坑内保安帽とアルカリ蓄電池付ライト
更新日:2020年11月9日

蓄電池[チクデンチ]にベルトを通し腰[コシ]につけ、ライトの部分は坑内保安帽(ヘルメット)の取り付け部分に付ける。両手が使えて遠くまで見通しがきくなど作業能率も上がり急速に普及[フキュウ]していったが、2キログラムから3.4キログラムの蓄電池を終日[シュウジツ]腰に付けていると、重みで痛みがでたり、首のほうもなれるまでは不自由を感じるが、自然となれたらしい。また、重さだけでなく、蓄電池の液(亜硫酸[アリュウサン]がもれ出て、火傷[ヤケド]のような傷を負うこともあったり、坑内で急にライトのランプが切れたりと困った面もあった。坑内[コウナイ]=その炭坑(鉱山)の坑道の内部。
フリガナ | コウナイホアンボウ・アルカリチクデンキツキライト |
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材質 | 鉄・ゴム・他 |
法量 | 24.5×14センチメートル |
数量 | 1 |
年代 | 昭和(戦後) |