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平成25年 第6回水巻町議会定例会(第3回継続会)会議録

更新日:2021年3月16日

議事日程

日程第1 一般質問について

  • 日本共産党(小田和久・井手幸子・岡田選子)
    1. 町長選挙における美浦町長の公約について
    2. 吉田団地の建て替え計画について
    3. 吉田ぼた山跡地隣接の霊園開発問題について
  • 無会派(津田敏文)
    1. 町道の路肩幅員を広げる条例について
    2. 水巻町長選挙後の状況と公約について

出席議員

1.出席議員

  • 1番:舩津 宰
  • 2番:廣瀬 猛
  • 3番:津田 敏文
  • 4番:住吉 浩徳
  • 5番:井手 幸子
  • 6番:岡田 選子
  • 7番:松野 俊子
  • 8番:川本 茂子
  • 9番:志岐 義臣
  • 10番:柴田 正詔
  • 11番:出利葉 義孝
  • 12番:小田 和久
  • 14番:池田 稔臣
  • 15番:入江 弘
  • 16番:白石 雄二
  • 17番:吉武 文王

2.欠席議員

なし

3.議場に出席した議会事務局の職員

  • 局長:手島 圭吾
  • 係長:大辻 直樹
  • 主任:野村 剛史

4.地方自治法第121条の規定により、議場に出席したもの

  • 町長:美浦 喜明
  • 教育長:太田 俊夫
  • 総務課長:堺 正一
  • 企画財政課長:篠村 潔
  • 管財課長:原田 和明
  • 税務課長:蔵元 竜治
  • 住民課長:下貞 美穂
  • 地域・子ども課長:内山 節子
  • 福祉課長:吉田 奈美
  • 健康課長:村上 亮一
  • 建設課長:荒巻 和徳
  • 産業環境課長:佐竹 直彦
  • 上下水道課長:原田 利春
  • 会計管理者:入江 浩二
  • 生涯学習課長:河村 直樹
  • 学校教育課長:中西 豊和
  • 図書館・歴史資料館館長:山田 浩幸

議事録

平成25年12月13日

午前10時 開会

議長(舩津 宰)

出席16人、定足数に達していますので、ただ今から平成25年第6回水巻町議会定例会第3回継続会を開会いたします。

日程第1 一般質問について

議長(舩津 宰)

日程第1、一般質問について。これより一般質問を行います。1番、日本共産党、小田議員。

12番(小田和久)

12番、小田です。日本共産党を代表して冒頭質問をいたします。

まず最初に、町長選挙における美浦町長の公約について、お尋ねします。

町長選挙のときに美浦候補はこういうチラシを出されました。裏を見ると政策が述べてあります。この政策は共鳴するところがたくさんあります。

見方によっては、ここの写真が、もし私の写真だったら共産党が出したビラじゃないかと思われるくらい、非常に我々が言ってきたことが述べてありますので、そのことを期待して質問したいと思います。

1つは、学校給食費の家庭負担を軽減します。消費税増税等による給食費への影響を防ぐ対策を実施します。についてお尋ねをいたします。

その1として、来年4月から消費税が3%アップした場合、学校給食費の値上げの影響を防ぐため、消費税が上がっても給食費の値上げはしないと公約をされたと理解してよろしいですか。

その際、給食材料費等への消費税増税分は町が負担し、食材費が削減されるなどして、給食の質が落ちることのないよう対応すべきと考えますが、いかがお考えですか。

その2、この公約は、4月から消費税が上がることを前提に、これ以上町民の負担が増えないようにとの町長の配慮からのものと思われます。そうであるなら、4月からの消費税の増税は、給食費だけにとどまらず、町民のすべての生活に影響を与え、経済にも大打撃を与えるものとなっています。

町民の暮らしに責任を持つ町長として、4月からの消費税の増税はやめるよう、国に対して声を挙げるべきではありませんか。町長の見解をお伺いします。

2点目、子ども医療費の対象拡大、つまり無料対象を中学校3年生まで拡大しますということについて、お尋ねします。

町民の通院の無料化を強く求める声に反して、小学校6年生までの通院・入院ともに医療費の無料化案に反対を唱え、入院のみ中学校3年生までとした修正案を出された議員当時の美浦町長が、無料化の枠を一気に中学校3年生まで拡大すると公約されたことに敬意を払います。試算も検討もこれまでに充分できています。来年4月からの実施を求めたいと思います。

3点目に、少人数学級・少人数授業を拡大、つまり段階的に小学校3年生以上の少人数学級の導入と中学校の少人数授業をさらに充実させ、教育環境を向上させます。ということについてお尋ねします。

少人数学級が学力向上や教職員の過重負担を軽減するなど教育環境を大きく向上させ、教育的効果に優れていることは、これまで、わが党が議論してきたところでもあり、先進国の多くが実施していることからも、もはや世界の常識であります。

しかし、日本では全国での長年の少人数学級を求める運動の結果、やっと小学校2年生までの実施を始めたばかりで、3年生以上での実施はそれぞれの市町村の取り組み次第となっております。

このようなもとで、水巻町の町長選挙公約に少人数学級の導入が盛り込まれたことは、たいへん意義深く、多くの教職員、保護者は大きな期待を寄せているところです。

教育は待ったなしです。日々成長する子どもたちに、一日も早く少人数学級を実施していただき、どの子にも行き届いた教育を進め、教職員の過重負担を軽くしていただきたいと考えております。来年度から早速、実施していただきたいと考えます。町長の答弁を求めます。

4点目、学校施設のクーラー設置について、お尋ねします。

美浦町長は「各校にクーラー設置で快適授業、環境にも財政にも優しい、太陽光パネルを利用してクーラーを設置します」と公約されています。特に水巻中学校については、自衛隊機の爆音で授業が中断され、子どもたちや先生方は長年にわたり被害を受けています。

長年学校へのクーラー設置を要求してきたわが党としては、町長公約は願ってもないことであり、町長の公約実現に大きな期待を寄せているところです。

先の6月議会においてわが党は、水巻中学校のエアコン設置についてお尋ねしたところ、「26年度以降に計画にのせることを検討したい」と答弁されています。水巻中学校のクーラー設置について、美浦町長にぜひ26年度から実施していただきたいと思いますが、いかがですか。

5点目、公共交通について、お尋ねします。

美浦町長は「福祉バスの路線・便数の見直し」を公約に掲げられていますので、このことについてお尋ねします。町の公共交通計画について前町政は、平成23年3月に公共交通協議会を設立し、2年間にわたり審議し、25年3月には「水巻町生活交通ネットワーク計画書」を議会に提出しました。その計画書によりますと、平成26年のコミュニティバス運行の際に、財政的理由から福祉バスと南部循環バスは廃止することになっております。そこでお尋ねします。

1点目、福祉バスについては「存続してほしい」という利用者からの要求があり、美浦町長はこの声に応えられたものとして福祉バスは廃止せず、存続するお考えであると理解してよろしいでしょうか。

2点目、コミュニティバス運行開始のための準備は、どのように進んでいますか。お尋ねします。

6点目、歩道のバリアフリー化について、お尋ねします。

美浦町長は「人に優しい、段差のない歩道の整備を進めます」と「歩道のバリアフリー化」を公約に掲げられました。先ごろ町が行った「障害者プラン施策実施状況評価」では、「歩道内の障害物除去・歩道拡幅の確保」が進んでいないことが明らかになり、町内の歩道のバリアフリー化か進んでいないことが示されました。そこでお尋ねします。

1、古賀2丁目 猪熊・えぶり線の歩道の東側は、えぶり小学校の通学路となっているにもかかわらず、狭いうえに傾斜があり危険です。早急な整備を求めますがいかがですか。

2、猪熊・えぶり線沿いの猪熊二、3丁目は、農業用水路のふたの上を歩道としているため、おうとつがあり、その上狭く、車道との段差もあり、高齢者や子どもたちにとって危険な状態です。早急な整備を求めますが、いかがですか。

次に、吉田団地の建て替え計画について、お尋ねします。

平成25年3月議会で、吉田団地の建て替え計画について質問した時の町当局の答弁は「吉田団地の建て替え事業につきましては、膨大な費用とその後の一般会計予算への大きな負担が見込まれるため、町政の最高意思決定の機関である政策会議にはかるとともに、水巻町全体の財政に及ぼす影響なども考慮するため、企画財政課をはじめ、多くの職員の意見などを参考にしたいと考えています。

この政策会議において一定の結論や判断を経た上で、毎年度策定している中期財政計画で正式に事業の採択を行うことになるかと考えています。

従いまして、住宅費の財政シミュレーションを審議する政策会議は、中期財政計画決定前の時期までに結論を得る必要があることから、遅くとも平成25年11月末頃までには一定の結論を出したいと考えています」と答弁されましたが、検討された結果、どのような建て替え計画になったのかお尋ねをいたします。

最後に、吉田ぼた山跡地隣接の霊園開発問題に関連してお尋ねをいたします。

この問題は、平成22年10月20日に県警が中間市議の会社や自宅、および水巻町役場を家宅捜索した事が新聞報道され、明らかになった問題です。

この当時、美浦議員は所属する会派、つまり新緑会の一般質問で議会の度に、町有地が侵奪されていると決めつけ、「被害届を出すべきだ。告訴すべきだ。」と主張し続けてこられた経緯があります。

