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平成24年 第1回水巻町議会定例会(第3回継続会)会議録

更新日:2021年3月8日

議事日程

日程第1 一般質問について

  • 新緑会(美浦 喜明・池田 稔臣・入江 弘)
    1. 一般会計予算について
    2. 吉田ぼた山跡地隣接の霊園開発について
    3. 平成23年6月議会で否決になった3件の土地使用料に係る損害賠償請求訴訟について
  • 公明党(川本 茂子・松野 俊子・志岐 義臣)
    1. 水道事業の北九州市との統合について
    2. 学校教育および社会教育事業について
    3. 胃がん検診にピロリ菌検査を組み入れ胃がんを撲滅について
    4. 本町の障害者施策について
    5. ぼた山隣接の町有地返還について
  • 無会派(津田 敏文)
    1. 水巻町の地震や水害、津波災害に対する避難について
    2. 吉田ぼた山隣接の水巻町有地侵奪について

出席議員

1.出席議員

  • 1番:川本 茂子
  • 2番:廣瀬 猛
  • 3番:津田 敏文
  • 4番:出利葉 義孝
  • 5番:井手 幸子
  • 6番:岡田 選子
  • 7番:松野 俊子
  • 8番:志岐 義臣
  • 9番:柴田 正詔
  • 10番:舩津 宰
  • 11番:小田 和久
  • 12番:美浦 喜明
  • 13番:池田 稔臣
  • 14番:入江 弘
  • 15番:白石 雄二
  • 16番:吉武 文王

2.欠席議員

なし

3.議場に出席した議会事務局の職員

  • 局長:礒嶋 信弘
  • 課長補佐:手嶋 圭吾
  • 主任:野村 剛史

4.地方自治法第121条の規定により、議場に出席したもの

  • 町長:近藤 進也
  • 教育長:太田 俊夫
  • 総務課長:内海 祥隆
  • 企画財政課長:堺 正一
  • 管財課長:中西 豊和
  • 産業建設課長:荒巻 和徳
  • 上下水道課長:白石 新一
  • 上下水道課主幹:原田 利春
  • 学校教育課長:篠村 潔
  • 生涯学習課長:野口 和夫
  • 福祉課長:内山 節子
  • 福祉課主幹:原田 和明
  • 健康課長:吉田 奈美
  • 住民課長:嶋田 幸次
  • 税務課長:行実 利夫
  • 会計管理者:古賀 貴志枝
  • 図書館・歴史資料館館長:佐藤 久義

議事録

平成24年3月14日

午前10時 開会

議長(川本茂子)

出席16人、定足数に達していますので、ただ今から平成24年第1回水巻町議会定例会第3回継続会を開会します。

日程第1 一般質問について

議長(川本茂子)

日程第1、一般質問について。

これより一般質問を行います。

1番、新緑会、池田議員。

13番(池田稔臣)

新緑会を代表して、これより冒頭質問を行います。

最初に一般会計予算について、今後益々厳しい状況となる町財政を健全化するための方策について、前矢野町政が手がけた、平成18年からの行財政改革の効果が大きく寄与して、平成22年度から平成23年度にかけてはなんとか健全な財政運営が続いている状況です。

しかし、少しは好転したかに見える財政状況ですが、平成22年度決算では1億円の町民税減額、今後も町財政収入の見通しは非常にきびしいものがあります。

以前の町長発言にもあったように、先行き不透明な経済情勢や、雇用の落ち込みによる税収の減は、今後も引き続き財政ひっぱくの要因となり、大きな不安材料です。

執行部の水巻町10年間の財政シミュレーションでは、平成31年度には基金もほとんど底をつくといった状況です。

昨年12月定例会でいただいた中期財政計画書を見ても、平成24年度には、財政調整基金を取り崩して約2億8千万円、平成25年度、3億2千万円、平成26年度は、3億7千万円もの町の預金を取り崩さないと、財政運営が成り立たないという、非常にきびしい状態にあります。

今日の不況のなかで、大災害からの復興等へも大きな予算が必要であり、補助金カット等、今後ますますきびしい財政的な締め付けも予想されます。

町の一般会計では毎年、扶助費や繰出し金や補助金等も増加傾向にあり、町長が以前言われていた第2次行財政計画の完全実施だけでは乗り越えられない実態が目の前にあります。

この先これらの不透明な財政ひっぱくの要因に対し、どう取り組みを進めていかれるのか、お伺いします。

2番、町長公約の1階に町長室を設置する件についておたずねします。

平成22年9月の定例会で、町長へこの件で質問があり、当時の執行部答弁では、1階の喫煙室を町長室として使うとの答弁がありました。

その際、町長個人のクーラーを持ってきてここに設置するということを聞きましたので、総務財政委員会で、個人の物を持ってきて付けるのはいかがなものかと質問しました。

きちんと予備費を使ってでも、町長が執務の取れるよう対処をお願いしますと、町執行部に要望しました。しかし、この件については、平成23年度も、平成24年度も予算化はされていません。

この時の改造費用はどの程度かかっていますか。また、現在の利用状況はどのようになっていますか。この公約実現について、今後どのような対応をされるのか明確な答弁をお願いします。

2番目、吉田ぼた山跡地隣接の霊園開発について、昨年11月18日に再度文厚産建委員会で調査に行き、その後委員会が開催されました。

境界杭の件について、町長がこれ迄「警察の杭の上に境界杭を打ったと」発言を行ったので、これを検証するために、71万円もの町費を出してでも現地の杭の復元を行ったわけです。

12月定例会では、境界杭は業者の杭と、警察の杭の間に打ったと、これまでの発言をくつがえした答弁をされ、議会を混乱させ、議員や町民に不信感を与えたことは事実です。

そこで改めて質問します。

議会からの要請で杭の復元をしたもので、発言責任はないと12月の定例会で発言されましたが、その前に、「警察の杭の上に境界杭を打った。」と発言されたのは12月定例会の私たちの一般質問のなかで明らかになっています。

こういった町長から警察のポイントの上に打っているとの発言があったので、この検証のため今回71万円以上のお金を公費から出して、警察のポイントの復元を行なったのですから、町長発言には十分過ぎるほどの責任があると思われますが、この発言責任をどう取られるのか、お伺いします。

2番、12月定例会の前担当課長答弁には、造成協力をしたのは、983平方メートルのみで、それ以外は一切許可しておりませんとの答弁もありましたが、前町政権が許可した造成協力部分以外に、町有地が開発されていませんか。

そして町長が平成21年11月に就任された後も、造成等が行われていたという事実はありませんか。

3番、町長は、「町有地、吉田南5丁目90番および130番には被害がありませんか。」と私たちが質問すると、「相手方と協議中なので被害はないものと考えています。」と答えられていますが、この意味は全くわかりません。

協議中であろうとなかろうと、無断で開発が行われたのであれば、これは被害を受けているということで、そういうことから町長は「警告書」を相手方に出したのではないのですか。

「協議中なので、被害が無い」と言われている意味を説明してください。

4番、町長、あなたは町が造成協力を許可した以外の町有地が無断で開発されたと言う認識を持っていますか、明確にお答えください。

3番目、平成23年6月議会で否決になった3件の土地使用料に係る損害賠償請求訴訟について、1番、町長は、この訴訟案件を上げた時の理由に、土地の一部分を貸したが土地を全部使っていたという内容でした。

ところが、12月定例会では、顧問弁護士さんに相談した結果、弁護士さんと町長の解釈が違っていたことを認識したと言う答弁でした。

12月の総務財政委員会で、この件について改めて質問したところ、町長は「顧問弁護士と相談したところ、私の認識違いであったので、この場でご心配、ご迷惑をおかけしたことを関係者の皆さんにお詫びします。」と答弁されています。

さらに、借主へどう対応するかとの質問には、「個別に対応します。」と、明確に答えられていますが、すでに3カ月近く経っています。その後どのような対応をされたのか、お伺いします。

2番目、また、訴訟を起こすことは、法律で議会での議決案件と言うことを認識されているにもかかわらず、訴訟の着手金315,000円が公金の一般会計から支出されていた。

円満解決の相談を行うための費用ということでしたが、金額からしても、内容から見でも明らかに着手金として支払ってあると思われますが、不正支出ではないか再度お伺いします。

3番目、町長が12月議会で認識違いを認めお詫びをされた、借主に関連する弁護士への着手金については、明らかに間違いと認められた訳ですから、直ちに町長が町へ返還すべきではないですか。明確な答弁をお聞かせください。

4番目、他にもこのような貸し方をした事例が、2件あると答弁されています。

この2件について、町長は同じような対応を行なわれたのかお伺いします。

以上の3点を明確にお答えください。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

新緑会の池田議員の質問にお答えします。

はじめに、一般会計予算についての質問にお答えします。

1点目の、今後益々厳しい状況となる町財政を健全化するための方策についてのお尋ねですが、平成18年度から平成20年度まで第1次行財政改革を、平成21年度から平成23年度まで第2次行財政改革を実施しており、第1次行革においては3年間で約18億円の節減効果を生みだしたところです。

その行財政改革の効果や国の臨時経済対策、緊急雇用対策による交付金や交付税の加算などにより、平成22年度においては財政調整基金を取り崩さずに決算を行うことができましたが、ご指摘のとおり、町税については約1億1千万円減収となっています。

平成23年度の財政状況を見てみますと、町民税のうち個人所得については未だ回復が見込まれせんが、企業収益については若干の回復が見込まれ、前年度に比べ増収を見込んでいるところです。

そのほか、普通交付税と臨時財政対策債については、前年度並みに確保できたことや市町村振興宝くじ交付金など臨時的な収入もあったことから、今年度においても財政調整基金の取り崩しを行わない予定です。

今後の国の財政状況を見てみますと、平成24年度地方財政計画では、地方税収や地方交付税は増額となっていますが、社会保障関係費の自然増や公債費が高い水準で推移することから、財源不足が13兆円を超えるものと見込まれているところです。

また、国の2012年度予算案では3年連続で国債の発行額が税収を上回り、年度末の公債残高は709兆円と見込まれるなど危機的な状況が続いています。

当町におきましては、自主財源の根幹であります町税は、法人町民税が一部の企業で回復傾向が見受けられ、増収を見込んでいますが、個人町民税については依然として回復しているとは言えず、税制改正による増収分を除きますと減収となっており、未だ個人所得の回復が見込めない状況です。

そのほか、交付税および臨時財政対策債については前年度並みを見込んでいますが、全体としては財源不足が生じており、基金の取り崩しを予定した当初予算の編成としています。

当町は、交付税や国費など依存財源に頼った財政構造と言わざるを得ず、ご指摘のとおり、国からの財政的な締め付けが行われれば、たちまち基金の繰入を余儀なくされる状況になると思われます。

先行き不透明な経済情勢や社会保障費の自然増の対策については、国における「日本再生重点化措置」などによる施策や「社会保障・税一体改革」の成り行きを見守っている状況であります。

このような状況の中で、町としましては、今後も引き続き行財政改革の精神に基づく経常経費の削減とともに、町有地の宅地分譲や資産の有効活用など財政基盤の強化を目指し、効率的かつ適正な行財政運営に努めてまいります。

2点目の、町長公約の1階に町長室を設置する件についての質問についてお答えします。

この時の改造費用はどの程度かかっていますか。

また、現在の利用状況はどのようになっていますかとのお尋ねですが、1階の喫煙室を町長室として利用するために必要となった費用ですが、エアコンの設置費用として9万9千750円、電話回線を引くために4万4千100円を町費から支出しています。

また、現在の利用状況については、1階ロビーでの執務が住民の方々との意見交換の場であり、今後も、1階町長室を利用し、町民との対話を重視して行きたいと考えています。

次に、吉田ぼた山跡地隣接の霊園開発についての質問にお答えします。

1点目の、町長から警察のポイントの上に打っているとの発言があり、検証のため71万円以上のお金を公費から出して警察のポイントの復元を行ったのですから、町長発言には十分過ぎるほどの責任があると思われますが、この発言責任をどうとられるのかとのお尋ねですが、開発者側が設置した杭と警察のポイントとの比較ができないと議会からの杭復元要請があり、警察が測量したポイントの復元を行ったもので、私の発言責任が問われるものではないと考えています。

2点目の、12月定例会の前担当課長答弁には、造成協力したのは983平方メートルのみで、それ以外は一切許可しておりませんとの答弁もありましたが、造成協力部分以外に、町有地が開発されていませんか。

そして町長が平成21年11月に就任された後も、造成等が行われていたという事実はありませんかとのお尋ねですが、造成協力を許可した983平方メートル以外も開発されています。また、私が就任した後の造成は確認できません。

当時、担当課において現地確認した事実があり、その時点で開発者に対し、協議の申し入れや中止命令等も行っておらず、見過ごしや黙認したことは開発者だけで勝手に造成したとは言えないと考えています。

3点目の、無断で開発が行われたのであれば、これは被害を受けているということで、そういうことから町長は警告書を相手方に出したのではないのですか。

協議中なので、被害が無いと言われている意味を説明してくださいとのお尋ねですが、言葉の言い方が誤解を受けるかもしれませんが、実質の経済的な損失はないと思われますので、被害はないとの意味です。

杭の差異がある部分は、協議を行い是正すればよいものであって、それを守らなければ、法的な手段を取らざるを得ないこともあります。

4点目の、あなたは町が造成協力を許可した以外の町有地が無断で開発されたという認識を持っていますか、明確にお答えくださいとのお尋ねですが、先ほど2点目のご質問でお答えしたとおり、造成協力を許可した983平方メートル以外も開発されています。

しかし、当時、担当課において現地確認もしており、その時点で開発者に対し、協議や中止命令等も行っておらず、見過ごしや黙認したことは開発者だけで勝手に造成したとは言えないと考えています。

次に、平成23年6月議会で否決になった3件の土地使用料に係る損害賠償請求訴訟についての質問にお答えします。

1点目の、借主へどのような対応をされたのかとのお尋ねですが、何度か、ご本人のご自宅をお訪ねしましたが、現在のところお会いすることができておりません。今後も、お訪ねして、直接ご本人にお話したいと考えています。

2点目の、訴訟の着手金31万5千円は内容から見ても明らかに着手金として支払ってあると思われますが、不正支出ではないかとのお尋ねですが、この支出については、訴訟に至る前の円満解決をはかるため、弁護士に業務を依頼したその着手金です。

支出負担行為書における支出項目の説明で訴訟弁護手数料となっていますが、訴訟以外の弁護士手数料の支払いがこの項目以外ありませんので、その摘要で支払内容を明記いたしました。よって、この支出に違法性はないと考えています。

3点目の、12月議会で借主に関連する弁護士への着手金について、明らかに間違いと認められた訳ですから、直ちに町長が町へ返還すべきではないですかとのお尋ねですが、先ほど答弁しましたように、この支出に違法性はないと考えていますので、返還することは考えていません。

4点目の、他にもこのような貸し方をした事例にどのように対応をしたのかとのお尋ねですが、それぞれの事案を検討した結果、特に問題はないと判断いたしましたので、特別な対応はしておりません。以上でございます。

議長(川本茂子)

これより、再質問をお受けします。

はい、入江議員。

14番(入江 弘)

町長にお尋ねしたいのは、あなたの被害と私の被害の差ですね。すなわち、このぼた山裏の面積8,800平方メートル。

町有地でありながら自然林の豊かな環境の中の町有地が一瞬にして開発業者によって、木は伐採されて、山はブルで押したくられて、まったく山の原型もとどめていなく、こういった状況で、私は再度、町長に被害届を出してください。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

