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総合教育会議 会議録(平成28年5月25日)

更新日:2021年3月16日

平成28年度 第1回水巻町総合教育会議

日時

平成28年5月25日(水曜) 15時から15時55分

場所

水巻町役場 3階 301会議室

出席者

  • 町長:美浦 喜明
  • 教育委員長:原 弘
  • 教育委員:藤崎 さゆり
  • 教育委員:田中 和喜
  • 教育長:小宮 順一
  • 副町長:吉岡 正
  • 企画財政課長:篠村 潔
  • 生涯学習課長:村上 亮一
  • 図書館・歴史資料館長:古川 弘之
  • 学校教育課長:中西 豊和
  • 学校教育課課長補佐:吉田 功

注:人名の漢字表記について、JIS第1・第2水準以外の漢字については、対応する常用漢字で表記しています。

欠席者

教育委員:大竹 順司

議事録

学校教育課長(中西豊和)

それでは、ただ今から、平成28年度第1回総合教育会議を開催いたします。

お手元に配布しております。次第によりすすめます。

次第1、開催にあたり、水巻町長よりごあいさつをいただきます。

町長(美浦喜明)

皆さん、こんにちは。

平成28年度第1回総合教育会議ということでお集まりいただきました。

今回の議題は、昨年度策定いたしました「まち・ひと・しごと創生総合戦略」と「平成28年度教育関係予算」、それから今後のスケジュールとなっております。

教育委員会と行政が一体となって、水巻町の教育の底上げをしたいと思っており、今、行政が考えていることについて、教育委員さんへお伝えし、なおかつ、町内各校のPTAの会議へ、出向き、今の水巻の考え方を説明する時間を取っていただきたいと考えております。

昨年度は、各学校のPTA役員会へ出向き、私と教育長、建設課長、学校教育課長が直接PTAの方と話しをしましたが、役場で話しをしますという姿勢だとなかなか、伝わっていないように感じました。できたら、今年は、1年間の中でPTAが集まる時に教育委員会の各課長が教育委員会が行っていることを直接、PTAの皆さんに訴えることにより、多少なりとも意識の改革に繋がっていくのではないかと考えていますので、今後、総合教育会議の中で話しを進めて行きたいと思います。

長くなりましたが、あいさつに代えさせていただきます。

本日は、よろしくお願いします。

学校教育課長(中西豊和)

それでは、次第2、議題に入らさせていただきます。

まず、(1)といたしまして、現在、策定されております「まち・ひと・しごと創生総合戦略」について、企画財政課長篠村より説明いたします。

なお、当会議に関する子育て支援部分の教育委員会所管分については、教育委員会の各担当課長より説明いたします。企画財政課長、お願いいたします。

企画財政課長(篠村 潔)

それでは、説明させていただきます。

平成27年度に策定しました「水巻町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の概要につきまして、本日は、総合戦略の冊子とA3資料の概要版を配付させていただいておりますが、こちらの概要版を使って説明させていただきたいと思います。

この冊子の方は、担当課長が一部説明で活用しますが、後ほど、お目通しいただければと思いますので、よろしくお願いします。

我が国が直面する人口減少の克服と地方創生という構造的な課題に、国と地方が総力を挙げて取り組むため、国は、「まち・ひと・しごと創生法」を制定し、それに基づき、今後目指すべき将来の方向を提示する「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」と、これを実現するための今後5か年の目標や施策の基本的な方向、具体的な施策を提示する「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を取りまとめました。

それと合わせまして、国は、地方公共団体に対しても、27年度までに、国の長期ビジョンと総合戦略を勘案して、各自治体ごとの「地方人口ビジョン」と「地方版総合戦略」を策定するように求めております。

当町におきましては、総合戦略等を作成するにあたり、この冊子に資料として掲載しておりますが、町内在住の18歳から49歳までの男女1,500人と中学3年生にアンケート調査を実施し、広く町民の意見を求めるとともに、庁内組織として町長、副町長、教育長、全課長で構成する「明るいまちづくり推進本部」および町民等で構成される外部組織である「明るいまちづくり推進委員会」を設置し、水巻町の人口の将来展望の検証と人口減少を抑えるための具体的な施策について取りまとめを行っております。

