平成18年 第8回水巻町議会定例会 会議録

同意第3号 水巻町教育委員会委員の任命について、同意第4号 水巻町教育委員会委員の任命について、同意第5号 水巻町教育委員会委員の任命について。以上3件については、一括して提案させてもらいます。教育委員については、前教育長の大田治彦氏が平成18年3月6日に任期満了となり、また、楠本道代氏が本年10月31日付で辞職されました。更に、本年12月25日に服部晴美氏の任期が満了となります。従いまして、現在欠員となっています教育委員に為近勝氏と大村正義氏を任命いたしたく、また、任期満了となります服部晴美氏を再度任命いたしたく、地方教育行政の組織および運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。現在の教育行政を取り巻く環境は憂慮すべき状況にあり、早急な教育委員会の体制確保は重要な情勢であります。よろしくお願いします。

報告第13号 住宅使用料等滞納者に対する訴えの提起の専決処分の報告について。地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている事項について、住宅使用料等滞納者に対する訴えの提起の専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものです。内容としましては、申立ての相手方は3件で、1件は平成17年11月から、1件は平成17年10月から、1件は平成18年1月から住宅使用料をそれぞれ滞納し、再三の催告にもかかわらず支払わないため、明渡し請求の訴えをおこしたものであります。

認定第2号 平成17年度水巻町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号 平成17年度水巻町国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号 平成17年度水巻町老人保健事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号 平成17年度水巻町地域下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号 平成17年度水巻町公共下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、以上については、一括して提案させてもらいます。この認定5案件は、地方自治法第233条第3項の規定に基づき、議会の認定を得たいので、監査委員の意見書を付して提出するものであります。よろしく、お願いします。

平成17年度水巻町一般会計および特別会計の決算審査を平成18年6月26日から6月27日まで、および、平成18年10月4日から10月30日にわたって行いましたので、その結果についてご報告します。審査の対象は、平成17年度水巻町一般会計、国民健康保険事業特別会計、老人保健事業特別会計、地域下水道事業特別会計および公共下水道事業特別会計のそれぞれの歳入歳出決算であります。町長から提出されました、各会計の歳入歳出決算書および関係書類等を基に審査いたしました結果、各会計とも議決された予算の目的にそって、正確に処理されており、適正であることを認めました。

それでは、詳細は省略させてもらい、総括的な意見を申しあげます。まず、一般会計であります。歳入決算額75億3,316万1千円、歳出決算額73億6,091万1千円で、差し引き形式収支では1億7,225万円の黒字決算ですが、実質単年度収支では2,184万7千円の赤字決算となっています。歳入については、前年度より7億6,989万3千円、9.27％の減少で、主なものは、一般財源である町税が4,714万3千円、2.06％、地方譲与税が5,635万5千円、35.20％、県支出金が1,953万3千円、4.82％増加していますが、反面、地方交付税が5,882万1千円、2.45％、国庫支出金が6,558万5千円、12.14％、繰入金が1億6,000万円、80.00％、町債が6億450万円、53.73％の減少となっています。

次に、歳出については、前年度より7億8,647万4千円、9.65％減少しています。これは義務的および経常的経費において、前年度は減税補填債の借り換えがありましたが、本年度は無かったため、6億9,327万3千円、10.43％の減少で、投資的経費は1億4,043万1千円、23.12％の減少となっています。 次に特別会計であります。国民健康保険事業特別会計は形式収支では、2,714万6千円の黒字決算ですが、一般会計からのその他繰入金と基金取り崩し額を差し引くと1億103万3千円の赤字決算となっています。老人保健事業特別会計は、48万7千円の黒字決算であります。高齢化社会の進展に伴う医療費の増加により、国民健康保険事業特別会計は一般会計から、その他繰入金として、7,817万9千円、保険給付費支払準備基金から5千万円の繰り入れを行なわなければ、赤字決算になる厳しい財政状況にあり、基金も減少し、一般会計からの繰入金に頼らざるを得ない状況であります。医療費支出の削減と歳入の確保については特段の取り組みが必要であると思われます。そのため、疾病予防策の強化を図るとともに、歳入の確保については、徴収率の向上に更なる努力を望むものであります。また、昭和62年から据え置いている国民健康保険税の税率について、見直しの検討時期ではないかと考えます。今後とも安定した国民健康保険事業の運営に一層努めて頂きたいと思います。地域下水道事業特別会計は、613万4千円の黒字決算で、公共下水道事業特別会計も、3,057万4千円の黒字決算となっています。