毎回、同じような質問を受けていますが、その答弁は先ほどもいたしましたように、同じことは繰り返したくありません。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

あなたの、もし山林を持っておられて業者が町長の山を無断でブルドーザーで削られたときに、あなたはこれを被害と思われるか、思われないか。よろしくお願いします。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

事案が違いますので、お答えのしようがありません。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

これは、あくまでもぼた山であって、あなた自身が土地を持たれているという1つの前提で私は言っているんです。だから、それが被害か被害じゃないか。その事だけをお答えできればいいんです。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

非常に微妙な質問でございますが、何も私、自分のことに照らしたことはございません。

今回の事案については、議会に上程されたもので、しかも、これまで過去に起こったことが、表に出てきたと、そのことにより警察が入り、そして議員の方々で告発もされ、こういって問題が、今提起されていますので、そのことについてのみ、お答えすることしか、私には考えようがございませんので、よろしくお願いします。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

私は、そんな質問求めてるんじゃないんですよ。あくまでも、あなたと私の被害の感覚が、まったく違うんですよ。

人の土地に無断で入ってきて造成をしたと、このことが、被害か被害でないかを求めてるんですから、先ほどのあなたの土地の考えは訂正させていただきますけれど、あなたの被害、これについてお願いしたいと思います。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

例え話ではなくてですね、私、実際にそういう目にあったこともございません。

ただ町有地という町の財産を守るかと、行政の立場として一生懸命に取り組んでいるところです。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

今、町長は町有地を町民の財産を守るということですから、これはあえて自分で自ら言われました。

その町有地が業者に一方的に山が造成された。平地になった。これが被害じゃないんですか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

いかなる問題をもってしても、ただいま協議を行っているところです。

また顧問弁護士とも相談しながら、作業進めていますので、そのことについては、ご理解いただきたいと思います。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

あくまでも町有地が、山が削られたのは、これは刑法に引っかかるんです。

あなたは業者と話している。これは業者に有利なことで、あなた自身が動かれているんですか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

まったく仮定の話をされているようでございますが、もともと私が就任したときには、造成は完了しておりましたので、以前のことは私は十分に理解をいたしておりません。

それを知っているのは前町長であり、当時の課長ではなかったかと思います。

議長(川本茂子)

美浦議員。

12番(美浦喜明)

12番、美浦です。

今、町長が就任したときには完了していたと、造成工事がですね、完了していたと。

今、皆さんはっきりと聞かれましたよね、それで、仮定の話じゃなくて、きちっとした説明をしたいと思います。

まず、これは、他にもいろいろあるんですけど、それはあとはあとでいいますが、まず、文厚産建の資料に基づいて発言をさせていただきます。

平成22年1月に、今日も朝、税務課長の方に確認をいたしましたが、文厚に出されている図面があります。これは、皆さんお持ちだと思います。開発をしてる場所の図面です。

その中にブルドーザーといいますか、ユンボといいますか、そういうものが、まだこの時点であります。削っています。

これが、町長が就任されたのは平成21年11月の16日ですか、初登庁が。そう認識しています。

今、町長が自分が就任した以前に造成が完了されとるということを明言されましたね。

だけど、まず仮定の話じゃなくて、この文厚産建の資料のいただいた税務課の資料によりますと、ユンボといいますか、重機が、まだ山の土も残っています。それがまず1点。

それから2点目は、この時点では植木が植わっておりません。

いいですか、この時点で植木は植わっておりませんが、22年の5月、また文厚の資料でここに写真があります。この時点では植栽が、植木が植わっています。

町長、ようっと聞いとってくださいよ。資料もあるなら資料を見てください。

私は、仮定の話じゃなくて現実の話をしています。

あなたが、私が就任の前に完了して造成工事が、そして私は知りませんと、私たちの答弁に見過ごした担当課長、あるいは前政権が悪く責任があるというふうに書かれていますが、あなたが少なくとも就任した以後に、この図面でですね、重機があり、その時点で平成22年1月には植栽はされておりませんでした。

しかし、それ以後の写真を見ると立派な木が水巻町有地に植栽されています。

これは資料に基づいて、私が言っている。

今、あなたが、私が就任する前に完了したと造成工事が。そうじゃないじゃないですか。完成してないじゃないですか。

それに、もう1つ言えば、あなたが広報に6月ですか、皆さんも知ってるこの広報に、締結内容の中に町有地内の樹木などを撤去すると書いてあります。

あなたが就任したあとに、この樹木は植えられてるんですよ。これは、どういうふうに判断したらいいんですか。答えてください。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

税務課からいただいた写真というものが、いつの時点での撮影のものか、私は定かではありません。

また、造成が完了したといいますのは、あくまでも983平方メートルを許可したその部分についてのみでございます。

そこについての争いが紛糾しておりまして、5千なのか、8千なのかという部分の議論もありました。

そういった中で狭い谷間を、地元のいろんな苦情などもありまして、そういったものが処理されてきたと、悪臭が発生したり、泥沼があったり、あるいは狭い渓谷の中を、その谷間を埋めた部分が、許可をされた部分のことについて完了届が出されたということから、私はその旨知ったわけでございます。

だから、その完了ということを、揚げ足といいますか、1つ1つ言葉尻をとらえてつっこまれても、私は以前のことがまったく理解できておりませんので、どのように答えていいかが、度々困惑しますので、どうか、その辺のところはご理解いただいて、ご質問にあてていただきたいと思います。

議長(川本茂子)

美浦議員。

12番(美浦喜明)

昨日、日本共産党のこの霊園についてのあなたの答弁で、現状の姿にいたるまでの間、町の指導、監督に落ち度もあり、また町有地は先方が自己の所有地かのごとく利用されておらず、町有地が侵奪されているとは考えられません。

当然、町有地をむこうが主張するわけないでしょう。

それから、私が今、町の指導、監督に落ち度があるということであれば、あなたも、そうじゃないんですか。

今、私が言ったように、先ほどの写真がどうだと、知らないというなら税務課長、この航空写真は平成22年の1月に撮った写真間違いないですか。答えてください。

議長(川本茂子)

課長。

税務課長(行実利夫)

その航空写真は1月の19日に業者が撮ったものでございます。以上です。

議長(川本茂子)

美浦議員。

12番(美浦喜明)

私は前町政が今町長が言葉尻と言いますけど、9百何十平方メートルが完了したのを言っていると、そんなこと言ってるんじゃないでしょう。

今回はあなたの答弁で2つあります。

今までの前政権の指導、監督に落ち度がある。もう1点は弁護士が言うたか知りませんが、実質的な経済的には損失はないと思われますので被害がない。いい加減じゃないですか。

もともと現地も何回も議員さんたちで行って、無許可の土地を見ています。そして、そういう中で、これを1年間振り返ってみますと、去年の3月、私たち9人の議員が告発しています、折尾署に。

そして4月の1日には締結したという内容が、町長から一方的に議会にも報告なく出され、そして広報を利用していろんなことをされ、6月の広報に載っています。そして1年間やってきました。

平行線なのか進展しないのか、警察の方も、まだ書類返してないということは捜査があってるというふうには思っていますが、昨日の小田和久議員の町民がうんざりしている。うんざりしているという言葉は、私は本当に悲しい話です。

少なくとも町民の代表である議会が、議員が、町有地の開発、まして無断で1坪、2坪じゃなく、何千平方メートルという開発をされている。真相解明をしているのに、うんざりしてる。

どういう町民が言われてるかわかりませんが、本当に心外です。

それが1点と、もう1点は、最初にそれを言いたかったんですけど、今年の24年の2月の25日の西日本新聞に載ってることですが、それを読ましていただきます。

被害届提出求め、住民監査を請求。

水巻町吉田南5丁目の町有地を霊園業者が侵奪したとされる問題で、元町議の松岡章氏、74歳が24日、近藤進也町長や町に対し、開発者の告訴や損害賠償請求を求め、町監査委員に住民監査請求をした。

松岡氏は占有された町有地は豊かな山林だったが、開発者が無断で樹木を伐採するなどして、財産価値が減ったとして、告訴や被害届提出と賠償請求を要求、さらに町が支出した測量費は違法な公金支出として、霊園問題を広報するチラシ代を含め、町長が町に計72万5千円を返還するよう求めた。

松岡氏は町民の財産を取り返してほしいと話したと、こういうふうに西日本新聞に載っています。まさに、この問題は水巻町全体の問題であり、前議員といえども、町民で監査請求もされています。

12月には議会からも監査委員が選出されています。

監査委員の真摯な答えも待っていますが、このことに対して町長、それじゃあどうお考えですか。監査請求に対して。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

監査請求が出されたことについては、それは当人に私は話をしておりませんし、事情聴取をしたわけでもございません。

出されたものをきちんと精査し、それに対しては適切に対応してまいりたいと、このように考えています。

議長(川本茂子)

美浦議員。

12番(美浦喜明)

いずれ60日以内に監査委員の方から結果がでると思いますので、それは十分、慎重に審査をしていただいて、結果を待ちたいと思います。話は戻ります。

少なくとも、この問題は水巻町が許可をしたと、許可をしなければこういう問題は起こらなかったわけですよね。968平方メートルですか。

しかしながら相手方が、是非お願いしたいということで、そのときの町長が許可した。

そして最終的には、先方が永久杭を完了したら打ってくださいよということを、きちっと守っておれば、こんな問題起こらなかったと思うんですよね。

それが、いつの間にか、前町長やその当時の担当課長が見過ごしたとか責任転嫁をされ、先方は町有地を何も主張していないというような町長のこの答弁というのは、私は信じられない。

町長は予算編成のときも安心・安全のまちづくり、防災に強いまちづくり、住んでてよかったまちづくり、安心・安全と謳いながら、片一方では許可した以外の土地を、業者の方が、私は当然、許可なしにした。

本来ならば、造成協力が終わったんなら、速やかに町に終わりました。

そして、次の段階へ、もう少し、このへんをこうしたいから、水巻町さん造成協力をもう1度してもらえませんかというのが普通であり、あたりまえの話です。

そのあたりまえの話をしてないから、こういうことになったんじゃないですか、それも解釈がだんだんと町長も、その当時の人が悪い、私の就任前のことだ、そして、先ほど税務課長にも確認いたしましたが、22年の1月の航空写真で、まだ重機を置いてある。植栽もされてない。

その当時の町長は近藤町長ですよ。矢野町長でも、他の人でもない。

最高責任者であり、良かれ悪かれ引き継ぎがなかったと、近藤町長からいつも言われるのが、前町長から引き継ぎがない。

総務課長から引き継ぎがない。副町長から引き継ぎがないと、この2年半の間に随分と言われました。

引き継ぎがあろうがなかろうが、そんなことは、関係ありません。

それじゃ、北九州市の水道の事業統合どうですか、前町長から引き継ぎがありましたか。

担当の白石課長が、その課が北九州と何十回となり、矢野町政から近藤町政へと、合わせれば50回になるとは思いますが、やってきたから、今度の事業統合が10月1日できるんじゃないんですか。

そして、その資金繰りは行財政改革と、そういうもので成り立ってるんじゃないですか。

今度のこの霊園の問題にしても、町長が、前町長だとか、今町長だとか関係なく、水巻町全体のものとして、まして、例えて個人の話を、入江議員がされましたが、個人とかどうかやない、ただ例えばの話ですよ。

これは、今日皆さん、水巻の町民の人、みんなに権利があるんですよ。

この霊園の隣接の町有地は、いろんな方が、いろんな考えがあるでしょう。

しかし、少なくとも町民の財産、それを守るべき町長が、その当時の町長、その時の担当課長がどうだと、そして今度は、私が航空写真と植栽のことを言えば、いや、そうじゃないんですよと、言葉尻を取らないでくださいよと、そして9百何十平方メートルのことですよと、そんな話をしているわけやないでしょう。

だから、私は、町長にお願いしたいのは、これは真相解明をしないと、どういう最後に、何回も何回も町民の方もうんざりしてるということを言われたかもわかりませんが、私は、水巻町のために、今後のためにも、きちっとして、そして、町民に説明責任を果たして、そして、今後どうするかというふうに、前進すべきじゃないかと思います。

それが一向になされないのは、町長の姿勢じゃないですか、いつも被害がない。

今度はたまたま弁護士さんから経済的な損失、そんなことはどうでもいいわけですよ。

実際に議員さんもみんな見に行ってから、町長あなたも何回か行ったと言われてる。

現に山が削られて、町が許可してないところが削られてることは事実でしょう。その事実は、町長どうですか。それでも削られてないと言われますか。そこらへんを、もう1度答えてください。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

縷々述べられましたけども、議員さんの立場でものを見た見解、行政としてあるべき姿、行政としての措置のあり方っていいますか、そういう立場の違いこそあれ、町有地の財産のあり方についても、十分管理監督が必要ではなかったかと、それを、何も前政権がやったことだからといって、私は別に措置をしないで、手もつけないで、逃げてるわけではありません。

私が、その報告を受けて、速やかに皆さんがいわゆる、私は申し入れを行いましたけども、その中の本文にも行政の指導、是正勧告に従わないということがありますれば、法的な措置もとりますよという警告文のようなものを掲示いたしました。

それは、私が知って、1カ月もたっていなかったと思います。速やかに手当てをいたしています。

その後、現地に行き、測量をやり、そして測量結果がみえて、その誤差が発生したと。

その境界の30センチメートル、40センチメートルという誤差については、そこは元に戻してくださいというような交渉もいたしていますし、その間の中で協議を進めている中で、それから半年たって、それから警察が入り、それから半年たって議会が告発をしたと。

むしろ私どもの方は、私が就任して、造成の完了届があって、速やかにその措置に手がけたということについては、後始末を十分、私は、やっているつもりでございます。

いろんなことを前のことを申されても、私にとりましては、知らないことだらけで、ようやく2年以上たちましたけれど。

その中でやるべきことは、後始末ということよりも、むしろ、建設的な議論ということを、あなたの方からもおっしゃいましたように、前向きに取り組んでまいりたいと、今後、このようなことが起こらないように、議会とも協力を得ながら、是非、町有地の管理、監督、そして今後の財産のあり方についても、厳しい目で監視をしていきたいと、このように考えています。

どうか是非、ご協力をいただきたいと思います。よろしくお願いします。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

まずね、町長の言った言葉に、私あきれ返っています。

なぜか、前政権の矢野町長がすべてやったんだ、あとの尻拭いは私がやっているんだ。

このことをさっきからずっと、強調されていますよね、じゃあ、あなたが平成21年の11月の14日に町長になられて、それ以後について、矢野町長のぼた山の件、全部私が修復してるんだ。

こういう言い方ですから、私は当時の担当課長、産業建設課長が多分ここにおられますんで、あなたが町長になって以後に、このぼた山で造成が行なわれていたか、行われていなかったか、担当課長に議長の方から説明を求めたいと思いますけど、よろしいですか。

議長(川本茂子)

前課長、佐藤課長。

図書館・歴史資料館館長(佐藤久義)

今、入江議員からご質問ありました件についてでございますが、21年の11月16日に町長が初登庁し、その以降、翌年の5月の12日に開発者の関連の業者が造成が終わったので、現場確認をしてほしいという申し出がございました。