それでは内容の説明をさせていただきます。まず、はじめに概要版の1ページの左側が人口ビジョンでございます。

国立社会保障・人口問題研究所(社人研)によりますと、水巻町におきまして、このまま何も施策を講じなければ、現在29,000人ほどの人口が2060年(44年後)には14,797人まで減少すると推計されています。

そのため、町の目指すべき将来の方向としまして、教育環境・子育て支援の充実による若年者人口の確保、雇用の創出と産業振興による労働力人口の増加、移住・定住の促進による魅力あるまちづくりを進めることにより、人口減少を抑えることとしました。

今後の目標値としましては、合計特殊出生率を2012年時点の1.51から2030年には1.80へ、住民の社会移動、転入と転出の差ですが、2013年時点でマイナス292人であったものを2030年には0にすることにより、2060年の人口を社人研の推計より3,706人多い18,503人を目指すものです。

それを実現するために実施する具体的な施策、2015年から2019年までの5年間の総合戦略が右側のページでございます。

一番上の青い枠ですが、新たに、今回作成した総合戦略のキャッチフレーズを「このせまさがちょうどいい~それ5分でできるよ~」と定めています。

水巻町のコンパクトさを活かしたまちづくりを進め、それをアピールしていくものです。

それ以下に、先ほどお話した、町の目指すべき将来の方向性に合わせた、今後取り組んでいく、3つの政策目標と施策の方向、具体的な施策、取り組み、成果目標を定めています。

はじめに、政策目標1の教育環境・子育て支援の充実についてでございます。

当総合教育会議の所管となる分野でございますので、少し詳しく説明させていただきます。

まず、施策の方向の1点目が子育て世代を支援するでございます。子どもの健やかな成長を促進する支援を充実することにより、子育ての不安感の軽減を図り、安心して出産・子育てができる子育て世代に選ばれるまちづくりを推進することとしています。

具体的な施策でございますが、1つが、幼稚園・保育所の充実を図るでございます。

取り組みとしましては、まず、継続保育の対象年齢の拡大を図ります。

現在、本町における保育所の入所可能数は、入所希望数に比べ大きな余裕がないため、保護者が育児休業期間中の場合、上の子は、特段の事情がない限り、一旦退所となりますが、4・5歳児については、小学校への円滑な移行を図るため継続保育を認めています。今後は、その年齢の拡大を図るための環境整備を行い、子育て世帯のニーズに応え、子育てしやすい環境を整えます。

次に、保育の潜在ニーズへ対応するための認定こども園への移行を支援します。

幼児期の教育、保育を充実していくために、私立幼稚園等と連携を取り、認定こども園移行に向けた取り組みの支援を行います。

次に、幼稚園(認定こども園)の保育料の見直しを行います。

現行の幼稚園の保育料は園独自で決定していますが、子ども・子育て支援新制度に移行した幼稚園(認定こども園)は、町が定める保育料基準によって保育料を決定することとなります。新制度へ移行した施設に通う世帯の負担感が生じないように保育料の見直しを行います。

2点目が、安心の子育て環境を整えるでございます。

取組としましては、まず、子ども医療費の拡大を行います。

乳幼児・子ども医療制度の助成内容を拡大し、今年の10月から通院にかかる医療費助成の対象年齢を現在の小学6年生から中学3年生に引き上げます。

更に、放課後児童クラブの充実を図ります。

働きやすい環境づくりを進めるため、放課後児童クラブの受け入れ児童の拡大や整備等を行い、受け入れ時間の延長、施設の整備・充実に取り組みます。

更に、防災への取組による子育て環境の充実を図ります。

27年度に国の交付金を活用し、子どもを対象とした防災訓練の実施や防災頭巾の配備、子どもの安全を守る防災・防犯ガイドブックの作成などを行っておりますが、今後も安心安全の子育て環境を整え、子育て支援の充実を図ります。

