菰編台
更新日:2020年11月4日
菰編台は菰槌[コモツチ]をくくりつけ紐[ヒモ]をかけ、前後にふり分けながら藁[ワラ]を編[ア]みこんでいくものであった。これを使って俵[タワラ](注)を作った。藁を使って俵を編むための道具。(注)俵=わらで編んだ貯蔵[チョゾウ]・運搬[ウンパン]の袋で、穀物[コクモツ]のほか、塩、木炭、水産物などを入れるのに用いた。俵は農閑期[ノウカンキ](注)や夜なべ(注)仕事に作られたが、近年では紙袋などにが大量生産され、見かけることも少なくなった。農家では、収穫した米を脱穀[ダッコク]調整したあと俵詰[ヅ]めにして出荷[シュッカ]した。(注)夜なべ=昼の仕事で間に合わない場合に夜も引き続きすること。(注)農閑期=農業の仕事が少ないとき。
フリガナ | コモアミダイ |
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材質 | 木製 |
法量 | 20×120×38センチメートル |
数量 | 1 |
年代 | 昭和(戦後) |