ただ、その時点では杭が打ってなかったので、当然、杭を復元した中でしか、現地確認はできませんと申し、その場でお断りし、明けた6月4日に現地確認して、現地を見た状況の中で、町有地の中に資材、あるいは樹木等植えられてあった。

その間、もちろん何度か現地確認をしていますが、具体的にということであれば、先ほど美浦議員言われていましたように、22年の1月19日に写真に載っていますように、重機等の稼働をしていたという事実はございます。

いわゆる21年の11月16日以降に22年の5月12日までの完了報告というか、完了を告げがあった段階まで造成は行われたと認識しています。以上でございます。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

当時の担当課長が、造成は行われていたと、こういうことですけど、町長どうですか、答弁。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

申し上げますけども、私は当時の課長から報告を受けて、そして現場を知ったわけでございます。

就任したのが11月16日から着任をいたしましたけども、1月の写真だとか言われましても、私、5月、6月の話ですので、以前のことは私が関知したものではなかったと。

しかし、その後、それを知ってから対応いたしていますので、先ほど美浦議員からもおっしゃいました983平方メートルを当初、町が許可してなかったら、こんなことは起こっていなかったんではないかと、まさにそのとおりだと思います。

そういったことから、ここまで発展してきたということについては、まさに前向きに建設的に、この物事を処理していくということについて、是非ご協力をいただきたいと思っています。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

いいですか、町長。あなた自身が、矢野町政のときにすべてされたって言われたんですよ、前政権で。だから、私は当時の担当課長に求めたんですよ。

それが、あなたが言ったのは、担当課長があなたが町長になって以後も造成されていた、こういうことなんですよ。だから、あなたが言った言葉が、まったく―なんですよ。現実的に今日、町民の方も傍聴来られていますよ。

いいですか、その上に、あなたが私に書類を出したのに、先ほども担当課長が言われましたが、7月の21日、あなたが平成21年11月に就任されて、約8カ月の後に開発者からわざわざ近藤町長宛に、工事完了のお礼状が来ているんですよ。

これ普通来ませんよ。これが、もし来るんなら、矢野町政の時に来てますよ。それが、あなたに来ているんですよ。

ところが7月21日に礼状がきて、22日に町有地の返還について、あなたは警告書を出してるんですよ。なんで警告書、この警告書も、あなたが委員会の中で、私が再三求めたけれど出せなかった。その警告書を出されているんですよ。ここにあります、手元に。

警告書の中で、土地を現状に復さないときには不動産侵奪罪に引っかかります、そういうことまで言われているんですよ。

後、補足で樹木とか資材とか、不法占拠、そういうようなことを言われて、あなた自身が、これに書かれてるんですよ、現状。

それを今ね、あなた自身が、この事件を隠そう隠そうとして策略されてるんですよ、現実的に。私はそう感じますよ。

また、その後にも、7月29日もね、開発者から構築物の寄付の申し出まであってるんですよ、現実的に。だから、あなたがさっき言われたように、前町政のときよりも、あなたがなって以後について、工事が早急に行われた。私はこう解釈しますけど、どうですか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

先ほども申しましたように、もう1年以上にもわたって、同じ質問に答えてるような気がしてなりませんが、ここは建設的に前向きに進めていきたいと、私は先ほども申しました。

前政権のすべてが、その責任があるとは、私は申しておりません。前政権に起こったことは、私は定かではないので、わからないと申しています。

そして、前政権におきまして、その後始末という言い方をしましたけども、そのことが完了届について、お礼状が届いたというのは、矢野政権のときにお礼状が届くべきだと、あなたおっしゃいます。

しかし、それは、完了して、その時に私の所にお礼状が届いた。私は見ておりませんけどもね。担当課の方に届いたということでございます。

完了届のお礼状は造成協力を許可した町に対して、お礼状が届いたと、このように受け止めています。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

あなた、お礼状が届いてないで、担当課長が届いて、私は見てないって、あなた、この水巻町3万人の町長なんですよ。

そして、私が担当課長に今までの書類全部求めたんじゃないんですよ。町長あなた出してください。

ところがあなたは出せなかった。

出せないのを出せ出せということで、委員会で私言いましたから、どんどんどんどん出てきたんです。まだ出てない書類だって、担当課持ってると思いますけどね。

だからね、矢野町長のときには、造成はされてなかったんですよ。近藤町長になってから、早急に、こういう8,800平方メートルを拡大したんですよ。

そのことをきっちりね、今日、担当課長も言いましたから、この後についてですね、次回でまた一般質問したいと思います。

町長もね、この水巻町の町長ですから、まず、―を言わない。言葉に。町長としての言葉、責任は重たいですよ。

今、―は言わないて言って、―はちょっと撤回しますけれど、間違ったことは言わない。信念を持つ。正義感を持つ。以上です。

議長(川本茂子)

美浦議員。

12番(美浦喜明)

もう1点だけ、もう1点というか、私は、今回、私たちが質問を3つあげています。

時間的にあと2つありますので、これを最後にしたいと思います、この霊園はですね。

ただ、私はですね、今回、非常に憤りを感じるのは、あなたが答弁を新緑会にされてる、先ほども言いましたが、開発者だけ、勝手に造成したとは言えない。

この言葉はどうしてもね、私は信じられんとですよね。見過ごしや黙認したこと、町側が悪くて、そして開発者だけ勝手に造成したとは言えない。これはどういうことなんかと。

それと、私たちの4点目の造成協力を許可した以外の町有地は、無断で開発されたという認識を持っていますかと。だから認識を持ってるか、いないか。

それから、あくまでも開発者だけで勝手に造成したとは言えないという文言は取り消す気はないか、この2点をお願いします。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

冒頭でお答えしたとおりでございますので、繰り返すつもりはありません。

ただ言えることは、開発者だけの問題ではないと言いますのは、当時の町の側にも怠りがあったということは事実でございます。

例えば、町全体照らして違法な開発、あるいは、町有地でありながら無断で使用している。

そういった過去の前例を照らしましても、そのことについては協議を行ってきたつもりでございます。

そういうものを、ここだけをとらえてするのではなくて、町の側に管理責任が問われるわけですから、町がどのようなことが、町民が行おうと、まったく町に責任がないと言って逃げられるのか、そうではないと思います。

町の方としては、全町民の財産を預かっているわけですから、その中においてどのような執行がなされているか、その執行責任が問われるわけですから、そのことについて、私は措置してきたつもりでございます。

同じように水巻中探しましたら、たとえ小さな土地でも、侵奪と言われれば侵奪かもしれませんが、まったく協議を行わないで、いきなり被害届を出して、相手を訴えるというような冷酷な行政を求めているつもりはありません。

私は自分なりの真意を持って正義に挑んでいるつもりでございますので、入江議員からもおっしゃいましたように、―をつかない、そして疑惑をもたれないように、正義を持ってやってほしい。まさに、そのとおりでございます。以上です。

議長(川本茂子)

美浦議員。

12番(美浦喜明)

この問題はまた6月に質問したいと思います。

次に私たちの2点目に土地使用に係る損害賠償請求訴訟について、町長の答弁で4点目に、他にもこのような貸し方をした事例は、どのように対応したのかと、お尋ねですがと、それぞれの事案を検討した結果、特に問題はないと判断いたしましたので、特別な対応はしてませんと。

同じ貸し方をして、問題ないならば、この3件の損害賠償請求訴訟31万5千円、内容証明、弁護士に依頼、円満解決、何も問題ないじゃないですか。

公費を使わなくてもいいじゃないですか。4番目のあなた自身が答えてる。特に問題はないと判断した。

この問題は総務財政委員会で、その他で引き続きやりますので、あなた、ゆっくり考えとってください。

それからもう1点。3カ月もたって、あなた自身が、総務課長にも厳しく言いますが、先方の借主に対応すると、町長が全部を使ってるどうのこうのということで、謝罪をしたじゃないですか。

それに対して、12月の委員会で、その他の方で、私たちが言ったじゃないですか。見守って、こういうことは言わせないでくださいと。その対応がこれですか、この答弁ですか。なってないじゃないですか、あなたたちの姿勢が。

このことについて、委員会でやりますから、今日、町民の皆さんも来てるから、一応、憤りを感じるということをお伝えしたいと思います。

議長(川本茂子)

町長。

[ 「答弁いりませんから」と発言するものあり。 ]

町長(近藤進也)

私どもの言い分として、少し聞いていただきたいと・・・。

[ 「委員会で言いますから」と発言するものあり。 ]

町長(近藤進也)

いや、こちら側の言い分として、今の意見に対しまして、言わしていただきたいと思いますが。

議長(川本茂子)

じゃ町長おやめください。

町長(近藤進也)

いや、議長が一旦指名したんですよ。それを、あなたの一声で、議長が下すのはどういうことなんですか。

[ 「答弁いらないというものをね」と発言するものあり。 ]

町長(近藤進也)

答弁いらないと言っても、私の方は、私の方で意見したいと・・・。

[ 「委員会で聞きましょう」と発言するものあり。 ]

町長(近藤進也)

議長それでいいんですか。

議長(川本茂子)

はい、委員会でお願いします。

入江議員。

14番(入江 弘)

質問内容変えますけれど、町長が町長選で公約された1階に町長室を置くということで、クーラーの設置をされていますが、クーラーは、これはあなた個人のものですか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

冒頭でもお答えしましたとおりでございます。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

冒頭でじゃなく、今、ほしいんですよ。これは、あなたのクーラーなんですか。それを聞いてるんですよ。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

町費に負担をかけずに使えるものを使おうということで、私が町長室に持ち込んだものでございます。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

いつ設置されたんですか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

それは、担当課の方に答えていただきたいと思います。

議長(川本茂子)

管財課長。

管財課長(中西豊和)

入江議員のご質問にお答えします。

支払いといたしましては、平成22年9月27日の日に設置の支払いをしていますので、それ前、1カ月前ぐらいには設置をされてると考えています。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

担当課長に、また再度聞きますけど、これは町長の品物ですか、個人の。

議長(川本茂子)

管財課長。

管財課長(中西豊和)

クーラーについては町長がご自分で持ち込まれたというふうに聞いています。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

これは公職選挙法の寄付行為にはあたらないんですか、担当課長。

議長(川本茂子)

住民課長。寄付行為にあたるかどうか。

住民課長(嶋田幸次)

それについては、詳しく調べてみないと、今、お答えはできません。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

よくあるケースですけれど、公的な機関に自分の個人のものを持ち込めば、議員として寄付行為にあたる。こういう項目もありますから、町長自ら勉強された方がいいと思います。

収賄、贈賄、期間がありますから、まだ3年たってませんから。質問を1つ変えます、また。

一般会計で町長の平成24年度予算に対する提案説明において基金を取り崩し、財源不足に充てなければならない、非常に厳しい町財政状況を再認識したと言われています。

私たちもまったく異論はありません。

このような中で、福祉の充実、安全、安心なまちづくりを進めていく非常に大変なことだと思われます。

また、町長公約もいろいろと掲げられてありますが、平成24年度予算の中にも中学校給食や子ども医療など、若干前進したところもありますが、一朝一夕に解決できない難問もたくさんあります。

この中で前矢野町政が進めてきた北九州市との水道事業統合が2年間のブランクはありましたが、やっと本年2月に調印式が行われたと3月10日号の広報に載せてありました。

このことは私たちも非常に良かったと思っていますし、また、今年の正月に、町長の麦の会より発送された寒中見舞いについて、町民の複数の方から写真のことを聞いてほしいと言われ、写真を預かってきました。

北九州市の北橋市長と握手している写真です。

北橋市長より近藤町長の方が顔が大きく、顔だけが合成された写真のように見えると、町民の方から言われました。

近藤町長にお聞きします。この写真は合成写真なのですか。

[ 写真資料を示す ]

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

後援会のことについては私的な団体でございます。そのことについて触れるつもりはございません。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

なぜ、お答えできないんですか。これを持ってこられたのは、あなたの麦の会の支援者ですよ。支援者にその言葉を返していいんですか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

握手をしているところが、なにか悪いかのごとく言われますけども、それは事実でございますし、別段、切り貼りをしたわけでもございません。

まさに先日も、そのことで北九州市の方に、なんかクレームが入ったということでございますので、市長の方からも、こういったことについては、そういう指摘を受けないように気をつけてほしいと。

私どもの方も、その写真が偽物だとか本物だとかいう議論は、市長と私の方で、それは事実のものですから、否定をいたしておりません。

しかし、今後のあり方として、もう1年以上前のその写真をですね、いつの時点のものか知りませんが、うちの後援会の執行部のところで編集会議を行って出された資料について、この本会議場において、議会にかかわる問題でありましたら、私はお答えをしますが、なにぶん私的な後援会の団体については、各自議員さんも皆さん一人ひとりに後援会がついていることでございます。

そういった私的な団体について、いろんな方からご指摘を受けることには、はなはだ迷惑、困惑をいたすんではないかというふうに思います。それと同じように取り扱っていただければというふうに考えています。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

あなた、今、私の質問に、この写真を事実です。どこで撮られたんですか、何月に。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

先ほども申しましたように、議会に配ったものでもありませんし、公的機関の中で配布したものでもございませんので、私的なことについては、答弁は差し控えさせていただきます。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

これ議長、大変なことですよ。この写真が、もし撮られてないで合成写真をされた、これになりますと刑法に引っかかってくるんです。

私いつも写真を撮りに行ってますけれど、写真を撮る方の著作権という法律があるんです。ご存じでしょう、町長。その著作権を自分の顔だけを入れたという合成写真は、これは法律に反することなんですよ。

それがあたかも、水巻の3万人の町長がやったと、このことは非常に大きな問題ですよ。その点、町長どう考えられますか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

その当時、白髪も目立っておりましたし、染めたり、パソコンの中で操作もできるわけです。色校正の関係でバックシートは、いろんな色を合成させたと。

しかし、本人との写真については、本人はまったく訴えるつもりもないし、一緒に写真撮ったことは事実ですから、今後はあなたのおっしゃるように、いろんな著作権だとか肖像権だとかいう問題になりますと、相手から訴えも起きてくればの問題ですが、相手からは、何もそんな訴えを起こさないけれど、こういう指摘が受けないように、今後、お互いに努めていきましょうという話はさせてもらいましたので、そのことは報告できます。

議長(川本茂子)

美浦議員。

12番(美浦喜明)

今の町長の言葉が、どこまで本当かどうかわかりませんが、1つですね、私もこの話を聞いて、1番大切なことは何かというと、相手、政令都市の市長、少なくともこの市長に、あるいは市長の後援会の事務所なり、市長たち大きいですから、事務所持っています。

