連携中枢都市圏構想

連携中枢都市圏構想の目的

連携中枢都市圏は、地域において核となる規模を備えた中心都市が近隣の市町と連携して、さまざまな問題に取り組むことにより、地域を活性化させ経済を持続可能なものとし、住民が安心して快適に暮らすことのできる圏域を形成することを目的としています。

連携する取り組み

1. 圏域全体の経済成長のけん引
   産学金官民一体となった経済戦略の策定、産業クラスターの形成、地域資源を活用した地域経済の裾野拡大、戦略的な観光施策など
2. 高次の都市機能の集積・強化
   高度な医療サービスの提供、高度な中心拠点の整備・広域的公共交通網の構築、高など教育・研究開発の環境整備など
3. 圏域全体の生活関連機能サービスの向上
   生活機能の強化に係る政策分野、結びつきやネットワークの強化に係る政策分野、圏域マネジメント能力の強化に係る政策分野など

連携中枢都市圏の形成に必要な手続き

連携中枢都市宣言	地方圏において相当の規模と中核性を備える圏域の中心都市が、近隣の市町村との連携に基づいて、圏域全体の将来像を描き、圏域全体の経済をけん引し圏域の住民全体の暮らしを支えるという役割を担う意思を有することを明らかにするものです。
連携協約の締結	連携中枢都市圏を形成するためには、関係市町村と連携協約を締結する必要があり、連携中枢都市圏構想における連携協約は、連携中枢都市（北九州市）と連携市町村が、圏域全体の方向性・連携する分野・役割分担などを規定し、それぞれの市町村における議会の議決に基づき、1対1で締結しました。
連携中枢都市圏ビジョンの策定	連携中枢都市圏ビジョンは、連携中枢都市圏の中長期的な将来像やその将来像の実現に向けて、連携協約に規定された事項に基づき、関係市町村が連携して推進していく具体的な取組内容を記載するもので、連携市町村や産学金官民の代表で構成する「北九州地域連携会議（仮称）」の開催などでの協議を踏まえて策定します。

 

連携中枢都市圏「北九州都市圏域」について

北九州市を中心として、近隣17市町（直方市、行橋市、豊前市、中間市、宮若市、芦屋町、水巻町、岡垣町、遠賀町、小竹町、鞍手町、香春町、苅田町、みやこ町、吉富町、上毛町、築上町）では、これまで行ってきた広域的な取り組みを踏まえつつ、地域の多様な資源・企業・人材を活用しながら1つの圏域としていかに発展していくかを検討し、地域のさらなる活性化につなげていきます。

北九州都市圏域連携中枢都市圏ビジョン

北九州都市圏域の将来像や連携協約に基づき推進する具体的な取組をまとめた「北九州都市圏域連携中枢都市圏ビジョン」を平成28年度から開始し、令和2年度に最終年度を迎えました。
引き続き圏域の市町が連携し、「住みやすく、人を惹きつける圏域」を目指すため、令和3年4月に「第2期北九州都市圏域連携中枢都市圏ビジョン」を策定しました。
本ビジョンは令和3年8月に第1次改訂（吉富町加入に伴う改訂）を行い、今後も必要に応じ、適宜見直しを行います。本ビジョンの取り組み期間は、令和3年度から令和7年度までの5年間です。

第2期北九州都市圏域連携中枢都市圏ビジョン（第1次改訂）

北九州市と連携協約を締結しました

令和3年5月24日、北九州市と吉富町が新たに連携協約を締結し、北九州都市圏域を構成する市町村が北九州市と17市町となりました。（直方市、行橋市、豊前市、中間市、宮若市、芦屋町、水巻町、岡垣町、遠賀町、小竹町、鞍手町、香春町、苅田町、みやこ町、吉富町、上毛町、築上町）

引き続き、北九州都市圏域の中で相互に協力し合い、人口減少・少子高齢化社会においても一定の圏域人口を有し、活力ある社会経済を維持できる圏域づくりを進めるため、連携事業を積極的に進めていきます。

北九州市と水巻町における北九州都市圏域連携中枢都市圏連携協約書

平成28年度 連携協約締結式の様子