次に施策の方向性の2 質の高い教育を提供するにつきましては、後ほど担当課長から説明をさせていただきます。

次にその下、政策目標2 雇用の創出と産業振興についてです。

これについては、ポイントだけご説明いたします。

まず、新たなしごとの場をつくり、人を呼び込むについてですが、そのための具体的な施策ですが、企業を支援するため、広域的な創業支援の実施、融資制度の拡充による小規模事業者の支援、金融機関等との連携による企業サポート等を行います。2点目として、新たな雇用を創出するため、新規就農者の獲得および農業法人等の設立、吉田ぼた山跡地の施設等の整備を行います。次に大きな施策の方向として、町の農商工業を活性化し雇用を生んで行きます。そのため、特産品で地域を活性化するため、特産物の発掘および創造を行います。

次のページをお願いします。次に政策目標3 移住・定住の促進です。

施策の方向性として、大きく4つございます。まず、最初に、住まいに関する支援を行い、移住者を呼び込みます。具体的な施策としては、空き家対策を推進するため、空き家の利活用を行います。2点目として、住宅取得者への補助制度を実施するため、新築および中古住宅購入補助制度の新設、これは、今年度から定住促進奨励金として、既に実施しています。その他、新築住宅建築に係る解体工事補助金制度の新設など、行います。

次に、限られた町の資源を有効に生かすですが、そのため、町有地や公共施設を有効利用するために、猪熊町営住宅跡地等町有地の積極的活用の他、水巻駅周辺の整備を行います。

次に、住みやすい町の魅力を高めるですが、まず、施策として、健康でいきいきした暮らしを守るため、地域医療の充実や水巻町在住者の健診受診に向けた環境整備、データヘルス計画の推進、スポーツを通した町民の健康づくりを進めます。

次に、行政サービスの質の向上と効率化を図るため、住民票や所得証明書のコンビニ交付の実施を行います。

次に、3点目として、公共交通ネットワークを整備するためにバス等の公共交通体系の見直しやJR水巻駅のバリアフリー化を進めます。水巻駅のバリアフリー化については、すでに平成27年度に実施をしています。

次に、4点目として、町民による地域防災の充実を図るため、自主防災組織の充実と災害時における町内事業者との連携事業の拡充を図ります。

5点目として、広域的に生活基盤の強化を図るということで、北九州市を中心とした連携中枢都市圏構想の推進を図ります。これについては、北九州市を中心とした17市町で4月18日に連携協約を締結していますので、これに基づき、関連の市町と連携事業を推進していく事になります。

次に施策の方向の4点目として、「町の良さをPRし、人を呼び込む」についてですが、1点目として、移住定住のためのプロモーションを行うために、移住定住に関するポータルサイト等への積極的な掲載を進めます。

2点目として、水巻の魅力を発信するために町内の歴史や史跡等の紹介や地域資源(魅力)の発掘を行います。

3点目として、水巻のイメージアップを図るために水巻町シティプロモーションの実施やふるさと納税の実施、河川敷等へのコスモス育成の推進を進めます。

一部説明は、割愛させていただきましたが、今後は、それぞれの政策目標ごとの目標値の達成を目指すために、各課において、それぞれの取組ごとに定めている成果目標(KPI)を達成するための事業を推進します。

また、この総合戦略については、毎年、第三者機関である「明るいまちづくり推進委員会」におきまして、評価・検証をすることにしております。私の説明は、以上ですが、申し訳ありませんが前のページにお戻りください。

先ほど説明を省略させていただきました、政策目標1、教育環境・子育て支援の充実の2 質の高い教育を提供するための具体的な施策について、各担当課長から具体的に説明させていただきます。

学校教育課長(中西豊和)

それでは、計画書の39ページをお願いします。先ほど企画財政課長が説明いたしましたが、質の高い教育を提供するという施策の方向性の中でなぜこのような目標を定めたかと言いますと、快適な教育環境の整備を計画的に行いつつ、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置、地域との連携により、教育体制を充実させるようにしております。また、基礎学力の向上や心を育てる読書の推進とともに、ICT教育導入による情報の活用や英語教育の拡充等のグローバルな教育環境づくりを行い、子どもたちの未来を支援するという方向性を定めています。