こういうところに、この市長の写真を使っていいかということを確認し、あるいは了解し、そして、使われたんならば、私は一歩下がっていいんかなと。

ただ、ここで問題なのは、私の知人が北橋事務所に連絡を取り、確認をしたところ、この写真は無断で掲載をしてる。

そして市長にも報告したら、市長が怒ってるということを北橋事務所から聞きました。

これはですね、皆さん議員も町長も選挙する人ですから、確かに後援会があり、いろんなことされて日々努力して、この壇上におるわけです。それは否定いたしません。

しかし、今度のことは、水道料金の値下げの件で文言も書いてあります。

そして、2月の16日にようやく執行部の努力で調印式があり、広報にも立派な写真が、市長と町長と、私たちは非常に喜んでるわけです。

去年の夏の8月の22日に副市長に要望し、そして今日の2月の16日にめでたく調印ができ、10月1日からは統合ができるわけですよ。

水巻にとっては、前町長の矢野町長以来、悲願の事業統合です。

それにより水道単価が安くなると、北九州市並みになる。

これは全町民あげての話です。喜ばしいことです。

そういうところに、この麦の会というところと、その表には町長夫婦の名前で書いてある。

だから、1つは相手は政令都市の市長、了解を取ってないで、こういうことをするのは言語道断、少なくとも水巻町民の恥ですよ。

この麦の会が町長に断りを言ってしたのか、少なくとも町長夫婦の名前を表に書いている。そして北九州市の市長の無断で掲載している。これは本当に町長は反省すべきですよ。

そこで町長に1点だけお尋ねしたい。

先ほど市長と云々くんぬんはいいんですけど、私が確認したときは、無断でこの写真を使われている。だから、北橋事務所としては、町長に抗議をするというようなことを聞いていますが、無断で、この北橋市長あるいは事務所に無断で掲載されたのか。

この点だけを、無断でしたっていうならした、してないならしてないで、どっちでもいいです。あなたの今の立場でお答えください。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

私的な団体と何度も申しています。

別に広報誌を使って、そういったチラシがまかれたわけでもなく、私的な団体の中でのみ、しかも、それは100人に対してしか与えておりません。

別段、多くの方に町中にまき散らしたというものでもありませんし、悪意はありませんし、ましてや編集部のところで、いろんな写真を私は提出いたしていますので、あれもあるこれもあるという中から選んで、後援会として出されていると思います。

当然そこには後援会というふうに明記をされていると思いますので、1つ1つですね、皆さん後援会だよりを出されていると思いますけど、その内容についていろいろと足を引っ張るといいますか、個人的な攻撃をこのような大切な言論の府である議会の場におきまして、どうかして私的なことについては差し控えていただきたいと、このように思います。

議長(川本茂子)

美浦議員。

12番(美浦喜明)

私は町民の方から町長に尋ねてほしい。それから、もう1点はこれ私的じゃないんですよ。

もうこの写真自体が北橋市長が公的な人なんですよ。これが私的な人ならこんな問題起こりません。

少なくとも政令都市に今から水巻町が、水道事業取り組んでいくと、こういう大事な時期に、たとえ100枚であろうが、枚数じゃありません。

ただ町長が無断で掲載したということを答えきらないのなら、明確にそれを否定しないのなら、私の方は知人が聞いた北橋事務所の無断で掲載をしたと、市長も怒ってるという言葉が本当だなというふうにとっていいわけですね、町長。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

今の質問ですか。

議長(川本茂子)

質問です。

町長(近藤進也)

何度も申しますように、私的な団体のことについて、この議会の場におきまして、お答えする立場にはないと、このように申しています。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

まったく不利になったら、町長その言い方ですけど、このはがきは麦の会が出されたんですか、あなたが出されたんですか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

後援会のほうで出しています。

先ほども申しましたように、いろんな案内を出したり、あるいは会報を出すにあたって、いろんなところで写真を撮っています。

また、今日水道事業の統合がなされたということについては、先ほど美浦議員からも喜ばしいことだと、共に喜びをわかちたいというふうに考えています。

今日に至るまでには幾度となく、市長ともあってますし、北九州市の方にも水道課長は出かけています。

そういった中での写真の取り扱いは、複数にわたって町中に撒かれたものではないと、あくまでも後援会として、来られた方に手渡しをしたものでございますので、そういう個人的なものに関しては、私はコメントを差し控えたいと思います。

それが本物かどうかということを、その方が問うのであれば、わざわざ議会をとおしてすることではなく、私に直接お尋ねになってはいかがというふうに思っています。

この次も、そういう機会がありましたら、その方には、そのようにまた伝えていきたいと、このように思っています。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

私が質問しているのは、これが麦の会か、あなたが出されたかそれだけでいいんですよ。

ところがね町長、差出人は近藤進也、近藤すず子の名前になってるんですよ。この方、誰なんですか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

後援会とともに、私ども家族の名前も掲載したのは事実でございます。

別段、後援会が出すものについて、なにも私の名前があっては悪いという規定があるわけでもございません。

それはぞれぞれ個人の活動の範ちゅうでされてるものと思いますので、なにぶん、この言論の府である議会の場におきましては、個人的な問題については差し控えさせていただきたいと、このように考えています。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

私が言ってるのは、この差出人が近藤町長なんですよ。だから、これは麦の会のこのはがきは、あなた自身が出されたんですよ。

これどこの方、町民の方みんな見せても、近藤さんから来たんやないって、こうしかとりませんよ。本人も確認したんよ、みんな。

麦の会じゃないんですよ、あなたが差出人になってるんですよ。だから、そこ訂正してください。さっき麦の会って言われたけれど、近藤町長自らこれ出されたんです。

それは私もね、この件について、北橋市長さんのところに聞きますよ。あなたが昨年、北橋さんと何回会ったか、聞いてきますよ、次の。どうですか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

何度も私的な問題だというふうに言っていますので、この辺限りでしていただきたいと思いますけども、水巻町長というふうには、私は書いておりません。

後援会として出したものでございますので、その辺のところをご理解いただきたいと思います。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

水巻町長として出してない。近藤進也で出せば、私的なものなんですか。

あくまでもあなたは水巻町のトップである近藤進也さん、イコール町長なんですよ。このことをきちっとあれしてください。

それからね、今、水道のことで非常に友好関係にあるわけです、北九州市と。それをあなたはね、このはがき1枚で、水を差すようなことに現実になっていってるんですよ。そのことを認識されていますか。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

事業統合の決定がなされて、そしてその後に北橋市長のところに水巻からファクスが流れてきたと、そのはがきのことで。ということで非常に市長の方も困惑いたしておりました。なぜ水巻でこのようなことが起こるのか。むしろ、今後こういうことがないようにということで、お互いに気を付けていこうという話し合ったところでございますので、北橋後援会からの電話でございます。

北九州市の方からは私的な問題ですから、これはあくまでも北橋後援会の方からは連絡が入りました。わざわざカラーでファクスが届いたとか、あるいはお手紙をいただいた中身が、私と市長がいっしょに並んで写真に写ってるとか、そういうもので、いろいろと非難を受けるのは、久しくご迷惑なことだということは、立場にあるものはそのように思われると思います。

しかし、相手は別に訴えを起こすとか、今後、こういうことはお互いに控えようということになりましたら、それは自重していこうということになりましたので、そのことについて、申し訳ありませんが、これ以上の議論は差し控えたいと、このように思います。

議長(川本茂子)

入江議員。

14番(入江 弘)

先ほどから質問に対して、いろいろ私に対する回答もいただいていますんで、この件については、また次回の一般質問で取り上げていこうと思いますんで、また町長、そのときには回答よろしくお願いします。以上で新緑会の一般質問これで終わります。

議長(川本茂子)

先ほど入江議員から―という発言の撤回がありました。

発言の撤回についてご異議ございませんか。

― 異議なし ―

異議ありませんので、発言の撤回とします。

暫時、休憩します。

午前11時31分 休憩

午後00時59分 再開

議長(川本茂子)

再開します。

議員として発言をしたいので、職務を副議長と交代します。

暫時休憩します。

午後00時59分 休憩

午後01時 再開

副議長(柴田正詔)

再開します。

議長に代わり、公明党、質問終了まで議長の職務を行います。

2番、公明党、松野議員。

7番(松野俊子)

公明党を代表して質問させていただきます。

まず、水道事業の北九州市との統合について、昨年11月末に北九州市との協議内容について、水道課から議会に対し、正式に説明がありました。

その中で特に水巻町に残る債務の一般会計への負担問題と北九州市に支払う7.9億円について、疑問や意見があり、12月議会、文厚産建委員会を通じて、また直接担当課と意見を交わさせて頂きました。

ここで町長に2点、水道課に1点質問をします。

1点目、町長は、24年度予算提案説明で、御自分の公約実現の話の中で、北九州市との水道事業の統合を取り上げておられるようですが、この事業は、申すまでもなく平成19年に前町長が北九州市に働きかけてスタートし、担当者間で統合に向けて、どのようなハードルがあるのかなど協議が進む中、21年10月の町長の交代で協議が中断され、その後に現町長が北九州市に対し協議再開の申し入れをして今日に至った、と議会説明資料にも明記されていました。

この点の理解については、よろしいでしょうか。

2点目、町長は、御自分の公約を強調されているようですが、北九州市との事業統合なしには、水道料金値下げの公約は絵に描いた餅になっていたのでは、と思われます。

仮に無事統合が完了した際には、組織の長として、公の場で、道を作った先人を称え、関係者への感謝とねぎらいをきちんと表明すべきであると思いますが、いかがお考えでしょうか。

3点目は、統合によって大幅な料金値下げやコンビニからの振込みなどのメリットと共に、当然のことながらデメリットもあると思われます。

住民サービスの観点から、デメリットがあるのであればご説明ください。

次、学校教育および社会教育事業について、平成24年度予算の中から、宅地開発により若い世代の増加が見られる本町南部に位置する南部公民館と南中学校について質問します。

1、南中学校の施設整備について質問します。

先般、議長と共に南中学校を見学し、ご意見を拝聴したところ、施設等ハード面で、町はどの程度現場の要望にお応えしているのだろうか、との思いを抱きましたので、以下2点質問します。

1、南中学校の、平成24年度予算の耐震補強工事分を除いた施設改修費の内訳を説明ください。

2、グランドコンディションが非常に悪く、通り一遍の補修では、すぐに元に戻ってしまうとの声があります。

また、私どもが外部から入って目に付いたのは運動部の部室の劣悪な環境です。

生徒の心身に及ぶ影響がたいへん心配であります。

町はよくよく学校現場の声を聞き、是非、財政計画を立てて取り組んでいくべきだと思いますが、どうお考えでしょうか。

2、南部公民館ふれあい広場遊具改修工事について、二行政区のお母さん方の声として広場の整備を昨年6月議会で要望いたしましたところ、24年度の新規事業として予算がつき、大変嬉しく思っています。

そこで、以下2点について質問します。

1、事業内容の予定を具体的にご説明ください。

2、社会教育事業としてよりいっそうの成果を目指すという観点から、以下のことを提案しますが、いかがでしょうか。

その提案、広場や公園は、言うまでもなく人が集まり、利用してこそ本来の機能が発揮されるのでありますが、少子化の今日、子ども達だけで賑わいを保つのは難しく、人のいない広場や公園は、逆に犯罪の温床になり、一層、子ども達を遠ざけてしまっていると思われます。

そこで、北九州市が高齢者の健康づくりの為、大学と共同で開発した「健康遊具」を幼児向け遊具と合わせて、当広場に設置することを提案します。

この「健康遊具」を設置することで、例えば散歩途中に遠くから眺めるだけの公園・広場であったのが、大人も入ってみよう、使ってみように変わっていき、徐々にでも地域住民が集ってくる公園・広場に変わっていく事が期待されます。

是非、検討されてみてはいかがでしょうか。

次の質問にいきます。

胃がん検診にピロリ菌検査を組み入れることによる胃がん撲滅の推進について、日本全国では胃がんが毎年約11万人発生し、うち約5万人が亡くなっているそうです。

しかも、40年間、この胃がんによる死亡者数は横ばいで、日本の胃がん対策は功を奏しているとはいえません。

胃がん検診のあり方自体を改善する余地が大いにあります。

今、行われている胃バリウム検診は、受診率が低い上に早期胃がんの診断能力は低いとも言われています。

また、胃がんの97%は50歳以降に発生していることから、胃がんバリウム検診は、特に50歳以降に対して行っていくことが重要で、一方、検診スタートの40歳代に対しては、ピロリ菌検査を行い、感染している場合は除菌を実施すれば、胃がんの予防が可能なのではと思われます。

胃がん予防対策を前進させるには、こうした発想の転換が求められていると思います。

それをふまえて質問します。

1、本町の胃がん患者数、死亡数、医療費、検診率の過去5年間の推移をお知らせください。

2、平成23年2月、秋野参議院議員の質問主意書で厚労省は胃がんとピロリ菌の関係を認めています。

また、平成24年度「がん検診のあり方に関する検討会」を設置し、ピロリ菌検診の導入を大臣が表明しました。

国がピロリ菌を胃がんの原因として認めた以上、本町で行う胃がん検診にピロリ菌検査を検診項目に入れ、感染者の除菌にも支援を検討されてはいかがでしょうか。

胃がんによる国の年間医療費は約3千億円だそうです。

ピロリ菌検診は、血液検査で1,500円程度。

費用対効果からしても導入すべきではないでしょうか。

浅香正博教授の胃がん撲滅計画では、年間2万人の命が救えると試算。

胃がん検診と除菌を組み合わせれば、胃がん撲滅が可能ではないでしょうか。

現在、除菌に対する治療費が自費で約3万円だそうです。

ピロリ菌の除菌費用を慢性胃炎の治療として保険適用されるよう、国、県に対して働きかけるお考えはありませんか。

次、本町の障害者施策について。

1、まず、精神疾患対策について、現在日本全国で、精神疾患で医療を受診する人は320万人、40人に1人の状況で、厚生省は、ガン、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病の4大疾患に精神疾患を加えて5大疾患と指定しています。

精神疾患は発見がむずかしく、早期に素早い治療が大事です。

子どもの引きこもり、うつ病、認知症の早期発見対策をどのように進めていますか。

以下具体的に質問します。

イ、早期発見のための家族、学校、友人等の連絡機関の設置、窓口対策のお考えはどうでしょうか。

ロ、水巻町内に設置してあった県の窓口が移設となりましたが、その後の対策は本町としてどのように対応しているのでしょうか。

家族の不安対策を取るべきだと思われますが、町のお考えをお聞かせください。

ハ.精神疾患は誰でもなりうる病気です。

だが、実態は認識されていません。

学校、教員、学生等、また地域でのセミナーを開き、認識の啓発をしてはどうでしょうか。

ニ、専門家による当事者家族の訪問支援事業のお考えはどうでしょうか。

2番、発達障害についてお尋ねします。

イ、自閉症などの、発達障害学童保育はどのようになっているのでしょうか。

ロ、就業前の子どもを持つ保護者には、臨床心理専門家からの相談アドバイスが大変心強く好評です。

就学後もこの熟知した専門家を、障害者学童保育や一般学童保育に派遣して、指導員のスキルアップや保護者との信頼関係構築を図ってはいかがでしょうか。

3、身障者センターでは、一般身障者、また発達障害児童の学童保育等で施設利用がされているが、トイレの環境は悪く、未だに男女共同トイレです。

早急な改善が必要ですが、お考えはありますか。

次、ぼた山隣接の町有地返還について。

1、まず再度、お尋ねします。

町有地使用許可の年月日、許可の理由をお知らせください。

また面積をお知らせください。

2、2012年1月発行のこんどう進也後援会、麦の会だよりについてお尋ねします。

麦の会は近藤町長の後援会で間違いありませんか。

次、イ、水巻町長 近藤進也名で「水巻町における霊園土地問題について」を書いておられますが、お尋ねします。

平成21年2月16日、町民より羅漢川流水から異臭の苦情があり、「町は境界杭の復元を条件に造成協力、使用許可した」と報告してありますが、事実かどうかお答えください。