また、平成23年3月26日には折尾警察署に告発されています。このことに関連してお尋ねをいたします。

その後の町長選挙で美浦町長は幸いにして当選をされ、これまでの主張を生かすには絶好の機会が訪れたということになります。

当然の成り行きとして被害届を出すということになると思いますが、すでに出されたのですか。出されてないとすればどのようにされるつもりかお尋ねをいたします。

この質問は誤解のないように申し上げておきますが、「被害届を出すべきだ。」という事を、私は主張するつもりではありません。

最後に、この問題は今に至っても何が真実か明確になっていない状況ですので、美浦町政のもとで速やかに解決されるよう要請をして質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

はじめに、町長選挙における美浦町長の公約について、のご質問にお答えします。

1点目の、消費税増税等による学校給食費の家庭負担を軽減しますという公約について、のお尋ねですが、最初の、消費税が上がっても給食費の値上げはしないと公約されたと理解してよろしいですか、とのことにつきましては、学校給食費の家庭負担を軽減したいと考えており、給食費の値上げはしないということではありません。

ご存じのとおり、学校給食につきましては、学校給食法第11条第1項の規定により、学校給食の実施に必要な施設、設備、人件費については、設置者である水巻町が負担することになっており、同条第2項において、学校給食に要する食材費は、保護者が負担することと規定されております。

町長就任後、各担当課より事務事業の内容の説明を受けた際、6月より遠賀郡内の学校給食係において、今後の給食費の動向について検討し、10月には、郡内4町の学校教育担当課長による協議を行い、消費税増税と物価の上昇により、小学校、中学校とも平成26年4月より月額300円の値上げをせざるをえない状況との報告を受けました。

そのため、4月から値上げが予定されています月額300円のうち、消費税増税相当分として、給食費の約5%にあたる月額200円を補助することで、私の選挙公約である家庭負担の軽減を図りたいと考えています。

また、給食の質が落ちることのないように、さらに献立を工夫し、手作りを基本とした安全で安心な給食を提供できるように努力していきたいと考えております。

次に4月からの消費税の増税をやめるよう、国に対して声を挙げるべきではありませんか、とのお尋ねですが、高齢化社会が進む中、持続可能な社会保障制度を確立するためには、将来に向け安定的な財源を確保することは不可欠でありますので、国政の場において議論を重ね、今回の消費税増税に踏み切ったものと認識しております。

そのため、既に、国や地方自治体、民間事業者が、4月の消費税率引き上げに向けて準備を進めている現段階において、消費税増税の中止を国に要望する考えはありません。

私も今回の消費税率引き上げが、町民の方の日々の暮らしに影響を与えることを懸念しておりますが、平成27年10月に予定されている10%への引き上げにつきましては、景気状況を見て、再度国が判断する予定になっておりますので、その動向を見守ってまいりたいと考えております。

2点目の、中学校3年生までの医療費無料化について、来年4月からの実施を求めます、とのお尋ねですが、現在、水巻町子ども医療制度は、通院は小学校3年生まで、入院は中学校3年生まで、医療費を無料化しております。

私の公約であります中学校3年生までの医療費無料化の実現に向け、まずは、平成26年7月1日より小学校6年生まで医療費の無料化を実施します。その後、平成26年、27年度の医療費の推移を見ながら、平成28年度中に中学校3年生までの拡大について検討を行いたいと考えております。

なお、実施時期につきまして、来年4月からの実施を求められておりますが、来年7月1日とした理由は、子ども医療制度の拡大は、条例改正を伴いますことから、議会においてご審議いただき、議決をいただく必要があります。

3月議会に関連条例の一部改正条例の提案を予定しておりますが、議決をいただければ、その後に一定の準備期間が必要となります。この準備期間には、システムの改修や医療証の送付、住民や関係機関への周知、福岡県国民健康保険団体連合会との変更契約等の事務を行う必要がありますので、このようなことから実施時期は、3カ月後の平成26年7月1日としております。ご理解をお願いいたします。

3点目の、少人数学級・少人数授業の拡充について、来年度から早速、実施して頂きたい、とのお尋ねですが、文部科学省においては、平成26年度概算要求に少人数教育の推進など教職員等指導体制の整備に82億円を計上しております。

このことを踏まえ、私としては、国の制度がどのように変わろうとも、平成26年度においては、35人以下学級を小学校4年生まで拡大したいと考えております。

また、今後は、少人数学級導入後の基礎学力の定着度などを分析し、段階的に拡充していきたいと考えております。

4点目の、水巻中学校のクーラー設置について、ぜひ26年度から実施して頂きたい、とのお尋ねですが、水巻中学校のクーラー設置については、担当課におきまして、本年5月に文部科学省の補助を活用した那珂川町に現地調査を実施し、工法を含め検討をいたしておりますが、私が就任すると同時に防衛省の補助事業で実施することを指示しております。

このことを受け、12月4日に担当課が平成27年度および平成28年度に設置できるよう、設計から完了までの事業計画を九州防衛局と協議を行っております。早期に実現できるよう努力しておりますが、今しばらくお待ちいただきたいと思います。

5点目の、公共交通について、のお尋ねですが、最初の、福祉バスは廃止せず、存続するお考えですか、とのことにつきましては、福祉バスは、一日あたり約200人の方が利用し、高齢者などの移動手段として大いに活用されているところです。

反面、所要時間やルートが合わず、利用しにくいという声もありますので、試乗調査や乗降数調査等を行い、より使いやすい福祉バスにするための検討を行うこととしています。よって、福祉バスは存続させる方向で考えております。

次の、コミュニティバスの運行開始の準備につきましては、具体的な運行に関する準備は現在のところ進んでおりません。

ご質問にありますように「水巻町生活交通ネットワーク計画書」は議会に提出しております。しかし、計画案にある福祉バスの廃止やコミュニティバス運行にかかる財政負担は、今一度検討が必要ではないかと考えております。

町の厳しい財政状況の中で、住民の皆さんが利用しやすく、安心で快適な地域公共交通体系を目指し再検討してまいります。

6点目の、歩道のバリアフリー化について、のお尋ねですが、急速に進む高齢化への対応や障がい者の安全を確保するための歩道のバリアフリー化は重要な施策であります。

最初の、古賀2丁目付近の町道猪熊・えぶり線、東側の歩道整備についてですが、ガードパイプ等を設置するなど一部対策を実施していますが、ご質問にあります点につきましては整備が必要であると考えられます。今後は、「防災・安全交付金」を活用した通学路安全対策事業にて対応を検討いたします。

次の、猪熊二、3丁目付近の町道猪熊・えぶり線沿いの歩道整備についてですが、東側部については、現在一部区間につきまして歩道整備を実施しております。今後も「防災・安全交付金」を活用し、ほかの通学路も併せて計画的に歩道整備を実施するよう考えております。

次に、吉田団地の建て替え計画について、のご質問にお答えします。

吉田団地の建て替え問題につきましては、数年前から地元自治会の方々の強い要望や議員の方からも度々質問があっておりますが、今年3月議会におきまして、前町長が建て替えに伴う住宅費の財政シミュレーションを作成したうえで町政の最高意思決定機関である政策会議におきまして十分な審議を行った後に、その結論を中期財政計画に反映したいとしております。

私自身、吉田団地は老朽化が激しく、建物本体、住居者の方々、あるいは 地域コミュニティのすべてが限界にきている状態であり、これ以上の先送りはできないと認識しており、なるべく早い時期に建て替えを行う必要があると考えております。

一方、この団地の建て替えは水巻町の歴史の中でも近年にない膨大な費用を要する一大プロジェクトでもあり、町の財政に与える影響についても十分に検証や精査をしておかなければならないと考えております。

現在、政策会議で審議するための住宅費の財政シミュレーションを管財課で作成している状況であり、資料ができ次第、政策会議を開催し、職員との十分な審議を行ったうえで、今年度の中期財政計画に反映できるよう、スピード感をもって処理していきたいと考えております。

次に、吉田ぼた山跡地隣接の霊園開発問題について、のご質問にお答えします。

被害届の提出について、のお尋ねですが、被害届につきましては、現在のところ提出しておりません。

現在、事態の経過、前政権の行政としての対応状況等を確認しているところで、町の財産を守るための解決方法を、あらためて弁護士と相談をしながら進めてまいります。以上です。

議長(舩津 宰)

これより再質問をお受けいたします。井手議員。

5番(井手幸子)

5番、井手幸子です。私は学校のエアコン設置についての関連質問をいたします。

今の町長のご答弁の中で、27年度と28年度に設置できるようにやりたいという、とても前向きなご答弁、決断をしていただいたことについては、私は評価をしてまいりたいと思います。

これまでの政権の中で、とにかく猪熊は19年度、20、21年度で設置をしていただきましたけれど、次は水中、もう、これは何度も述べておりますけど、自衛隊のすごい騒音で授業もできないと。

今年の運動会では、運動会のときに自衛隊機が訓練をしていたという、とても悲惨な状況の中で、はっきりと今回27年、28年度で設置するようにしますと、それも就任すると同時に、そういう指示を出されたということについては、すごく前向きなご答弁だったと思いますけれど、ここで1つ質問したいと思います。