まず、具体的な施策ですが、「教育環境を整備する」としております。

内容といたしましては、まず、1点目、「快適に教育を受けることができる学校環境の整備」です。魅力ある教育環境を整備することで、水巻の学校に通わせたいと希望する子育て世代の定住化、移住化を図ります。ハード面では、空調機の設置、トイレの改修等、児童・生徒が快適に教育を受けることができる環境を整備するという目標を定めています。業績評価の指標につきましては、基準値平成26年度30%だったものを平成31年度には80%、約8割方の学校でなんらかの形での環境の整備が完了していることを目指しております。

2点目に「ICT教育の導入」です。現在もICT教育は、行っておりますが、子育ての基盤となる教育環境を向上させ、若い世代の移住者を増加させるため、ICT環境整備を行い学力の底上げを目指します。また、現場でそれら環境・機材を効果的に活用できるよう、ICT支援員を雇用し、教員の指導・サポートを行うこととしています。具体的な業績目標ですが、児童・生徒対象のICT学習に関するアンケートによる満足度を最終年度には、75%の満足度、それから全国学力・学習状況調査の全教科区分における正答率を平成26年度比5%の増加を目標にしております。それから、ICT教育の支援員については、2人の雇用を考えております。

次に具体的な施策2「教育の質を高める」です。

取組みの1として、「スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーの活用による教育環境の充実」です。

スクールカウンセラーによる児童・生徒・保護者・教職員の個別的なサポートを行うとともに、不登校や非行等の問題解決にあたる常勤のスクールソーシャルワーカーを町内に1人配置することを目標に掲げております。次のページをお願いします。取組の2から5までは、それぞれの課長から説明いたします。

具体的施策の3 グローバルな人材を育てる、取組の1「英語教育の拡充」についてです。

国際性豊かな人材育成を行うため、小学校1年生からの英語教育の更なる充実を図ります。

ALTの増員や英語教育に関するコーディネーターの配置、節目における英語資格試験の実施等です。目標としては、現在、英語資格試験受験者数50人のところを平成31年度には、200人がなんらかの形で英語資格試験を受験するというものです。

生涯学習課長(村上亮一)

それでは、40ページをお願いします。質の高い教育を提供するということで、生涯学習部門として、取り組むべきことを2、3、5として記載しております。

まず、取組の2ですが、「小中学校の児童・生徒の学習習慣の定着化」ということで、学びキッズ教室の設置箇所を増やすということで、目標に上げています。現在、猪熊小学校区を除いて、4カ所で開催しておりますが、平成31年度目標は、6カ所で小学校区を超えていますが、猪熊小学校区においては、対象となる町の施設がないため、自治会の公民館等で自治会が独自に学習支援を行っておりますので、そのことをカウントして6カ所に設定しています。今後、町の施設でできないかを検討していくことにしています。

取組の3について、「地域ぐるみで子育てを行うための教育ネットワークの構築」ということで、これは、昨年度から構想がありました学校支援地域本部を今年度中に検討して立ち上げて、行きたいということで、目標値を平成31年度までに中学校区に一つ設置するという目標値を設定しております。

次に取組の5について、「スポーツを通した児童・生徒の育成」ということで、これは、単発の事業になりますが、著名なアスリートを小中学校へ派遣し、スポーツにおける努力や忍耐を語ってもらい、児童・生徒の育成を図ることとし、年に1回、5年間で5回開催することを目標にしております。

次のページの「グローバルな人材を育てる」の取組2として、「小中学校生への異文化交流プログラムの提供」、これは、主に国際交流協会と協力し、いろんなプログラムを実施しておりますが、子どもたちが外国の文化に触れる事業を継続的に実施し、現在は、約100人程度の参加者ですが、それを31年度目標として150人の参加として設定しています。

図書館・歴史資料館館長(古川弘之)

最後に40ページに戻りまして、取組の4「人づくりにつながる読書活動の推進」について、説明いたします。町民全体の文化的生活を向上させるため、町立図書館を拠点とした、「読書の町」を目指したさまざまな施策を講じ、町民の読書活動を推進します。それには、子どもの頃からの読書習慣を養うことが重要です。そこで本年4月に改訂しました「水巻町子ども読書活動推進計画」に基づき、ブックスタート事業やさまざまな重要施策の拡充は基より、町内の小中学校と連携を図りながら、子どもたちが身近に本と触れ合う環境づくりを支援するなどして、さまざまな施策を展開しまして、子どもの読書習慣の定着を図り、町民の読書活動の基盤づくりを行っていきたいと思います。目標値としましては、町内在住者の貸し出しカードの新規登録者数の増加をうたっています。当図書館は、北九州市の利用者が多いということから、町内在住者の利用者の拡大を図るという目標を置いています。

