竜一銭銅貨
更新日:2020年11月11日
明治4年(1871年)に制定された新貨条例[シンカジョウレイ]によって、日本で初めて西洋式の貨幣[カヘイ](丸形、打製)の発行が決定され、補助銅貨としては、一銭、半銭[ハンセン]、一厘[イチリン]の3種類が制定された。しかしながら、条例制定時点では銅貨の製造設備は完成していなかったため、銅貨は試作のみで、2年後にデザインを簡略化[カンリャクカ]し銀貨と統一の取れたものに変更して発行された。同じ竜のデザインでも補助銀貨と異なり、顔が右向きで口を閉じた竜(吽竜)[ウンリュウ]になっているのが特徴。この資料は明治17年(1884年)鋳造。
フリガナ | リュウイッセンドウカ |
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材質 | 金属(銅) |
法量 | 直径27.87ミリメートル、7.13グラム |
数量 | 1 |
関連地(撮影場所) | 八幡西 |
年代 | 明治 |