それは補助金の問題であります。これまでの議論の中で、今年の3月も6月もそうでしたけど、補助金について、防衛省の補助金を使うのか、文科省の補助金を使うのか、それはどっちが率がいいのか十分に検討をしてから決めていきたいというふうに、ここ何回かそういう答弁をいただいておりましたけれど。

今年の3月議会の質問についてでも、教育長が猪熊のエアコン設置したときに、防衛省の補助金を使ったわけですけれど、これは補助率90%で高いものではあったけれど、補助対象外のが結構あって、持ち出し分が多くなった、いろんな制約があって、なかなか使いにくいものだったので、25年度中にちょっと検討したいというような答弁までいただいてるんですけど。

ここで町長が、私は就任すると同時に防衛省にしなさいと指示された根拠というのは、どういう根拠からそういう判断をされたのか、1つお尋ねをしたいと思います。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

井手議員さんの質問にお答えします。私は各課の引き継ぎをさせていただきました。その中で学校教育課長と引き継ぎをさせてもらった中で、文部科学省の補助金の比率が3分の1と。

それに比べて防衛省施設局の方の補助金の方が負担が軽いということの中で、私としては12月4日に担当課長に、防衛施設局に行って、そして水巻町長としては水巻中学校、ぜひ今までどおり防衛の方の形でいきたいということで、これをまた、少しでも早くしないと、今27年、28年が、28年、29年と、本来であれば、今働きかけをしておるんですけど、26年、27年、しかしながら設計ができておりませんので、やはり設計を来年度、そして27、28で工事ということで。

今、私も公約の中で、また昨日も福岡市ですか、全小中学校にクーラー設置をと、世の中の気温の変化等で、今、流れとしては全小中学校にクーラーを設置という流れになっております。

そのときに私も公約でスピード―今までの行政の中でスピード感がなかったんじゃないかと、私も同感をしておりますので、なるべく耐震の方もだいたい小中学校済んでおりますし、今、ここで1日も早く指示をして、防衛施設局に行って、そして水巻町の意思を伝えないと、引き継ぎのときに、それまでは意思を伝えとりませんということでありましたので、さっそく防衛施設局に行って、水巻町の意思を伝えて、そして準備を取りかかってくださいというふうにしたということでございます。

議長(舩津 宰)

井手議員。

5番(井手幸子)

スピード感を持たれるということは、とてもいいことだと思いますけれど、元々この計画については遅れているんですよね。

今年の25年の3月議会の中では、25年度中に検討いたしますと、はっきりと議場で答弁もされているんですけれど、実際的には今、美浦町長は26年度中に検討して、実際にやるのは27、28ていうようなことに答弁されたと思います。

それで私がちょっと疑問に思ってることが、以前、防衛省の補助金を使う場合には3年間かかるというような説明を何度も受けたんですよね。

しかし、いろんなとこを視察とか行きますと、もっとスピーディーにやってた、なんで3年もかかるんですか、と言ったときに、防衛省はそうなっておりますって聞いたんですけど、これが今回は2年間でやる、それはとってもいいことなんですけど、その辺の整合性といいますか、どういうふうなことになってるんでしょうか。お尋ねします。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

今ですよ、26年、27年、28年、3か年でしょ。2か年でするということはできませんから、私はなにも一生懸命12月4日に指示をして、スピードアップして、26年度、そして施工が27、28年度ということで3か年です。なにも整合性は間違ってないと思いますけど。

議長(舩津 宰)

岡田議員。

6番(岡田選子)

クーラーの問題は、私、議員にさせていただきましたときから、もう15年前から言い続けてきて、いまだに水中にクーラーがつかないんですけども、本当に今、やっと具体的に見えてきて、その点はよかったかなと思うんですが。

執行部の皆さん方のこの、いろいろ町長もずっと代わられてきた経緯もありますが、町民の思いをしっかり受け止めて実現していくという立場でね、課長の皆さん方にはお仕事していただきたいと思います。

私は給食費についての質問をさせていただきます。町長が学校給食費の家庭負担を軽減します、消費税増税等による給食費への影響を防ぐ対策を実施します、という公約ですね。

これに対して町民はもちろん、特に小中学校の保護者である皆さんは、消費税が上がっても給食費の値上げには影響しないんだなというふうな、町長の増税に対する配慮、町民負担を軽減していただけるという、そういう配慮かなという思いで1票を投じたんだと思うんです。

しかし、昨日からの答弁聞いておりますと、ちょっと言葉が悪いですけど、なんかだまし討ちにあったような気がしております。

それは、町長公約は消費税増税での、これは、そうではないということは、また後から答弁されるのは、それはいいんですけど、消費税増税での給食費の値上げはないと、町民は消費税の増税分は軽減してもらえると喜んでいたところに、逆に4月からは300円値上げする予定なんですと。

そのうちの200円を軽減するんですって言われても、結局、これ100円の値上げなんですよね、4月から。これってごまかされたというか、この学校給食費の家庭負担を軽減しますという、この町長公約だけから考えると、これは公約違反ではありませんか。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

岡田議員はそういうとられ方をされますけど、実際のところ、この4町、あるいは北九州市で、今回、給食の値上げという事実はあります。これはご理解いただけますよね。

そうした場合に今、3,800円が4,100円になるわけですよ。4月1日から。300円の値上げですから。その負担を軽減するということで4百数十万、この町単費で負担をする。

これは4町、北九州よりも安く、そして、これは私にとっても重大な約束としての決心です。なにもその値上げをしないとか、そういうことじゃなくて、4,100円ですか、特に北九州も中学校も随分高くなります。

そういう中での200円負担をすると。消費税の5%相当になるんですけど、これをご理解していただかないと。これをなにもしないと家庭に負担が大きくなって、100円の値上げということではありません。そう理解していただきたいと思います。

議長(舩津 宰)

岡田議員。

6番(岡田選子)

値上げなのに値上げじゃないと理解してくださいと、それは無理なことですよね。町長公約について、私言ってるんですね。

学校給食費の家庭負担を軽減します。消費税増税等による給食費への影響を防ぐ対策を実施します。こう書いてあります。

だから、それに対して今、町長が答弁されたように、町長は間違ってないと、このとおりだと、そういうふうな、それで理解をしてくださいということなんでしょうけれども、先ほど小田議員も指名しました、あのチラシにそう書いてあったんですけども、そのチラシを町長選挙に出ようとしてつくられたとき、そのときに300円の給食費の値上げをすることを、その当時の美浦議員はご存じだったんですか。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

知っておりません。

議長(舩津 宰)

岡田議員。

6番(岡田選子)

知らなかったわけでしょう、その時に。この公約つくったときに。じゃあ、この公約をつくった、この公約どおりの思いで、公約実現するべきではないですか。そのときに300円の値上げを知ってたんだったらね、町長、それだったら公約どおりになるんですよ。

けど、その公約を決めたときに、300円の値上げを知らなかって、あとから聞いたんでしょう。私たちも知りませんでしたよ。

こんな検討がされているとかいうことは、まったく議会にも一切報告はなかったし、6月から検討されているっていうけど、一切ありませんでしたね。それで10月に担当課長会議で決めたということですけれども、公約を考えたときの町長の思いで、それは公約実現していただきたいと思うんですが、その公約を決めたときの、この公約の町長の思いはいかがだったんですか。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

そのときの思いは、少しでも家庭に負担は軽くしたいという思いだけでございます。

だから、この公約を今、私も手元にありますが、これをつくったときが、給食の値上げの時期よりも早くつくって、それから正直な話、私も引き継ぎのときに郡内である程度決まってるんだと、今から覆すことはできない、北九州市も値上げをするんだということで、郡、北九州市。

それから私としては、ああよかったなと。この値上げの時期に少しでも負担ができるなら、私の公約どおり、家庭にやさしく、家計にやさしい、公約どおりじゃないかと、私は胸を張って言えると思いますけど。

議長(舩津 宰)

岡田議員。

6番(岡田選子)

町民はそうは思わないと思います。100円の値上げになるんですから。これ最初から美浦町長に裏切られたと思いますよ、これは。

どう説明しても、やはり200円ね、軽減したいという思いがあるなら、あと100円分もう6百万いくらになりますかね。それだけ、もう軽減したらいいじゃないですか。どうですか。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

それは岡田議員の考えでございますので、私としては、この200円が今の町の財政を鑑みて、先ほど言いますように、クーラーのお金もいります。

吉田団地建て替え等々、今から町民にニーズにこたえるためには膨大な予算がいります。

そういう中で100円がいいじゃないかと、そういうことじゃありません。やはり200円、これが私としての誠意だと思っております。

議長(舩津 宰)

岡田議員。

6番(岡田選子)

私は、財源はあると思います。今議会に出されている補正予算ですね、これでも小中学校給食事業基金に自衛隊の防衛省からの補助金が1,015万8千円入れられますね。これ全部、小中学校の給食事業基金に積み立てられます。

それで今、この金額が24年度決算でいくらあるかというと、この小中学校の給食事業基金、1億919万2千円あるんですね。6百いくら、十分でるじゃないですか。これは継続的にいるお金としてもですね。

