください。
副議長(柴田正詔)
町長。
町長(近藤進也)
常識を逸脱しないで答弁をしたいと思います。
平常心を持って対応すべき行政と、地元地域の方々の発言は水巻町がというふうには発言なさいましたけども、町の姿勢ではございません。地域のことは地域で決める、それが基本でございます。
そして、行政はその声があれば、当然まとまれば、町としては進めていくというのが基本姿勢でございますので、あくまでも県の許認可ですから、町が許可を与えたり、反対をさせたり、賛成をさせたりというような先導する立場にはありませんので、ご理解をいただきたいと思います。
副議長(柴田正詔)
川本議員。
1番(川本茂子)
私もここの中で、町のバックアップをお願いしますと、無理解の人がいますと、なんとか町長の裁量で、お知恵でお願いしたいと、こういうことを一般質問の中に出したんですけど、その答えはありませんでした。
いろいろ県とか国の協力はいたしますということは書かれてますけど、1番大切なことは水巻町の支援なんです。町長のお力が、力量が発揮できる最大のところだと思います。
どうか、そのことを申し述べて、時間がございませんので、返答は結構です。町長がそこやってくださるならば、どうぞ一言だけでいいです。
あと水道事業のこともありますので、ぼた山のこともありますので、どうぞ答えてください。
副議長(柴田正詔)
町長。
町長(近藤進也)
特定の団体に対して、補助申請があったり、あるいは開発もそうなんですが、特段行政に対して、申請のあったものについては、当然受付をいたしております。
それに対しては行政がどう措置しなければならないか、その対応の仕方については、これまでと同様、どの団体に対しても同じ取扱いをいたしておりますので、特別にはまゆう会に対して、特別冷たい扱いをしてるつもりはありません。
福祉課長の方から、この取扱いについて、どのような行政が態度をとっているか、その取扱いについて、ちょっと申し述べさせていただきたいと思います。
[ 「いいです、時間がございませんので。」と発言するものあり。 ]
副議長(柴田正詔)
いいですか。松野議員。
7番(松野俊子)
私の方からは水道料金値下げのことについて、質問等々させていただきます。
10月1日を持って、北九州市との水道事業が統合するということで、経過をここで改めて申し述べるのもなんですが、平成19年あたりから、元々は水巻町の水道料金が高いという町民の皆さんの声、それは何もここ数か月間、10月1日に下がらないからといって、急にあがってきた声ではなくて、17億円あまりのプロジェクトそのものが、水道料金が何とか安くならないかということで、始まったプロジェクトだと思います。
その時に水巻町の財政を鑑みた時に、全部で17億円ぐらいいるのであれば、非常にたいへんだということで、北九州市と合併するしかないと、水道事業がですね。
そういった中で、北九州市との合併ということが出てきて、その時にお金がどうなるかということで、北九州市さんも水巻町の財政事情が厳しいだろうということで、北九州市との差額の中から2年数か月なりなんなりをかけて支払うっていう案が数年にわたっての協議の中で出てきたのだと思います。
ここで、時間もありませんので、町長にお聞きしたいのは客観的な情勢は何も変わってないと思うんです。
6月議会に直前に請願が出ました。請願は通りましたが、水巻町が2億9千万を6月以降に、この水道事業に新たに投資ができるという、そういう財政的な大きな変化があったこと以外に、その財政的に投入する理由が私は見つからないと思うんです。
町民の皆さんの声とおっしゃいますが、元々それを受けて行った事業であって、そういった中で、水巻は苦しいということで差額から、お支払する等とあったわけでして、2億9千万を払えるのであれば、1番最初から水道課の方との協議の中で、当然、話し合われるべきものだったと思うのですが、それがなされてないということは、非常に財政のことを考慮されたんだと思います。
ですから、町長は請願を受けてとおっしゃいますが、請願を受けたからといって、すぐ予算措置を取るというのが、いわゆる危機管理に対して非常に問題があるということが1点あると思います。
時間もありませんが、国の赤字国債発行がストップしました。県の方の分だけですが、支払いも遅れております。
いつ、市町村にそういうことが降りかかってくるかもわからないことを考えますと、危機管理に対して町長は無責任ではないかと思います。
時間もありませんが、赤字国債の発行未定という、その分も受けて、町の行政のトップとしての危機管理、自然災害だけではなくて、財政の危機管理の責任者としての発言を求めます。お願いします。
副議長(柴田正詔)
町長。
町長(近藤進也)
財政措置につきましては、国の今言われる国債の発行ができないと、地方も迷惑かけてるんじゃないかと、県に対してはそうかもしれませんが、市町村に対しては、そのようなことは起こっておりません。
当然、財源措置も行われて、地方交付税もきちんと例年通り振り込まれました。
今回の決算によります財政黒字の結果をふまえて、これまで説明してきたことよりも、さらに財源が余ったと、余剰金が出たということで、この請願書も受けて、できることはやると、できないことはできないものです。
無い袖は振れないということでございますので、できるからやったと、しかも町民からの多くの強い要望にこたえようということが行政の姿勢でございますので、そのような措置を行った次第でございます。
副議長(柴田正詔)
川本議員。
1番(川本茂子)
精神の方のお知恵を町長の力量で、どうか対策を考えていただきたいと、切に切にお願いを申し上げます。
行政は立ち入りたくないでしょうけども、住民さんの、もし、お顔を知っている人だったら、お声をかけていただきたいと思います。
もう0分ですけども、あと、ぼた山の件ですけども、硫化水素、あの下に住んでる方は、今現在、まだ苦しんでいらっしゃいます。
まだ、あの山から今度は何が出てくるんだろう、日記をつけていらっしゃいます。この24年の1月、また汚いものが流れ出したと。
いつ、あの山には一体何が埋めてあるのだろうか、いやになる、次は何が出るのだろうか、これは平成24年の1月に、この硫化水素で苦しんで苦しんで、ずっと頭が痛い、頭痛がする、目が痛い、あの山からなんか変なのが流れ出した。
そのことのその地域の方の日記です。
そこら辺をしっかり考えて、町有地の問題も絡んで、ぼた山は自然林だったんです。あのぼた山ではありません。そのことを申し述べて終わりたいと思います。以上です。
副議長(柴田正詔)
公明党の質問が終わりましたので、職務を議長と交代いたします。暫時、休憩いたします。
午後02時31分 休憩
午後02時32分 再開
議長(川本茂子)
再開します。本日の一般質問を終わります。以上をもって、本日の日程は、全部終了いたしました。本日は、これをもって散会いたします。
午後02時33分 散会
このページの担当部署
議会事務局
電話番号:(代表)093-201-4321