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国友やすゆき

町出身の有名人といえば、誰を思い浮かべますか?

今月は、自身の漫画作品がドラマ化やアニメ化されたサラリーマンマンガの名手、国友先生を紹介します。

 

国友やすゆき写真

 

吉田で生まれ、頃末で育った国友さん。親は現在も水巻町在住です。

お母さんによると、小さな頃から絵を描くことが好きで、よく居間の壁に落書きをしてたとのこと。中学生の時、仮面ライダーの作者である石ノ森章太郎さんの漫画「サイボーグ009」と出会い、熱中。当時の担任紫村先生の「男の子には好きなことをさせたほうがいい」という勧めで、息子を応援したそうです。そして、高校3年生の時、有名な漫画家を多く輩出していた早稲田大学の漫画研究会に入りたいと打ち明けられました。裕福な家庭ではありませんでしたが、好きなことをさせようと東京の大学に進学させたそうです。

国友さんは入学後、希望していた漫画研究会へ。苦学生でバイトを掛け持ちしながら、大学に通いました。在学中に「週刊少年ジャンプ」の手塚賞で佳作を受賞。卒業後、プロとして少年誌や劇画誌、釣り専門誌で活躍し、忙しいときは2か月間に17誌から執筆依頼があるほどでした。

32歳の時、自由奔放な編集者を描いた「JUNK BOY」が大ヒット。アニメ化もされ、一躍時代の寵児に。その後もドラマ化された「100億の男」や「幸せの時間」など、社会の潮流に合わせた作品を発表。リアルな社会ドラマと男女のロマンスを濃厚に描く『サラリーマンマンガ』の名手として、第一線で活躍されました。しかし、昨年9月、65歳で惜しまれつつ亡くなられました。

 

  • 生年月日 昭和28年1月1日生まれ。平成30年9月、65歳で惜しまれつつ逝去。
  • 出身地 水巻町吉田 大学進学まで、水巻町で過ごす。
  • 経歴 頃末小学校、水巻中学校、東筑高校を経て早稲田大学を卒業。
  • デビュー作 閉山の炭鉱を舞台にした「最後の少年野球」が手塚賞(佳作)を受賞。
  • 作品(掲載マンガ雑誌)
    • JUNK BOY(週刊漫画アクション) 発行は500万部を超え、アニメ化。
    • 100億の男(週刊ビッグコミックスピリッツ) 俳優緒方直人さん主演でドラマ化。
    • 幸せの時間(週刊漫画アクション) 女優田中美奈子さん主演でドラマ化。
    • 総理の椅子(ビッグコミックスペリオール)など

平成8年 先生から町に寄せられた手紙

かつて水巻町が炭鉱の町だったころ、僕は、炭住の住人として生まれ、およそ18年間をこの炭鉱労働者の社宅で過ごしました。そして、僕が大学に行くために町を出る時、町にはもう生きている坑道はありませんでした。

だから僕にとってこの町の記憶は、炭鉱が栄え、そして消えていった日々の記憶です。炭鉱が元気だったころ、炭住街はまるでひとつの独立した世界でした。電気も水道も、炭鉱が独自に供給していました。燃料はもちろん、石炭や豆炭が安く手に入りました。ところが電気はよく停電するし、水道は夏になると炭住街だけすぐに断水して、ひどい時は蛇口から塩水が出たりしました。景気が怪しくなった時に給料のかわりに炭鉱の中だけで通用する金券みたいなものを配ったりしていたのも覚えています。

だけど、とても楽しい独立国です。隣近所のつき合い方は、下町のそれで、鍵なんかかけたことがありませんでした。夏には地区ごとに御みこしがでたし、盆踊り大会もありました。地区対抗の野球大会というのもありました。ところが僕は野球があまり好きではありませんでした。でも、参加は半強制的で、嫌とは言えません。有無を言わさず呼び出されて、テストをされ、簡単なフライボールがとれなくて、バットで尻を殴られ、泣いて帰りました。この野球大会にはちっともいい思い出が無いのに、僕はこの野球大会をネタに一本の感動物語をデッチあげて漫画にしました。その作品で賞をもらい、漫画家になったのです。今でも家の前にあった小さな公園のジャングルジムの上で、近所のガキ共と見上げた星空のことだけは、忘れません。何もない町だったけど、足りないものは何もありませんでした。そんな気がします。

原画展が期間限定で開かれています。

国友やすゆき原画展

 

  • 開館時間 午前11時~午後7時
    ※入館は午後6時30分までです。
    ※毎週火曜日(12月24日・1月7日は開館)、12月31日~1月3日は休館日です。
  • ところ 北九州市漫画ミュージアム(小倉北区浅野)
  • 入館料 一般480円・中高生240円・小学生120円
    ※障がい者免除・団体割引も別途あります。
  • 問い合わせ 北九州市漫画ミュージアム 電話093-512-5077
企画課 広報係 電話(代表)093-201-4321

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