それと私が思いますのは、給食費を値上げするということを、こんな安易に決めていいのかということです。

まず執行部、担当課に伺いますけど、このことをいつ議会に報告するおつもりだったんですか。

議長(舩津 宰)

中西課長。

学校教育課長(中西豊和)

郡内の各町に応じて対応は若干違いますけれども、私としては、前回、平成20年度に給食費が約200円ほど上がりましたけれども、そのときも3月議会で、PTAの説明とか全部終わったあとで議会に報告をしておりますので、3月議会で報告する予定にしておりました。

議長(舩津 宰)

岡田議員。

6番(岡田選子)

簡単に200円、300円と言いますけど、4月から消費税が増税されるという中もありますし、今回も出されておりますね、PTAからの要望書。

これにも小中学校の経費が削減されて、学校でも経費削減に取り組んでおりますが、たいへん経費がかさんでいくと。学力向上や防犯設備、補修など、むしろ学校経費は年々増えておりますと。

学校経費の削減は、最終的にはPTA会費からの補填や学級費の値上がりとなり、保護者の負担増になっているところですと。もうPTA会費も上がる、学級費も上がる、そして給食費も上がる、世の中の消費税もすべて上がる。こういうふうな状況があるわけですね。

だから、この時期に給食費を上げる根拠についても、きちっと説明いただきたいと思いますし、また、そういう議論する場所をもっていただきたいと思いますけど。

給食はやっぱり子どもたちに、学校教育の一環ですから、本当においしくて安全で、栄養価のいいものを、安心安全なものを食べさせていただきたいんですが、それを実現するために、今の給食費ではさまざまな努力をしても、どうしても、今の物価上昇等、消費税値上げの関係で、どうしても難しいと、いろいろ努力をした末に難しいということならね、しっかり議会にも説明もいただき、保護者にも説明いただき、そのうえで上げなければならないという説明が先にあるべきだと思うんですね。

そして仙台市などでは、この給食費の値上げについて、やっぱり2年ぐらい検討してるんですね。こういうふうな保護者負担とか住民負担が増えるっていうことに対して。だから給食費を上げる根拠を、もう少しきちっと示していただかないといけないと思います。そして、学校給食運営委員会ありますね。これの中に学校給食費に関することということが審議事項の中に入っておりますが、こういうことについての、この学校給食運営委員会なども頻繁に行われて、議論がされた末の、この300円の値上げなのかどうか、その点についても伺いたいと思います。

議長(舩津 宰)

中西課長。

学校教育課長(中西豊和)

一応、今回、給食費の値上げに関しては、学校給食の担当課長で10月の段階では試算をして、300円で来年の4月からということで、検討しているところです。

学校給食の運営委員会に関しては、来年1月開催予定で、今、日程調整をしております。その中でPTAの代表の方もいらっしゃいますので、ご理解をいただきたいと、その中で値上げの根拠等もお示ししたいというふうには思っております。

岡田議員にも町長の答弁にも書いておりますように、学校給食の運営については、設置者である町の責任でございます。

その食材費を保護者の方に負担していただいておりますので、もし、岡田議員の論法でありますと、言葉は悪いですけれども、あまり栄養価の高くない、安い食材をつくって、手作りではなく冷凍食品で安くあげることができるんじゃなかろうかと。

それでもやりなさいというふうに私は感じてしまうんで、今、町がやっております、給食の質が落ちることがない、手作りで、基本としたこの給食をする上では、やはり給食費の値上げは仕方ないのかなと、いたしかたないと。

今、町の方で試算をしている、これ消費税上がりますと、各学校の据え置きをしますと、約100万前後の赤字が出ます。学校給食費。

それで、その分は全部食材費にはね返ってきますので、できましたら少しでも、わずかでも値上げをして、いい給食を提供したいというふうに考えております。以上です。

議長(舩津 宰)

岡田議員。

6番(岡田選子)

ですから、子どもたちにいい給食を提供するために、いろいろな自己努力というのは食材を下げろということじゃなくて、購入の仕方だとか、近くでいいものを安く仕入れるとか、安全なものをするとか、そういうさまざまな努力はいろいろあるかと思うんです。

そういうことを言っているので、安いものに置き換えるということなどは一切思っておりませんので、いいものをするために、どうしても今の現状、エネルギーが上がったりですね、小麦粉が上がったりとか、そういうこともありますけども、小麦粉が多ければそれをちょっと米飯を増やすとか、いろんな努力がそれぞれの現場でできると思うんですね。

だから、その努力をした末に、どうしてもしょうがないと、子どもたちにいいものを、栄養価のいいカロリー、エネルギーもしっかり与えられるものを提供するためには、値上げはいた仕方ないという議論が尽くされた結果、値上げに踏み切るのは、これは仕方ないと思うんです。

今、私たちは、町長もそうですけど、一昨日聞いたばっかりなんですね。一昨日答弁書いただいたときに300円値上げするんだと初めて聞いたんです。それで課長会議で決めました、北九州市も上がってます、どこも上がってます、それじゃあ、ちょっと納得ができませんね。

それと給食費に対しては学校教育の一環ということで、もし値上げをしなければならないということになったとしても、それは町として補助をするということは十分可能なことだと思うんですね。

大木町ですか、大木町とかも給食費1人1,000円ぐらい補助してますよね。それとかいろんなところでは3分の1を補助してるとか、給食費ただっていう市町村もありますよね。

だから、それは町長の思いの給食費を軽減したいという思いが根底にあるとすれば、そこら辺の補助は、町がしても当然あるべき姿だと私は思いますので、今後の審議が尽くされないで、課長会議で決まりました、北九州市も上げてますという、上げるのが先にあるというのはですね、決めてからかかるというようなやり方はやめていただきたいと思いますので、運営委員会等をしっかり議論をしていただきたいと思いますが、その点、もう一回お願いします。

議長(舩津 宰)

中西課長。

学校教育課長(中西豊和)

答弁書の中には6月より、係長レベルでどうなのかという検討をさせているところですけど、この中で安易に値上げをするというふうには議論はしておりません。

当然、今までの、平成20年度に値上げしたとき、それから、もう5年たちます。それで、その間の物価の上昇とか、今、岡田議員もおっしゃいましたけれど、小麦粉やら牛乳やら、年々値上げをしてきております。

今まではどうにか努力をして、それを吸収してきたところが、今回消費税も上がるし、今日の新聞でも出てましたけれども、来年1月からまた小麦粉や牛乳等も上がると。

そういう物価の上昇率とか、そういうのも検討した中での数字でございまして、安易に300円を値上げするというふうに決めたわけではございませんので、その辺については給食の運営委員会にも、きちんと説明はいたしたいというふうに思っております。以上です。

議長(舩津 宰)

井手議員。

5番(井手幸子)

次に公共交通について関連質問をしたいと思います。先ほどの町長の答弁では、福祉バスの充実を図っていきたいと、福祉バスは存続するつもりであるという意思表明をされております。

それで、私がちょっと心配をしておりますのは、コミュニティバスの件ですよね。協議会が設置されて2年間、審議を深めてまいりました。

ご存じのように3月には結論も出してるんですけれど、例えば財政の面では、このコミュニティバスの協議会のために経費をどれだけ使ったかっち言ったら、およそ460万。

しかしこの中にはコンサル料というのが430万入ってまして、それは国庫補助金になってますので、直接の町の負担にはなっていませんけれど、国のこの国庫補助金も、やはり私たちの税金ですよね。

それで、協議会のメンバーも19人いらっしゃって、議会の方からも吉武議員と私と2人出させていただいて、あとは町内の方とか、北九のタクシー協会とか、折尾の駅長さん、それとか警察署関係、交通局、労働局などね、そうそうたるメンバーですよね。そういう長い間に審議をしてまいりました。

結論としては、財政的に福祉バスと南部循環を廃止して、コミュニティバスという結論を一応出しているわけですけれど、町長はこの件について、今一度検討したいというふうに今、答弁されましたけれど、コミュニティバスについては、どういうふうな方向性を持ってられるのかっていうのと、もう1つ南部循環線ですよね、あれについてのお考えをお尋ねしたいと思います。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

今、それを含めて、私もまだ就任して1カ月半ですか、今、担当課と、今、答弁したように、少なくとも前町政で、このネットの、2年間されたですけど、これは前町長の公約で、私は少し無理があるんじゃないかと。

先日も答弁でいたしましたけど、現実視をしたときに、今の厳しい水巻町において、これが果たして、この計画書案どおりにいった場合にどうなるんだろうかということを、私の方は懸念をしております。

そういう中で、今2つ言われたことに対して、私の方も、この福祉バスを存続しながら、またいいものがあれば、また皆さん議会にお諮りしてやっていくということで2年間してきたから、それをぜひ云々くんぬんじゃなくて、町政も変わりましたので、私なりに担当課ともう一度見直すだけのものが必要じゃないかと。この負担に関してはですね。

だから、私は今、井手議員が言われたものは、担当課と十分に今から検討し、そして議会の皆さんにお諮りをして、そして、より良い住民の公共サービスをやっていきたいというふうに考えております。

(「南部循環線。」と発言するものあり。 )

