平成24年 第3回水巻町議会定例会(第5回継続会)会議録
更新日:2021年3月16日
議事日程
日程第1 議案第52号 平成24年度水巻町一般会計補正予算(第2号)について
日程第2 議員の派遣について
日程第3 閉会中の継続審査について
出席議員
1.出席議員
- 1番:川本 茂子
- 2番:廣瀬 猛
- 3番:津田 敏文
- 4番:出利葉 義孝
- 5番:井手 幸子
- 6番:岡田 選子
- 7番:松野 俊子
- 8番:志岐 義臣
- 9番:柴田 正詔
- 10番:舩津 宰
- 11番:小田 和久
- 12番:美浦 喜明
- 13番:池田 稔臣
- 14番:入江 弘
- 15番:白石 雄二
- 16番:吉武 文王
2.欠席議員
なし
3.議場に出席した議会事務局の職員
- 局長:手島 圭吾
- 係長:大辻 直樹
- 主任:野村 剛史
4.地方自治法第121条の規定により、議場に出席したもの
- 町長:近藤 進也
- 教育長:太田 俊夫
- 総務課長:堺 正一
- 企画財政課長:篠村 潔
- 管財課長:原田 和明
- 産業建設課長:荒巻 和徳
- 上下水道課長:原田 利春
- 学校教育課長:中西 豊和
- 生涯学習課長:村上 亮一
- 福祉課長:内山 節子
- 健康課長:吉田 奈美
- 住民課長:佐竹 直彦
- 税務課長:入江 浩二
- 会計管理者:古賀 貴志枝
- 図書館・歴史資料館館長:佐藤 久義
議事録
平成24年9月26日
午前10時 開会
議長(川本茂子)
出席16人、定足数に達していますので、ただ今から平成24年第3回水巻町議会定例会第5回継続会を開会します。
日程第1 議案第52号
議長(川本茂子)
日程第1、議案第52号 平成24年度水巻町一般会計補正予算(第2号)についてを、議題とします。本案は、関係の各常任委員会に付託していましたので、関係の各常任委員長の審査報告を求めます。総務財政委員長。
総務財政委員長(舩津宰)
議案第52号 平成24年度水巻町一般会計補正予算(第2号)について、9月14日、19日および24日、総務財政委員会に関する所管事項について、慎重に審査しました結果、賛成少数で否決しましたことを、ご報告します。
議長(川本茂子)
文厚産建委員長。
文厚産建委員長(志岐義臣)
議案第52号 平成24年度水巻町一般会計補正予算(第2号)について、9月13日、文厚産建委員会に関する所管事項について、慎重に審査しました結果、賛成多数で可決しましたことを、ご報告します。
議長(川本茂子)
関係の各常任委員長の報告が終わりました。委員長報告について、質疑はありませんか。
― 質疑なし ―
質疑を終わります。ただ今から、討論を行います。ご意見はありませんか。津田議員。
3番(津田敏文)
3番、無会派、津田でございます。意見を述べます。
水巻町の水道事業は北九州と10月1日に事業統合することによって、水源地の心配はしなくてよく、水供給の安心、安定な水道事業になっていきます。
水巻町の水道事業会計の固定資産、流動資産、繰延資産、合計、約22億4,400万円を北九州へ無償譲渡しますとともに、水道事業会計のシステム改修費2億円を負担します。
統合ですので、お互いが理解しないと事業統合はできません。
また、水巻町の一般会計から水道事業の企業債、借金約8億7,300万円を負担します、返済方法は25年分割償還すると利息支払いだけでも1億円かかるので、議会は財政調整基金より一括返済を選択しました。
町長の6月議会の提案では、老朽化の鉛管更新費用の5億9千万円を水巻町の水道料金と北九州市との差額負担で、2年数か月の期間据置きすれば、北九州と同じ水道料金になりますと。
議会に提案されましたが、今の9月議会では、1年後の平成25年10月1日に北九州と同じ水道料金にしたいので、平成24年度水巻町一般会計補正予算(第2号)と平成24年度水巻町水道事業会計補正予算(第2号)2つの議案を提出されました。
これは、鉛管更新費用5億9千万円を1年間だけ水巻町の水道料金と北九州との差額で、2億4千万円を負担する。水巻町の一般会計から2億9千万円を負担する。水道事業会計より剰余金6千万円を負担する。合計5億9千万円です。
