唐箕
更新日:2020年11月10日
風力を利用し穀物[コクモツ]を精選[セイセン]する農具。もみすりをしたあと、玄米といっしょになって混ざっているもみがらや、わらくずを選別するのに用いる農具。大きさは幅2メートル、高さ1メートルあまり、奥行き50センチメートルくらいの、木の板でかこんだ四角の胴のなかに収められた手回しの送風機で風を起こし、胴の上部の供給口から入れられた玄米に混ざっているもみがらやわらくずを風で吹き飛ばす。中国で発明され完成されたものが、江戸時代の中期に日本へ伝えられた。唐箕は一定の風速により、しかも半連続的な供給ができるので、選別精度・能率ともにそれまでの箕[ミ]を用いる方法より数段まさる。
フリガナ | トウミ |
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材質 | 木製 |
法量 | 162×122×61センチメートル、 |
数量 | 2 |
年代 | 昭和(戦後) |