曲物
更新日:2020年11月9日
曲物という木製の容器。水くみ用あるいは、ものを運ぶための桶[オケ]として使われていたと考えられる。ヒノキやスギなどのうすい板材を、円形あるいは楕円形に、折り曲げやすいように刃物で切り込みを入れて、合わせ目に桜の皮をうすく細い帯状にして縫[ヌ]い合わせ、その底に竹釘[タケクギ]を打ち込んで丸い板を取り付けている。この資料は井戸の井筒[イヅツ]に転用されていて、底にすえられており、湧き水をろ過するフィルターの役割を果たしていた。鎌倉[カマクラ]時代(13世紀)のもの。
フリガナ | マゲモノ |
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材質 | 木 |
法量 | 内径49.45から51.27センチメートル、高さ33.4から36.1センチメートル |
数量 | 2 |
関連地(撮影場所) | 二 |
採集地・出土地・所在地 | 上二貝塚井戸 |
年代 | 鎌倉 |