それも含めてということで、今2つと言ったのは、それも含めてということです。

議長(舩津 宰)

井手議員。

5番(井手幸子)

福祉バスを継続されることについては、要望もたくさんありますし、私もそれもできるんだったら納得いくものであります。

今、町長は前政権のときにっておっしゃいましたけれど、前政権であろうと、今の政権であろうと、基本は町民にとってどうか、どう利便性のある公共交通をつくっていくかというところだと思うんですよね。

それは前の政権が公約でやったんだから私は違う考えですよって言うにはいかないと思うんですよね。

実際にこうやってお金をかけたし、たくさんの人がかかわって、いろんな調査をしてまいりました。

会議の回数も最初23年度には3回、24年度には6回、6回っていうのは2カ月に1回の割でしましたし、また24年度には住民を含めたワークショップを2回も開催してるんです。そういう中で十分に論議をした上で、私も意見をかなり出させていただきました。

福祉バスの廃止どうの財政的にどうのっていうのもあったけれど、結論としては、やっぱりこれが町民にとって、町民の公共交通を保障するうえではベストじゃないかというような結論を出してるわけですよね。

それを検討と言われましても、そうやって決めたことを、またちょっとやり直します、この計画の中では、もう来年の10月からは運行予定っていうふうにもつくってあるんですよね。

ですから、なんでコミュニティバスが必要になったかって言ったら、福祉は高齢者のためのバスであって、南部循環線は南部だけの交通、じゃ北部の方はどうなるんだ、北部と南部の循環はどうなるんかっていうとこから始まってると思いますので、今までどおりだったらそこの部分は解決されないと思うんですよね。

だから検討します検討します、どういう面で検討されようとしてるのかを、今、財政的な面も含めてって言われましたけど、もう一度すいません、ご答弁をお願いします。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

今、その2年間をベストと言われましたけど、こんだけ財政負担のかかるようなのがベストだとは、私は思っておりません。これは一度導入すると、毎年重荷になります。

だから、もう一度、私は福祉バスも含めて、今、先ほど言われたように住民のための公共サービスを見直したいというふうに考えております。

議長(舩津 宰)

小田議員。

12番(小田和久)

ちょっと、今の問題に関連してお尋ねします。結局、今まで検討したのは、どのくらい費用かかったんですかね。

それちょっと聞かせてください。確かに美浦町長にしてみれば、前政権が計画したことが、ひょっとしたら気に食わんのかもわからんけれども、それは、仮に気に食わんとしても、実際にそれ携わってきたのは町の執行部であり、あるいは有識者も含めて検討した。

しかも町の財政を使ってやってきたものだから、それを完全にボイコットしてという考えでなくて、やっぱり今まで検討してきた英知をいかに活かしていくかという立場で検討をしていくということが必要だと思うんですよね。そういうふうにやっていただきたいと、もうまるっきり今までのは白紙に戻すということではなくて。

それと福祉バスは存続するということを含めて、できるだけ早く、今までの分を活かして検討するということが必要だと思うんですけれども、それも答弁があればしてもらって、費用としてはどれくらいかかったんですかね。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

担当課に答弁をさせます。

議長(舩津 宰)

荒巻課長。

建設課長(荒巻和徳)

小田議員の質問にお答えします。費用につきましては、全体で460万6,687円かかっております。そのうち補助金が430万4,600円と預金利息が788円でございます。実際の町の持ち出しは30万1,299円でございます。以上です。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

今、小田議員が言われましたとおり、別に無視をするとか、この計画書を、そうじゃなくて、見直すということは、それも含めて、いいところは取り入れて、そしてやるということでございます。

議長(舩津 宰)

岡田議員。

6番(岡田選子)

少人数学級についても、少し質問させていただきたいと思います。わが党もこの少人数学級につきましては、長年言い続けてまいりました。

美浦町長がこの公約を掲げたことは本当に驚きました。驚きながらたいへん歓迎しているところなんですけども、なぜ驚いたかといいますと、先の9月議会で私、意見書を提出いたしました。

教育予算の拡充を求めるという意見書だったんですけども、その内容は少人数学級を推進して、OECD諸国並みの豊かな教育環境を整備するために30人以下学級などをするということと、義務教育費の国庫負担の割合を、今、国が3分の1まで減らしているので、2分の1に増やしてほしいという国に対する意見書でした。

子どもも教師もゆとりを持って毎日を過ごせる、そういう教育環境の整備をと願いまして、この意見書を提出したわけですけども、この意見書についての結果ですが、美浦町長を含む新緑会の3人の皆さんと公明党の3人の皆さん、合計6人の皆さんがこの意見書に反対されました。

が、日本共産党と新政会と有信会、無会派の方々の賛同をいただいて、これは可決をいただくことができました。が、この意見書に美浦町長が反対されてたんですね。

ですから、その直後のこの選挙公約にも少人数学級を実現をしたいという、拡充したいということを掲げられておりますので、この公約をね、その後どのような心境の変化があったのか、その前から本当は思っていたのか、ちょっとこの公約に対する真意をお聞きして、実現に向けての意気込みをちょっと伺いたいと思います。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

なにも他意はありません。教育に関して、今回拡充したいと、ただそれ一点のみです。

議長(舩津 宰)

岡田議員。

6番(岡田選子)

それは十分考え方が発展的になられてると理解させていただきます。同じ立場に立てているんだなというふうに理解させていただきたいと思いますが。

それで4年生まで拡充したいということを具体的に答弁いただきまして、たいへんありがたく思っておりますが、そこで他の会派の方の答弁で、6年生まで、3年生以上実施するとすると、あと4人ですか、小学校では。あと4人増員すればいいということになっておりますね。

でも、ここで町長が4年生までとすると、あと3人でいいということになるんですね。じゃあ6年生まですれば、あと1人増やせばいいわけですよね。

そうしたら町内で、もし4年生までで、もう来年度区切るとすると、町内でたった1クラス、水巻町に40人学級が残ってしまうということになりますので、ぜひ、ここでも財政負担いると思いますけど、教育にはお金をかけても惜しくはないと思うんですね。

ですから来年度は、ぜひ4人の教員の皆さん採用していただいて、水巻町は全小学校で少人数学級が実現したよということを実現していただきたいと思います。

その点について、町長の答弁と、4人を雇用した場合の人件費がいくらになるのかお願いをいたします。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

経費はあとで担当課長が答弁いたします。私も気持ちはありますが、やはり全体をスピードアップしてみなければなりませんので、まず、最初から無理をすると、あとでなかなか厳しいものがあります。

そういうことで中期財政計画等々見ながら、まず3年生、4年生という段階を踏んでいきたい。

それは、もうなんでもそうですけど、医療でも無料化を中学まですればいいじゃないかということになるでしょうけど、今の財政も鑑みながら、少なくとも、私も公約として教育環境、確かにお金をなんぼつっこんでもいいです。

しかし、ないものはない。そういう中で、厳しい財政の中で、1つだけ3年生、4年生と拡大し、それを見ながら6年生までという形で、ぜひ、そういうこともご理解していただいて、3年、4年というところから始めさせていただきたいというふうに考えております。

議長(舩津 宰)

中西課長。

学校教育課長(中西豊和)

人件費についてですが、お1人だいたい350万から400万、多い人で500万とかなります。ですから最大2,000万ぐらいはかかるかなと思います。

それともう1点、担当課としては雇用を考えてるわけですけれども、ご存じの教員の確保、これについても非常に問題がございます。

ただ、先日も北九州教育事務所の方には、ご紹介いただけるように町長からも指示がございましたので、文書を持って行って、きちっと紹介をしてほしいということの情報提供等のお願いもあがっている次第です。以上です。

議長(舩津 宰)

小田議員。

12番(小田和久)

吉田団地の建て替え計画についてお尋ねします。先の冒頭質問で聞きましたように、遅くても11月の末までに結論を出したいというのが、結論が出てないんですよね。

そして、今年度の中期財政計画に反映できるようにと。もう中期財政計画というのは、だいたい出てもおかしくない時期のような気がするんですが、これ、だいたい、いつまでにするつもりですかということです。

それから、ぼた山の問題です。これもさっき聞きましたように、これまで共産党はこの問題が起こってからは、事の真実をはっきりさせて、その上でどう対応するかということが必要で、前政権の近藤町政は、まず、そこから始めて、どうしても相手が言うことを聞かなかったら告訴するという道を踏もうとしたんですね、踏んできたんです。もちろん道理があると思って、共産党はその立場できました。

しかし、美浦町長が議員当時、その侵奪をされとると、そのためには被害届を出すことが必要だということの一点張りで、この2年半、あなたが所属しとった会派と、それから公明党さんと、それから無所属の津田さんがだいたい、この2年半、議会ごとにこのことを主張してきたんですよ。侵奪されとると言うてね。

そのためには被害届が必要だって言ってきたのに、さっき言ったように現在のところ提出しておりませんというふうな答弁になっておるんですが、この侵奪されとるという気持ちはまだ変わってない、そして、いわゆる被害届を出すというのはまだ変わってないということなんですか。

