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平成19年 第4回水巻町議会臨時会 会議録

更新日:2021年3月16日

議事日程

日程第 1 会議録署名議員の指名について

日程第 2 会期について

日程第 3 議案第39号 吉田第一汚水幹線管渠築造工事の請負契約の締結について

出席議員

1.出席議員

  • 1番:池田 稔臣
  • 2番:川本 茂子
  • 3番:松岡 章
  • 4番:志岐 義臣
  • 5番:井手 幸子
  • 6番:岡田 選子
  • 7番:吉武 文王
  • 8番:白石 雄二
  • 9番:吉岡 正
  • 11番:近藤 進也
  • 12番:小田 和久
  • 13番:吉住 善明
  • 14番:入江 弘
  • 15番:美浦 喜明
  • 16番:野添 晴也
  • 17番:柴田 正詔
  • 18番:舩津 宰

2.欠席議員

  • 10番:林 一広

3.議場に出席した議会事務局の職員

  • 局長:山松 正美
  • 係長:手嶋 圭吾
  • 主任:安元 一喜

4.地方自治法第121条の規定により、議場に出席したもの

  • 町長:矢野 繁敏
  • 総務課長:織田 隆徳
  • 企画財政課長:野口 和夫
  • 管財課長:日熊 国幸
  • 産業建設課長:永沼 良
  • 水道課長:藤崎 清海
  • 下水道課長:前田 優二
  • 学校教育課長:小野 元
  • 生涯学習課長:小野 元次
  • 福祉課長:森下 正憲
  • 住民課長:行実 利夫
  • 税務課長:内海 祥隆
  • 会計管理者 藤川 久雄
  • 図書館・歴史資料館館長:牟田 孝則

議事録

平成19年8月7日

午前10時00分 開会

議長(池田稔臣)

出席17人、定足数に達していますので、ただ今から平成19年第4回水巻町議会臨時会を開会致します。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(池田稔臣)

日程第1、会議録署名議員の指名について。今期臨時会の会議録署名議員に6番、岡田議員、7番、吉武議員を指名致します。

日程第2 会期

議長(池田稔臣)

日程第2、会期について、お諮り致します。今期臨時会の会期は本日1日間にしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

― 異議なし ―

ご異議なしと認めます。よって、会期は本日1日間と決めました。

日程第3 議案第39号

議長(池田稔臣)

日程第3、議案第39号 吉田第一汚水幹線管渠築造工事の請負契約の締結についてを議題と致します。町長に提案理由の説明を求めます。はい、町長。

町長(矢野繁敏)

議案第39号 吉田第一汚水幹線管渠築造工事の請負契約の締結について。平成19年7月30日、指名競争入札に付した結果、落札者と請負契約を締結したいので、議会の議決を求めるものです。なお、契約の相手方は、福岡市博多区上呉服町10番1号、みらい・志道共同企業体 代表者、福岡市博多区上呉服町10番1号、みらい建設工業株式会社九州支店、執行役員支店長原本幸二氏、構成員、福岡県遠賀郡水巻町頃末北1丁目15番1-701号、株式会社志道工務店水巻支店、支店長上野隆廣氏で、契約の金額は7,281万2,250円です。よろしくご審議をお願い致します。

議長(池田稔臣)

町長の提案理由の説明が終わりました。ただ今から、質疑を行います。質疑はありませんか。─小田議員。

12 番(小田和久)

12番、小田です。議案書を見ますと、指名された業者の中に幾つか国から処分を受けとる、談合で、違法だということで処分を受けとる業者が指名をされとるわけですが、これは何で、そういう業者が指名されると、指名するということになったのか、お尋ねします。

議長(池田稔臣)

はい、町長。

町長(矢野繁敏)