ご承知のとおり、地方財政を取りまく状況は大きく変化しており、地方交付税、国庫支出金、県支出金等の依存財源は減少が続いています。一方、社会福祉費は増加の一途で次年度以降も財政事情は一層厳しくなると予想されます。現在町において取り組まれている行財政改革緊急行動計画を前倒しし実施することなど、歳出の削減と、歳入の確保を図り、財政の健全性の確保に努められるよう要望します。

次に、平成17年度定額資金運用基金運用状況調書の審査について、ご報告申し上げます。対象の定額資金運用基金は土地開発基金ほか2基金であります。審査の結果は、それぞれの設置目的に沿って効率的に運用されており、計数は正確で、その執行は適正であると認めます。以上をもちまして、平成17年度一般会計・特別会計の決算審査および定額資金運用基金運用状況調書の審査についてのご報告とします。

議案第86号 水巻町消防賞じゅつ金および殉職者特別賞じゅつ金条例の一部改正について。非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令（平成18年政令第315号）が平成18年9月26日に公布施行され、平成18年4月1日から適用されることに伴い、本条例の一部を改正するものであります。主な改正点は、本政令に定められていた賞じゅつ金の対象となる障害の基準について、地方公務員災害補償制度との均衡を考慮した機動的な対応を可能とするため、新たに総務省令にて定めることとなった点であります。よろしく、ご審議をお願い致します。

議案第87号 水巻町乳幼児医療費の支給に関する条例の一部改正について、議案第88号 水巻町重度心身障害者医療費の支給に関する条例の一部改正について、議案第89号 水巻町母子家庭等医療費の支給に関する条例の一部改正について。以上3議案については、関連がありますので一括して提案させてもらいます。健康保険法等の一部を改正する法律が平成18年10月1日に施行されたことに伴い、福岡県において乳幼児医療費支給制度、重度心身障害者医療費支給制度および母子家庭等医療費支給制度に係る、条例準則および条例施行規則準則が改正されましたので、本町の各条例の一部を改正するものであります。内容については、乳幼児医療費支給制度および重度心身障害者医療費支給制度においては条例中の「標準負担額」を「食事療養標準負担額」に、母子家庭等医療費支給制度においては、条例中の「標準負担額」を「食事療養標準負担額および生活療養費標準負担額」に改めるものであります。よろしくご審議をお願い致します。

議案第90号 水巻町営住宅下水道条例の一部改正について。吉田町営住宅5階建および二町営住宅については、各住宅内に設置した下水処理場にて汚水処理を行っていますが、今回、吉田町営住宅5階建については、下水処理場を廃止し、公共下水道に接続すること、および先の9月定例議会において下水道使用料の改定議案が可決されたことに伴い、二町営住宅下水処理場の使用料を改定する必要があることから、条例の一部改正を行うものであります。なお、施行日については、吉田町営住宅下水処理場の廃止については、公共下水道との接続と同時に行うこととなりますが、現時点では接続工事の時期が確定しておりませんので、本改正条例の公布の日から4月を越えない範囲内にて施行規則により別途定めることといたしています。また、使用料の改定については平成19年4月1日からと致しています。よろしくご審議をお願い致します。

議案第91号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定について。地方自治法の一部を改正する法律（平成18年法律第53号）が平成18年6月7日に公布されたことに伴い、改正が必要な関係条例を一括して整備するため、本条例を制定し、関係条文についてそれぞれ所要の改正を行うものです。主な改正点は、助役を副町長に改める点および、町吏員を町職員に改める点であります。よろしくご審議をお願いします。

