水巻町国民健康保険保健事業実施計画

更新日：2024年4月3日

水巻町国民健康保険保健事業実施計画は、レセプト（医療機関などでの受診・処方の明細書）や特定健康診査（以下「特定健診」とする）情報などのデータ分析に基づいて、保健事業をPDCAサイクル（計画・実施・評価・改善）で効果的・効率的に実施するための事業計画です。

この計画に基づいて保健事業を実施することで、水巻町国民健康保険の医療費の適正化や、町民の生活習慣病などの重症化を予防することにつながります。

水巻町は、特定健診受診者における「高血糖」の割合が高く、福岡県内で1位（令和4年度のHbA1c6.5％以上の割合）となっています。
また、特定健診受診者の約2割が肥満と肥満の多さも課題です。「高血糖」の他、生活習慣病は、適切な治療が行われず、放置されると、脳血管疾患や虚血性心疾患、人工透析などの重症化した状態を引き起こす原因となります。
今後は、令和5年度に策定した新たな課題や目標値を設定した「第3期計画」に基づき、取り組みを行っていきます。

計画の目標

短期目標

・メタボリックシンドローム該当者の割合の減少
・健診受診者の高血圧の割合の減少（160／100以上）
・健診受診者の脂質高値の割合の減少（LDL160mg以上）
・健診受診者の血糖高値の割合の減少（HbA1c6.5％以上）
・健診受診者の血糖高値の割合の減少（HbA1c8％以上）
・糖尿病の未治療を治療に結び付ける割合
・特定健康診査受診率
・特定保健指導実施率
・特定保健指導による特定保健指導対象者の減少率

中長期目標

・脳血管疾患の総医療費に占める割合の維持
・虚血性心疾患の総医療費に占める割合の維持
・慢性腎臓病（透析あり）総医療費に占める割合の維持
・糖尿病性腎症による透析導入者の割合の減少
・糖尿病性腎症による新規透析導入者の割合の減少

計画の期間

令和6年（2024年）度から令和11年（2029年）度までの計画です。