富士一銭アルミニウム貨
更新日:2020年11月11日
太平洋戦争下でアルミニウム需要が増し、従来のカラス一銭アルミ貨を縮小して発行された。表面が菊の紋章、富士山、瑞雲(慶びを表す雲)、裏面は漢字の「一」。桜は武士道精神を富士は八紘一字の精神を象徴で戦時色の強いコインである。一方の漢字の「一」は当時の大蔵大臣、河田蔵相の書によるもの。戦況の悪化のため、昭和18年(1943年)には五銭、十銭アルミニウム貨の重量が0.65グラムから0.55グラムへ減らされ、厚みが薄くなった。この資料は昭和16年(1941年)鋳造。
フリガナ | フジイッセンアルミニウムカ |
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材質 | 金属(アルミ) |
法量 | 直径16ミリメートル、0.65グラム |
数量 | 1 |
関連地(撮影場所) | 八幡西 |
年代 | 昭和(戦前) |