泥臼(ハンドル付)
更新日:2020年11月4日
籾殻[モミガラ]を取り除くために使われた道具。米の生産が重要な位置を占めている東洋では、石磨臼[イシスリウス]からもみすり専用の道具が発達した。中国では隋[ズイ]・唐[トウ]時代に承[ロウ]と称する道具が存在したといわれている。竹を編んで円形の囲いをつくり、それに粘土に塩を混ぜて詰め竹や木で臼の目を形成する。目のパターンは8分画で、回転方向は反時計方向であることは石磨臼と同じである。日本には寛永年間(1624‐44)に伝わり、しだいに普及していった。地方により材料の経済性に差があり、竹を節約したり竹を全くつかわないもの、木製のものなど形態もさまざまである。土を詰めるので土臼[トウス/ドウス]という。
フリガナ | ドロウス |
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材質 | 木製 |
法量 | 55×61センチメートル |
数量 | 1 |
年代 | 昭和(戦後) |