以上で、教育部門の説明を終わらせていただきます。

学校教育課長(中西豊和)

以上で説明は、終わりましたが、計画について何か質問があれば受けたいと思います。

なければ、次回の教育委員会の際でも、構いませんので、一度、ご一読頂きますようお願いいたします。

それでは、議題(2)平成28年度教育関係予算について、ご説明いたします。レジメの2ページ目をお開きください。

本年1月に開催されました、「平成27年度第2回総合教育会議」において、予算要望を行っていたそれぞれの所管部分について、平成28年度採択された、施設整備や人的配置等をご説明いたします。

まず、学校教育課ですが、ハード事業といたしましては、伊左座小学校防火シャッター改修工事から水巻南中学校エアコン設置工事まで計12本の工事を予定しております。事業総額としては、予算額として4億8千959万円の経費をかけるかたちになります。次に、ソフト事業といたしましては、指導主事を1人増員の2人体制、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置、昨年度と同様に非常勤講師の配置や学校給食費の補助金、さらに、今年度は、小中学校のパソコン教室のパソコンをリニューアルする事業を計画しており、ソフト事業における予算総額が8千51万円となっております。続きまして、生涯学習課お願いします。

生涯学習課長(村上亮一)

次ページをお願いします。生涯学習課所管分として、係が3つございますので、係ごとにソフト、ハードを含め主な事業を説明いたします。

まず、公民館係で中央公民館の委託料、ほぼ中央公民館の施設管理関係で2千564万円、今年の工事になりますが、大ホールの天井耐震化工事とLED照明改修を同時に行います。さらに、大ホールの電動式観覧席が老朽化しており、不具合が起きる可能性があります。大きくこの3本の工事を計画しており、総額で4千870万円になり、昨年度1億を超えるエアコン改修を行っており、一応今年度で中央公民館の大きな改修工事は、終了します。その他、大きな支出としては、負担金、補助金として、586万円を支出しています。この補助金の中で大部分は、各自治会への活動補助金や校区ゾーン事業等の補助金となっています。

南部公民館については、公民館を運営する上での各種委託料785万円となっております。南部公民館の今年度の大きな工事は、空調設備の更新およびLED照明への改修で6千100万円を予定しております。

続きまして、生涯学習係と人権係ですが、負担金、補助金として222万円、文化連盟等への補助金となります。国際交流関係としては、本年度中学生のオランダへの派遣を行いますので、予算として290万円、さらに、国際交流協会への補助金として200万円を計上しています。また、生涯学習の推進として、通学合宿101万円、寺子屋事業、先ほど説明した学びキッズ教室134万円を計上しております。

次のスポーツ振興係ですが、各種スポーツ大会委託として204万円、これは、体育協会や各種団体にスポーツ大会を委託する事業です。その下が負担金、補助金として614万円、体育協会やゆうあい倶楽部に対する補助金になります。施設管理費として、体育館や他の施設の維持管理で1千437万円、施設がたくさんありますので、その維持管理は、多額となっています。総合運動公園については、需要費、電気代、水道代等で969万円、さらに、施設管理委託料として、3千642万円、この中には、夏場のプール管理委託料として、1千400万円程度が含まれています。生涯学習としては、以上です。

図書館・歴史資料館館長(古川弘之)

次のページをお願いします。図書館・歴史資料館の主要事業の予算について、説明いたします。まず、ハード事業ですが、図書館・歴史資料館のエアコンについては、電気効率を良くするためにタンクに貯めた水を凍らせて、それを冷房に使用する氷蓄熱式空調設備を使用しています。それを使用するために水を溜めるタンクがあるのですが、そのタンクにクラックが入り、水を溜めることができなくなっていることが判明、非常に電気効率が悪い状態になっています。この改修工事を本年度実施いたします。この予算は、129万円予算計上しております。

