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総合教育会議 会議録(平成27年5月28日)

更新日:2021年3月16日

平成27年度 第1回水巻町総合教育会議

日時

平成27年5月28日(木曜) 15時から15時50分

場所

水巻町役場 3階 301会議室

出席者

  • 町長:美浦 喜明
  • 教育委員長:原 弘
  • 教育委員:藤崎 さゆり
  • 教育委員:田中 和喜
  • 教育委員:大竹 順司
  • 教育長:小宮 順一
  • 副町長:吉岡 正
  • 総務課長:蔵元 竜治
  • 企画財政課長:篠村 潔
  • 学校教育課長:中西 豊和

注:人名の漢字表記について、JIS第1・第2水準以外の漢字については、対応する常用漢字で表記しています。

欠席者

なし

議事録

学校教育課長(中西豊和)

ただ今から平成27年度第1回水巻町総合教育会議を開催いたします。

町長(美浦喜明)

地方教育行政の組織および運営に関する法律の改正により、本町におきましても教育大綱を策定することが義務付けられました。私としては、教育長を中心に教育大綱案を精査していただき、水巻の教育の改善に取り組んで行きたいと考えています。それを受け、行政サイドは、教育関連の施設改善やソフト面の充実を図っていきたいというのが私の考えです。

学校教育課長(中西豊和)

続きまして、次第2自己紹介を行っていただきます。

― 出席者より自己紹介 ―

次に議題(1)水巻町総合教育会議運営要綱について説明いたします。

本要綱は、地方教育行政の組織および運営に関する法律第1条の4の規定に基づき設置する本会議の円滑な運営に必要な事項を定めています。第2条で会議の招集については、町長が教育委員会へ通知することとなっております。

第3条では、会議の成立要件および公開・非公開について、定めています。

第4条では、議事録の作成を義務付けています。

法律では、努力義務となっていますが、多くの自治体が作成および公表しておりますので、当町においても議事の要旨を公表するように定めています。

第5条では、説明員として同席させる者を定め、必要がある場合は、その他の職員や学識経験者を出席させることができるように定めています。

第6条、第7条では、会議の事務局およびその他必要な事項を定めることを想定した条文としております。

以上で説明を終わります。何か、ご質問がありましたら、よろしくお願いします。

町長(美浦喜明)

参考までに、郡内の状況を説明してください。

学校教育課長(中西豊和)

岡垣町と芦屋町は、町長部局が事務局、遠賀町は、教育委員会部局が事務局となっています。

次に、(2)平成27年度水巻町教育基本構想および水巻町教育施策についてご説明いたします。

本構想および施策は、本年4月に教育委員会にて議決したものです。

内容といたしましては、水巻町第4次総合計画の目標を受け、教育分野では「ひと」が主役のまちづくりを基本理念に「楽しく学び個性と感性を磨くまちづくり」をすすめることを定めています。さらに、この基本理念や教育の動向を踏まえて、子どもたちの「生きる力」と「思いやりの心」を育み、一人ひとりの個性を尊重した教育の充実やさまざまな交流・体験活動等を通して、将来の水巻町を担う「人づくり」を行うとともに、本町固有の文化や伝統等を通して、郷土を誇りに思う「心づくり」を推進するために6つの施策体系と教育施策の8つの柱を設定しています。

6つの施策体系としては、「生きる力と思いやりの心を育む学校教育の充実」 「地域教育力の充実と開かれた学校づくり」「互いに学び磨きあう生涯学習の推進」「心身を育むスポーツの振興」「文化・芸術の振興と文化財の保護・活用」 「国際交流・平和学習の推進」を定めました。この施策体系を教育施策として、8つの柱を設けています。さらに、この教育施策を学校教育目標、社会教育目標、人権教育・啓発推進施策として詳細な目標を定めています。以上で説明を終わります。

町長(美浦喜明)

昨年度と大きく変わったところは、ありますか。

学校教育課長(中西豊和)