ロ、造成協力している以上、被害はないと町長は報告しています。

また弁護士も告訴する必要はなく、問題ないとのことですが、弁護士さんは、どこのどなたですか。お答えください。

3、平成23年12月本会議、公明党一般質問の答弁で、町長は双方立会いの相違を認め、警察ポイント杭に合わせるよう、町長自ら強く申し上げていくと答弁されました。

その後の協議で、どのように進展したのですか。

経緯をお知らせください。

4、緑の山林伐採の被害調査をする考えはありませんか。

5、今後町長としてこの問題をどのように決着するのですか。

お考えをお聞かせください。以上です。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

公明党の松野議員の質問にお答えします。

はじめに、水道事業の北九州市との統合についての質問にお答えします。

1点目の、この事業は、平成19年に前町長が北九州市に働きかけてスタートし、担当者間で統合に向けて、どのようなハードルがあるのか等協議が進む中、21年10月の町長の交代で協議が中断され、その後に町長が北九州市に対して協議再開の申入れをして、今日に至ったと議会説明資料にも明記されていました。

この点の理解については、よろしいかとのお尋ねですが、これまでの経緯については、議会説明のとおりであります。

2点目の、仮に無事統合が完了した際には、組織の長として、公の場で、道を作った先人を称え、関係者への感謝とねぎらいをきちんと表明すべきであると思いますが、いかがですかとのお尋ねですが、今回の統合については、北九州市に統合受入れの意思があったこと、また、その後、その機運が高まったこともあり、その実現を見たものと考えています。

これに至るまでの北九州市と水巻町、それぞれの関係者のご尽力が実ったものであり、私も含めて、誰、彼の苦労のお蔭と特筆するものではなく、皆さんと共に喜びを分かちたいと考えています。

3点目の統合による住民サービスの観点からのデメリットについて説明くださいとのお尋ねですが、統合による住民サービスの観点からのデメリットについて、大きなところで4つほどあげられます。

まず一つは、水巻町庁舎内で水道関係の手続きができなくなることです。

これにより納付書の再発行や、水道の開閉栓の手続きなどは、北九州市のコールセンターを通じて北九州市水道局で行うことになります。

二つ目は、漏水の修理や調査などについては、八幡西区穴生の北九州市水道局西部工事事務所が対応することになり、場所が遠くなるため、今よりも時間がかかると思われることです。

三つ目は、管理区分の違いです。

水巻町では水道メーターまでを町の管理としています。

そのため、漏水等があった場合、私有地であってもメーターまでは町の負担で修理を行っていますが、北九州市では官民境界で管理を分けているため、私有地内はお客様負担で修繕しなければならなくなります。

四つ目は、北九州市料金になりますと、大部分のお客様の水道料金は安くなりますが、一部の大口径を使用する企業などでは、ある一定以上の使用水量に達するまでは、逆に高くなることがあります。

その他、詳細については、今後、広報紙などを使ってお知らせします。

次に、胃がん検診にピロリ菌検査を組み入れ胃がんを撲滅についての質問にお答えします。

1点目の、過去5年間における水巻町の胃がん患者数、死亡数、医療費、検診率についてのお尋ねですが、最初に胃がん患者数について、国保連合会の国保共同電算システムから、平成19年度から22年度までは5月を基準月とする定点報告のデータ、平成23年度は受診月ごとのデータとなりますが、それによりますと、平成19年度は43人、平成20年度は22人、平成21年度は17人、平成22年度は14人となっており、平成23年度は4月から12月までの9カ月の合計患者数が延150人であります。

次に死亡数ですが、福岡県保健医療介護部発行の「保健統計年報」によりますと、水巻町における胃がんを主因とする死亡者数は、平成18年度16人、平成19年度14人、平成20年度19人、平成21年度12人、平成22年度は12人となっています。

続きまして、医療費ですが、胃がん患者数と同じく国保共同電算システムにより、平成19年度から22年度までは5月を基準月とする定点報告のデータ、平成23年度は受診月ごとのデータですが、平成19年度421万7千460円、平成20年度95万4千200円、平成21年度250万3千150円、平成22年度98万6千980円、平成23年度4月から12月までの9カ月の合計医療費は2千391万3千690円となっています。

最後に胃がん検診受診率は、厚生労働省がまとめる「地域保健・健康増進事業報告」より、平成18年度7.1%、平成19年度7.7%、平成20年度4.7%、平成21年度6.2%、平成22年度7.1%となっています。

2点目の、水巻町における胃がん検診にピロリ菌の検診と除菌を入れるべきではないかと、3点目の、ピロリ菌検診は血液検査で1,500円程度であるので費用対効果からしても導入すべきではないか、および4点目の、胃がん検診と除菌を組み合わせれば胃がん撲滅ができるので検診を開始すべきではないかとのお尋ねですが、関連するところがありますのでまとめてお答えします。

ご指摘のとおり、ピロリ菌と胃がんや胃潰瘍、十二指腸潰瘍との関係については、国も一定程度関連性があると認識しているところであり、平成22年6月に厚生労働省より通知された「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断および治療に関する取り扱いについて」の一部改正で、診療報酬の中で認められる対象者の範囲を拡大した経緯があります。

現在、水巻町を含め全国的に実施されている住民検診としての胃がん検診は、国が示す「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン」にのっとって行われています。

ガイドラインでは、胃がん検診の検査方法として胃X線検査、胃内視鏡検査、ペプシノゲン法、ヘリコバクター・ピロリ抗体、各種検査の併用法、があります。

検診によってがんを発見、治療され、がんによる死亡者の減少に到る流れを整理し、不利益も含めて12個の調査項目を設定して約1,700の論文を検証評価し、集団全体の死亡率減少を目的とし、公共的な予防対策として行われる日本における対策型検診と、人間ドックなど、個人の死亡リスクの減少を目的として医療機関等が任意で提供するがん検診の任意型検診とで、各々の推奨レベルを作成しています。

その結果、現在、水巻町でも行っている胃のX線検査は、これを受診することで、男性では61%、女性では50%の胃がんによる死亡者の減少が認められており、公共機関が行う対策型検診としては、唯一、検診の実施を推奨するレベルに達しています。

日本ヘリコバクター学会の理事長で、北海道大学特任教授である浅香教授らの研究により、ピロリ菌除去が胃がん発症の抑制に効果があると提唱されましたが、一方で、ピロリ菌除去後の5年目以降の胃がん疾患率が、除去しない場合と差がないとする論文もあり、胃がん検診は継続して受ける必要があると考えられます。

ピロリ菌感染を調べる検診および除菌費用の公費負担については、国が示すガイドラインおよび対策型検診としての有効性を十分協議する必要があること、また、現在推奨されている胃のX線検査の受診率を向上させることが、緊急の課題であると考えています。

5点目の、ピロリ菌の除菌費用を慢性胃炎に対する適用拡大の上、保険適用を急ぐよう、国や県に働きかけるようにとのご指摘ですが、前述しました「ヘリコバクター・ピロリ感染の診断および治療に関する取り扱いについて」が一部改正されたように、国も、ピロリ菌感染と胃がん等との関連性を認め、学術的研究が日々進められていることから、国の検証が済み次第、その後の動向に期待できるものと考えています。

次に、本町の障害者施策についての質問にお答えします。

まず、当町の精神疾患者の推移としましては、精神障害者保健福祉手帳所持者が平成20年度末で155人であったものが、平成22年度末で199人となっています。

また、精神疾患の治療のために医療機関に通院する場合に、医療費の自己負担分を一部公費で負担する制度の自立支援医療精神通院を利用している方が、平成20年度末で363人であったものが、平成22年度末では397人と年々増加傾向にあります。

そこで、1点目の精神疾患対策について、イの早期発見のための連絡機関の設置、窓口対策について、ロの県の窓口が移設されたことに伴う対応について、ハ、セミナー等の開催による精神疾患の啓発について、ニの専門家の家庭等への訪問支援についての質問ですが、まず平成21年10月に行われた県の出先機関の見直しにより、県の精神保健担当保健師が宗像遠賀保健福祉環境事務所に統合されたことから、当町の精神疾患の方やその家族の相談、また他の関係機関との連絡調整については、当町の障害者福祉係が中心に担わなければならないと考えています。

そのため、当町の健康課や宗像遠賀保健福祉環境事務所の精神保健担当保健師、障がい者の相談支援事業所である在宅介護支援センター等と連携を図りながら、患者の早期発見に努めているところです。

また、相談のあった精神疾患患者の家庭を、宗像遠賀保健福祉環境事務所の精神保健担当保健師と一緒に訪問し支援等も行っているところです。

次に、精神疾患に関するセミナー等の開催については、県の精神保健センターや宗像遠賀保健福祉環境事務所の主催で行われていますが、場所も遠くなかなか参加できないこともありますので、今後は住民などが参加しやすいように遠賀郡四町での地元開催等も検討していきたいと考えています。

2点目の、発達障害について、イの自閉症などの学童保育について、ロの臨床心理専門家による学童指導員への研修の実施についての質問ですが、まず自閉症児の学童利用については、一般学童においても加配の指導員を配置するなどの対応で受け入れを行っています。

また、障がい児学童においても一般学童と同様に自閉症児の受け入れを行っています。

次に、学童の指導員の研修については、毎年実施しており今年度は福岡県学童保育連絡協議会から講師を招き、4回にわたって講義をしていただき、指導員のスキルアップを図っています。

来年度は、臨床心理専門家による発達障害等についての研修についても、学童の指導員とも協議を行い検討していきたいと考えています。

3点目の、障害者福祉センターのトイレの改善についての質問ですが、障害者福祉センターで実施している障害児学童については、平成24年4月から障害者自立支援法および児童福祉法の一部改正が行われ、障がい児支援の強化を図るため、児童福祉法の基に障害児通所支援事業として新設される「放課後等デイサービス事業」に該当することになり、現在法定給付を受けられる事業所として県に指定事業所の申請をしているところです。

今後もさらに充実したサービス提供を実施していかなければならないと考えています。

また、当町の障がい児学童は、特別支援学校および町立の小中学校の特別支援学級に在籍する男女の児童を受け入れています。

そのため男女兼用のトイレについては、決して環境のいいものではないため、平成24年度以降の中期財政計画で検討していきたいと考えています。

次に、ぼた山隣接の町有地返還についての質問にお答えします。

1点目の町有地使用許可の年月日、許可の理由をお知らせください、また、面積をお知らせくださいとのお尋ねですが、質問にあります「町有地使用許可」とは、「町有地造成協力の同意」と理解して答弁しますが、年月日については平成21年2月16日、造成協力願に対する同意の要件としましては、造成に伴い境界杭が埋没するため、造成後速やかに境界杭の復元することとしました。

面積については、吉田南5丁目90番の一部983平方メートルです。

2点目の、2012年1月発行のこんどう進也後援会「麦の会だより」について、麦の会は近藤町長の後援会で間違いありませんかとのお尋ねですが、私的な団体でありますので、答弁は差し控えさせていただきます。

3点目の、平成23年12月本会議での一般質問の答弁で、町長は双方立会いの相違を認め、警察ポイント杭に合わせるよう、町長自ら強く申し上げていくと答弁された、その後の協議で、どのように進展したのですか、経緯をお知らせくださいとのお尋ねですが、昨年12月議会終了後から内部協議を始め、顧問弁護士にも相談した上で、平成24年1月31日付けで「永久杭変更の申し入れ」とした文書を送付いたしました。

内容については、覚書に従い開発者側が設置した永久杭は、平成23年5月2日、双方で立会確認を行ったが、今回復元した境界位置に差異の生じている箇所が判明したので、復元の境界位置に変更するよう申し入れたものです。

しかし、平成24年2月24日に相手方から「境界位置の差異」、「平成23年5月2日の双方立会における協議内容」および「申し入れについての行政の立場としての法的根拠」を具体的に通知して欲しい旨の回答があったことから、その対応を協議しているところであります。

4点目の、緑の山林伐採の被害調査をする考えはありませんかとのお尋ねですが、造成された町有地の山林伐採等の被害調査は、現時点では行う考えはありません。

5点目の、今後町長としてこの問題をどのように決着するのですかとのお尋ねですが、町としては先に締結した覚書の順守をお願いし、実施していただくことであると考えています。以上でございます。

副議長(柴田正詔)

教育長。

教育長(太田俊夫)

松野議員のご質問にお答えします。

学校教育および社会教育事業についてのご質問にお答えします。

はじめに、水巻南中学校の施設整備について、1点目の、水巻南中学校の24年度予算の耐震補強工事分を除いた施設改修費の内訳を説明くださいとのお尋ねですが、まず、請負工事費としまして、グランド内の特に痛みの激しいマウンド付近を改修する工事費として50万円を計上しています。

また、水巻南中学校は、水巻町耐震改修促進計画に基づき、25年度に北校舎、26年度に南校舎の耐震補強工事を行う計画となっていますが、その耐震補強工事と合わせて各校舎の大規模改造工事を行う計画となっています。

そのため、24年度については、耐震補強工事分も含まれていますが、北校舎の大規模改造工事設計委託料として815万円を計上しています。

更に、工事費ではありませんが、備品等の修理のほか施設の軽微な修繕等を行うための予算として、学校教育課が管理し、両中学校の修繕等に充てる予算として150万円、中学校が独自に使える予算として各54万円を修繕料として予算を計上しています。

2点目の、グランドや運動部の部室の整備など、町は学校現場の声を聞き、是非、財政計画を立てて取り組んでいくべきだと思いますが、どうお考えでしょうかとのお尋ねでございますが、水巻南中学校のグランドの整備については、以前から学校や保護者から強く要望されており、町としても改修の必要性は十分認識しています。

しかし、ご質問にもありましたように、現在の状態を抜本的に改善するためには、表層土の改良など大規模な改修を行う必要があり、全体で6千万円程度の工事費がかかるため、国の補助金を利用しても4千万程度の町費負担が発生します。

財政状況が厳しい中、水巻町では、学校施設の改修については、耐震補強工事を最優先に進めているため、現時点ですぐにグランドの大規模な改修工事を行うことは困難な状況であります。

そのため、先ほど申しましたとおり、当面の応急的な措置として一部改修工事を24年度に行うことにしています。

また、ご質問にあります水巻南中学校の部室を含め、町内の小中学校の多くの施設の老朽化が進んでいるため、これまでも耐震補強工事等に合わせて計画的に校舎等の大規模改造工事を実施しており、24年度についても、水巻中学校南校舎防水改修工事および吉田小学校南校舎大規模改造工事を行います。

25年度以降についても、大規模改造が終わっていない学校について順次、工事を行う計画としていますが、これまで優先的に実施してきた耐震補強工事について、中期財政計画に基づき、当初計画より1年早い26年度で完了するよう、頃末小学校北校舎の耐震診断を前倒しして実施する経費を24年度の予算に計上していますので、今後の町の財政状況を見極めながら、耐震補強工事完了後の学校施設改修工事の実施計画の見直しを行いたいと考えています。

なお、見直しにあたっては、緊急性や安全面について各施設の実態を調査検証するとともに、学校現場の意見も十分聴いたうえで取り組んでまいりたいと考えています。

次に、南部公民館ふれあい広場遊具改修工事についてのご質問にお答えします。

1点目の、事業内容を具体的に説明くださいとのお尋ねですが、平成24年度当初予算には、南部公民館のふれあい広場で幼児や児童が楽しく遊べるようにするため、遊具改修工事費として321万円を計上しています。