続きまして、ソフト事業ですが、昨年度から堀川運河の総合調査を実施しておりますが、昨年度は、現地調査中心に行いました。本年度は、有識者の意見を交えながら、報告書を作成する予定にしております。国庫補助100万円を使い、200万円計上しております。それから「子ども読書活動推進計画」の重要施策であります「家読」を推進するための事業費として、76万円計上しております。主に、啓発物資ポスター・チラシ・のぼり旗等の作成費と家読に関連する講演会を予定しています。

次に、読書環境整備事業として、子どもたちが本に触れる環境を整備するために、町内小学校へ貸出用学級文庫を配本するための図書購入費と通常の図書購入費として、1千300万円を計上しております。それから、学校においての読書活動を推進するためには、学校図書室の役割が重要であり、そこに従事する職員、図書司書の資質向上が急務と考えます。そのため、図書館において夏休み期間を中心に図書館の実務を経験する職員研修を計画しております。予算としては、58万円計上しております。

最後に、歴史ボランティア養成事業として、先ほどシティプロモーションにありましたように、水巻には町民から忘れられている歴史的遺産が数多くあります。そのような遺産を町民に再認識させるため、それをさらに将来的には外部に発信するための担い手を育成することも大事だと考えており、そのため今年度計6回にわたり歴史ボランティア養成事業を行う予定にしています。その講師謝礼とフィールドワークの際のマイクロバス運転手委託料として、5万円の予算を計上しております。以上で図書館・歴史資料館の主要事業予算の説明を終わります。

学校教育課長(中西豊和)

ありがとうございました。予算に関しては、水巻町全体としては、約96億1千万円を計上しており、その中で経常経費を含め教育予算としては、約14億5千467万円、町の予算に占める割合としては、約15.1%の予算を使っております。今、説明がありました予算について、質問があればお受けいたします。

町長(美浦喜明)

学校教育のハード事業で追加で説明すると放送設備とトイレの改修は、伊左座小学校で実施しますので、その状況を見て、えぶり小学校、猪熊小学校と順番に毎年というよりは、財政的な問題もありますが、私としては、避難施設にもなりますので、なるべく早めに、放送設備の改修をやっていきたいと考えております。トイレの改修については、水巻南中学校の状況が非常に悪いと聞いています。今、文部科学省に補助金申請をしておりますが、予算が付くか判りませんので、陳情活動等を行い、なるべく早めに、工事ができるよう進めていきたいと考えております。

伊左座小学校の児童クラブも施設の増設を来年度実施するということで、実施設計の設計委託を行い、来年度工事に向けて準備をしているところです。その後、頃末小学校の児童クラブに手を付けていきたいと考えています。頃末の児童クラブは、狭くて古く利用しにくいと認識しています。取りあえず、伊左座小学校が完了してから、頃末小学校の改築等を考えていきたいと思います。そこまで実施すれば、取りあえず、大きな工事、エアコン、トイレ、放送設備、児童クラブ等、大型の事業が完了すると思います。

後は、このソフト事業では、指導主事を2人体制にしておりますので、1年間を見て、教育長の判断を仰いで、どのようにしていったら良いのかをとにかく、教育長のスタッフを整えていただいて、教育に集中できるようなるべく行政として予算を組んで応援をしていきたいと思っております。

教育委員長(原 弘)

指導主事体制ですけれども、以前は、本町は、指導主事がいなくて、相談員がいましたが、指導主事を配置していただき、随分、良くなり、今年から2人配置となったことから、必ず効果が出てくると思います。指導主事を1人配置しただけでもかなり効果があったので、今後に期待しています。

町長(美浦喜明)

これは、ぜひ継続していきたいと思います。

教育委員長(原 弘)

予算のことですが、今までは、教育に関して、町長は、何をやっているのかというような声を聞くことがあります。これだけ予算を掛けて、やっていることを広報だけでは弱いのでもっとPRすることが必要だと思います。そうゆう現状がありますので、ぜひ、よろしくお願いします。

町長(美浦喜明)