これだけ多額で、たいへん大きな負担であり、大きな事業です。水巻町の一般会計から2億9千万円の追加負担をしなくても、北九州と事業統合ができるのです。もっと違う使い方を考えなかったのですか。
2億9千万円あれば水巻駅のスロープ建設を請願して、車イスや乳母車を利用される方や高齢者、幼児等は階段よりスロープの方が歩きやすいと賛同いただいています。
議会も全員賛成で、町長もやりますと答えていただいてますが、2年6カ月たちますが水巻駅のスロープ建設は平成23年12月の中期財政計画に載っているが、予算がついてません。
これに使う考えはありませんでしたか。これだけの予算があれば、上り下りエレベーターができますし、2階建ての立派な駅ができます。
また、老人クラブがグラウンドゴルフ競技場をつくる請願を、全員一致で議会は可決しています。この予算化もできます。
子ども医療費の無料会を進める予算化もできます。100円バスへの取り組みと予算化もできます。えぶり山荘からそれに代わるものへの取り組みもできます。議会内のことですが、田川市議会がインターネット中継を実施しています。
対象は総務、文厚、厚生、建設、経済の3常任委員会と、議会運営委員会、定例会の会期中だけではなく、閉会中の審査でも映像と音声を流しています。
カメラの設置や専用パソコン購入など、経費は約80万円ですと、毎日新聞に載っていましたので、議会運営委員会に提出してます。
私が指摘しているすべての事業が、この予算でできるのです。もっともっと町民が切望してる多くのことができるのです。
国、県等が助成金をつけてる事業だと、2億9千万円あれば、3倍の事業、8億7千万円の新しい事業が町民に提案でき取り組めるのです。
以上の理由により、議案第52号は 平成24年度水巻町一般会計補正予算(第2号)、上下水道管理費、出資金2億9千万円歳出に反対します。以上です。
議長(川本茂子)
他にご意見は、舩津議員。
10番(舩津宰)
10番、舩津です。私は、この案件に対して賛成の立場で意見を述べさせてもらいたいと思います。
12月議会の一般質問のときに、私たちは冒頭質問の中で5億9千万のうちの2億5千万を使用したらどうかというふうな冒頭質問をさせてもらいました。
それと、その後に、再質問の中で、8億7千万の中の4億3千万は特別から出ると、あと残りの4億4千万を基金から全額落として、借金関係は0にしたらどうかというような質問を12月でさせてもらいました。
それから6月議会におきましては、そのうちの借金関係については、補正予算が出てきましたので、全額9億3千万、これは我々は可決をしたわけでございます。
そのときに6月議会に請願書が出てまいりました。
その請願書の内容は5億9千万全額をということで出てまいりましたので、私たちは5億9千万に対しては、どうしても納得はできないと、賛成するわけにはいかないという理由を、ここで言って私たちは反対をさせてもらいました。
しかしながら、その6月議会の請願書は可決をした、そういう経緯がございます。
その可決したのに対して、私たちは有信会として、やはり重く受け止めるべきではないかというように話し合いをし、そして9月議会で2億9千万の補正が出てきた。
我々は1番最初で2億5千万くらいをという形を取っておりましたので、それから考えれば5億9千万じゃないで、2億9千万であれば、我々は賛成をするというのが1つの過程かなというふうになりましたので、私たちはこのあれには賛成したい。
ただし、請願の反対のときの意見を述べさせていただいたときは、今、津田議員がおっしゃったように、いろんな面で、まだまだ使うべきところがいっぱいある。
特に我々は、子ども支援、そういうのにやはり使ってもらいたい、というのが1つのあれがありますので、今後、これをしたからもうお金がありませんよと、こういうのにはちょっとできませんよというようなことは絶対にないように、前向きにどんどんそういうのも出してもらうことをお願いして賛成とします。
議長(川本茂子)
他に、白石議員。
15番(白石雄二)
15番、白石です。5月21日に、私と吉武議員と連名で、1日も早く水道料金の値下げという要望書を提出いたしました。
その後、共産党の方、そのとき無会派の出利葉議員が統合と同時に水道料金の値下げをという請願書を出されました。