まず、この工事につきましては、6月議会にご提案させていただきまして、県の北九州土木事務所の関係の工事の談合の件で取下げということになった分でございまして、地元も切望してるということで、今日ですか、臨時議会を再度開いていただきまして、ご提案させていただいております。そういうこと、ちょっと、はじめに念頭においていただきたいと思いますが、防衛庁の談合事件につきましては、18年の2月ごろからでしょうか…ニュース、新聞、それから、インターネットで、そういうことが発覚いたしまして、インターネットでわかるものにつきましては、業者さんにつきましては、今までずっと、指名回避と言う措置を取ってきたわけでございます。しかし、6月22日ですか、発表がございましたが、私のほうは、あと2、3日後に判明したわけでございますが、そうした中と今回の発注の時期が、指名の時期がほぼ重なりまして…いろいろ考慮したわけでございますが…今回、あまりにも指名停止になったゼネコンさんが多いということで、これを今までどおりに省くと、指名回避するということになりますと、この工事が発注できないということでございます。2点理由がございまして、そういう点を考えまして指名をさせていただきました。まず、1点目は、基本から外れますが、この下水道工事の早期着工を吉田の本村の方々、非常に望まれていると、地域の方々が望まれているということがございまして、これを第一優先にしようということが第1点目でございます。この地区は昭和40年代ぐらいに家を建てられた方が多ございまして、今引き込んでおる水道管あたりも相当悪くなっていると。この下水道工事と一緒にやり変えたいというような希望がございます。それがまず第1点でございまして、2点目はですね、この工事につきましてはJRの下をくぐりますし、筑豊線の沿線ということでございまして、マル特業者、つまりゼネコンが持っておりますので、ゼネコンさんを指名せざるをえんという状況がございました。そういうところで一般的な基本を曲げて指名に踏み切ったわけでございます。こうした中でも防衛庁の談合事件とか名古屋の地下鉄工事、それから、どこやったですかね、和歌山のトンネル工事等々で主体的な談合等を果たしたゼネコン、それから、6月議会に指名して辞退されたところ、そういうところは除いて今回は指名させていただきました。ご理解のほどをよろしくお願い致します。

議長(池田稔臣)

はい、小田議員。

12 番(小田和久)

地元の要望が強いというのは、これはわかります。理解できます。しかし、あの、何ですかね、違法したということで処分受けとる業者を選ばなくてもね、指名しなくても、他にまだ業者はいっぱいおるんやないですか。それはどのくらいあります。

議長(池田稔臣)

はい、町長。

町長(矢野繁敏)

私のほうはですね、指名登録業者と預かり業者と分けております。指名登録業者がこういう事件起こした場合にはもう、すぐ指名停止ということで指名は致しません。で、預かり業者につきましては、今まで指名回避と言うことで、ニュースあたりでわかりましたときには、もう指名はしないと、回避すると、何か月間ぐらい回避するというやり方をやってきているわけでございますが、この預かり業者の中で…ゼネコンさんあたりは預かり業者でございます。これは、水巻町に営業所、支店、本店とかございませんので、預かり業者という形になりますが、これらにつきましては、ほぼ、だいたい90社ぐらいあるんやないかと思います。そのうちの、今回、60社が引っかかったということがございます。また、残りの30社も調べましたが、土建業ではなくて、他の、例えば橋梁とかちょっと違う専門的な業者さんがございまして、その中からはなかなか指名ができなかったというとこが実情でございます。

議長(池田稔臣)

はい、小田議員。

12 番(小田和久)

それは結局、90社のうち60社、残り30社。30社のうち、なんちゅうですかね、指名することができる業者は何社あったんですか。そこんとこをちょっと正確にしていただきたいというふうに思うのと、…最悪の場合ですね、最悪の場合、今8社指名したわけでしょ、8社のうち、掌握しとるのは5社がいわゆる違法したというふうにいわれております。残り3社はそうでないですね。この3社ででも入札することができなかったんですかね。他にまったくないとすればですよ。私はあるんじゃないかなと思うんですけどね。そこんとこちょっと、数として明確にしていただきたいというふうに思います。

議長(池田稔臣)

はい、町長。

町長(矢野繁敏)

管財課長のほうから数についてはお知らせいたします。

議長(池田稔臣)

課長。

管財課長(日熊国幸)

先ほど町長のほうから90社ということで、預かり業者で、本町が資格にしております、資本金が5億円以上、そして、福岡市あるいは北九州市に営業所、支店これらを持っているところが90社ほどございました。で、今回の公正取引委員会から勧告を受けた業者が60社、そして、先ほど町長が申し上げました前回の6月に提案したところの辞退をしたところが11社ほどあります。それに名古屋の地下鉄談合、和歌山のトンネル談合、そのほか大阪あたりでも水道局の談合、そういうことで関係者が逮捕されたというようなところもこれを除外をする。そして、数はあれなんですが、その全体の数から残ったら、その差し引き─重複しておる所もありますが─これを除いたところも、主要とするところが、例えばダムとか、高速道路の橋梁が専門だったり、農林関係の干拓とかですね、そういう下水道とは直接関係のないような工事を主体的にやってる。そして、ゼネコンの大きな、スーパーゼネコン、中堅のゼネコン、地方の主要ゼネコンのほとんど下請けでそういった業種をやっておられる部分でありますから、この60社を排除すると、とてもやない、指名ができないという状況がございました。そういうことで今回は、これを入れてするのか、これを排除して、国に従って2カ月程度の指名停止をして、そのあとに再度やりかえるのか、私どもも悩みました。しかし、今回は5月からずっと遣り上げてきた件でありますし、地域の要望も非常に高いと。これが今回発注していかないと、2カ月後に出していくと、この下水道事業は本年度発注できないという事情等もありまして、どちらかを選択することにおいて、私どもは住民の期待に沿って、あえて発注者の批判はあるにせよ、住民のほうを採っていこうということで決断をさせていただきました。以上でございます。