先ほど冒頭に言いましたけれど、PTA総会等で町長としては、ハード面やソフト面でこれだけ予算を掛けて教育に力を入れてやっているんだということを説明する必要があると思います。保護者の方が町は、いったい何を考えているのか、どこに予算を掛けているのか、確かに広報では教育費に数字は、出していますが、概略でしか載せていませんので、今、原委員長が言われたように私としても就任から2年半、学校教育に力を入れているつもりですが、PR不足であるとのご指摘も常々感じておりますので、昨年もPTAと懇談をいたしましたが、今回の資料等も含めて、町がどれだけ、教育に経費を掛けているのかを担当課が保護者の皆さんにきちんと説明するような機会を教育委員会が考えてほしいと思います。

私としてもPTA要望のエアコンの設置や子ども医療は、就任してすぐに、小学校6年生まで無料化し、今年の10月には中学生まで無料化など拡充を図っています。わずかですが、給食費の200円補助など、全体の予算の中の教育関係には、予算を配分していますし、ソフト関係では、今年度から指導主事2人体制にしたのは、今の中学校を見ると1人体制ではとても足りない、取りあえず2人態勢にし、退職した校長先生などに声を掛け、即戦力であるベテランの先生を配置し、今の環境を変えて行きたい、強い希望もありますので、こうゆう体制にしております。ICT事業についてもこの際、最新の機器を取り入れて、小学校から進めて行こうと思っています。この辺の説明も少し足りないかなと感じています。教育改革により、首長が責任を持つようになっていますし、総合戦略の1番に掲げております。ぜひ、担当課長の方から保護者の皆さんに説明をしていただきたいと思います。

教育長(小宮順一)

教育委員会事務局といたしましても、先般教育施策説明会を開催いたしました。地域の方を始め多くの方が参加されましたが、町長がおっしゃるように、各校区の住民特に保護者に対して染み渡るような、もう一方の方向性がいるなと感じています。そこで、PRということを含めて、教育委員会が行政と一体となって、町長の示す総合戦略に従って、教育施策を進めて行くという活動を今年1年、各学校区を回ろうと思います。校長会においても、先日開催した施策説明会の成果と課題を踏まえながら、地に足を付けて、各校区へのPR活動が必要であると思いますので、ご指摘あったことを踏まえて、今年1年取り組んでいきたいと考えています。

学校教育課長(中西豊和)

ありがとうございました。先ほど教育長から説明があったことを教育委員会で話しを取り上げたいと思います。

(3)今後のスケジュールということですが、これは、事務局からの提案ですが、昨年度は、第2回の会議が年を明けてからの開催となり、総合教育会議で審議した内容を予算に反映させることになりましたが、関係各課に急な予算変更等の作業が発生しました。このことを受け、今年度は、来年度の予算の骨格が作成される前にスムーズに事務が執行できるよう、総合教育会議として、盛り込むべき項目等を審議して頂きたいと考えております。つきましては、第2回目を10月末から11月中旬に開催し、新年度予算に総合教育会議としてどういった予算を財政当局に要望していくのかを協議すれば、担当課も財政当局も事務がスムーズに行くだろうと考えておりますので、関係各課、教育委員会においては、そのような形で事務を進めて行こうと考えておりますので、ご承知置きいただきたいと思っております。以上です。

町長(美浦喜明)

それに付け加えて、9月~10月にかけて、昨年も行いましたが、各学校の校長先生、PTAの役員との懇談や通学路の安全確保の状況や折尾警察署の交通課への陳情に行くといったことなどは、守って行きたいと思いますので、次の総合教育会議が開催される前に7校のPTAとの懇談、尚且つ、折尾警察署交通課への交通安全関係の陳情、そして、11月にPTAからの陳情を町と議会が受け、その後、総合教育会議に臨みたいと考えています。よろしいでしょうか。

学校教育課長(中西豊和)

わかりました。それでは、(4)その他ということで、委員の皆さんから何か審議したい内容がございましたら、ご意見をいただきたいと思います。

町長(美浦喜明)

要望がありましたら、この際、副町長もいますので、どうぞ、お願いします。

学校教育課長(中西豊和)

なければ、以上をもちまして、平成28年度第1回総合教育会議を閉会いたします。どうもありがとうございました。

町長(美浦喜明)

何かあれば、いつでも開催しますので、よろしくお願いします。

平成28年5月25日 15時55分 閉会

このページの担当部署

学校教育課 学校教育係
電話番号:(代表)093-201-4321