広報みずまき2024年6月25日号(お知らせ)
更新日:2024年6月20日
福岡県下水道排水設備工事責任技術者試験を実施
対象
試験申込日に次のいずれかに該当する人
- 高等学校または旧中学校令による中等学校以上の学校の土木工学科、またはこれに相当する課程を修了して卒業した人
- 高等学校を卒業し、排水設備工事または排水設備工事以外の下水道工事あるいは水道工事(以下「排水設備工事等」という)の設計または施工に関し、1年以上の実務経験がある人
- 排水設備工事等の設計または施工に関し、2年以上の実務経験がある人
試験日
11月3日(日曜)9時50分から正午
試験会場
KMMビル(小倉北区浅野)
費用
1万2000円
申込方法
申込書に必要事項を記入して役場下水道課窓口で申し込んでください。
注意:申込書は町ホームページで取得できます。
申込期限
7月5日(金曜)
問い合わせ
役場下水道課 電話番号:201-4321
7月は同和問題啓発強調月間街頭啓発活動を行います
街頭啓発を通じて、差別による人権侵害を許さない町づくりに取り組みます。
とき・ところ
- 7月1日(月曜)7時30分 JR水巻駅北口・南口
- 7月1日(月曜)15時30分 ルミエール水巻店・トライアル水巻店(頃末北)
問い合わせ
役場人権係 電話番号:201-4321
消費生活相談員資格試験
消費生活相談員は消費者からのさまざまな相談を受け付けています。誰かの「困った」にあなたの力を活かしませんか。
1次試験日
10月19日(土曜)
ところ
JRE天神クリスタルビル(福岡市中央区天神)
費用
1万4300円
申込方法
二次元コードから申し込むか受験申込書を郵送してください。
消費生活相談員資格試験お知らせサイト(外部サイトにリンクします)
注意:受験要項や受験申込書は、国民生活センターホームページで取得できます。
申込期限
7月31日(水曜)
申し込み・問い合わせ
国民生活センター資格制度課 電話番号:(03)3443-7855
福岡県景観大会
とき
7月20日(土曜)10時から16時
ところ
アクロス福岡(福岡市中央区天神)
内容
表彰・まちづくり活動発表・花の苗植え体験・風景画を描こうコーナーなど
費用
無料
問い合わせ
県都市計画課 電話番号:(092)643-3712
夏に向けて盆踊り講習会を開催
音楽に合わせて振り付けを指導します。ぜひ参加してください。
とき
7月10日(水曜)19時
ところ
中央公民館
持ってくるもの
うちわ
問い合わせ
役場生涯学習係 電話番号:201-4321
新たに「住民税が非課税・均等割のみ課税となった世帯」へ給付金を支給します
デフレ完全脱却のための総合経済対策として、令和6年度に住民税が新たに非課税、または均等割のみ課税となった世帯に対して支給します。
給付金額
1世帯当たり10万円(1回限り)
対象世帯
6月3日時点で町に住民登録があり、下記のいずれかに該当する世帯
- 世帯全員の住民税が非課税
- 世帯全員の住民税所得割が非課税かつ、少なくとも1 人が住民税均等割を課税されている世帯(均等割のみ課税世帯)
注意:定額減税前の税情報で判定します。
注意:世帯全員が住民税課税者に扶養されている世帯は対象外です。
注意:令和5年度中に支給した7万円・10万円の給付金や、他市区町村における同等の給付金を受給した世帯は対象外です。
申請方法
6月下旬に対象となる可能性がある世帯に確認書を送付します。必要事項を記入し、返信用封筒で返信してください。
注意:1月2日以降に転入した人がいる非課税世帯・均等割のみ課税世帯には、7月上旬以降に申請書を送付します。
申請期限
9月30日(月曜)必着
問い合わせ
役場生活支援係 電話番号:201-4321
総合運動公園プール7月1日(月曜)オープン!