改修工事の内容といたしましては、現在設置しています大型コンビネーション遊具2基の改修のほか、ジャングルジムの研磨・塗装、および2連ブランコの研磨・塗装を予定しています。

また、幼児向け遊具として、南側の広場にすべり台1基とスイング遊具2基を新たに設置したいと考えています。

2点目の、社会教育施設として、より一層の成果を目指すという観点から北九州市が高齢者の健康づくりのため大学と共同で開発した「健康器具」を幼児向け遊具と合わせて設置してはいかがでしょうかとのご提案についてですが、この健康器具について、北九州市保健福祉局の健康推進課に問い合わせましたところ、日常生活で必要な肩、腕の筋肉を維持する「肩まわし盤」と、寝たままで太もも裏側の筋肉を伸ばす「ストレッチベンチ」の2機種を大学のリハビリテーションの先生と開発したとのことです。

市はこの健康遊具など3、4基を昨年10月から市内3つの公園に設置し、市が委託したスポーツクラブのメンバーが講師役となって、高齢者に健康遊具の使い方や運動方法を教えるというモデル事業を実施したとのことでした。

担当者の話では、北九州市は、平成24年度には各区1箇所の拠点公園にそれぞれ6種類の健康遊具を設置して、地域の自主グループを育てながら、高齢者の運動機能の引き上げに役立てたいとのことでした。

ただ、この健康器具は単に設置すれば良いというものではなく、利用には専門家の指導が必要とのアドバイスも頂きました。

従いまして、高齢者向けの健康器具については、今後、十分な検討をしたうえで設置を考えてまいりたいと思いますので、ご理解をお願いします。

南部公民館のふれあい広場は、本町南部地区の中心となる公園として、幼児から高齢者まで、地域の人々が気軽に立ち寄り、集い、語らい、交流するための施設であります。

公園の維持管理については、施設の安全はもちろん、草刈りや花壇整備など環境整備にも配慮して、町民の方々に親しまれる公園を目指したいと考えていますので、ご理解をお願いします。以上でございます。

副議長(柴田正詔)

これより再質問をお受けします。

志岐議員。

8番(志岐義臣)

8番、志岐です。

胃がん検診にピロリ菌検査を組み入れてについて、お伺いします。

国は平成24年度、がん検診のあり方に関する検討会を設置しました。ピロリ菌の検査の導入することを大臣が表明しました。

国はピロリ菌を胃がんの原因として認めた以上、これを検診の項目に入れていただきたいのですが、本町は国の検証が済みしだい、その後に期待できるように考えられておるということでございますので、国が正式に承認すれば、それを取り入れていただきますでしょうか。お答えください。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

当然、国や県の動向を見据えながら、とらえていくことになろうかと思います。

現在、冒頭でも申しましたとおり、水巻町の実態に照らして対応してるところでございます。

今後の取り組みとしましては、今、現在の予定されていること、あるいは、これから取り組もうとする将来の方向については、担当課の方で答えられる分は答えさせていただきたいと思います。

副議長(柴田正詔)

健康課長。

健康課長(吉田奈美)

ピロリ菌の検診については、今のところ、国、県からの通知等について、詳しい情報は入っておりませんけども、国の方がピロリ菌と胃がん胃潰瘍、十二指腸潰瘍との関連性を認めたというところからふまえますと、今後、胃がん検診の中にピロリ菌の検査、血液の検査でありますとか、便の検査、尿の検査という形になろうかと思いますけれども、導入ということで、通知が来ると思いますので、その場合は速やかに対応していきたいと思っています。

副議長(柴田正詔)

松野議員。

7番(松野俊子)

まず、学校教育社会教育事業についてですが、南部公民館の件については、高齢者向けの健康遊具を前向きに検討していきたいというお返事をいただいたと理解しています。

1つですね、幼児向けのことなんですけど、ベンチがですね、6月議会でちょっと申したと思うんですが、幼児を公園で遊ばせるには、保護者が近くで見守らないと危険ということもあって、その保護者のためにも、ちょっとしたお茶を飲んだりとかするためにも、遊具のすぐ近くにベンチがほしいという要望がありましたので、離れた場所には、ベンチはあるんですが、遊具の近くにベンチがほしいという要望がありましたので、合わせてご検討願えたらと思います。

よろしくお願いします。

続きまして、水道事業の統合についての再質問をさせていただきます。

水道事業の統合におきまして、町長からの答弁で、一応、私の方から仮に無事統合が完了したあかつきには、組織の長として、ちゃんと先人を称え、関係者の労をねぎらう言葉を出すべきではないかという質問に対して、お答えがありましたが、私も含め誰かれの苦労のお蔭と特筆することなく、皆さんと共に喜びを分かちたいと考えていますという答弁をいただきましたが、この答弁書いただいたときは、そうかなと思ったんですが、今日の午前中に新緑会の方からの質問にも出てましたようにですね、非常に統合事業が大事な時期を迎えておる際に、あまりこういうことは取り上げるのは、私としては不本意なんですが、午前中ありましたように、近藤町長の後援会ということではございますが、近藤町長のお名前でですね、このような北橋市長と近藤町長がお二人で写られてる写真入りのおはがきを、今年の1月に出されているということが、わかってですね、質問通告書を出した後に、近藤町長の真意がはかりかねるという思いが、いっぱいです。

どこが一番問題かなと思うんですが、私的なことだとおっしゃいますが、水道事業に関係して、このはがきを出してらっしゃるんですよね。

北橋市長っていう統合する相手方のトップの方と2ショットで撮られていると、常々、近藤町長は議会に対してどのような説明をされてきたかとおっしゃいますと、確か相手の市長とは自分も何回も努力して会って、いろんな交渉をしたかったけれども、相手方の諸事情でお会いできなかったと。

だから、いろいろな北九州市に支払う7.9億円についても、交渉したかったけどできなかったと、こういうご返答をいただいていたと思います。

でも今日の午前中、自分は何度も何度も北橋市長には会ってると。

その中で数限りなくいっぱいあった写真の中から、選んだんだとおっしゃってました。

そうであるなら、町民の願いである北九州市に7.9億円を払うっていう、それは500万円でも1千万でも、少しでも交渉でしていただくっていうことはなかったんでしょうか、お会いした際に。それをお聞きしたいと思います。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

ただ会うだけであれば、会った意味がございません。

きちんと目的があって、そのお話しをすることで会見をしたわけですから、その写真が必ずしも水道事業にとらわれたものではありません。

いろんな形で会う機会がありますので、その機会をとらえての写真でございます。

水道事業統合に向けての職員と同行して、北九州市長に会う機会は少なかったのですが、その前においても、その水道事業統合に向けての調印式をむかえるまでの間、あらゆる機会、あらゆる場面においての写真撮影する機会はございました。

その都度、水道のことを、それだけでお願いするのではなくて、北九州市側の水事業にかかわる海外向けの水事業、いろんな後援会などに私も呼ばれましたので、そういったところに出かけて行って、再度、今後とも水巻をよろしくという程度は申していますが、ことあるごとに水、水ということばかりを叫ぶのではなくて、相手方の事情を察しながら、その中で会見をしたり、撮影に応じたりとか、そういう機会があったと、そういうものをとらえて、ことさらこの水事業ばかりに、私が対応すべきだったかということについては、事案に応じて、きちんと対応してきたということを申しておきたいと思います。

副議長(柴田正詔)

松野議員。

7番(松野俊子)

2点ほど不満なんでございますが、まず、近藤町長は水巻町の町長として、北九州市に今、対峙してらっしゃる1番の案件は、水道事業だと思います。

その他の問題は、どんな問題があるか、私は知りませんが、それが大きな問題であると思います。

そうやって町長に就任されて、何度も仮に市長にお会いするチャンスがあったのであれば、水巻町の町長であるならば、そのことを、まず1番に北橋市長に話すのが、町のトップの責任ではないでしょうか。

その他に何を話すことがあるんでしょうか。

その1点が不満でございます。

それと、もう1点は、この1月の時期に、しかも近藤町長は、この2ショットは水道事業の話し合いのためにとったわけかどうかわからないというようなことを、おっしゃいましたね。

水道事業の話で会ったわけではないからって、おっしゃいましたが、ならば、どうしてこのような写真を何の意味があって、水道事業で会って、北橋市長とお会いしたと、そこで種々、いろんな話を進めてきたっていうのであれば、まだ、この時期に水道事業が進めていく所存ですということで、この写真を載せるっていうのも、その筋道としてわかりますが、一体その何の意味があって、このはがき、この2ショットがあるのかが理解できません。

こんなに北橋市長と親しいんですよと強調したいんであれば、さっき言いましたように北橋市長と、これがしの交渉をしました。

これだけのことが実績として、自分としては残すことができましたという流れの中で用いるべきではないでしょうか、その2点に対して、何かあればお答えください。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

特別職にあります同じ公務員の立場で、議員さんも、私も町民から選ばれた二元代表制のもとにあるわけですから、町民対議会、私と議会という立場において、後援会活動も、いかなる活動も、個人のことでございますので、それを妨げるものではないものと思っています。

なにぶん、その写真が気に食わないのであれば捨ててもらっても結構なんですが、それは何を意図としてとかいうふうに詮索はしないでいただきたいと思います。

私の今後の新年の豊富を語っているかと思います。

こういうことでがんばりたいという決意が述べられてるものに、ただ写真が添付されたと、これは関係ないから外せということであれば、今後はお互いの後援会だよりについては、また何かと精査しなければならない問題に発展するという可能性がございますので、私的な団体の取り扱いについては、慎重にやっていただきたいと、このように思います。

副議長(柴田正詔)

川本議員。

1番(川本茂子)

寒中見舞いのこのはがきのこと、午前中の新緑会の方から追及されて、町長はびっくりされたと思いますよね。

本当にこのことは、あなたさっき松野議員がお聞きになったことに対して、それだけで会った話ではないと、水道のことばっかしじゃないんだという話をされてましたけど、この寒中見舞いの中には、はっきりと「町民の念願である水道料金の値上げは北九州市と約2年間協議を行ってきました。本年度は是非、水道事業統合を議会に理解を得、強力に推し進めていく所存ですと、季節がら健康には十分に気を付けてください。24年の1月」ですか、今年の1月、こういう文面で出されています。

ということは、親しげに、これを見た限りでは、水道のことで親しげにお会いになった写真だなと、これを見た町民さんは、後援会の方は、当分思うし、それを心配されて他の人も、こういうことを1月に、もう町長はしっかり協議されてきたんだなということがあって、緑の会の方にこのお知らせがあって、私たちも知るところに及んだんですけど、このようにはっきり言ってあるんですからね、もう他の私的な会のことだからとか、そればっかしで会ったんじゃないとか、昨日の共産党さんの質問の中にも、水道のことについては、早く持参金ていうんですか、6億円近いお金はパーっと返して、10月と言わずすぐにでも、北九州水道料金に引き戻したらいいじゃないかという、お話もございました。皆さんの願いであります。

であるならば、早くこのとき、これほど親しく写真を撮られているならば、ましてや水道のことをしっかり書かれて寒中見舞い出されているんならば、当然、松野議員が言ったように「少しまけてくれませんか。」と、「少しこの建設費用にいろいろいるんでしょうけど統合に、その分もちょっとお安くしていただけないでしょうか、うちにはまだ負の財産が9億円も、この水道事業であるんです。」と。

「そのうえ、まだこの6億円というお金をおたくに払わなくちゃいけないので、町民さんに2年間も待ってもらわなくちゃいけないんですよ。」と。

「少し考慮していただけないですか。」そういう交渉は、町長は少しやるべきだったと思います。そこらへんを、どうお思いですか。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

おっしゃるとおりで、私がなにか、さも何もしていないかのような質問に聞こえますけども、水の問題、水道事業の統合が最優先課題だということで取り組んでまいりましたので、それはあくまでも担当課を通じて、公式に打ち合わせを念入りにさせていただいたところです。

それ以外の場所においては、相手からお呼びがかかったところに私が顔を出す、あるいは相手方の後援会活動の中で、私が顔を出すことがあろうかと思います。

どういったことがあろうとも、そういった関係の中で、親しかろうと親しくなかろうと、ただ写真を撮ったことが、それほど問題であれば、今後は会報にも広報にも一切出さないようにしなければいけないのかというふうに思います。

ただ言えることは、個人の後援会活動の妨げになってはならないかと思いますので、これ以上、後援会のことについては、私的な問題ですので、対応はご遠慮さしていただきたいと、このように思います。

副議長(柴田正詔)

川本議員。

1番(川本茂子)

もう町長の答えは水道事業については、そこまでにしときましょうかね。

次の私、障がい者のことについてお尋ねしたんですけども、精神の方ですけども、本町の予算の中にも産業カウンセラー、うつになる職員さんもいると、そういうことで産業カウンセラーの設置をきちっとやりたいということで、予算も組まれていたと思います。

国をあげて、この精神疾患に対しては取り組まなくてはいけないと、五大疾病に入れろうと、厚生省もそのように決意しています。

そのなかで、近くにあった県の保健所、あの保健所は本当に助かったんです。

何かあると、あそこで保健婦さんが常駐してますので、しっかり対応していただきましたし、アドバイスもいただきました。あそこでデイサービスも行われておりました。

そういうことから、町の方の相談窓口になったということなんですけども、それで、わざわざ県の宗像から呼んでの対応なんですか。週に何回か来てくれるんですか。

それとも、月に1回か2回でも保健婦さんが、県の方から出向いてこられるんでしょうか。そのお答えを出した方、課長さんどなたですかね、お願いします。

副議長(柴田正詔)

内山課長。

福祉課長(内山節子)

川本議長のご質問にお答えします。

元々、遠賀保健福祉環境事務所だったものが、県の出先の見直しということで、宗像・遠賀保健福祉環境事務所に統合されたんですけども、そちらの方に精神の保健担当、保健師さんていうのが移られていますけども、特に定期的にこちらの方で訪問されているということではなく、必要に応じてこちらに来ていただいているという状況でございます。以上です。

副議長(柴田正詔)

川本議員。

1番(川本茂子)

精神はこのくらいで、とにかく早期発見のために速やかに対応できる、それが1番大切なことだと思います。

それと、やはり連携機関を考える時期ではないかなと思いますので、その取り組みも要望しときます。返答はいいです。

それと、もう1つ障がい者の件で、トイレの改修は24年度計画に入れるということですので、早急にこれは計画に乗せていただいて、男女共同トイレなんて今更ありませんよ。

まして、学童保育でやってる子どもたちも、もう大人に近い高校生までも来てるんですから、恥ずかしいですよ、男女共同トイレとか。

そこら辺も、また要望しときますので、是非、早急に進めてください。

あとは、ぼた山のことなんですけども、町長はこの質問の中の、2番目の2002年1月発行の近藤信也後援会、麦の会だよりについてお尋ねしますっていう、このイ、ロですか、2つの、私は質問をいたしましたけども、町長はこれは私的な機関だから答えませんと、一挙に省いてしまいました。

このいくら私的と言っても、あなたの後援会だよりの中に近藤町長名、近藤町長の名前できちっと出てるんですよ、ここに。

水巻町における霊園土地問題、水巻町長近藤進也として、公式な名前で出てるんです。

それをね、私的なことですから関係ありませんから、お答えできませんで、この質問に対しては何一つお答えになっておりません。

そこで町長が答えにくいんであるならば、元の担当課長に聞きたいと思います。

水巻町長近藤進也で、水巻町における霊園土地問題についてお尋ねします。

平成21年2月16日、町民により羅漢川流水から異臭の苦情があり、町は境界杭の復元を条件にしようしたと、この町長のこの報告には書いてあるんですけども、本当に羅漢川の流水が出たために983平方メートルですかね、その許可をしたというふうなニュアンスで書かれています。