大きくは、変わっておりません。ただし、学校教育目標等については、新しい教育長や教育委員の意見を反映させて、文言や表現を少し変更しました。

町長(美浦喜明)

教育長のご意見をお願いします。

教育長(小宮順一)

先ほど、課長が説明いたしましたが、概ねこれまでの教育施策を踏襲しております。ただし、就任後、学校教育目標については、加筆・修正等をしておりますが、大きくは、変わっておりません。

学校教育課長(中西豊和)

次に水巻町教育大綱(案)についてご説明いたします。

― 大綱案の説明 ―

先ほど説明いたしました、教育施策をベースに大きくは、学校教育と社会教育に分け、それぞれの目標を加味したなかで、体系的にまとめ、教育大綱としています。まず、学校教育としては、子どもたちの「生きる力」と「思いやりの心」を育み、一人ひとりの潜在的な力を最大限に引き出す教育の充実やさまざまな交流・体験活動等を通して、将来の水巻町を担う「人づくり」を行うとともに、本町固有の文化や伝統等を通して、郷土を誇りに思う「心づくり」を推進しますとしております。

真ん中の四角で囲んだ部分を目指す水巻町の教育とし、先ほど教育長が触れましたが、「自立」「協働」「健康」「規範」の4つの言葉をキーワードに、大きな施策6項目を上げております。「特色ある学校づくり」「学力の基礎・基本の充実」「豊かな心と健やかな体の育成」「学校施設の整備と有効活用」「信頼される学校づくり」「幼保・小・中との連携」以上です。

次に社会教育についてですが、急激な社会情勢の変化や生活水準の向上に伴い、私たちのライフスタイルや価値観が多様化しています。「物の豊かさ」よりも、生きがいづくりや、自然とのふれあい、充実した余暇活動など、「心の豊かさ」が求められています。町民一人ひとりの生涯を通じた学習活動を推進するため、「いつでも」「どこでも」「だれでも」が学ぶことができる生涯学習社会の充実に努めますと定めています。

大きな目標としては、「いつでも・どこでも・だれでも」学べる生涯学習社会の実現を掲げています。加えて、大きな施策6項目を上げております。「生涯学習社会の実現」「健康・体力づくりの推進とスポーツの振興」「人権教育・啓発の推進」「やすらぎと生きがいを育む社会教育活動の充実」「健全な青少年の育成」「芸術・文化の振興と文化遺産の保護」以上です。

以上学校教育と社会教育を中心に大綱案を作成しております。

今回、お示しした大綱案については、あくまでもたたき台として作成しており、今後、この中に追加したり削除したりする部分があろうかと思いますので、皆様のご意見をいただきたいと考えております。以上です。

町長(美浦喜明)

大綱案は、いつまでに作成しなければならないのか。

学校教育課長(中西豊和)

早ければ、早い方がいいかと思いますが、そんなに急がなくても良いと考えております。

町長(美浦喜明)

今回出されている大綱案について、教育委員会で再度精査していただき、もう一度会議を開催し、決定するという方針で進めたいと考えていますが、それでよろしいですか。

学校教育課長(中西豊和)

今回の大綱案については、教育委員会の視点でのみ作成していますので、総務課長や企画財政課長にも精査していただき、ご意見等があればそれを盛り込む形で教育委員会において練り上げて行きたいと考えております。

総務課長(蔵元竜治)

文部科学省による法律改正等があった場合には、その都度この大綱を見直す必要がでてきますか。

学校教育課長(中西豊和)

文部科学省主催の説明会では、今回の法律改正による大綱の策定は、自治体の長の任期中に1回程度定めることを想定しているとのことです。先ほど、総務課長から指摘があった内容等は、毎年定めます学校教育目標として施策に反映することになると考えられます。