議案第92号 水巻町副町長定数条例の制定について。地方自治法の一部を改正する法律（平成18年法律第53号）が平成18年6月7日に公布され、改正後の第161条第2項にて、副町長の定数を条例で定めることとされましたので、「水巻町副町長定数条例」を制定するものです。よろしくご審議をお願い致します。

議案第93号 水巻町福祉有償運送運営協議会条例の一部改正について。自家用自動車による有償運送が、道路運送法第80条第1項の例外措置の国土交通大臣の許可から、登録へ改正されたことに伴い、本条例の一部を改正するものであります。よろしくご審議をお願いします。

議案第94号 水巻町保育所設置条例の一部改正について。水巻町第2保育所の定員は、現在90人となっていますが、毎年入所希望者が多く、保育所への入所の円滑化について、平成10年2月13日付 厚生省児童家庭局保育課長通知に基づき定数を超えて受け入れを行っています。しかしながら、保育の実施は定員の範囲内で行うことが原則であり、定数を90人から施設規模としては十分収容可能な人数である110人に変更するものであります。よろしくご審議をお願い致します。

議案第95号 福岡県自治振興組合を組織する地方公共団体の数の減少について、議案第96号 福岡県市町村災害共済基金組合を組織する地方公共団体の数の減少について、以上2議案については、関連がありますので一括して提案させてもらいます。八女郡上陽町の八女市への編入に伴い、福岡県自治振興組合および福岡県市町村災害共済基金組合を構成する地方公共団体の数が減少しますので、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものであります。よろしくご審議をお願いします。

議案第97号 平成18年度水巻町一般会計補正予算（第3号）について。今回の補正予算は、私立保育所の運営費委託料が入所園児数の増加によりまして、不足が見込まれること。遠賀・中間地域広域行政事務組合の老人福祉施設の入所者数の減少および措置単価の減額により、構成団体からの入所委託料が減少することから、組合負担金の増額が生じること。また、いきいきほーるの駐車場整備事業などについて所要の補正をお願いするものであります。予算の総額は、規定の歳入歳出予算の総額に、それぞれ、3千716万3千円を追加いたしまして、76億3千981万3千円といたしています。財源については、保育所運営費の国・県負担金、1千581万7千円、保護者負担金584万3千円、地方交付税1千380万3千円などを充当いたしています。よろしくご審議をお願いします。

議案第98号 平成18年度水巻町地域下水道事業特別会計補正予算（第1号）について。今回の補正予算は、宮尾台団地の汚水管補修工事670万円の増額補正をお願いするものであります。当該団地の汚水管は、昭和61年に敷設され、20年以上が経過しており、老朽化が激しく、管の一部に亀裂が発生したものであります。予算の総額は、既定の歳入歳出予算にそれぞれ、500万円を追加いたしまして、5千190万円といたしています。財源については、前年度繰越金を全額充当し、歳出予算の予備費を170万円減額し、調整しています。よろしく、ご審議をお願い致します。

議案第99号 平成18年度水巻町公共下水道事業特別会計補正予算（第2号）について。今回の補正予算は、高松中継ポンプ場築造工事の継続費の予算について契約を行いましたところ、その総額および年割額に変更を生じましたので減額の補正をお願いするものであります。継続費の総額については、当初の計画額である3億7千万円から、1億1千万円を減額し、2億6千万円とし、年割額についても18年度の事業費を7千万円、19年度を4千万円それぞれ減額いたしています。また、この継続費の18年度事業費の減少にともなう国庫補助金の減少に対応するため、継続費以外の事業費を同額増額いたしています。従いまして、結果的には歳入歳出予算の総額に変更はございません。なお、継続費の対象事業費については、予算の管理を明確に行うため、新たな「項」を設けて管理することといたしています。よろしくご審議をお願い致します。