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微小粒子状物質(PM2.5)

最終更新日:2015年11月6日

微小粒子状物質(PM2.5)とは、大気中に長期間浮遊している「ばいじん」や「粉じん」などの微粒子のうち粒径2.5マイクロメートル以下のものを微小粒子状物質としてPM2.5と呼んでいます。(1マイクロメートルは、千分の1ミリメートル)

PM2.5は粒径が、髪の毛の太さの30分の1程度と小さいため、肺の奥深くまで入りやすく、肺がんや呼吸器系、循環器系など、さまざまな健康への影響が懸念されています。

微小粒子状物質(PM2.5)の環境基準値

  • 1年平均値 1立法メートルあたり15マイクログラム以下
  • 1日平均値 1立法メートルあたり35マイクログラム以下

環境省は、平成21年9月9日に「人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準」として環境基準を告示しました。

微小粒子状物質(PM2.5)の注意喚起

福岡県では、環境省の「PM2.5に関する専門家会合」報告に従い、平成25年3月9日から、PM2.5の濃度が暫定的な指針値である1日平均値が1立法メートルあたり70マイクログラムを超えると予測した場合、県内を北九州・福岡・筑後・筑豊の4区域に分けて区域毎に注意喚起を実施します。水巻町は北九州区域になります。

注意喚起が発表されたときの行動の目安

注意喚起が発表されたときは、次のことを目安にして行動してください。

  • 外出をできるだけ控える
  • 屋外での長時間の激しい運動(ランニングや水泳など)をできるだけ控える
  • 換気や窓の開閉を最小限にし、屋内への外気の侵入をできるだけ少なくする

呼吸器系や循環器系に疾患のある人・小児・高齢者などは、より慎重に行動し、体調の変化に注意してください。

また、喫煙により室内のPM2.5の濃度が大きく上昇することが知られていますので注意してください。

微小粒子状物質(PM2.5)の状況(情報提供)

大気汚染防止法に基づき、地方公共団体によってPM2.5の常時監視が実施されており、近隣では北九州市や宗像市で測定れています。PM2.5を始めとする大気汚染物質濃度の現在の状況については、環境省の大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」や各都道府県などによって速報値が公表されています。

微小粒子状物質(PM2.5)Q&A

微小粒子状物質(PM2.5)とは、どのようなものですか?

微小粒子状物質(PM2.5)とは、大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが 2.5マイクロメートル以下の非常に小さな粒子のことです。(1マイクロメートルは、千分の1ミリメートル)

その成分には、 炭素成分・硝酸塩・硫酸塩・アンモニウム塩のほか、ケイ素・ナトリウム・アルミニウムなどの無機元素などが含まれます。また、発生源によりさまざまな粒径のものが含まれ ており、地域や季節・気象条件などによってその組成が変動します。

微小粒子状物質(PM2.5)は、どのようにして発生しますか?

微小粒子状物質(PM2.5)には、物の燃焼などによって直接排出されるもの(1次生成)と、環境大気中での化学反応により生成されたもの(2次生成)があります。

1次生成粒子の発生源としては、ボイラーや焼却炉など「ばい煙」を発生する施設、コークス炉や鉱物堆積場など「粉じん(細かいちり)」を発生する施設、自動車・船舶・航空機などのほか、土壌・海洋・火山など自然由来のものや越境汚染による影響もあります。また家庭内でも、喫煙や調理・ストーブなどから発生します。

2次生成粒子は、火力発電所・工場・事業所・自動車・船舶・航空機・家庭などの燃料燃焼によって排出される硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)、燃料燃焼施設のほかに、溶剤・塗料の使用時や石油取扱施設からの蒸発、森林などから排出される揮発性有機化合物(VOC)などのガス状物質が大気中で光やオゾンと反応して生成されます。

微小粒子状物質(PM2.5)による健康への影響はありますか?