そこら辺をどうだったか、元課長の課長さん、よかったらお答えしていただきたいと思います。

副議長(柴田正詔)

佐藤課長。

[ 「前段は私がやりますから」と発言するものあり。 ]

[ 「大丈夫です」と発言するものあり。 ]

[ 「私が先に答える」と発言するものあり。 ]

[ 「いいですよ、町長はもう答えないということだったんですから」と発言するものあり。 ]

図書館・歴史資料館館長(佐藤久義)

霊園開発業者への983平方メートルの造成許可については、この羅漢川の異臭の問題とは関係はございません。

異臭問題はそれ以前から起こってたことで、それに対して町としては、いろいろと検討というか調査等をした中で、何が原因かということが中々つかめなくて、異臭を出ている水について、ポンプアップで調整して流し、経過を見ていた中で、冬から春先といいますか、1月にかけて、かなり異臭が治まってはきたけれども、今後それ以上の月日はもう少し様子を見たいということで、開発業者とは話しはしておりましたが、開発者の方が、その谷間の土地の底地を本人が所有している関係で、どうしても造成を進めたいという要望がございました。

それによって、町長、副町長と協議したなか、983平方メートルという限定の面積であるならば、造成許可について許可するということでございます。その異臭の問題とは全然関係ない話でございます。

副議長(柴田正詔)

川本議員。

1番(川本茂子)

はっきり今、元担当課長が、983平方メートルは、異臭が出たから、造成協力をしたんではないということを言われています。

そうであるならば、まあ私は、町長は返答をしたくないんでしょうから、このことに対して。

この間違いの後援会が出した間違いの、この異臭が出たから造成協力したんだというようなことを書いてありますけど、これは、しっかり近藤町長様、近藤町長、あなたは後援会の方に、この間違いを伝えておってください。そこは返事をお聞きしたいと思います。町長、お願いします。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

後援会だよりについては、例えば編集委員の方からぼた山について、報告書、あるいは資料、そういった問題についてはインターネットで取り出しておれば、私の名前を載せることには、私はいささか疑問だから、それは出さないでほしいと言いましたけども、それは、編集会議の中で編集の方に、町長という立場で、編集委員の方が広報に載せたというのは事実でございます。

それはやむを得ない事実の事跡に基づくものの報告でございました。

ですから、私自ら、公的な立場にある町長という名称は避けるべきだという話もしましたし、この後援会だよりの発行については、その中で検討されたものというふうに判断します。

中身については、先ほども983平方メートルとは関係ないかのごとく申し上げられていますけども、実際のところ、私は事跡を調べましたら、平成21年2月16日に関しては、私は就任しておらず許可する立場にはありませんでしたので、その残っている事跡に基づいてお答えをしたつもりでございます。

事実かどうかは事跡に基づくものということで、まずは、その事跡による、ここで述べさせていただきますが、最初に当初に戻りますと、霊園の開発設置許可を前町長時代に認可を得ていること、開発においては、造成を行うにあたっては、町有地使用許可を平成20年5月19日に受付、6月1日から11月30日までを5月22日に許可していること、この間に平成20年9月12日に約5,000平方メートルの買受願いが提出されています。

買受願いの区域の一部では、すでに6カ月の使用許可をしており、仮設通路の設置を求め、そのために広範囲にわたって、細長い谷間を埋め立てています。その端末、端の方から端々に白い濁り水が出て異臭を発していたと。

そのことから、水質および異臭の調査を行い、その結果を待って、今後の対策を検討すると考えていたようでございます。

なお、この湧水は町有地から民有地内を通り、町有地へ流れていると確認したうえで、また調査結果を受けて、川と沼地の谷間を平成21年2月16日に町有地の造成協力許可を行っています。

その造成によって谷間の境界がどこにあるかは、担当課は良く見えなかったのかどうか知りませんが、そのような報告もございました。

よく確認ができていなかったと思われますが、その谷間の境界を造成後に復元設置をお願いするとなっています。

しかし、その許可書には面積が記載されておりませんでしたけども、そういったことも含めて、確認をするために当時の相手の窓口となっておりました町会議員さんにお尋ねしましたら、受け取った書類には、許可書には983平方メートルの数字なども明記されていなかったと、何が事実やら何が本当のことか、当時の課長たちがどういうやりとりしたのかということも、私には正確な情報として、私が把握していないということも事実でありますので、今後、気を付けてまいりたいと思います。

副議長(柴田正詔)

川本議員。

1番(川本茂子)

事跡をずらずらずらずら並べられましたけど、私なんにもそういうこと聞いておりません。

ただ、この983平方メートルの許可が出たのが、この羅漢川と関係してるのか、異臭と関係してるのか、そうでしたのかと課長さんに聞いたら違いますよという、それだけのことです。

なんも町長さんが、べらべらべらべら事跡をとおして、なんか言い訳がましく聞こえますので、そんな話は要りません。

私の耳の中、頭の中、全然、今言われたこと、頭の中には残っておりません。

それと、山が造成されて、本当に被害が無かったと、この答弁書に書いてあります。これ本当に被害がないんでしょうか。町長、もう一度そこら辺をお願いします。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

午前中からも何度も同じようにお答えしていますので、冒頭で答弁いたしましたとおりでございます。

副議長(柴田正詔)

川本議員。

1番(川本茂子)

緑が、山が丸裸になってるんです。それで被害がないとか到底考えられません。緑からすばらしいオゾンがいっぱい出てたと思います。町民が大損失してるわけです。被害調査はするべきだと思います。これは、当然だと思います。

本当に町長の答弁を聞いてたら、昨日の共産党さんの、町民はうんざりしてると。私は違います。町長にうんざりしています。町長の答弁に。そういうことでございます。

どうぞ被害届を出して、きちっと被害調査、届というよりも被害の調査はね、これは当然やるべきだと思います。

この押しのべられた、この造成地の緑の山林の被害は調査すべきだと思います。そこら辺を申していますけど、もう一度お答え願いますか。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

これまでも一貫して申し上げていますように、申入書に基づく覚書等々の対応については、十分、今検討を重ねていますし、相手もこちらの注文、忠告、指示、指導についても対応をきちんと重ねていますので、その進捗を見守っていただきたいと、このように思います。

副議長(柴田正詔)

松野議員。

7番(松野俊子)

町長、全体的なぼた山の件に関する、全体的なことなんですが、町長は常日頃、犯罪者をつくりたくないとか、そういう協議をして解決していくべきだという、犯罪者とか等をつくりたくないっていうふうにおっしゃってますよね、まず、そこからお願いします。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

犯罪者をつくりたくないではなくて、そういう立場にありませんと。

むしろ犯罪者と決めつけるものではなくて、現在、疑いのある部分については、きちんと協議を重ねているのでございます。

やれ被害届だの告訴だのと申されても、それは今の時点では、その必要がないと。

まったく対応を怠れば被害届と、あるいは告訴という手段もありましたが、その手段にいたらずに、相手がちゃんと協議に応じていて、しかも、その対応を今しているところでございますので、犯罪者をつくるためのものでもありませんということでございます。

副議長(柴田正詔)

松野議員。

7番(松野俊子)

町長のお仕事というのは、事案といいますか事件といいますか、それが犯罪であるかとか、そのどうなのかっていう、それを判断する職ではないはずです。

それは、あくまでも司法の問題であると思うんです。

司法がそれを裁くといいますか、調査するといいますか、町長の段階で、それを止めて、相手方をどうだこうだ、そこで止まってしまったら越権行為といいますか、おかしなことだと思うんです。

ですから、なにも町長が犯罪であるかどうかを判断するのではなくて、前々からずっと言っています、この町有地が無断でここまで造成されている。

それがいつの時期に起こったかっていうことも確かに重要なんですが、町長はそのことに対しては、いろいろおっしゃるので、百歩譲っていつの時期かはともかくとして、町長が町長になられて2年数か月がたっておられます。

今、全責任ある町長の立場のあなたがなされる仕事というのは、町有地が無断で開発されている、そのことをきちんと認めるといいますか、見つめて、それでどうするか、これ100%、まあ被害届という言葉を出しますと、また町長はいろいろおっしゃいますが、もう被害届を出して、今度、司法の手に、いろいろ、どんな犯罪なのか、そうでないかを、そこを決めていただくことじゃないでしょうか。いかがでしょうか、町長。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

司法、司法といいましても、すでに司直の手が及んでいながら、私が何をすればいいのか、それは行政としての務めを果たしているだけです。

犯罪者をつくるところではないと申しますのも、行政は過去にさかのぼって、これまで引き継がれてきた土地の侵奪といいますか、無断使用とか、そういった町有地の管理、あるいは指導、適正な管理監督が行われているかどうか、全体の町有地の財産の管理責任というものを行政として、私は措置をしているつもりでございます。

それを飛び越えて、越権行為だのなんだのというようなことは決してないと思っています。

自らの行政責任をどこで果たすべきか、それは信念を持って対応いたしておるつもりでございますが、非常に考え方が議員と執行部とでは違う点が、それは人が違えば考え方も違うように見解も違ってまいります。

何をおっしゃっても気に入らないとおっしゃるのであれば、それはそれで、私も非難をお受けします。

しかし、行政としての措置は、これまでの無断占有地、あるいは勝手に自分の土地のように使用している、そういった過去に基づいても話し合いによって解決してきたという事例がございますので、ことこれに限って、すぐやれ犯罪者だの、あるいは被害者だのということで訴えてでるものではないと、過去の事例に基づいて同じように対応してまいりたいと、このように考えています。

副議長(柴田正詔)

川本議員。

1番(川本茂子)

過去の事例、過去の事例って言われますけど、現実そういう問題があったんですか。あったんならば、どこのどういうことなのか、はっきりお知らせください。

副議長(柴田正詔)

町長。

町長(近藤進也)

そういった質問に発展すると、また何をおっしゃっていいのかわからなくなるんですが、どこに事例があったのかどうかっていうのは、もっともそこを示唆して質問がなされれば、お答えのしようがありますが、なにぶんお互いに、守秘義務という公務員の立場もございます。

議員さんは何を言ってもいいということではございません。

議員には議員の立場もあり、特別公務員という立場でございますから、その辺のところはご配慮いただければというふうに思います。

副議長(柴田正詔)

川本議員。

1番(川本茂子)

守秘義務。そうですね、守秘義務がありますから、町長は私的のことでも言わなかった。

私的のことかわかりませんけど、この町長が出したこの分の中に町長名で書いてありますから、水巻町長近藤進也と書いてあります。

顧問弁護士も問題はないと、こういうことを言われて、そういうことも麦の会のたよりの中に町長名で出してあります。これもおかしな問題だと思います。

もし、うちの町の顧問弁護士だったら、ああいう警告書、きちっと出してますので、問題はないなんて言いません。

だから、どこの弁護士さんが言うたんだろうと思って、私もこれ読ませていただいて、びっくりたまげましたよね。

でも、あなたはお答えしないということですので、もう聞きたくはありませんけども、うちの顧問弁護士さんは、水巻町の顧問弁護士さんは、この警告書を作るときに不動産侵奪罪にあたるんだということを、はっきりおっしゃってるんです。

そこら辺をしっかり町長は考えて、これからも議員さんから、突っ込まれるのがいやだったら、こんないい加減なものは、後援会の方にきちっと言われて、出さないように気をつけとってくださいませ。以上でございます。

副議長(柴田正詔)

松野議員。

7番(松野俊子)

町長、執行部の職責を果たされてるということですが、今、申し上げたいのは、その職責、被害届を出せるのは、残念ながら町長おひとりだということで、町長はそこで出されないということだと思うんですが、いろんな事務手続き、協議上、相手方と協議云々、それが町長のお仕事だというふうにすり替えられていらっしゃいますけども、これだけの大きな土地の造成、無断造成があったことに対して、水巻町の町長であるならば、取るべき道は明らかだと思います。

そのことを一言申し上げておきます。返答は結構です。

副議長(柴田正詔)

公明党の質問が終わりましたので、職務を議長と交代します。

暫時、休憩します。

午後02時27分 休憩

午後02時35分 再開

議長(川本茂子)

再開します。

3番、津田議員。

3番(津田敏文)

3番、無会派、津田でございます。

一般質問をさせていただきます。

水巻町の地震や水害、津波災害に対する避難について、昨年3月11日に東日本大震災が発生して、1年が過ぎました。

平成23年6月本会議で、水巻町の津波災害に対する避難について、質問しましたが、この巨大災害を教訓にして、自然災害に対する学習の取組みや避難訓練が大切です。

私達の水巻町でも、万が一同じような災害に対して、災害緊急情報は、コミュニティ無線、Jアラート、エリアメールなどがあり、その情報を生かす対応が求められます。

町民に地震や水害、津波などから自ら身を守る安全な避難場所の確保等の取組みや避難計画はどのように水巻町は考えているのか質問します。

1、自分の命を自分で守る。

町民にどのような避難指導をしているのか。

子ども、高齢者や車椅子の方、等の個人や各小中学校の児童・生徒単位、各区単位での高齢者グループの避難と共に、自分の命をどう守るのかの学習。

2、昔、起きた地震、大水害や津波を想定した知識の学習。

今回、発生した東日本大震災の教訓や過去、遠賀川で発生した大水害の知識の学習。

3、避難訓練の実施。

津波や水害、地震の災害が発生したら、どこに、どのように、避難すれば良いのか。

子ども、高齢者や車椅子の方の各区単位や小中学校の各学校単位での避難訓練の実施。

4、3月11日を防災の日と定め、上記の1、2、3、の災害学習と避難訓練の取組みをお願いしたい。

以上の実施計画はあるのか。水巻町の自然災害に対する避難についてお答えください。

続いて、吉田ぼた山隣接の水巻町有地侵奪について質問します。

この事件を、少しでも明らかにして町民に真実を知らせる責務が私達、町会議員にあります。

平成23年度の6月議会、9月議会、12月議会、平成24年3月議会で、連続4回質問をしていますが、12月議会での質問で、町長の答えが理解できないので再質問します。

1、12月議会定例会で次のように。

1、983平方メートルは町側の了解を得て、盛土したのかそれとも、町側の了解を得ないで、霊園開発会社が勝手に盛土したのですか。

2、983平方メートル以上の造成協力許可以外の町有地も、町側の了解を得ないで霊園開発会社が勝手に盛土したのですか、とお尋ねしました。

当時の、水巻町担当課長は、983平方メートルは造成協力の許可を出している。それ以上の面積、983平方メートル以上は開発者と協議をしただとか、申請を受けただとかはないので許可はしていない。と答えています。

ところが、近藤町長の答弁は、この間の双方の協議の有無や内容が明確でありませんのでお答えしようがございませんという返事です。

町長この事は、双方の協議ではなく、水巻町が許可をしたか、無許可なのかとの事です。

当時の、水巻町担当課長は、983平方メートル以上の面積は、霊園開発会社が無許可で勝手に盛土したと発言しています。

これは、水巻町の被害です。折尾署は水巻町有地が、不動産侵奪されたので、平成22年10月20日に水巻町は、家宅捜査を受けました。近藤町長就任の約1年後です。

近藤町長の答弁は、この間の双方の協議の有無や内容が明確でありませんのでお答えしようがございませんという返事ですが、この答えは、町長としての資質がない発言です。お答えください。