(「議長」という声)

(「もうできんやろ」「4回です」という声)

(「答弁が明確でない」という声)

議長(池田稔臣)

あとは委員会で聞いてください。はい、吉住議員。

13 番(吉住善明)

その残された30社のうち下水道工事にまったく関わってない業者っちゅうのが何社あって、実際に実績を持っている業者は何社あるのか、ちょっと、お聞きしたいんですが。

議長(池田稔臣)

どっち…はい、課長。

管財課長(日熊国幸)

数字的には何社という資料は今は持っておりません。

議長(池田稔臣)

はい、吉住議員。

13 番(吉住善明)

あるのか、なかったのか。まったくなかったのか、あるいは、あって資料がないのか。あるとすれば、その資料は委員会でも提出していただいたらいいんですが。どうでしょうか。

議長(池田稔臣)

はい、課長。

管財課長(日熊国幸)

資料はございません。預かり業者の一覧の名簿はございますが、この90社、90数社的な分の名簿は持ち合わせておりません。

議長(池田稔臣)

はい、吉住議員。

13 番(吉住善明)

先ほどの答弁では、そういう下水道工事をやっているゼネコンの業者30社のうち、適当なものがいないと、こういうことでやむを得ず処分を受けた業者を入れざるを得なかったという答弁だったと思うんですね。そうすれば実績はちゃんとあなたのほうで調べてその上で30社のうち、どこもなかったという前提で処分されたのを選んだんじゃないんですか。それを資料がないちゅうのはおかしいんじゃないんですか。

議長(池田稔臣)

はい、課長。

管財課長(日熊国幸)

資料として、そういう一覧表とかそういったものは作成しておりません。各預かり業者のこれまでの経歴とかいうのを全部一通り見るなかで、今回は60社の部分を入れないと指名ができないという状況を確認しました。

議長(池田稔臣)

質疑を終わります。ただ今、議題となっています、議案第39号 吉田第一汚水幹線管渠築造工事の請負契約の締結については、総務財政委員会に付託いたします。なお、本案は後ほど休憩を取り、総務財政委員会を開催し、審議の後、本会議を再開し採決を行います。

暫時休憩致します。

午前10時16分 休憩

午前11時48分 再開

再開をします。

日程第3、議案第39号 吉田第一汚水幹線管渠築造工事の請負契約の締結についてを議題と致します。本案は総務財政委員会に付託していましたので、総務財政委員長の審査報告を求めます。はい、委員長。

総務財政委員長(舩津 宰)

議案第39号 吉田第一汚水幹線管渠築造工事の請負契約の締結について。本日8月7日の総務財政委員会において、慎重に審議しました結果、賛成多数で可決致しましたことをご報告致します。

議長(池田稔臣)

総務財政委員長の報告が終わりました。委員長報告について、質疑はありませんか。─はい、野添議員。

16 番(野添晴也)

16番、野添です。委員長報告に質問を致します。本日の議題は、みらい建設工業および志道工務店、この2社との工事請負契約を結びたいという議案が提案されております。そこで、総務財政委員会におきまして、長時間議論されましたが、このみらい建設工業あるいは志道、ここと契約することについて、私は賛成したらいいのか、反対したらいいのかわかりません。そこで、総務財政委員会で、このみらい、特にみらい建設工業につきまして、どういう過去の問題があったのか、どういう議論がされたのかを委員長にお尋ねいたします。

議長(池田稔臣)

はい、委員長。

総務財政委員長(舩津 宰)

総務財政委員会で審議いたしましたけども、みらい関係については質問も出ておりませんし、全体的な20社の入札予定の中から8社が入札をしてきたと、それの中で最低価格は3社という中から、くじ引きという形で3社の中から志道工務店がなったというふうに執行部からのご報告で、あと皆さんからもみらいがどういう会社なのかというのは出ておりませんでしたので、私自身は把握はしておりません。以上です。

