八反ずり・田こすり
更新日:2020年11月4日
水田稲作の初期除草[ジョソウ]用具。水田の表面を、取っ手の棒を持って株間[カブマ]を前後に押したり引いたりさせながら、稲株[イネカブ]の間の雑草[ザッソウ]を掻き取る。土の中をかき混ぜ、空気を入れる役目もある。1日の仕事量で八反(80a)の範囲の草取りができるところからこの名前がついた。一連用・二連用・三連用があり、初期は1枚の板に釘が20本均等に打ってあったが、のちに鉄製の鋲が8本交互にならぶものに改良された。
フリガナ | ハッタンズリ・タコスリ |
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材質 | 木製、鉄 |
法量 | 15×38×154センチメートル |
数量 | 1 |
年代 | 昭和(戦後) |