とき
7月1日(月曜)から8月31日(土曜)10時から18時
注意:7月7日(日曜)は水泳大会のため、14 時からの開園となります。
利用料
- 町内に住んでいる人
中学生以下100円・高校生以上200円 - 町外に住んでいる人
中学生以下200円・高校生以上300円
プール施設25 m・幼児用・スライダープール
注意:25 mプールは、身長140センチメートル未満の子どもは遊泳できませんが、保護者が一緒にプールの中に入って遊泳するときに限って、保護者1人につき2人まで遊泳を認めています。
持ってくるもの
入場時に、住んでいる場所が町内・町外かを確認します。町内に住んでいる人が利用するときは、必ず次のものを持ってきてください。
- 小学生:プールカード
- 中学生:生徒手帳
- 高校生以上の人:免許証・保険証・学生証など町内者と確認できるもの
問い合わせ
総合運動公園スポーツ振興係 電話番号:201-4000
みずまきの未来像
統計データなどを基にみずまきの最新情報を紹介。近隣の市町と比較して、どういった状態なのか再確認するきっかけになればと思います。一緒に「現在のみずまき」「未来のみずまき」を考えてみましょう。
「消滅可能性自治体」民間有識者団体が発表
今年4月、民間の有識者からなる「人口戦略会議」が、全国の40%以上の自治体が「消滅の可能性がある自治体」であると発表。この「消滅可能性自治体」は、昨年12月に公表された日本の地域別将来推計人口に基づき、2020年以降の30年間で、20歳から39歳の若年女性人口の半数以上が減少すると推測される自治体を指し示したものです。1729ある自治体の中で744の自治体が該当するとのことで、この発表は衝撃的なものとなりました。前回発表時(平成26年)はその数が896で、全国的に若干の改善傾向が見られるものの、依然として危機感が残る結果となりました。
注意:これらの数値は人口移動の傾向が変わらないという前提で推計されています。そのため、各自治体の事情を正確に推測しているわけではありません。
水巻は「消滅可能性」から脱却 改善幅は県内5位
水巻町においては、前回発表時の若年女性人口減少率は60%で、「消滅可能性自治体」と位置づけられていました。今回の発表では36・7%であり「消滅可能性自治体」からは脱却しています。近隣市町では、2050年までに若年女性人口が増加すると推計されている自治体はありません。減少率が近隣で最も高いのは芦屋町の49・7%。次いで中間市が44・5%となっており、水巻町は3番目に減少率が高いという結果に。最も減少率が低いのは岡垣町で、20・3%となっています。しかし悲観的な面ばかりではありません。水巻町では前回発表からの改善幅が23・3ポイントと大きく改善しています。これは近隣市町と比較しても一番高い改善幅で、福岡県全体でみても、福津市・春日市・直方市・苅田町に次いで5番目に高い結果となっています。要因としてはさまざまなことが考えられますが、地方創生のための取り組みが一定程度評価されたものと捉えることもできます。一方で、今回の発表で年女性人口の減少率が20%以下の自治体は「自立持続可能性自治体」として位置づけられています。県内では福津市や苅田町など9の自治体が該当しています。水巻町は「消滅可能性自治体」からは脱却したものの、「自立持続可能性自治体」となるまでには至っていません。近隣市町も同様です。人口減少や少子高齢化などの全国的な傾向は、水巻町も例外ではなく、依然として厳しい状況が続いています。
若年女性人口減少率の推計
自然減・社会減の両面から人口減少の歯止めが課題
「人口戦略会議」は、今回の調査結果から各自治体がどの程度人口の自然減(出生率の低下)と社会減(人口流出)の対策を行っていく必要があるかを分類しており、水巻町は両方の対策が必要という結果となっていました。人口推計からも、2050年までに総人口が約2万人までに減少し、高齢化率も39・6%と高水準になることが予測されています。
「水巻いいね」の実現に向けた新しい視点
町の第5次総合計画では、『住民の皆さんに「水巻いいね」と言ってもらえるようなまち』を10年後の理想像として掲げています。今回の「人口戦略会議」の分析結果は、この理想像の実現に向けた課題を切り開く新しい視点となりました。すでに行っている移住・定住に関する取り組みや、まちの魅力を対外的に発信するシティプロモーションに関する取り組みなどにこの新しい視点を取り入れ、すでに住んでいる人・これから住む人に「水巻いいね」と言ってもらえるような「住み続けたいまち」の実現に向けて努めていきます。
問い合わせ
役場定住促進係 電話番号:201-4321
堀川が県指定史跡に
吉田東から北九州市八幡西区大だいぜん膳にまたがる堀川の切きりぬき貫(車くるまがえし返切貫)の区間が、令和6年3月29 日に中間市の福岡県指定史跡(以下、「県史跡」)「中間唐からと戸の水門」の追加指定という形で県史跡に指定されました。
吉田・大膳間切貫(だいぜんかんきりぬき)(折尾方面を望む)