6月議会の一般質問の中で、私たち新政会として、再度、1日も早く水道料金の値下げをとお願いしたと、質問、また、要望をいたしました。
今期、執行部の方、財政厳しい中、検討された2年半後から1年後に水道料金の値下がりする議案第52号補正予算に新政会は賛成します。
議長(川本茂子)
井手議員。
5番(井手幸子)
私は、この議案52号について、賛成の立場から討論を行います。
この議案は町民の長い間の悲願であった水道料金値下げの実施を6月議会に提出された請願が採択されたことをうけ、予定よりも1年早めるため、24年3月で22億7千万円あった財政調整基金の中から2億9千万円を取り崩し、一般会計へ取り入れるという内容であります。
水道料金を値下げすることは、すべての町民にメリットがあることであり、町民から歓迎されることはいうまでもありません。
しかし、議案が提案された今議会では、数名の議員により、まるで採決を避けるかのように、明日27日が期限となる議案を継続したり、採決時に退席したり、結論を出せないまま会期を延長し、今日にいたりました。
議案に対して、賛成できないのであれば、その理由を述べて採決に臨めばよいだけのことであります。
議員は町民から選ばれた責任として、執行部から提案された議案に対して、正面から審査を行うべきだと、私は考えます。
以上をもって議案第52号については賛成とします。
議長(川本茂子)
他にございますか、松野議員。
7番(松野俊子)
7番、松野です。平成24年度水巻町一般会計補正予算案についてに対し、公明党を代表して意見を述べさせてもらいます。
足かけ5年にわたる北九州市との協議を経て、ようやく10月1日に統合する運びとなり、たいへんに喜ばしいことと思っています。
しかしながら、総事業費約17億円は、年間一般会計予算約90億円規模の水巻町および町民にとっては、たいへんな財政的痛みを伴うものであります。
さて、3月議会、6月議会で執行部は11億3千万円の予算投入を提案し、議会は満場一致で可決しました。
しかし、今議会において、町長は厳しい財政の中でとの答弁を何度も口にしているにも関わらず、さらに一般会計2億9千万、水道会計から6千万、合計3億5千万円の追加予算を提案してきました。
これは本当に町民の皆さんのことを考えた予算と言えるのか、私は疑問だと思います。確かに2年後に料金が下がるよりは、1年後に下がった方がうれしいかもしれません。
しかし、そのために3億5千万、2億9千万、このお金が消えるのです。3億5千万といえば、例えば水巻駅のバリアフリー化やトイレの全面改修や増設、公園の新設、また教育予算などに使ったとしても、有り余るほどの予算です。
仮に2年間待ちきれないというのであれば、例えば一部を水道統合記念基金などとして積み立てて、町民の皆さんの要望を何かの形で実現して、そのお答えする方法もあると思います。
いずれにしても8対7のギリギリで通った請願だけを根拠に3億5千万円もの巨額のお金を投入するのは、常軌を逸脱したやり方であると感じます。
もう1点、指摘しなければならないことがあります。先の委員会で3億5千万、2億9千万の財源を尋ねたところ、町長は今後入ってくる福岡県市町村災害共済組合基金2億円をあてにしている旨、答弁されました。
災害のためにとっておくべき基金を、町長の胸三寸で支出するのでしょうか。信頼し財政を任せることはできません。
このような財政運営の中で出された水巻町一般会計補正予算は、真に町民の皆さんのご期待に沿えるものとは思えません。従ってこの議案には反対とさせてもらいます。
議長(川本茂子)
岡田議員。
6番(岡田選子)
6番、岡田選子です。議案第52号一般会計補正予算について、賛成の立場から討論させてもらいます。
水道事業の統合による水道料金の値下げは、長い間の町民の悲願でした。私は町民の方々から、水巻の水道料金はなぜこんなに高いのかと、よく質問を受けてきました。
福岡県下で比較してみますと、水巻の水道料金は10位に位置しており、決して高い方ではありません。
しかし、県下一安い北九州市に隣接しているという現実の前では、この住民感情は仕方がないもので、この感情が水巻町の暮らしやすさを実感できない根底になっていたのではないかと考えます。
