柳行李
更新日:2020年11月4日
皮をむいて干した「こりやなぎ」の枝を麻糸[アサイト]で編んだふた付きの物入れ。安価なため庶民の間に普及[フキュウ]していた。衣類などを入れ、収納具[シュウノウグ]として使用されたり、ひもがけして担[カツ]いで運ぶ運搬具[ウンパング]などにも用いた。鉄道が使われるようになるとチッキ(注)にして送るのにも利用された。第2次大戦をピークとして需要[ジュヨウ]が激減[ゲキゲン]し、現在ほとんど生産されていない。(注)チッキ…鉄道旅客が託送[タクソウ]する手荷物。
フリガナ | ヤナギコウリ |
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材質 | こりやなぎの枝 |
法量 | 大62×40×23センチメートル、小50×35×18センチメートル、小小40×20×10センチメートル |
数量 | 4 |
年代 | 昭和(戦後) |