風しん
更新日:2024年4月1日
風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。
近年は、海外で感染して帰国後発症するなどの事例が散見されています。
感染経路と主な症状
風しんウイルスは、感染者の飛まつ(唾液のしぶき)などによって人から人へうつり 潜伏期間は14日から21日で、主な症状は発疹、発熱、リンパ節の腫れなどです。発疹の出る前後約1週間は人に感染させる可能性があります。また、重篤化すると、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど入院加療を要することもあります。
特に、妊娠初期に感染すると「先天性風しん症候群」の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。妊娠中は風しんの予防接種ができないため、家族など周囲の人が風しんに感染し、妊婦にうつしてしまうことがないように予防が必要です。
先天性風しん症候群とは
妊娠初期の女性が風しんウイルスに感染すると、お腹の中の赤ちゃんも風しんウイルスに感染し、目・耳・心臓などに病気をもって生まれてくる可能性があります。これらの病気のことを「先天性風しん症候群」といいます。
予防のポイント
風しんの予防、感染の拡大防止には、予防接種が効果的です。
- 乳幼児・児童定期予防接種
1歳児、小学校入学前1年間の幼児は、定期予防接種(無料)ができます。
妊婦を守るため、妊娠希望者や妊婦の周りにいる人は、風しんにかからないよう予防に努めましょう。
対象者は無料で風しん抗体検査(福岡県)を受けることができます。
風しん抗体検査の結果、 抗体が不十分である人は、任意での予防接種を受けましょう。
45歳から62歳(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれ)の男性は、抗体保有率が低い世代です。
対象者には令和元年に無料クーポン券を発送しています。紛失した人は、健康課(いきいきほーる)に問い
合わせてください。
このページの担当部署
いきいきほーる 健康課
電話番号:093-202-3212