堀川の歴史・近世
堀川は、17世紀初めに筑前福岡藩の藩主黒く ろだながまさ田長政が遠賀川の洪水の防止や田畑の灌かんがい漑、物資の輸送を目的に、洞海湾までの分ぶ んすいろ水路を計画しましたが、長政の死去で中止してしまいます。120年後の宝ほうれ暦き 年間(1750年から1762年)に工事が再開され、中間(現中間市唐戸)・寿じ め命(現八幡西区楠くすば し 橋 )に二つの水門を整備し、文化元年(1804年)に完成しました。この工事で一番の難所が車返でした。長さ456メートル、幅6・3メートル、高さ最大14メートルの岩盤を9年の歳月をかけて切り開いたものです。文ぶ んせ い 政 4年(1821年)の『筑ちくぜんめいしょずえ前名所図会』の「吉田切抜の圖ず 」では、切貫が樋といのようだと表現して、船が行き来している様子が描かれています。
「筑前名所図会」(福岡市博物館蔵)
また、別の文献には切貫は屏びょう ぶ 風 を立てたようだとほめたたえられています。嘉か えい永元年(1848年)の『湯原日記』には、洞海湾から堀川の吉田村を通過し遠賀川へ向う様子が書かれ、船が物資だけでなく人も運んでいたことが分かります。当時の車返切貫は、風景のすばらしい観光地として多くの人が訪れていました。
車返付近を通る「川ひらた」(昭和初期)
堀川の歴史・近代
明治以降になると、堀川は石炭の輸送路として昭和初期まで繁栄しました。戦後は宅地化が進み、田畑も減り、灌漑用水としての機能を失いました。川と人との関わりが薄れていき、生活雑排水が流れ込んでヘドロ化し、淀みの悪臭や洪水が発生するようになりました。そのため、治水・浄化対策として、行政が主体となって河川改修を繰り返してきました。一方で、堀川の歴史を伝える取り組みとしては、昭和37年(1962年)に県立折尾高校に保存している小型船「川ひらた」が県指定文化財となり、翌年同校の郷土史クラブが「堀川運河調査研究報告」として堀川の現状と課題をまとめました。また、同じ頃、北九州市の小学4年生の社会科副読本『よいこの社会科』では、教材として取り上げられています。さらに、昭和46年(1971年)に寿命の唐戸が北九州市指定文化財となり、昭和54から55年(1979年から1980年)に北九州市教育委員会が文化財記録映画「堀川の歴史」を制作しました。そして、昭和58年(1983年)に中間唐戸が県指定史跡になります。ところが、昭和61年(1986年)に中間市岩瀬で堀川と曲川が立体交差していた部分(曲川伏ふせこ し 越 )が上流部の洪水が原因で撤去されることになり、堀川が分断され、川の流れがなくなりました。
曲川伏越(ふせこし)撤去(昭和61年)
堀川の歴史・平成以降
平成に入ると、堀川歴史公園が開園するなど、河川環境が整ってきた中、繁栄当時の様子を残している車返周辺にも工事の手が及ぶことになり、保存運動がおこりました。行政・保存団体・住民で話し合いましたが合意に至らず、工事は着工され、堀川(北九州市内)の川床の一部が掘削されました。
工事で掘削された川床(平成15 年)
この間にも平成15年と17年に文化財調査が行われ、線刻文字(右下写真)などの貴重な史跡が発見されています。その後は住民と行政が協働し、河川の浄化運動や清掃活動に取り組んだ結果、水質が改善され、史跡ガイドやシンポジウムなどもさかんになってきました。
小学生への史跡ガイド
堀川一斉清掃
線刻文字「文」
線刻文字「三尺五寸」他
こうした継続的な取り組みが評価され、平成19年に経済産業省から「近代化産業遺産」に認定されました。さらに平成27・28年に、流域の北九州市・中間市・水巻町が協力して「堀川文化財総合調査」を実施した結果、多角的な視点において、専門家から再評価されました。特に評価された点は、車返の工事において、複数の技法を駆使して石割や石材の切り出しが行われたことや、江戸時代に開削された切通しの中では全国一長いこと、洪水を防御するための二つの水門は強固で、土木史上では非常に珍しいことなどです。平成31年2月、シンポジウム「遠賀堀川の魅力とまちづくり」では、堀川文化財総合調査の成果が出席者に紹介されました。
シンポジウム「遠賀堀川の魅力とまちづくり」(平成31 年)
同年には文化庁の「歴史の道百選」に追加選定され、将来保護すべきものとして位置づけられました。こうした動きが今回の福岡県史跡指定につながったものと思われます。切貫が最後まで文化財指定から取り残されていましたが、ここまで到達するのに長い時間がかかりました。この間多くの人々の支援、協力、地道な活動なくしては実現できませんでした。今後は、この史跡を大切に守り、地域の活性化につながることを期待しています。
堀川 吉田・大膳間切貫展
福岡県史跡指定までの歩みを振り返ります。夏休みの自由研究に来てみませんか。
とき
7月20日(土曜)から8月31日(土曜)
ところ
歴史資料館
費用
無料
問い合わせ
歴史資料館 電話番号:201-0999
このページの担当部署
企画課 広報係
電話番号:(代表)093-201-4321