それでは、今後は、教育委員会の中で文部科学省の第2期教育振興基本計画等を参酌し、大綱案を作成していきたいと考えております。

次に進めさせていただきます。今後のスケジュールについてですが、先ほど町長から説明がありましたが、急いで作るものではないと事務局として、認識しております。今回の教育大綱は、総合計画の教育版といったような意味合いもありますので、教育委員会として学識経験者の意見等を聴取したうえで策定した方がいいということもありますので、できれば今年中12月までに議会等へ報告できればよいかなと考えております。以上です。

町長(美浦喜明)

この大綱は、大事な問題ですので、私も時間をかけて策定し、最悪12月に間に合わなくて、年明けての議会への報告でも構わないと考えておりますのでよろしくお願いします。

学校教育課長(中西豊和)

それでは、その他ということで、先ほど町長からご発言がありましたが、教育委員さんから、町長や副町長への要望等、忌憚ないご意見いただけたらと思います。

町長(美浦喜明)

先ほども言いましたが、教育委員会で教育長を中心に水巻町の教育を行っていただきたいと考えております。そのために、行政としては、予算を組んで、やっていきたいと考えております。小中学校へのクーラーの設置もその一環であります。今後は、耐震工事やクーラーの設置が完了しましたら、各学校のトイレの改修等が必要ではないかなと考えております。また、通学路の整備等の問題ですが、今年は、9月以降に各学校を教育長と一緒に訪問して、PTAの方々と懇談をして、陳情の内容を精査したいと考えています。何かありましたら、ご発言ください。

教育委員(田中和喜)

私は、施設面で必要な事は、クーラーの設置とトイレかなと考えていましたので、先ほど町長の方から説明がありましたが、ぜひ実現に向けてよろしくお願いしたいと思います。

町長(美浦喜明)

今後は、小中学校7校のトイレの現地調査を実施し、年次計画を立てて、整備していかなければと考えておりますので、担当課に計画を立てさせます。

総務課長(蔵元竜治)

関連してですが、今年度防災会議において、法律改正により学校等の公共施設を避難所として指定することになりますので、トイレの問題やクーラーの設置については、避難所として必要な設備となるため、ぜひ町としても整備していかなければならないと考えています。また、昨今は、土砂災害の警報等が多く出されており、地域住民の方が小学校の体育館へ避難をするように案内をしていますことから、毛布や飲料水などの防災用品の保管を学校にお願いしたいと考えております。

企画財政課長(篠村 潔)

今年度は、クーラーの文部科学省の補助金が採択されなかったですが、平成28年度以降も要望を上げて補助金申請を行っていただき、トイレ改修については、文科省の予算措置があればすぐに着工できるよう設計等の準備を行っていただきたいと考えております。

町長(美浦喜明)

その他、教育関係以外のことでも良いですので、何かあればお話しいただいきたいと考えています。私としては、スピード感をもってみんなで取り組んで行くことが必要だと認識していますので、ぜひ、ご意見をいただけたらと思います。

教育委員(藤崎さゆり)

直接は関係ないかも知れませんが、読み聞かせで行っている学校の空き教室問題です。何か、広く地域に利用してもらうなどのことを考えてほしいなと思っています。

町長(美浦喜明)

水巻町の現状としましては、小学校の空き教室問題だけでなく、住民の人口が減ってきています。住環境の整備と教育の質の向上等を図りながら、定住化の促進を図っていく必要があります。

教育委員(大竹順司)

教育施策は、大人の世界の尺度で、つい学力に重点を置く現状がある中、水巻町の教育施策は、子どもたちの規範意識や基礎基本の定着など、本質的なことを重点課題として捉えているところが、非常に素晴らしいと思います。教育委員として、微力ながら、協力していきたいと考えております。

学校教育課長(中西豊和)

貴重なご意見をたくさんいただきました。今後、教育委員会で教育大綱を精査し、総合教育会議へご提案していきたいと思います。本日は、ありがとうございました。

平成27年5月28日 15時50分 閉会

このページの担当部署

学校教育課 学校教育係
電話番号:(代表)093-201-4321