2、文厚産建委員会で、3回現地調査しましたが、小学校の運動場と同じ位の広さを不動産侵奪しています。

水巻町の被害面積は、福岡県警が測量したところ、約8,800平方メートルと西日本新聞は記載しています。

大きな被害を受けているのになぜ、被害届を出さないのですか、当時の、水巻町担当課長は、無許可で盛土したと発言しています。

あなたは、水巻町民の代表の町長です。お答えください。

3、平成23年6月議会定例会で近藤町長は、私の調べたところによると、開発業者は自ら重機をリースで借り入れ、それに基づいて自らの手によって、作業したというふうに聞いています、と発言されていますが、どなたから、何時、お聞きになったのか教えてくださいとの質問の答えで、以前、津田議員からの質問ののちに、当事者から聞いたものでございますと答えていますが、意味不明で理解できません。再度同じ質問をします。

上記の通り、どなたから、何時、お聞きになったのか、また、当事者という方は誰ですか。町長お答えください。

4、福岡法務局の公文書に、近藤町長の住所、水巻町吉田南2丁目6番2号に代表取締役の名前、会社名があります。目的は土工業、土木業です。

その当時の町役場担当課長は、この会社は残土捨場を県より、許可をもらって、役所の工事の残土を受けたり出したりしている、と先の9月議会定例会で返事を戴いています。

私達9人の町会議員が告発している霊園開発会社の造成や土木の仕事を近藤町長の住所、水巻町吉田南2丁目6番2号に代表取締役の名前の会社がしていたのか答えてください。

5、水巻町町会議員9人が告発している、中間市会議員で、霊園開発会社の代表者と町長は、どの様な関係、お知り合いですか、お答えてください。

6、町長は、水巻町の代表であり責任者です。

町民の財産、町有地が被害を受けているのです。町長が被害届を出して、司法の手で、審判を仰ぐのが、一番良い判断です。町長お答えください。以上、質問します。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

無会派の津田議員の質問にお答えします。

はじめに、水巻町の地震や水害、津波災害に対する避難について、町民に地震や水害、津波から自ら身を守る安全な避難場所の確保等の取り組みや、避難計画はどのように考えているのかとのお尋ねですが、水巻町では、災害対策の根幹として「水巻町地域防災計画」を策定しています。

この計画は、災害対策基本法に基づき、町、県、関係機関および町民が、その機能を充分に発揮し、町域における災害予防、災害応急対策および災害復旧対策に至る一連の防災活動を適切に実施することにより、町民の生命、身体および財産を災害から保護し、被害の軽減を図ることを目的としています。

現在の水巻町地域防災計画は、平成20年3月に策定しましたが、東日本大震災を受けまして、福岡県では、福岡県地域防災計画の見直しを行っており、当町でも、県の地域防災計画の改定状況を確認しながら、平成24年度と25年度の2か年におきまして、水巻町地域防災計画の見直しを行いたいと考えています。

見直し箇所としましては、迅速かつ自主的に避難することなどの防災知識の普及啓発の強化や最近の災害等を踏まえた防災対策の見直しなどを行うように、福岡県から通知がありました。

加えて、この見直しとともに、災害時における災害対策本部の運営や避難に関連したマニュアルを作成する計画になっています。

また、当町の避難場所は、避難地12箇所、避難所18箇所の合計30箇所がございます。

これらの避難所は、「水巻町耐震改修促進計画」に基づき、平成19年度から小中学校の建物、体育センターなど、町民の方が災害にあったときの避難所に指定されている公共建築物を優先的に耐震補強工事を実施しています。

小中学校については、平成20年度の猪熊小学校、えぶり小学校を皮切りに、町内7小中学校の校舎、体育館全ての耐震化に取り組んでいます。

進捗状況については、平成23年度末で、公共建築物全体の77.3%が完了する予定です。

今後も、残りの小中学校を含め、公共建築物の耐震化を、計画に基づき実施する予定で、完了年度は、平成26年度を予定しています。

今後、地域防災力のさらなる向上のためには、町民が自らを守る「自助」、地域社会がお互いを守る「共助」、そして国や地方公共団体等の施策となる「公助」の適切な役割分担に基づく防災協同社会の実現を目指した町民運動の展開が必要となります。

そのためには、地域や隣近所の絆が最も重要となりますので、町としては昨年5月13日に設立された水巻町女性防火防災クラブの活動を支援していくとともに、今後も、このような自主防災組織の設立や支援、住民同士の絆づくりを、自治会の協力も得ながら、進めていきたいと考えています。

ご指摘のありました防災学習や避難訓練については、平成24年度に延期されていた1つの自治会での災害時要援護者の避難訓練を実施するとともに、その事前学習として福岡県の出前講座を利用して、「自主防災組織について考えよう」というテーマで講演会を開催する予定です。

このように、近年は個別での訓練を主に行っており、今後も継続的に、まずは自治会中心での訓練などを行っていき、防災への意識をさまざまな方法で高めていただきながら、総合防災訓練実施に向けていきたいと考えています。

最後になりますが、昭和35年に内閣府が9月1日を防災の日と定めており、防災の日を含む8月30日から9月5日までの1週間を防災週間と定めています。

そのため、町が独自に防災の日と定めるのではなく、今後は、災害学習や避難訓練などを実施する際には、その時期に合わせて行うことも検討してまいりたいと考えています。

次に、吉田ぼた山隣接の水巻町有地侵奪についての質問にお答えします。

1点目の、983平方メートルは町側の了解を得て盛土したのか、それとも町側の了解を得ないで、霊園開発会社が勝手に盛土にしたのか。

また、983平方メートル以上の造成協力許可以外の町有地も、町側の了解を得ないで霊園開発会社が勝手に盛土したのですかとのお尋ねですが、983平方メートル以上は造成協力の許可書はありませんが、当時、担当課において現地確認した事実があり、その時点で開発者に対し、協議や中止命令等も行っておらず、見過ごしや黙認したことは、開発者だけで勝手に造成したとは言えないと考えています。

2点目の、水巻町の被害面積は、福岡県警が測量したところ、約8,800平方メートルと西日本新聞は記載しています。

大きな被害を受けているのになぜ、被害届を出さないのですか、当時の担当課長は無許可で盛土したと発言しています。

あなたは、水巻町民の代表の町長です、お答えくださいとのお尋ねですが、顧問弁護士にも相談し、実際に現地が切土、盛土されたことによる経済的な損失はない、との見解を得ていますので、被害届を出す必要はないと考えています。

3点目の、平成23年6月定例会で近藤町長は、開発業者は自ら重機をリースで借入れ、自らの手によって、作業したというふうに聞いています。

と発言されていますが、どなたから、いつ、お聞きになったのか教えてください、との質問に、当事者から聞いたものでございますと答えていますが、当事者という方はだれですかとのお尋ねですが、当事者とは、開発業者のことです。

4点目の、私達9人の町議会議員が告発している霊園開発会社の造成や土木の仕事を近藤町長の住所、水巻町吉田南2丁目6番2号に代表取締役の名前の会社がしていたのかお答えくださいとのお尋ねですが、事実ではありませんので、お答えしようがありません。

5点目の、水巻町議会議員9人が告発している中間市議会議員で、霊園開発会社の代表者と町長は、どの様な関係、知り合いですか、答えてくださいとのお尋ねですが、中間市議会議員は遠賀・中間地域広域行政事務組合の議会の議員もしており、私は当組合の理事ということで、公務上の関係以外のものではありません。

6点目の、町長は水巻町の代表であり責任者です。

町民の財産、町有地が被害を受けているのです。

被害届を出して司法の手で審判を仰ぐのが一番良い判断です。

町長お答えくださいとのお尋ねですが、2点目と同じ回答になりますが、顧問弁護士にも相談し、町有地が切土、盛土されたことによる経済的な損失はない、との見解を得ていますので、被害届を出す必要はないと考えています。以上でございます。

議長(川本茂子)

津田議員。

3番(津田敏文)

それでは災害に対する避難について、再質問させていただきます。

自然災害にあったら、どのように対応するのか、学習訓練ができていれば人的被害も、最小限に防げると考えます。

区の公民館は消防法では、防火管理者を選任し、消防庁に届けて、消防訓練計画書を提出するとあります。

その中に自営消防隊組織の設置、消防機関への連絡、火災予防、地震対策等があります。

公民館は特定防火対象物になり、防火訓練、避難訓練を年2回以上実施するとあります。

水巻町の各公民館と役場と消防署が連帯して、防災への意識向上に各公民館に消防訓練計画書を作成するよう、町として指導すべきだと考えますが、お答えください。

総務課長の方がよろしいですかね。お願いします。

議長(川本茂子)

総務課長。

総務課長(内海祥隆)

今の津田議員さんの質問にお答えしたいと思うんですけれども、公民館については社会教育が担当でございます。

施設管理については、防災は総務課でございますけれども、総務課としての、今ご指摘のあった防災計画の確認は、総務課としてはしておりません。

それで、社会教育課長できますか・・・そしたら、すいません、想定していなかったので、後日きちっとしたご回答をさせていただきたいというふうに思います。よろしゅうございますでしょうか。

議長(川本茂子)

生涯学習課長、さっき手を挙げてましたけど、答えられますかなにか。はい、生涯学習課長。

生涯学習課長(野口和夫)

公民館関係の防災の関係も、まだ答える内容にはなっておりません。後ほど、また検討してから答えさせていただきたいと思います。

議長(川本茂子)

津田議員。

3番(津田敏文)

続きまして、吉田ぼた山の侵奪について質問します。

第1点目、983平方メートル以上は、造成協力の許可書はありませんが、当時、担当課において現地調査した事実があり、その時点で開発者に対して、協議や中止命令等も行っておらず見過ごしや黙認したことは開発者だけで勝手に造成したとは言えないと考えますと述べていますが、983平方メートル以上の造成協力の許可書はありません。これが無許可です。

当時の担当課が黙認や見過ごしたから、霊園開発者は勝手に造成してよいとは言えません。

また担当課が黙認や見過ごした以前から、霊園開発者は勝手に造成しており、町有地は被害を受けています。

当時の担当課長、どのような意見ですか、教えてください。

議長(川本茂子)

佐藤課長。

図書館・歴史資料館館長(佐藤久義)

今、津田議員、言われましたように、町への造成協力の許可については、まさしく983平方メートルの造成協力をということで、このことについては許可しています。

ただ、その造成をするにあたって、かなり983、約1,000平方メートル以下の面積に比べて、かなり広範囲にやってるなという現状の確認等は間違いなく行っています。

今さっき、町長が答弁しましたように見過ごしや黙認したということで言われるんであれば、まさにそのとおりだということで、それについては弁解するということはございませんけれども、かといって勝手にしたことは、業者が勝手だったということを言えるかというと、それはちょっと、私は違うんではないかなという、勝手にすること自体は、不動産侵奪にあたるんではないかというふうに思っています。以上です。

議長(川本茂子)

津田議員。

3番(津田敏文)

答弁書の2点目に質問します。

顧問弁護士は経済的な損失はないと見解を得ていますので、被害届を出す必要はないと考えていますと、述べておられますが、私は以前の景観に戻すべきだと、議会で何度も発言してます。

緑豊かな山や森は切り倒され、赤裸々な土だけです。元の緑に復元する、盛土は開発者に持って行ってもらい・・・それが被害です。を受けているのに経済的な損失はないなどとは、どのような考えですか。

これが町民の代表の水巻町長の発言ですか。町長お答えください。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

私の発言が受け入れてもらえない分は、これはやむを得ません。

それは、あなたの考えですから、それを制止するつもりもありません。

各自、それぞれに考えがあって、それが正しいかどうか、あるいは、どの方向が正しいのかは、あくまでも参考までに顧問弁護士には相談をいたしています。

その上で、私の一人だけの考えで、今推し進めてるものではなくて、これまでどおり行政として、顧問弁護士と相談しながら、執行部とも協議を重ねながら、今現在の産業建設課とともに、この問題に取り組んでいるところでございますので、決して間違った方向にあるとは思っておりません。

あくまでも振り出しに戻すのではなく、今後、どう進めていくのかということで、ご議論いただければありがたいと思いますが、どうぞご理解いただきますように。

議長(川本茂子)

津田議員。

3番(津田敏文)

時間が少なくなりましたんで、まとめて述べたいと思いますんで、お答えをあとでお願いします。

答弁書の3点目、当事者とは開発業者のことですと述べられていますが、いつお会いになったのですか。

答弁書の4点目、事実ではないので、お答えしようがありませんと述べられていますが、私の発言のどのところが事実でないのですか、お答えください。

答弁書5点目、中間市会議員で霊園開発会社の代表者と、3点目の当事者とは開発業者のことですと述べられていますが、同じ方ですか。以上、お答えください。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

開発業者とはいつお会いになったかといいますのは、津田議員からの質問があった後、問い合わせをいたしまして、確認をしたということでございます。

前回にも申したとおり、相手方というのは開発業者でございますが、その方の確認は、いつどこで、何時ということはよくわかりません。

しかし、その方との関係については、先ほども述べたように公的立場にあり、相手もその立場にありますので、広域の議員さんであるとか、あるいは私は、その理事であるという立場の他に何も関係はございません。

また、さもその開発の仕事が、私がどう係わってるのかということについては、質問が明確でないのでお答えのしようがありませんが、いつ、どこで、誰が、どのように、5W1Hじゃありませんが、そういったあなたの根拠をきちんと示して、私に質問をぶつけていただかないと、私は質問の趣旨、意図がまったく明確でないというふうに判断いたしています。

私の考えが足らないのかもしれませんが、今一度、その辺をご理解いただいて、そのような質問に変えていただきたいと、このように考えています。

議長(川本茂子)

津田議員、急いでください。

[ 「回答が残ってます」と発言するものあり。 ]

議長(川本茂子)

津田議員が手、挙げたですよ。

3番(津田敏文)

まだ回答するそうです。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

代表者の住所は、私の住所かという質問だったかと思いますが、それは、そういうふうに受け止めていいんですか。

議長(川本茂子)

津田議員。

3番(津田敏文)

いいですか、もう1回言います。

福岡法務局の公文書に、近藤町長の住所、水巻町吉田南2丁目6番2号に代表取締役の名前、会社名があります。目的は土工業、土木業です。

その当時の町役場担当課長は、この会社は残土捨場を県より、許可をもらって、役場のエ事の残土を受けたり、出したりしている、と先の9月議会定例会で返事を戴いています。

私達9人の町会議員が告発している霊園開発会社の造成や土木の仕事を近藤町長の住所、水巻町吉田南2丁目6番2号に代表取締役の名前の会社が、していたのか答えてください。

議長(川本茂子)

町長。

町長(近藤進也)

それは冒頭でもお答えしたと思いますが、事実ではないと申したつもりでございます。

ですから、再質問のときに、私が申したのは、いつ、どこで、誰が、どのようにということの確証を得ておりませんので、あなたの方で、そういうことの調査がなされたのであれば、そういった根拠に基づく質問に変えていただきたいと、このように申したつもりでございます。

議長(川本茂子)

本日の一般質問を終わります。

以上をもって、本日の日程は、全部終了いたしました。

本日は、これをもって散会します。

午後03時08分 散会

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