それとも後段にある、弁護士さんと相談して、町の財産を守るために解決方法を見つけ出したいということの答弁になっとるんですが、これ絡みがあるんですかね。

つまり前段は、弁護士さんと相談する相談しないは関係なく、あなたは侵奪されとるんだと、被害届を出す以外に町の財産を守ることはできないんだという立場でやってきとんですよ。

それがまだ出されてない。いつ出すか、まだこの答弁ではわからないという状況なんですが、これどうとらえたらいいんですかね。ちょっとお聞かせください。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

小田議員から、そんだけ積極的な話がでると夢にも思いませんでしたけど、基本的な考えは、私はやはり侵奪されてる、そして被害届を出したい。

ただし、これを皆さんもご承知のように不起訴になったという経過もあります。ということで法的にどうなんだというところで、今回、答弁でもありますように、弁護士さんに近々行きまして、少なくとも弁護士さんが、水巻町から相談を受けたときから今日まで、どういうやりとりが前町長とあったのか、それから今後、法的にどうなのかと、境界線の話もまだついてないと聞いております。

そういうところを含めて、私はきちっと議会に、町民の皆さんにやっていきたい、そういうふうに考えております。

それから吉田団地の建て替えは、答弁にありますように、膨大な、水巻町において近隣にない財政圧迫にもなりかねないような事業でございますので、今、管財の方でシミュレーションをし、そして少なくとも、私も答弁にありますように、あそこの老朽化は激しく、実際のところを見ておりますので、早くなんらかの方向付けをして、いち早く地元の方にも説明にあがりたいということでスピードを上げて、今までは今までとして、今後はなにせ費用が膨大にかかりますので。

今の中期財政の中で、今までそれに入らないというところで、吉田団地は今までずっと継続になっていたというふうに考えておりますが、今後それでは限界がきてるんじゃないかということで、いろんな角度から見直しをいたしまして、1日も早く政策会議を開けるように、そして開いて、話を進めていきたいというふうに考えております。

議長(舩津 宰)

小田議員。

12番(小田和久)

私が聞いとるのは、できるだけ早くというのは答弁でわかっとんですよ。そうやなくて、今までは遅くとも11月の末までにっち言ってやってきたのが、それが成り立たんで、それで今、答弁でできるだけ早く、これ非常に曖昧ですよね。

いつを目途に結論を出すということをはっきりさせることが大事なんじゃないかというふうに思います。

それと、さっきの霊園の問題ですね。不起訴になったのは、被害届を出さんからなったんだということを9月議会であんた方の会派が言われたんですよ。

そうするとやっぱり被害届というのは非常に、私はまだ侵奪されとるというふうに思っとるということを、町長言われたんですが、私は侵奪されてないと思っとるんですよ。

占有っちいうか、食い込んできたことは、それなりに間違いない。ただ、それを町の担当課が見とって、知らぬふりしとったということが、今までのいきさつであっとりますね。

だから、確かに食い込んできた、そういうことはあっとるけども、侵奪というのは専門用語で、あれは登記までしとる場合が侵奪というふうに言うらしいんですよ。だから町長、侵奪というのはちょっと考え直さないかんのやないかなと。

実際の状況がどうだったのかというのを、もう一遍、ちゃんと正確にして、そして、これまでのあなた方が侵奪、侵奪と言ってきた部分を、それがひょっとしたらいき過ぎだったということがあるならね、それも反省して、町民に明らかにしていくという立場がね、弁護士さんと相談するということは、それはそれで必要だと思うんですけどね。

謙虚になって、この問題を町民に明らかにして解決していくという立場は、私、必要なんじゃないかと思うんですね。もういつまでもこれを、なんか訳がわからんまま終わったということがないようにしていただきたいなというふうに思います。その点はいかがですかね。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

何度も申しますように、きちっと法的に相談をいたしまして、それからもう1つ、少しだけ入り込んできたんやなくて、何千平方メートルと入り込んでるんですよ。

少しならわかりますけど、何千平方メートル、現地調査もし、小田議員もわかるように、山が削られ、そして昔の見る影もないように、それを少しだけ食い込んできているという表現はあたらないと思いますけどね。

ただ、ここは冷静に判断をして、経過を精査し、そして、なおかつ弁護士さんも精通しておると思いますので、粛々と解決に向けて進めていきたいというふうに思っています。

それから吉田団地の建て替えは、私も引き継ぎのところで、やはり難しい問題なんですよ。確かに前町長が11月までという答弁をしたと思いますが、私も同じような答弁と言われますけど、私は今、何回も答弁しますように、吉田団地に対してはもう限界だと、だから一日も早くやっていきたいという姿勢を見せてる、それで十分じゃないですか。

議長(舩津 宰)

小田議員。

12番(小田和久)

いや、姿勢はわかっとるんですよ。あなたがさっき重要だっち言って。しかし重要だ、重要だっち言ったって、具体的に明らかにして、住民は不安なんですよ。どうなるんだろうか、どうなるんだろうかという不安があるんですよね。

それで前も言ったように、みんなそんなにお金持っとるわけじゃないでしょ。しかし、実際に生活しよると、そしたらあちこち傷んでいくと。金のかけようもあるですわね。

計画が早く立ってね、自分のところはすぐいくようになる、あるいは私のところはまだ先になるとか。何年計画になるでしょう、おそらく。一遍には建たんから。

そうなってくると、そういう計画を早く明らかにして、そして住民がそれなりに安心して生活ができるようにするためには、急いだ計画が必要なんですよ。建て替えをしなきゃならんということは、もうだれも共通して言っとるわけ。町長自身も言っとるんだから。

計画を早く立てるということを、私は、いつまでにするんですかということを聞いているんです。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

私もまだ就任して1カ月半で、そういう答えが出せるわけないじゃないですか。簡単に答えができるような問題やないと、先ほど言ってるように。

だから、担当課と政策会議を早急に開けるようにしたいと、そしてその中で議会にも相談しなくちゃいけないじゃないですか。そういうことを何度も言ってるのをわかりませんかね。

議長(舩津 宰)

小田議員。

12番(小田和久)

そしたら、町長はまだそこまでしか、ひょっとしたらわからんのかもわからん。

担当課は今まで検討してきとるはずなんです。遅くても11月末までに結論を出したいという立場で検討してきとるはずなんです。

それが11月末は間に合わなかったけど、ここまできとると。いつには結論が出るというところまできとりますという報告ができるはずです。それを報告してください。

議長(舩津 宰)

原田課長。

管財課長(原田和明)

小田議員のご質問にお答えします。確かに財政シミュレーション、私の方でほとんどできあがっております。内容的にはですね。政策会議を開く資料として十分できております。

ただ、例年ですと、皆さんご承知のとおり、中期財政計画っちいうのは、この12月議会の最終日に完成したものを皆さんに、企画財政課の方から提示をするという段取りになっておりますが、今年は町長選挙もございました。美浦町長まだ1月でございますので、そこの精査が十分にできてございません。

ですから、今年の中期財政計画をいつ仕上げるかというのは、これは担当は企画財政課の方になりますが、私の方としては、おそらく新年度予算の前までには、当然、新年度、今後3年間以降の中期財政計画というのは、今年つくらないけませんから、その中で間に合うように十分、今、準備を整えております。

今、町長言われましたように、おそらく12月議会終わりまして、年明けにはこの問題について、職員全体の中で政策会議として、審議をしていただくという段取りになろうかと思っております。

議長(舩津 宰)

井手議員。

5番(井手幸子)

私は先ほどのバスの件について、いろんなことを含んでから検討されるということでしたけれど、町長もおわかりだと思いますけども、次回は3月議会、予算議会となりますんで、これは早く、あまり猶予はありませんよね。

早急にどういうふうな結論を出されるかっていうのをお願いをしたいと思います。

時間あんまりありませんけど、バリアフリー化についてちょっと関連質問いたします。

1点目の古賀の歩道については、担当課の方もいろいろ進めていただいてるみたいで、それがいつごろになるかっていうような時期をお尋ねしたいのと、2点目の猪熊の二、3丁目についても、東側だけでなくて、西側が非常に路側帯の白線はありますけど、その真ん中に電柱が立ってたりして、とても歩けるような状態でないので、あそこは通学路にもなっておりますので、ぜひ早急に検討していただきたい。

それともう1つ、今度、通学路についてです。今議会でもPTAからの陳情書が出ておりますけれど、この中で通学路について、通学路の整備を要求されてるものが22カ所ありました。

その中で継続が15件あるわけですよね。1番古いものというか、長く継続されているのは、平成20年から頃末小学校の変則交差点についてですね、あそこはPTAの陳情書にもありましたけれど、いつ大事故が起きてもおかしくない状態ですって、ここまで書いてあるんですよね。

それを5年間もほっとくといいますか、こういうことは議会にとっても行政にとっても、本当恥ずかしいことだと思います。

そこで、まず通学路についての危険箇所が、どこがあるのかっていうことと、それとどういう点検をするとかいう計画ですね。そういうことがもっておられたら、ご答弁をお願いしたいと思いますけどいかがですか。

議長(舩津 宰)

荒巻課長。

建設課長(荒巻和徳)