議員もすべての水を購入している水巻町の現実に、料金問題は解決できないものだと思い込んでいたのではないでしょうか。
そんなとき、同じ条件にある芦屋町が水道事業を統合し、料金が北九州市並みになったと聞きました。それなら水巻でもできるのではないかと、わが党が一般質問等で提案をさせていただいたのが、始まりだったのではないかと思います。
今回、水道料金を1年半近く早く値下げするために、財政調整基金を取り崩すことに対し、そのようなお金があるなら、これもするべきだ、あれもするべきだ、なぜ水道事業にだけつぎ込むのだ、という議論があります。
町当局がさまざまな政策課題がある中で、水道事業にこれだけ財政をつぎ込む決断をされたことは、たいへんな英断だったと評価をします。
なぜなら水道料金が1日も早く北九州市並みになるということは、ただ家計や中小業者の方々の経済的負担を軽くするということだけではなく、町民にとって、どれだけ長い間、水道代が高い、水巻は住みにくい、このような不平、不満を抱えていたかを考えますと、それらが払しょくされ、解消されることは、お金には変えられないほど、はかり知れない町民サービスであると考えます。
水巻町は、これまで保育所や学童保育、ほっとステーション、子ども医療など、子育て施策にも力を注いでまいりました。中学校給食も始まりました。
これらに加えて水道料金が北九州市並みとなれば、若い世代が子育てするなら水巻で、と移り住んでもらえる。住みやすい水巻町としてのメリットが最大に生かされるに違いありません。
小さい町だからこそ、町民の声が届き、身近に議員がいて住民の声を届けることができる。町民と力を合わせて、町民のための政治を実現できる。これこそが小さな町水巻の最大のメリットではないでしょうか。
住民の思いが届く政治、住民の思いが実現する政治ほど、うれしく信頼できるものは町民にとってありません。
よって私は、今回の補正予算によって、当初より早く1年後には水道料金が北九州市並みとなり、すべての町民が経済的にはもちろん、社会的、政治的にも大きな喜びとなることを大いに評価し、議案第52号についての賛成討論とします。以上です。
議長(川本茂子)
他にありませんか、小田議員。
11番(小田和久)
11番、小田です。通常であれば日本共産党を代表してということで、だいたい1人で発言するんですが、この議案は長い間の思いがありますので、それぞれが発言することにしました。
この問題については、わが党は水道料金の引き下げ問題について、2010年12月議会を皮切りに、今議会まで計7回にわたって、なんとか町民期待の値下げが実現できるように、議会のために一般質問で取り上げ、しつこく町当局にはたらきかけてきました。
これまで何回も意見を述べてきましたが、町民アンケートを取った際、今、町政に望むこと、何をしてもらいたいかという質問に対して、高すぎる水道料金を下げてほしいという声が圧倒的に多数でした。
この水道料金の問題は、2年前の町長選挙でも、矢野候補、古賀候補、近藤候補の各候補が共通して公約に掲げた問題です。
請願署名でも5千人を超す方々が賛同し、また住民を代表する議会も満場一致で決議した問題で、誰もが賛成できる共通の願いであります。
今年10月1日の統合と同時に値下げしてほしいという気持ちからすると不満は残りますが、1年後には値下げしたいと努力された町当局の方々には敬意を表したいと思います。
今回、議案に反対する意見の中には、水巻駅のバリアフリー、えぶり山荘のリニューアル、子ども医療費無料化の拡大、中学校給食、地域循環バス、あるいは先ほど津田議員もいくつか言われました。
また、松野議員も言われました。こうしてみますと、健康問題や福祉の問題が縷々挙げられています。私は、これらの問題は当然の要求だと思います。
今後、善処するように頑張らねばならない課題だと思います。共に頑張っていこうではありませんか。
また、反対の理由の1つに、まさかの災害に備えて、財政面の心配もされているようです。当然の心配と言えるでしょう。
財政調整基金は、今回値下げを早めるために2億9千万を取り崩すと18億4千万円残ることになります。
そこで心配な災害の問題でいえば、水巻町の類似団体である広川町で、今回の豪雨被害で復興対策に要する総事業費が2億2千万円程度と言われています。
