ブロック塀の点検
更新日:2021年2月5日
平成30年6月18日に発生した大阪北部地震では、コンクリートブロック塀の倒壊により、犠牲者が発生しました。平成17年3月20日の福岡県西方沖地震においても、コンクリートブロック塀の倒壊事例が多く発生し、その結果、1人が亡くなりました。
ブロック塀の中には、建築基準法で定められた構造基準を満たさないものや、造られてから年数が経ち劣化したことで、危険となっているものがあります。
所有者や管理者は、あらためてブロック塀の点検を行い、安全確認をしましょう。
点検で異常が認められた場合は早期に改修や除却などの安全対策の措置をお願いします。
ブロック塀の点検のチェックポイント
国土交通省より、安全点検のための、チェックポイントが公表されました。
塀に鉄筋が入っているか、基礎の根入れ深さなどについては専門的な内容になりますので、ブロック塀を施工した業者や建築士などの専門家に相談してください。
以下の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば、危険なので改善しましょう。
まず外観で1~5をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば専門家に相談しましょう。
- 塀は高すぎないか 塀の高さは地盤から2.2メートル以下か
- 塀の厚さは十分か
塀の厚さは10センチ以上か(塀の高さが2メートル超2.2メートル以下の場合は15センチ以上) - 控え壁はあるか(塀の高さが1.2メートル超の場合)
塀の長さ3.4メートル以下ごとに、塀の高さの5分の1以上突出した控え壁があるか - 基礎があるか
コンクリートの基礎があるか - 塀は健全か
塀に傾き、ひび割れはないか。
<専門家に相談しましょう>
- 塀に鉄筋は入っているか
塀の中に直径9ミリ以上の鉄筋が、縦横とも80センチ間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか。
基礎の根入れ深さは30センチ以上か。(塀の高さが1.2メートル超の場合)
組積造(れんが造、石造、鉄筋のないブロック造)の塀の場合
- 塀の高さは地盤から1.2メートル以下か。
- 塀の厚さは十分か。
- 塀の長さ4メートル以下ごとに、塀の厚さの1.5倍以上突出した控え壁があるか。
- 基礎があるか。
- 塀に傾き、ひび割れはないか。
<専門家に相談しましょう>
- 基礎の根入れ深さは20センチ以上か。
チェックシートダウンロード
関連リンク
- 建築物の塀(ブロック塀や組積造の塀)の安全点検等について(国土交通省)(外部サイトにリンクします)
- ブロック塀のチェックポイント(福岡県)(外部サイトにリンクします)
このページの担当部署
住宅政策課 建築係
電話番号:(代表)093-201-4321
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