ご質問にお答えします。4点ほどあろうかと思いますので、1点ずつお答えします。

まず、古賀2丁目の歩道の整備ですが、今、お答えしていますように、ガードパイプ等を設置するなど、一部対策を行っております。

今後につきましては、歩道の拡幅等が必要になってくるのではないかと考えております。整備するにはですね。それにつきましては、用買等も必要ではないかと考えておりますので、できるだけ早急にそういう対策をするように、担当課の方も今、考えております。

それから次に猪熊二、3丁目の歩道整備についてですが、東側部分については、みどりんぱぁーくの入口の交差点から、猪熊小学校に向けて東側を100メートルほど、今年度整備をしております。引き続き猪熊小学校に向かう交差点があります。そこまで250メートルほどありますけれども、それを26年度に、来年度に工事をする予定であります。それから反対側の、西側になるんですけども、西側の歩道もということでございますが、道路構造的に西側もつけたら狭い道路になりますので、これも予算の関係もありますので、補助金等を使いながら、例えば水路の上を歩道にするとかいう計画も立てていきたいとは思っております。

それから頃末小学校前の交差点につきましては、いろいろ構造的に警察、県と今までずっと協議しておりました。

歩道橋の整備とかも求められていましたけども、予算的に膨大な予算が、これはもう町単費でかかるということで、他のことも検討するということで、歩道の一部拡幅を、今、県の方に要望と、自転車の通行がスピードを出して通行していますので、その辺をポール等を立てて安全に通行するように考えております。

歩道の危険な場所がないかということでございますが、今は、町内の点検というのは、特にやってはございません。

それと歩道のバリアフリー計画も無策定でございます。今後は誰もが歩きやすい歩道整備を目指すために、必要であれば歩道のバリアフリー計画等を作成する考えでございます。検討したいと思います。以上です。

議長(舩津 宰)

中西課長。

学校教育課長(中西豊和)

通学路の点検について、お答えいたしますけれども、通学路の点検については、昨年重大な事故が起きまして、そのあと警察、それから道路管理者、それから学校教育で、合同で会議をもって、定期的に点検を行うようにということで、県の方から指示がきております。

だいたい2、3カ月に1度、点検の結果はどうなっているのか、それから実施の状況はどうなのかというふうな文書がきておりますので、その都度、建設課等と打ち合わせをして、実施済みのところは実施済み、今、検討中のところは検討中ということで報告を上げているところです。箇所数については、すいません、7、8カ所あったかとは思います。以上です。

議長(舩津 宰)

日本共産党さんの質問を終わります。暫時、休憩いたします。

午前11時32分 休憩

午前11時43分 再開

議長(舩津 宰)

再開いたします。2番、津田議員。

3番(津田敏文)

3番、無会派、津田敏文です。一般質問をさせていただきます。

町道の路肩幅員を広げる条例について、国が地方の施策を縛っている「義務付け」「枠付け」を一部廃止したのに伴い、道路構造令で原則2車線以上とされてきた県道の基準を独自に見直す条例を岡山県が制定、2013年4月から施行する。

山間など通行量の少ない地域で効率的な道路整備を進めるため、区間によっては1車線とする「1.5車線」化を明記した。

道路構造令は2車線以上で、1車線2.75メートル以上を基本としているが、通行量が1日500台未満の場合は中央線を引かず、幅4メートル1車線にする。

岡山県は構造令の例外規定を利用して同様の整備をしてきたが、条例で明文化した。

条例ではこのほか、車いす利用者や歩行者に配慮し、路肩の幅を広げる。

構造令は路肩幅員を「0.5メートルまたは0.75メートル以上」としているが、歩道を設けない場合は「原則1メートル以上」と規定。

高齢化の進行を踏まえ、幅0.7メートル程度の電動車いすに対応するため、従来より広げるべきと判断した。岡山市も自転車の通行が多い特定の路線では、原則とし幅1.5メートル以上の自転車レーンを整備する独自基準を設けた。

道路の構造については、市町村も管理する道路で独自に設定することが可能で、各地で施策や地形に合わせて独自基準を設ける動きがあるとあります。

美浦町長も歩道のバリアフリー化を推し進め、人に優しい段差のない歩道整備を進めると公約しています。

水巻町のまちづくりの基礎は道づくりであります。道路構造令では路肩幅員を「0.5メートルまたは0.75メートル以上」としているが、国の規制緩和を受け歩道を設けない場合は「原則1メートル以上」と規定し、車いす利用者や高齢の歩行者に配慮して路肩幅員を広げる条例に取り組むお考えはありませんか。以上の質問にお答えください。

続きまして、水巻町長選挙後の状況と公約について、美浦町長は先の水巻町長選挙で、5,497票を得票され、初当選されました。おめでとうございます。

水巻町長選挙で色々な公約を掲げられましたので、どの様に取り組むのか少しお考えを述べてください。

また、町長選が終わって、水巻町の空気は落ち着かなくてはならないのに、ビラを配って騒ぎを起こしている人がいます。役場は今までどおり落ち着いて、緊張感を持って、粛々と業務に取組んでいただきたいと考えますが、いかがお考えですかお答えください。

次に公約について「明るい」まちづくりとして、

1、防犯灯を増やし、電気代を助成します。

2、各校にクーラーを設置する。小中学校の少人数学級の授業の拡充をします。

3、学校給食費の負担を軽減します。中学校3年生まで医療費を無料化します。

4、福祉バスの路線・便数を見直します。JR水巻駅のバリアフリー化を早期実現します。歩道のバリアフリー化を進めます。

5、職員のあいさつ・笑顔で接客をします。

6、北九州市との合併協議を進めます。

と共に、「スピードアップ」で爽快なまちづくりとして、

1、防犯灯設置箇所の早期点検

2、下水道整備の早期完了

3、役場手続きの待ち時間を短縮

4、町民の要望や意見をいち早くキャッチ

5、吉田ぼた山跡地の早期活用

以上を取り組みますと公約が列記されています。「明るい」まちづくりで、「明るい」を公約の中心に据えられていますが、美浦町長の取り組みの考えや気持ちを述べてください。以上です。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

はじめに、町道の路肩幅員を広げる条例について、のご質問にお答えします。

条例に取り組む考えについて、のお尋ねですが、道路構造令は道路を新設または改築する場合における道路の構造の一般的技術的基準として、最小限保持すべき基準が定められていますが、多くの特例措置などの柔軟規定が盛り込まれ、幅広い運用が可能となっています。

そこでご質問にあります、車道幅員への柔軟な対応や路肩幅員の拡幅などの条例の取り組みにつきましては、町では道路構造令の運用としてすでに採用しております。従いまして、新たに条例を整備する必要はないと考えております。

今後とも、高齢者や障がい者に配慮した道路整備を推進してまいります。

次に、水巻町長選挙後の状況と公約について、のご質問にお答えします。

どのように取り組むのか、考えや気持ちを述べてください、とのお尋ねですが、ご質問にもありますように、私は「明るい」と「スピードアップ」という2本の柱を決め、それぞれ公約をいくつか挙げさせていただきました。

どの公約についても、実現に向けた無理難題な内容とは思っておりませんので、町の財政状況を見ながら、4年間の任期中に可能なものから計画的に実施してまいりたいと思っております。

さて、私の町づくりに対する考え方ですが、ここ近年の我が国を取り巻く環境を見てみますと、景気や雇用の冷え込み、東日本大震災や九州北部豪雨などによる多くの被害など、暗い話題が蔓延していました。

本町におきましては、幸いにも大きな災害に見舞われることはありませんでしたが、財政状況は、まだまだ安心できる状況ではありません。これまで実施されてきた行財政改革の精神を引き継いで、町財政の健全化に努めてまいる所存です。

国の景気対策も少しずつ明るい兆しを見せ始めている段階ではありますが、私は決して町内の雰囲気が良くなったとは感じていません。この雰囲気を改善することが、まず、取り組むべき私の使命であると思っております。

そのために、町の将来を担う子どもたちの教育環境、保護者の方々の家計負担軽減をはじめ、防犯灯の設置や公共施設のバリアフリーなどを公約に挙げ、実行することで、町民の皆さんの笑顔が多くみられるような「明るい町」を作っていきたいと考えています。

また、そのような「明るい町づくり」を実現するために、できることを素早く実行に移す「スピードアップ」も公約に挙げております。

町民の皆さんのご要望やご意見に素早く対応させていただきながら、私が生まれ育った水巻町を、議会や町民の皆さんとともに「誇れるふるさと」にすることが、最終的な私の町づくりに対する考え方です。

また、選挙後に中傷ビラが配布されたことは聞き及んでいますが、私はそのようなことに惑わされることなく、職員と一丸となり、明るい町づくりに粛々と取り組んでまいります。

明るく住みやすい水巻町を作っていくためには、議会の皆さんのご協力とご支援が不可欠です。何卒、皆さんのお力添えをお願いします。以上です。

議長(舩津 宰)

これより再質問をお受けいたします。津田議員。

3番(津田敏文)

再質問をさせていただきます。町道の路肩幅員を広げる条例について、町では道路構造令の運用として、すでに採用しているとありますが、なぜ、明文化しないのですか。

私は、町道の路肩幅員を広げる条例を明文化するのは、水巻町は町道の路肩幅員を広げて、車よりも人間を優先する、車いす利用者や歩行者を配慮する道づくりをしている町であると、アピールできるのですが、どのようにお考えですか。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