これは復興財源として国の補助金や特別交付税等で措置されるとのことです。しかし、迅速な対応を行うために一時的に町費で支出する財源が必要であることは当然です。
一定の財源を確保しておくことも必要です。国の指導はだいたい8億円を目途に貯金しておくようにとのことだそうです。
それからすると、水道料金引き下げを2年半後を1年後にするために2億9千万円をつぎ込んでも18億4千万円残るわけですから大丈夫です。
ここは思い切って町民のために使うべきだと思います。こういう私もまったく心配がないわけではありません。
何が起こるかわからない近年の地球情勢でもあります。しかし、水道料金の値下げは多くの町民が切望している問題です。
しかも水は一部の人でなく赤子から寝たきり老人まで、すべての町民が、もっと言えば、人間だけでなく動植物、命あるもののすべてペットにいたるまで関係している問題です。
高い水道料金を長年一生懸命払ってこられた高齢者の方々に1日も早く水道料金値下げの喜びを味わってもらおうではありませんか、以上述べまして議案52号に賛成することを表明します。
議長(川本茂子)
他にご意見、入江議員。
14番(入江弘)
14番、入江です。一般会計の補正予算については、反対討論をしたいと思います。
私は、北九州市との水道料金の統合は、2年半先に北九州市と同額に下げる案、これについては賛成をします。
なぜなら、現在、水巻町の借金が一般会計70億円、公共下水の借金が60億円、合計130億円にも借金がなりますし、年間の利息にしても、約8億円ぐらいかかるような試算も出ています。
私は、この130億円の借金を減らすのに、何年かかりますかとの質問に執行部を質問をいたしましたが、執行部の方は何も答えられなかった。
また執行部の出した財政シミュレーションを見ても、ここ2、3年先には、毎年2億円から3億円の赤字が一般会計で、今後は続いていきますし、公共下水の進捗状況も約72%、今後も先行投資をしていけば、約20億から30億円の借金が膨らんでいきます。
前矢野町長時代に3年間、矢野町長と執行部と、そして職員一丸となって117項目にわたって、必死になって町民からの各種の補助金、あるいは無料施設を有料化として、約18億円の大切なお金を捻出されました。
近藤町長は本年2月に北九州市との水道事業統合の基本協定をされ、3月議会、6月議会で統合に関する費用、約11億円、9月議会に3億5千万円の追加費用を出されました。
私の質問で初めて、2月の協定書を議員に配布しなくてよいのだと、近藤町長は協定書を議員に隠されていたとしか思えません。
ましてや矢野町長が貯めた18億円、水道事業に約17億2千万円支出するわけでございます。
来年の11月には町長選挙があります。この町長選挙を有利にするために10月に北九州市並みに下げる案、3億5千万円の議案は公私混同の議案でありますし、私としては許すことのできない議案であります。
よって、私は水巻町の危機的財政救済と近藤町長の赤字財政の暴走に歯止めをかけるために反対とします。以上です。
議長(川本茂子)
他にご意見ございませんか、美浦議員。
12番(美浦喜明)
12番、美浦です。私も総務財政委員会で反対の立場で討論をやってきました。
まず第1番目に1番皆さんが考えていただかないといけないことは、水巻町が前町長から近藤町長に引き継いで北九州市に、この事業統合をお願いしたということです。
そして、そのお願いの中に担当者同士で何十回と、報告がありましたように打ち合わせをしました。そして、去年の11月に、8月に要望書を出し11月に執行部からの説明を受けました。そして、3月、6月と、この議会が乱れることなく満場一致で執行部の提案に賛成いたしました。
ある人が言えば、私たちがなにか値下げのことに反対してると、とんでもないことを吹き込むような人もいます。
何回も委員会でも言いましたように、少なくとも前町政から近藤町政になるまでに、それだけの北九州市との打ち合わせがあって、それに私たちは全面的に支持をしてるわけです。
そして、先ほどから2年半を短縮する話が出てますが、この2年半の、なぜ、それじゃあ短縮になったか、北九州市が水巻町の財政を鑑みて、そしていかにしたら、この財政負担を軽くするかということで、2年半の差額、これは本当に水巻町にとってもベストな案です。