何らかの健康への影響が生じる可能性は否定できないとされており、「人の健康を保護し、生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準」として環境省によりPM2.5の環境基準が定められています。ただし、呼吸器系や循環器系の疾患のある人、小児や高齢者などでは、その基準より低い濃度でも健康への影響が生じる可能性は否定できず、環境基準の値については、今後新たな知見やデータの蓄積などを踏まえ、必要に応じて見直しを行うこととしています。

注意喚起時は、体育祭など屋外での行事は中止した方が良いですか?

PM2.5濃度が注意喚起のための暫定的な指針となる値を大きく超えない限り、体育祭などの屋外での行事は中止する必要はないと考えられます。

ただし、呼吸器系や循環器系の疾患のある人、小児、高齢者などについては、より低い濃度でも健康への影響が生じる可能性があるので配慮が必要です。

マスクの着用は有効ですか?

微小粒子状物質(PM2.5)に対して、医療用や産業用の高性能な防じんマスク(N95と呼ばれる米国の規格に基づきNIOSH[米国労働安全衛生研究所]が認定したマスクやDS1・DS2と呼ばれる労働安全衛生法に基づく国家検定に合格したマスク以上の規格のもの)は、微粒子の捕集効率の高いフィルターを使っており、微粒子の吸入を減らす効果があります。

ただし、マスクを着用する場合には、顔の大きさに合ったものを空気が漏れないように着用しなければ、十分な効果が期待できません。着用すると少し息苦しい感じがあるので、長時間の使用には向いていません。

また、不織布マスクのような一般用マスクには、さまざまな種類があり、PM2.5の吸入防止効果はその性能によって異なります。

空気清浄機は微小粒子状物質(PM2.5)の除去に有効ですか?

PM2.5に対する空気清浄機の除去効果については、フィルターの有無や性能など機種によって異なります。

一部製品については、各メーカーの性能試験により、一定の有効性が確認されているとのことですが、詳細については、製品表示や販売店・メーカーに確認してください。

今年(平成25年)、日本では濃度の上昇がみられますか?

日本国内では、西日本の広い地域で環境基準を超える濃度が一時的に観測されましたが、全国の一般測定局における環境基準の超過率について、平成25年1月のデータを、昨年の同時期と比較すると、高い傾向は認められますが、大きく上回るものではありません。

なお、これまで取り組んできた大気汚染防止法に基づく、工場・事業場などのばい煙発生施設の規制や自動車排出ガス規制などにより、浮遊粒子状物質(SPM)と微小粒子状物質(PM2.5)の年間の平均的な濃度は減少傾向にあります。

中国の大気汚染による日本への影響は、どの程度ですか?
  • 西日本の広い地域で環境基準(日平均値)を超えるPM2.5が観測されたこと
  • 都市汚染の影響の少ない九州西端の離島にある国立環境研究所の観測所でも粒子状物質の濃度上昇が観測され、その成分に硫酸イオンが多く含まれていたこと
  • 国立環境研究所の計算(シミュレーション)結果によると北東アジアにおける広域的なPM2.5による大気汚染の一部が日本にも及んでいること

以上のことなどから総合的に判断すると、平成25年1月の日本における一時的なPM2.5濃度の上昇については、大陸からの越境大気汚染の影響があったものと考えられます。

一方、PM2.5は通常でも我が国の大気中で観測されており、濃度上昇は都市汚染による影響も同時にあったと考えられることから、平成25年1月の事象は大陸からの越境汚染と都市汚染の影響が組み合わさっている可能性が高いと思われます。

越境汚染による影響の程度は、地域や期間によって異なることから、その程度を定量的に明らかにするには詳細な解析が必要です。

季節によって微小粒子状物質(PM2.5)濃度は変動しますか?

例年、冬季から春季にかけてPM2.5濃度が上昇する傾向がみられ、夏季から秋季にかけ ては比較的安定した濃度が観測されています。

微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報は、どうすれば入手できますか?

 

産業環境課 環境係 電話(代表)093-201-4321

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