議長(池田稔臣)

質疑を終わります。ただ今から討論を行います。ご意見ありませんか。─はい、岡田議員。

6 番(岡田選子)

今回の入札の工事契約なんですけども、8社の入札参加のうち、6社までがいろいろな談合事件で処分を受けている中での入札です。その中でわずか2共同企業体だけが関係がない企業ということで、この入札が果たして正当だったのかどうかということに疑問を持たざるを得ません。そして、この8社を選んだ、その根拠なんですけれども、ゼネコン関係で90社の、預かり業者の中に90社あるという説明がありました。その中で60社が指名停止処分を受けている。その残りの30社について委員会の中で資料を出して、その30社の中で入札はできなかったのかどうかということを確認するためにも、その30社についての資料を出して欲しいということを言いましたが、それについてはその他の企業では港湾とか山道とか橋梁が専門で下水道関係の企業はなかったという口頭での質問だけで、キチッとした資料の提出も望めませんでした。で、今回やはり、議会と致しましてはこういう契約につきまして、やはり、全国的に問題に大きくなっている談合事件、このように関与した企業を参加させて入札するという水巻町としての政治姿勢の問題としても、今回の入札は正しかったのかどうか、まだ納得できる説明をいただいていないと思います。それで今回の入札現場での大変な仕事の関係もあるかと思いますし、住民の要望もあるかと思いますが、そういうことだけをとらわれる問題ではなくて、政治的な問題としてこの談合をこれから許していくのかどうか、厳しい姿勢で水巻町が臨むという点を考えることも大変重要なことだと思っています。ですから、私どもと致しましては、今回の入札、この契約案件につきましては、入札は処分の期限が終了後に正当に行われるべきではなかったのか。それとまた、処分を受けていない企業だけで入札をきちんと行うことができなかったのか。その辺、しっかりと説明がありませんでしたので、今回の議案については反対を致します。

議長(池田稔臣)

はい、近藤議員。

11 番(近藤進也)

11番、近藤です。入札結果に基づいて、みらい建設がどうだというわけじゃありませんが、同じ札を入れた3業者がいるということで、最低制限価格に揃い踏みをしているということと、それから、処分の対象である60社の中にみらい建設も含まれているということから、この業者だけを特定して委員会では質問をしておりません。しかしながら、北九州、あるいは芦屋町、岡垣町、近隣の市町村につきましても既に処分されている中で本町だけが特別扱いということは決して許されるものではありません。やはり、議会が執行部の提案について事後承諾した後に必ず「議会が決めたことだ」ということを吹聴されるおそれもありますし、よく住民からも聞きます。そういう無責任な態度は改めていただきたいということを注文つけて、今回のこの違反行為について、違反行為があれば、それに対してきちんと対処し、公共工事というもののあり方を執行部は当然のモラルを示すべきではないかというふうに思います。また、そこに特段の事情があろうとも公共に応える義務があるわけですから、そういった意味からも地元が望んでいるからといって何が何でも強行するというのは、やめていただきたい。基本的に公共に資する目的はそこにすむ暮らしの利便性だけの追求ではなく、公共の仕事に従事するものの姿勢が問われているわけですから、今回の議案について反対を致します。

議長(池田稔臣)

討論を終わります。─美浦議員。

15 番(美浦喜明)

15番、美浦です。今回、下水工事が水巻町で行われることになりまして、初めてこういうケースが出ました。しかしながら、今回、町民の利益あるいは、水巻町における入札行為の中でJVが最低価格で3社でくじ引きになると、そういう健全な形になっています。そういうことも評価できますし、工期の問題あるいは補助金等いろいろあります。ただ、一つ指摘もありますが、そういうことは今後十二分に─こういうケースはあまりないと思いますが─今後十二分に注意をされて、執行していただきたいということで、この議案に対しては、賛成をしたいと思います。

議長(池田稔臣)

討論を終わります。ただ今から採決を行います。議案第39号 吉田第一汚水幹線管渠築造工事の請負契約の締結について、原案に賛成の方は挙手をお願いします。

( 賛成者挙手 )

賛成多数と認めます。よって議案第39号は、原案の通り可決致しました。

以上をもって、本日の日程は全部終了しました。

以上で今期臨時会の日程は全部終わりましたので、平成19年第4回水巻町議会臨時会を閉会致します。

午前11時58分 散会

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電話番号:(代表)093-201-4321