菰
更新日:2020年11月10日
稲藁[イナワラ]などを材料として薦編[コモアミ]に編んだ直径30センチメートルから60センチメートル、深さ15センチメートルから30センチメートル程度の円筒または皿状の運搬[ウンパン]容器。全国的に用いているが、使い方は地方によってさまざま。握り手に紐[ヒモ]を一本渡して直接かつぐ場合、頭上にのせて背負[セオ]う場合、手持ちで運ぶ場合、背負縄[セオイナワ]をつけて背負う場合、背負梯子[ショイバシゴ]につけて運ぶ場合、これらの方法を使い分けている地域もある。竹籠[タケカゴ]よりやわらかく運搬物が破損[ハソン]しにくいので、サツマイモやミカンなどの収穫物[シュウカクブツ]や日用品の運搬に用いられた。
フリガナ | フゴ |
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材質 | わら |
法量 | 60×30センチメートル |
数量 | 1 |
年代 | 昭和(戦後) |