将来を5年後、10年後、これで終わるならいいです。災害がないかもわかりません。
しかし、今、道州制とかいろいろありますが、水巻町が30年後、少なくとも統合しなければ、やっていかなければいけないんです。
目先の少しお金が、基金を取り崩さなかったからと、2、3年のことを言われますが、やはり、我々議員は5年後、10年後、20年後、目先のことに走ってはいけないと思います。
そういう意味では、今回、町長の姿勢は、少なくとも北九州と信頼関係の協定書、確かに9月には覚書が出てきました。
あの覚書の4条の2項っちいうのは、今回の水道会計の6千万、こういうのを処理するための、私は4条の2項だと思うんです。
わざわざ2億9千万も基金を取り崩して、その基金も少なくとも、この2億9千万がなければ事業統合ができないということであれば、私はもろ手を上げて賛成をします。
そして基金の取り崩しの中に災害、そして、どうしてもやむを得ないという文言が入っています。それを強行に判断して、2億9千万の予算を組んでる。
担当の課長たちも考えてもらいたい。目先だけでいくなら誰でもできますよ。だけど、これから水巻町が少なくとも統合、あるいはそういうことがない限りは、自力でやっていかなきゃいけないんですよ。
2年半待てば、事業統合ができるわけですよ。少なくとも6千万あるから26年の10月には平準化になるわけですよ。
それを今日の請願、10月1日となって平準化するという請願、あれもおかしなもんです。
執行部が3月、4月には、ああいう請願はできないと、その請願を6月に賛成したから、それに基づいて予算を組んだと、これもおかしなもんです。
また、公党の議員さんたちが二手にわかれて、いろいろ意見をガクガク言っている。これもおかしなもんです。
こういう町長の姿勢は今後の水巻を危うくすると思いますよ。本当に私は、今の町長に失望をします。
以上をもちまして、この、議案第52号 平成24年度水巻町一般会計補正予算(第2号)については反対をします。
議長(川本茂子)
他にご意見ございませんか、討論を終わります。ただ今から、採決を行います。議案第52号 平成24年度水巻町一般会計補正予算(第2号)について、原案に賛成の方は挙手願います。
( 賛成者挙手 )
賛成多数と認めます。よって議案第52号は、原案のとおり可決いたしました。
日程第2 議員の派遣について
議長(川本茂子)
日程第2、議員の派遣についてを議題とします。会議規則第119条の規定により、お手元に配布のとおり、議員を派遣したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
― 異議なし ―
異議なしと認めます。よって、議員の派遣については、お手元に配布のとおり派遣することに決しました。
日程第3 閉会中の継続審査について
議長(川本茂子)
日程第3、閉会中の継続審査についてを議題とします。本案は各委員長から申し出のあった事項でありますので、原案のとおり可決したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
― 異議なし ―
異議なしと認めます。よって、各委員長から申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに決しました。
[ 「議長。」と発言するものあり。 ]
議長(川本茂子)
なにかございますか。
11番(小田和久)
今、美浦議員の発言の中に、水道料金の請願が間違っとるかのような発言があったんですけど、これは取り消した方がいいんじゃないですか。
議長(川本茂子)
発言の取り消しの要望が出ていますけれど、議長において、後刻、記録を調査の上、措置することにします。
以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。以上で今期定例会の日程が全部終了いたしましたので、平成24年第3回水巻町議会定例会を閉会します。
午前10時39分 閉会
このページの担当部署
議会事務局
電話番号:(代表)093-201-4321