二・宮ノ下遺跡
更新日:2024年4月17日
(遺跡概要)
包含層-弥生-弥生土器+石器(石包丁・砥石)/古墳-須恵器+土師器/中近世-輸入陶磁器(青磁・白磁)+瓦器+瓦質土器+土師質土器+国産陶磁器(唐津・高取・上野・肥前)+鉄器(刀子)+獣骨
(特記事項)
遺構は検出していないが、包含層から12~15世紀ごろにかけての遺物などが出土している。そのうち15世紀頃の土師器杯がまとまって出土し祭祀のような痕跡もみられた。それより下層では弥生~古墳時代の包含層があり土器片を確認したが、ローリングを受け2次堆積したものと考えられる。なお、周辺の下水道工事で発見した弥生時代中期の貝塚が検出されるものと想定していたが、今回の調査区までには広がっていなかった。また、中世以降と古墳時代以前の2つの包含層を確認できたのは成果であった。15世紀、この一帯には「二村村」が所在したとされるが、調査区は周縁部にあたり、集落は標高の高い部分にあるものと想定される。
フリガナ | フタ・ミヤノシタイセキ |
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シリーズ番号 | 水巻町文化財調査報告書第11集 |
発行機関 | 水巻町教育委員会 |
材質 | 紙 |
法量 | A4判 |
数量 | 1 |
採集地・出土地・所在地 | 水巻町二西4丁目 |
年代 | 令和 |
発行年 | 2023 |