担当課長より答弁をさせます。

議長(舩津 宰)

荒巻課長。

建設課長(荒巻和徳)

津田議員の質問にお答えします。ご存じのとおり、道路構造令は多くの特例処置など、柔軟規定が盛り込まれ、幅広い運用が可能となっております。

従いまして、条例を制定しなくても今後、町自らの裁量と責任により判断し、より良い運用に努めてまいりたいと考えております。以上です。

議長(舩津 宰)

津田議員。

3番(津田敏文)

僕の質問と答えがちょっと違うと思うんですが、私が言ってるのは、条例化して、水巻町は条例化してますよと、この道はお年寄りだとか車いすの方にやさしい町ですよと、そのために幅員は、これだけ1メートル以上用意してますよというのが、水巻町のそういった者に対する手当てがありますよというのを、それを明文化すれば、そういった町民は、こういう町なんだという、つくるのが、僕は一番大切だと思うんですが、お答えください。

議長(舩津 宰)

荒巻課長。

建設課長(荒巻和徳)

津田議員の通告書の方にございます、岡山の条例ですね、歩道を設けない場合は、原則1メートル以上と規定ということは、水巻町のような狭い道がたくさんある、これは県道の場合はそうかもしれませんが、水巻町の場合は狭い道がたくさんある。

歩道が路肩として1メートル以上とれない道もたくさんございますので、この原則1メートル以上と規定したとしても、原則以外のところが多くなってくるのではないかと考えますので、今のところ条例をつくる必要はないと考えております。

議長(舩津 宰)

津田議員。

3番(津田敏文)

いや違うんですよ、考え方が。車いすは0.7メートル、0.7メートルだから最低1メートル必要やないかと。とれるところからつくっていったらどうかと、絶対つくれやないわけですよ。

そういうのをつくっていけば、水巻町はそういう人にやさしい道づくりだというものを、みんなが共有する必要があるんですよ。そうなると、やはり水巻っていうのはいい町だなと。

だから、そういうのをつくろうじゃないかというのが僕の考えなんですよ。その辺のとこ、もう一度お答えください。

議長(舩津 宰)

荒巻課長。

建設課長(荒巻和徳)

水巻町では、今まで運用を条例にした経緯はありません。今、津田議員がおっしゃることも、ごもっともなところと思います。

水巻町としては、今からそういうふうな条例を、条例に盛り込むのかどうかというのをですね、検討させていただきたいと思います。以上です。

議長(舩津 宰)

津田議員。

3番(津田敏文)

ありがとうございます。ぜひとも、それは条例化すれば、水巻は普通の町と違うんだと、お年寄りだとか、そういった人たちにやさしい町なんだと、そういうのをつくってるんだというのが、僕は一番大切だと思いますんで、今、課長が言われたように、できるところからスタートしてもらいたいと思います。

それとともに質問したいんですが、みずほ区内で赤レンガ色の道があります。説明してもらえますか。

議長(舩津 宰)

荒巻課長。

建設課長(荒巻和徳)

旧みずほ団地ということでよろしいですかね。あれは赤レンガではなくて赤い舗装ですよね。歩道ができる幅がありませんので、歩道として扱いをしているために赤くしております。

議長(舩津 宰)

津田議員。

3番(津田敏文)

ちょっと待ってください。歩道は歩道でちゃんと法律的に決まっていますよ。ようするに歩道と道っていうのは完全に違うわけですよ。

なんでかっち言ったら、そこに石を置いたりして、こっちは歩道ですよと、歩道は車入ってこれない。だけど、みずほ区の赤レンガ色の道は、車も入っていけるわけですよ。

あれは確か、見ても45センチメートルくらいしかないんですかね。45センチメートルあったあれを1メートルして、今のように車も入っていけるし、そういったところは歩く人と車いすが優先な道ですよというものをつくってもらいたいわけですよ。その辺のところどうですか。

議長(舩津 宰)

荒巻課長。

建設課長(荒巻和徳)

先ほども述べたように、できるところについては、今から随時計画をして、できるだけ路肩も広くとれれば広くするような方向では考えていきたいと思います。

議長(舩津 宰)

津田議員。

3番(津田敏文)

担当課長のほうはわかりましたけど、町長のほうも一言。僕の考えといっしょあれば、ありがたいんですが。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

現地等を見て検討したいと思います。

議長(舩津 宰)

津田議員。

3番(津田敏文)

ありがとうございます。今まで条例は必要ないという考えが、ここで、やはり検討しようやないかという言葉をいただきましたんで、楽しみにしております。

続きまして、水巻町長選後の状況と公約について、再質問いたします。美浦町長の公約は理解できますので、実現できるよう協力をしたいと思いますが、予算化ができるのか心配です。公約の「明るい」まちづくりでは、予算を毎年計上して、継続する事業が多々です。町単独の予算や、県、国の助成事業が中期財政にどのように取り組むのか、計画中であると思いますが、4年間にどのように計画して公約を実現するのか、基本的な取り組みをお聞かせてください。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

再質問にお答えいたします。

冒頭の答弁でも申し上げましたが、公約の実現につきましては、町の財政状況や各種事業の進捗状況などの確認を行いながら、4年間の任期の中で、可能なものから計画的に実施し、国や県の助成制度の活用など、職員と一丸となって汗を流し、スピード感を持って進めてまいりたいと考えております。議会の皆さんのご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

議長(舩津 宰)

津田議員。

3番(津田敏文)

続きまして、美浦町長は誰にも気持ち良く「明るい」役場づくりを約束されています。職員のあいさつ、笑顔で気持ち良い接客を徹底しますとあります。職員は各人、心を持っていますので、どの様に職員に徹底するのか。この取り組みが大変だと思いますので、お尋ねいたします。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

次に、職員の挨拶や気持ちの良い接客をどのように徹底するかについて、の再質問にお答えをいたします。

就任以来、さまざまな引継ぎを行いながら、役場の現状について把握作業を行っているところです。

職員の接遇については、研修内容等の現状把握ができておりません。まずは、現在の研修内容を確認し、今後、効果的な方法を検討していきたいと考えております。

また、日ごろの業務の中で、さまざまな職員との触れ合いを通して、私の考え方を理解するよう働きかけるとともに、具体的な改善策について、職員とともに知恵を出していきたいと考えております。

議長(舩津 宰)

津田議員。

3番(津田敏文)

次に、北九州市との「明るい」合併について、北九州市との合併協議や実現に向けた調査・研究を意欲的に進めますと公約に掲げてあります。町民においても大切なことですので、町長は北九州市と合併をどの様にお考えなのか質問いたします。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

次に、北九州市との合併について、の再質問にお答えをいたします。

多くの町民の皆さんが望んでいる、北九州市との合併に関する取り組みにつきましては、相手方の北九州市側の意向も十分配慮しなければなりませんので、まず来年度から、北九州市の担当部署との意見交換などを含めた調査・検討から進めてまいりたいと考えております。

なお、その調査・検討の結果につきましては、時期を見て議会にご報告させていただくとともに、広報などを通して町民の皆さんにもお知らせしてまいりたいと考えております。以上です。

議長(舩津 宰)

津田議員。

3番(津田敏文)

最後にもう1つ質問させていただきます。今から4年前に、JR九州水巻駅に車いすで乗車できる施設等を建設する請願書を12月議会に提出しました。議会は継続審議で、翌3月議会で満場一致で採択されました。

前町長からも、水巻駅のバリアフリー化にJR九州と協議を進めていると回答をいただきましたが、4年間なんにも進んでいません。

4年前に私と一緒に請願した車いすの方が、私に言ったことが耳に残ります。「JR水巻駅から、車いすでは乗り降りできんとよ。JR海老津駅や遠賀川駅は車いすでできるんよ。水巻駅ではなんでできんとね。」と言われた言葉がさえぎります。

私たちももうすぐ同じ状況になります。美浦町長が積極的に取り組んで、ぜひ、JR水巻駅のバリアフリー化を早期実現してください。そこで、町長の意気込みや熱意、お考えを述べてください。

議長(舩津 宰)

町長。

町長(美浦喜明)

この件につきましては、先の有信会さんのところで答弁をさせていただきました。

もう一度繰り返すようで恐縮ですが、この件については、庁内の政策会議の中で審議をされております。そこで、駅の橋上化や、駅前開発も含め、継続審議となって議論が進んでおりません。

そこで私は、そういう報告を聞きましたものですから、それではだめだと。やはり、それを待つとまた数年、何年とかかりますので、私としては、とりあえずバリアフリー化を、水巻駅の、これを先にすべきだと。

先ほど陳情等も、私も議員として聞いておりますし、私としては、さっそく建設課長にJRと協議をさせ、エントリーをするか、せんかという打診もありましたので、さっそく手をあげて、できれば26年度に設計、そして27年度にバリアフリーの工事を完了したいというふうに、今、精力的に担当課長と協議を重ね、すでに何度も申しますようにJRのほうにエントリーをしております。以上です。

議長(舩津 宰)

津田議員。

3番(津田敏文)

これで終わります。

議長(舩津 宰)

本日の一般質問を終わります。

以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。本日はこれをもって散会いたします。

午後00時08分 散会

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